いつもの腹筋トレーニングでは効果が薄いなら、最強の腹筋の筋トレ「ドラゴンフラッグ」がおススメです。
今回はドラゴンフラッグで効果のある筋肉、正しいやり方とポイント・注意点、回数よりもフォームが重要な訳を紹介します。
目次
ドラゴンフラッグとは?
ドラゴンフラッグは、腹筋を鍛えるための最強の筋力トレーニングと言えるものです。
しかも自重トレーニングの一つですから、体にそれほど大きな負担を与えることなく、効果的に腹筋を鍛えることが出来ます。
腹筋の自重トレーニングには、クランチやシットアップが有名な種目ですね。
しかし、ドラゴンフラッグは体幹まわりの腹筋のみで体を安定させなければならない為、非常に効果的なのです。
これまで腹筋を鍛えてきて、もうこれ以上のトレーニングはないのだろうか、と模索しておられるのであれば、ドラゴンフラッグをおすすめします。
このドラゴンフラッグを正しいやり方で数をこなせるようになれば、かっこいいシックスパックもすぐそこです。
ドラゴンフラッグで効果のある筋肉は?
筋肉を強化するために非常に効果的な、レベルマックスとも言えるこの筋トレ種目は、具体的にどの筋肉を鍛えることが出来るのでしょうか。
主に4つの筋肉を鍛えることのできるトレーニングですから、すべて見ていきましょう。
腹筋
最も効果のあらわれる筋肉が腹筋です。
ドラゴンフラッグのトレーニングの仕方がそもそも、腹筋で脚の重みを支えなければならないものですから、腹筋に直接大きな刺激を与えることが出来るのです。
また、腹筋の中でも下腹部は通常の筋トレ種目ではなかなか鍛えられにくい部位と言われていますが、この下腹部も効果的に鍛えることが出来るのも魅力の一つと言えるでしょう。
腹筋トレーニングをしているのにお腹が出ている、もしくは腹筋がなかなか割れないという方は、ドラゴンフラッグにグレードアップされることをお勧めします。
広背筋
ドラゴンフラッグは広背筋を鍛える効果もあります。
後姿がかっこいい男性は広背筋がたくましく、逆三角形の形をしています。
男性らしく真っすぐとした体を保つためには、腹筋だけでは不十分です。
その後ろ側にある背筋も鍛えられなければ体のバランスが崩れてしまいます。
ですから、前から見ても後ろから見てもたくましく、かっこいい男になるためにはドラゴンフラッグがどうしても必要なのです。
腕
ドラゴンフラッグでは腕の筋肉を鍛えることもできます。
確かに腹筋の力で脚を支えているわけですが、ベンチを持つ腕にももちろん負荷がかかっています。
腕の筋肉がなければ、体を持ち上げることはできませんので、確かな筋トレになっています。
腕の筋肉に自信がない方は、いきなりドラゴンフラッグをすると怪我につながりかねません。
握力や前腕筋などをしっかり鍛えたうえで挑戦してください。
体幹
ドラゴンフラッグは、体幹を鍛えることもできます。
外側の腹筋だけでは体の筋肉がアンバランスになってしまいます。
内臓を守る体幹もしっかり鍛えて、ぶれない体つくりを目指しましょう。
筋トレ初心者であれば、これらの筋肉がまだ未発達かもしれません。
鍛えるための最終段階でドラゴンフラッグを使うようにしましょう。
体をまっすぐにしたまま上下に動かすには体幹の大きな力が必要だからです。
ドラゴンフラッグのやり方
①フラットベンチにあおむけに寝そべる
②両手でベンチの端をつかんで体を固定する
③腹筋に力を入れて肩甲骨より下の部分を持ち上げる
④両足をまっすぐ伸ばして上に上げる
⑤ゆっくりと足を下す
可能な回数×3セットを行いましょう。
ドラゴンフラッグのやり方のポイント
ドラゴンフラッグは主に腹筋だけの力で体を上げたり下げたりするトレーニングです。
ですから、大事なポイントを逃さず正しい方法でトレーニングをする必要があります。
やり方のポイントを見ていきましょう。
下半身を上げ始めるときは、腹筋に力を入れた状態で始めます。
腹筋の力がそれほどないのに、足を支えることはできません。
さらに、腕の筋肉も使い鍛えることのできるドラゴンフラッグですが、主に腹筋を集中的に刺激するものです。
上半身の筋肉を使いすぎないように注意する必要があります。
さらに、どの筋トレでも言われることですが、反動をつけて行わないようにしてください。
最後まで腹筋に力を込めて動作を行いましょう。
ドラゴンフラッグの効果
ドラゴンフラッグはどのような効果があるのでしょうか。
実は腹筋を鍛えることのできるトレーニングというだけではないようです。
ドラゴンフラッグは体幹を鍛えることが出来る、と先ほど述べました。
実際、腹筋と体幹の力によって体を屈折させることのできる動きは、大きなパワーを生み出します。
あらゆるスポーツにおいてパフォーマンス向上の効果があることは間違いありません。
また、かっこいいシックスパックを見せつけることもできますよ。
ドラゴンフラッグの注意点 回数よりも正しいフォームが大切
ドラゴンフラッグは主に腹筋を鍛えるためのトレーニングですが、必要な筋肉が備わっていないと腰に負担をかけてしまうものでもあります。
また、筋トレをするための体のセット時には、お腹を曲げるような形で行いましょう。
前傾姿勢の癖がある方はそれを直す事から始めたほうが良いでしょう。
そうでなければ腰や背中に負担がかかってしまいます。
初めから多くの回数をこなすことはできません。
焦って行うのではなく、徐々に回数を増やしていきましょう。
回数が増えれば増えるほど良いというものではなく、正しい方法で行うことが大切です。
下半身を上げていく動作だけでなく下ろすときのネガティブ動作にも腹筋を鍛える大きな効果があるので軽視しないようにしましょう。
ドラゴンフラッグはベンチを使わないやり方も可能
ドラゴンフラッグは基本的にフラットマベンチの上で行うトレーニングです。
しかし、ジムに通うほどの時間がない方、家にフラットベンチを置くことのできない方などはどうすればよいのでしょうか。
実はベンチ以外にも方法はあります。
公園のベンチ
公園の遊具を使って筋トレしている男性を見かけたことはあるでしょうか。
公園の遊具やベンチは意外と筋トレのために使うことが出来るのです。
ドラゴンフラッグを行うのに、公園のベンチを使っても良いでしょう。
ベンチは少し硬いこともあるので薄いマットやスポーツタオルなどで腰を保護しましょう。
公園でランニングをした後に、遊具で簡単な筋トレを行い、そのあとベンチで休憩…ではなくドラゴンフラッグで締めくくりましょう。
家の柱
じつは、家の柱もドラゴンフラッグを行うために使うことが出来ます。
家に両手でつかめるような大きな柱があるでしょうか。
その柱の近くに頭を置いてドラゴンフラッグを行えば、ベンチと同じような効果を味わえます。
これなら、自分の家を使って簡単に行えるのでお勧めです。
じつは、柱だけではなくて、ソファや机など重量のある物なら可能ですのでお試しくださいね。
まとめ
・ドラゴンフラッグは必要な筋肉が備わっていないと腰に負担をかけてしまう。
・ドラゴンフラッグはベンチ台がなくても柱などを持って行うこともできる。
ドラゴンフラッグについて様々な情報をご紹介しましたがいかがでしたか?
これまで筋トレを習慣にしてきて、さらに強い負荷の筋トレを探しているのなら、ドラゴンフラッグに挑戦してみましょう。
ドラゴンフラッグをすれば、今よりもさらにバキバキに割れたかっこいいシックスパックも夢の話ではなくなりますよ。