ふくらはぎが太いと体のバランスも悪く全身も太って見えるので、太い原因を突き止めて細くする方法を実践しましょう!
今回は理想のふくらはぎのサイズ、太い原因3つ、セルフチェック方法、細くする痩せ方を原因別に8つ紹介します。
目次
ふくらはぎが太いのは日本人の特徴
私たち日本人は、欧米人に比べて比較的脚が太い人種であるといえます。
黒人や白人と比べてふくらはぎが太いのです。
オリンピックや世界選手権などで、外国の選手と日本選手を比べるとすぐにわかるでしょう。
また、欧米人はふくらはぎが肥大しにくいといわれています。
さらに黒人であれば、アキレス腱が長くふくらはぎの筋肉の位置が高いため、足が細く長く見えるのです。
見た目がスリムに見えてしまう外国人は本当にうらやましいですよね。
黄色人種である日本人は少し不利であるように感じます。
では、日本人ならではの太いふくらはぎを細くするにはどうすればよいのでしょうか?
スラリとした憧れの美脚になることが出来るでしょうか。
ふくらはぎの理想のサイズ「ゴールドカノン」とは?
ふくらはぎが細くスマートに見えるサイズというのが実は決められています。
その理想のサイズを知っておけば、自分が後どれほどサイズダウンしなければいけないかの目安とすることが出来るでしょう。
「ゴールドカノン」と呼ばれている、理想的なふくらはぎのサイズは、
身長×0.2センチ
です。
今すぐ自分のふくらはぎを測ってみましょう!
立った状態で一番太いところにメジャーを当てて一周ぐるりとしてください。
ゴールドカノンと比べていかがだったでしょうか?
しかし、ふくらはぎはただ細ければよいというものではありません。
バランスが良いサイズでなければならないのです。
ふくらはぎが太い&細くならない原因3つ
日本人がふくらはぎの太りやすい人種である、ということは分かりましたが、なぜなかなか細くならないのでしょうか。
ふくらはぎが太りやすく痩せない原因となるものを3つご紹介します。
①むくみ
脚のポンプ作用がうまく働かなくなると、ふくらはぎがむくんでしまいます。
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれているところで、足に循環している血液を心臓に戻すという大切な役割を担っています。
血液がうまく運ばれないと、不要な物質も体外に排出されず、ふくらはぎにたまってしまうことになります。
この大切なポンプ機能が弱ってしまう原因は、冷えや筋力不足です。
筋肉が適切な働きが出来ない時や、筋肉そのものが衰えていると、むくみやすくなるので気を付けましょう。
老廃物は下半身を太らせる原因物となっているのです。
②脂肪
ふくらはぎが太いのは脂肪がついているからではないでしょうか。
脂肪分を過剰摂取した結果、足にセルライトがついてしまったというケースはそれほど珍しいものではありません。
脂分の多いものを食べた後、白い脂が浮いていますよね。
その白い脂がふくらはぎにいっぱいついていると考えるとぞっとします。
脂は一定の温度を下回ると固まってしまいます。
ですから、体内に取り込まれたときは流れますが、冷えているむくみやすい下半身にたどり着いたときに、固まってしまいがちです。
そして、そのままふくらはぎの脂肪として居座ってしまうのです。
こういった多くの場合、全身ダイエットをしなければふくらはぎを細くすることはできません。
③筋肉
太くてもそれほど嫌ではないかもしれない原因が、筋肉です。
しかし、足を細くしたい、という方にとって、いくら筋肉とはいえ邪魔ですよね。
スポーツをこれまで継続的に行ってきたために、足にしっかり筋肉がついている方や、以前やっていてもうやめた、という方は筋肉太りかもしれません。
また、不自然な体の動きのために、ふくらはぎに必要ない筋肉がつき肥大してしまっている可能性もあります。
ふくらはぎが太い原因のセルフチェック方法
ふくらはぎが太い原因が、いったい何なのかわからない時は次の方法で調べてみましょう。
気になるふくらはぎの部分を親指でぐっと押します。
押された部分はどのようになりましたか?
もし白くなって元に戻るのが遅いようでしたら、そのふくらはぎはむくんでいるのです。
では、次に気になる部分を指でつまんでみてください。
肌の表面はどうなっていますか?
ぼこぼこした凹凸が出来ていると、セルライトがついている証拠です。
すぐに解消方法を実践する必要があります。
筋肉なのか脂肪なのかいまいちわからない時は、座ったまま気になる部分をつまんでみてください。
そのままゆっくりと立ち上がりましょう。
もし、手の中にそのままつまんだ肉が残っているとしたら、それは脂肪です。
しかし、立った状態で肉がつまめないのであれば、それは発達した筋肉による太いふくらはぎなのです。
太いふくらはぎを細くする痩せ方 ①むくみの場合
むくみのせいでふくらはぎが太くなってしまったら、どのように解消したらよいのでしょうか?
むくんだふくらはぎを細くする方法をご紹介します。
足を上げる
仰向けに寝転がって足を上げるだけの非常に簡単な方法です。
ゴキブリ体操などと呼ばれるものもありますが、それほど動かす必要もありません。
脚はいつも下にありますから、むくみやすく老廃物がたまりやすくなっています。
しかし、足を上げることでリンパと血液を流すことが出来ます。
水分は単純に上から下へと流れますので、血液もふくらはぎから心臓へと流れやすくなります。
同時に足首を動かす運動を加えると、ふくらはぎを細くする効果がぐんと上がります。
下半身の疲れがさーっと癒される感覚をきっと味わえるでしょう。
マッサージ
マッサージを行うとむくみを解消することが出来ます。
つま先から太ももに向かって押し上げるようにマッサージしていきましょう。
1.胡坐をかくように座る
2.太ももの付け根を手のひらで押す
3.つま先から足首に向かって両手の指でさする
4.足の指や甲、裏までしっかりマッサージをしてほぐす
5.足首から膝に向けて手のひら全体で包み込む
6.下から上に向かってさすり上げる
かかと上げ
むくみは、足の筋肉があまり鍛えられていないと起こりやすいのです。
特に一日中座ったままで仕事を行う人などは、下半身の筋肉があまり鍛えられないため、むくみやすいといえます。
また、同じ体勢でずっといると、体の中の血液やリンパの流れが滞り、うまく老廃物を排出できなくなります。
そこで、このような状況に陥らない為には、かかと上げの運動が必要です。
かかとを上げることは、ふくらはぎの筋肉強化と同時に、リンパと血液の流れを良くすることにつながります。
ただかかとを上げたり下げたりするだけの運動ですから、時間も場所も選ばずできるエクササイズです。
かかとを上げ下げするという、とっても単純な動作がむくみ解消にはとても効果的なのです。
しかし、ふくらはぎのむくみに効くのであって、脂肪燃焼することはできないので勘違いしないようにしましょう。
かかと上げのトレーニングのやり方はこちらの動画を参考にしてみてください。
太いふくらはぎを細くする痩せ方 ⓶脂肪の場合
全体的に肥満体型で、ふくらはぎにセルライトがついてなかなか取れない!という場合は何をすればよいのでしょうか。
セルライトで太いふくらはぎを細いふくらはぎに変えることなどできるのでしょうか。
指圧
足の裏と足の甲を指圧することは効果的です。
足の裏全体をしっかり指の圧力でもみほぐしていきます。
両手の親指を使うと効果的です。
ちょっと痛いかな、と感じるほどの強度で指圧していきましょう。
足の裏から甲、つま先から足首までまんべんなく指圧していきます。
足裏の指圧のやり方はこちらの動画を参考にしてみてください。
効果的な足裏のツボや押す強さなど丁寧な解説がついているので、自分でも簡単にできると思います。
リンパマッサージ
リンパマッサージは、セルライトの排除にも効果的です。
1.足首から膝の裏に向かってふくらはぎをさすり上げる
2.皮膚の表面をなでるようにやさしく行う
3.アキレス腱をつまむ
4.足首から膝までをぞうきんのようにしぼる
5.足の甲と足首から膝をグーの手でこすります。
リンパマッサージを行うことで、代謝アップを期待できます。
老廃物は流れやすくなるだけではなく脂肪燃焼効果にもつながっていますよ。
足のリンパマッサージについては次の動画が分かりやすく解説されています。
脚の部位ごとにマッサージ方法が紹介されていますので、上記で紹介した方法で分かりにくいところだけ参考にしてもいいでしょう。
太いふくらはぎを細くする痩せ方 ③筋肉の場合
もしかすると、あなたの筋肉はずいぶん前に鍛えられたものではないでしょうか?
そうであれば、長いこと使われなかったために、衰えつつも固くなってしまったのかもしれません。
まさに筋肉太りとも言える、ガチガチのふくらはぎなら、その原因が最も可能性が高いと言えます。
ガチガチになっていることを、引き締まっているのだと勘違いする方もおられます。
しかし、カチカチの筋肉は緊張しているのでそのようなことになるのです。
体の使い方が悪かったのかもしれませんね。
さらに、緊張している筋肉に邪魔をされてしまい、太いふくらはぎ解消法が効果が無くなってしまうかもしれません。
そのような残念な結果にならないように、固い筋肉がふくらはぎについているのであれば、その筋肉をほぐすことからはじめましょう。
ふくらはぎを、入浴後の血行が良くなっているタイミングで行うと効果的です。
しっかりふくらはぎがやわらかくなった、と感じることができたら、ふくらはぎのエクササイズや筋トレをはじめてもよいでしょう。
固くて太いふくらはぎに効果的な痩せ方2つ
ふくらはぎをかっこよくしたくて筋トレをし過ぎてしまった場合だけでなく、前述のようにふくらはぎに鍛えられた筋肉が凝り固まっている場合も考えられます。
どちらにしても、固くなった筋肉は筋肉として意味をなさず、ただふくらはぎの体積を大きくしていますから、何とかして細いふくらはぎに戻したいですよね。
ふくらはぎの筋肉を落として細くする痩せ方を考えてみましょう。
速筋を使わずに遅筋を使う
ふくらはぎにはどんな筋肉があるのでしょうか?
ふくらはぎの後ろの膨らんだ部分の腓腹筋と、ふくらはぎの両サイドにヒラメ筋があります。
この2種類の筋肉がふくらはぎでは働いています。
下半身を鍛えるときには、ふくらはぎを集中的に鍛えることのできる種目もあったことでしょう。
この2種類の筋肉のトレーニングを過度に行ってしまった結果、願ってもいない太さになってしまった可能性もあります。
筋繊維は運動することによって肥大してしまいますが、細くするためにも運動しないわけにはいきません。
では、同じ運動をしているのに、なぜマラソンランナーは脚が細いのでしょうか?
筋肉がついているはずなのに、と不思議に思いませんか?
これは、鍛えている筋肉の種類が違うからです。
筋トレなど、きつい負荷をかけて短時間で多くの力を必要とする無酸素運動は、「速筋」を鍛えるためのものです。
この筋肉は見た目を太くすることができます。
ですから、この筋肉を鍛えることは今は必要ではありません。
逆に太りにくく引き締めてくれる筋肉とは「遅筋」です。
発達しまった速筋を落として遅筋を鍛えるようにメニューを変更しましょう。
遅筋を鍛えることで、程よく筋肉がついているのにスレンダーな美脚へと変化していくことができるでしょう。
歩くときに注意しよう
歩く際には気をつけるべきポイントが2つあります。
・胸を開く
・背面の筋肉を使って、足を後ろに蹴り、みぞおちに力を入れる
この2点を意識することで、ふくらはぎを細くすることができます。
筋肉太りのケースは、運動経験がある人に限る訳ではありません。
良くない歩き方をしていたがために、ふくらはぎに余計な力を入れていたのかもしれません。
それが筋肉肥大へと変わり、筋肉太りを引き起こしたのです。
それ以上太くするのではなく、歩き方を改善させて細いふくらはぎを目指しましょう。
まとめ
・ふくらはぎが太い原因は「むくみ」「脂肪」「筋肉」の3つ。
・ふくらはぎが太い原因をセルフチェックして、それに合わせた対策をすることが大事。
太いふくらはぎの主な原因は3つありました。
むくみ、セルライト、筋肉です。原因によって対処法も異なります。
また以下の点を覚えておきましょう。
・ふくらはぎの脂肪だけを落とすダイエット法はない
・ふくらはぎは脂肪がつきにくく取れにくい場所
・私たち日本人は欧米人に比べて太い人種
また、ふくらはぎを変に鍛えることがないようにこれらの点を日常生活の中で意識するようにしましょう。
・体重バランスをつま先重心にする
・足を上げたりマッサージをしてむくみを取る
ふくらはぎは、長ズボンでも短パンでも目立ってしまう部位です。
この部分が適度に引き締まっていると、とても魅力的な体型に見えます。
一度太くなったふくらはぎを細い状態にすることはかなり難しいとは思いますが、不可能ではありません。
ふくらはぎを太くしている筋肉を落とし、細くするための筋肉を追加で鍛えましょう。
新陳代謝が上がり、ダイエット効果も促進されることでしょう。
足のトレーニングはかなりきついため、ふくらはぎの太さも諦めてしまう人がほとんどです。
しかし、粘り強く細いふくらはぎを目指して、トレーニングに励みましょう。