スクワットと聞くと多くの人は下半身のトレーニングというイメージですが実は腹筋が割れる効果も期待できるんです。
今回はスクワットの腹筋効果、腹筋が割れる方法&正しいやり方、スクワットをやるメリット、注意点を紹介します。
目次
スクワットに腹筋効果はある?
スクワットと言えば下半身や脚のトレーニングであることは誰でも知っているでしょう。
やったことがある人は特にその点は実感しているのではないでしょうか。
回数をある程度こなすと足がパンパンになって立っているのもやっとの状態になる…それがスクワットと言う筋トレ種目です。
このスクワットが実は、腹筋に効果がある、と言われて信じられるでしょうか。
これは事実なのです。
スクワットをやることで腹筋はかなり鍛えることができます。
トレーニング愛好者の中には、腹筋運動をほとんどやらない人も少なくありません。
これはスクワットをやっていれば、(厳密にいうとデッドリフトもですが)腹筋が自然と鍛えられるから必要がないと考えているからです。
また、腹筋を鍛えるということは体幹を鍛えるということにもなります。
なので、きちんとスクワットをやっていれば、体幹トレーニングも特にやらなくても良いということになります。
これはやる人の考えにもよりますが、確かにスクワットはかなり重い重量を担いで状態で正しい姿勢をとる必要があるので、その時にかなりの力を体幹に入れることになります。
従って体幹トレーニングなんてやらないでも十分鍛えられているというのは嘘ではありません。
以上のことから、高重量のスクワットをやっている人の腹筋は、まったく腹筋運動や体幹トレーニングをやらないにも関わらず、かなり鍛えられていることがわかります。
スクワットをやれば腹筋が割れる?
では、スクワットをやることで、腹筋が割れるなんてことも起こるのでしょうか?
答えは「腹筋が割れる可能性は十分にある」です。
原理としては先に説明したように、スクワットで十分腹筋に力を入れているので、トレーニング効果があるということ。
それ以外に、腹筋運動のような低負荷な運動に比べると、スクワットはかなり高負荷な運動になるので、そもそもカロリーの消費量が桁違いに多いのです。
腹筋というのは元々割れているのですが、脂肪で隠れて見えないだけです。
なので、脂肪を取り除いてあげないといくら鍛えても割れることはありません。
脂肪を取り除く方法はカロリーを多く消費することです。
そう考えると、消費カロリーの低い腹筋運動を一生懸命やるより、スクワットを一生懸命やった方が腹筋が割れる可能性が高いことがわかってもらえると思います。
スクワットで腹筋が割れる方法!
では、スクワットで腹筋を割るのはどんな方法で行えばいいのでしょうか。
先に言ったようにスクワットは高負荷なので、カロリーの消費が高いのです。
なので、できるだけカロリーを消費するように高負荷にすれば良いのです。
スクワットを高負荷にするということは、要するに重量を重くするということです。
スクワットでメインに使う筋肉は下半身です。
下半身は体の中でも大きい筋肉が多いので、力も出やすいです。
なので、きちんとスクワットをやれば、みるみる力がついて重い重量を扱えるようになります。
女性でもスクワットで100キロを持ち上げる人はザラにいます。
ベンチプレスなどの上半身種目では、100キロを持ち上げられる女性はほとんどいないことを考えると、いかに高重量を扱える種目であるかがわかると思います。
早く腹筋を割りたければどんどん重量をアップするべきです。
ただ、いくら筋肉の発達が早い下半身でも重量をアップしていけば、かなり辛いです。
楽ではありません。
しかし、そうすることでシックスパックが近づくということを知っていれば、頑張れるのではないでしょうか。
女性がスクワットをやるメリット!
お腹をバキバキに割りたいわけでもない女性は、スクワットをやらないでいいのでしょうか?
いいえ、違います。
スクワットは、実は女性こそやって欲しいトレーニングなのです。
なぜかというと、まずは先に言ったように、カロリー消費効果が高いので、ダイエットに最適だからです。
短い時間で大量にカロリーを消費できます。
これはかなりの魅力でしょう。
また、スクワットは下半身のトレーニングというイメージが強いですが、下半身の中にはお尻も含まれます。
やり方によっては、このお尻をメインに鍛える種目になるのです。
お尻を鍛えたらどうなるでしょうか。
お尻が引き締まって、垂れているお尻が持ちあがってきます。
モデルなどがスクワットを一生懸命やっているのはこのためなのです。
ちなみにスクワットは前のめりになってやると大腿四頭筋(太ももの前側)をメインに鍛える種目になりますので、お尻を鍛えたいならできるだけ起き上がった状態でやりましょう。
お尻からしゃがんで、その状態をキープしたまま立ち上がると良いでしょう。
そうすることでカッコいいお尻を手に入れることができるのです。
スクワットさえやれば腹筋運動は不要?
ここまでスクワットで腹筋が割れることを解説してきましたが、では、腹筋運動はまったくやらなくてもいいのでしょうか?
先に説明したように、トレーニング愛好者の中には本当にまったく腹筋運動を一切やらなくても腹筋が割れている人はたくさんいます。
それらの人に訊くと「腹筋運動なんてまったくやる必要がない。そんな暇があったらスクワットを後1回余分にやった方が良い」なんて言います。
しかし、ボディビルダーなどコンテストに出るレベルまで行くと、意外に腹筋運動をやっている人が多いのも事実です。
このようなレベルの人に訊くと「腹筋運動は確かにやらなくても腹筋は割れるけど、綺麗にくっきりと割りたいならやっぱりやった方がいい」との答えが返ってきます。
要するに、ただ腹筋を割りたいだけのレベルであれば、腹筋運動はやる必要はないようですが、よりくっきりと綺麗に割りたいというのであれば、やった方が良いようです。
これは人によるので、ボディビルダーの中にも腹筋をやらない人はいます。
しかし、やはり腹筋が綺麗に割れている人の多くは腹筋運動をトレーニング種目の中に入れていることが多いようです。
この記事を読んでいるあなたはどの程度の腹筋を目指していますか?
より高いレベルで腹筋を割りたいのであれば、時間が許す限り腹筋運動も取り入れた方が良いかもしれません。
腹筋が割れるスクワットの正しいやり方!【上級者・初心者向けそれぞれ】
それでは、スクワットの正しいやり方をここで説明しておきましょう。
文章での説明は難しいので、動画を貼っておきますので、参考にしてみてください。
男性はこちらのスクワット動画を参考にしてください(女性の上級者もこちらです)。
基本的にバーベルを担いで行うバージョンになります。
バーベルを担ぐ位置によって鍛えられる部位が異なります。
自分の鍛えたい部位をターゲットにして鍛えるようにしてください。
女性や男性でも本当に初心者の人はこちらの動画を参考にすると良いでしょう。
ただ、動画では激ヤセなんて言っていますが、実際はカロリーを消費したいならバーベルなどを担いで負荷を強くするのが一番です。
痩せたい人ほど高負荷でやった方が良いでしょう。
ただ、ジムに行けないような人は自重でやるしかないので、まずはこちらでやってみてください。
スクワットで腹筋を割るときの注意点
ここまでスクワットで「痩せる」「腹筋が割れる」なんて書いてきましたが、一つだけ残念なお知らせがあります。
いくらスクワットを頑張ってみても「運動のみ(スクワットのみ)」で腹筋が割れる可能性は低いです。
これはなぜかというといくらカロリーを消費しても、それ以上に食べていたら脂肪がいつまで経っても減ってくれないためです。
脂肪が減るというメカニズムは難しく考えている人も多いですが、実際は単純な話で、摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。
消費カロリーの方が多くなれば、脂肪は無くなっていくわけです。
この消費カロリーの方が大きくなるためには、摂取カロリーは減らさないとかなり難しいです。
食べたい放題食べて、お腹も割れる…そんな良い話があれば、みんなやっているでしょう。
ボディビルダーでも、大会の前は減量食にして摂取カロリーを抑えて脂肪を落とします。
それがもっとも効率が良いお腹の割り方だと知っているからです。
なので、スクワットをいくらやってもお腹が割れない…と思っている人は、食べ過ぎの可能性が高いです。
スクワットをやりつつも食生活も見直してみましょう。
まとめ
・スクワットをやることで腹筋が割れる可能性がある。
・スクワットの方法は痩せたい人ほど高負荷でやると効果が高いのでおすすめ。
いかがでしたでしょうか。
今回はスクワットが腹筋のトレーニングになり、最後にはお腹が割れるということを説明させていただきました。
女性もスクワットをやることでダイエットになりますし、綺麗なお尻が手に入るので是非やっていただきたい筋トレ種目ですね。
ただし、スクワットだけやっていれば自動的にお腹が割れるわけではありません。
人によっては食事の改善が必要でしょう。
スクワットで消費したカロリー以上に食べていたら、永遠に脂肪は落ちてくれません。
脂肪が落ちなければお腹が割れることもありません。
お腹を割りたければ、スクワットを行いつつも食事内容の改善をするのが必須です。
覚えておきましょう。