下半身痩せダイエットはポイントを押さえて、効果的な運動を正しく選び継続することが成功への近道です。
今回は下半身痩せダイエットのポイント、効果的な運動器具、股関節の重要性、おすすめのストレッチや有酸素運動を紹介します。
目次
下半身痩せダイエットとは?
下半身ダイエットをしている男性というのは珍しいのでしょうか?
そのようなことはありません。
女性に限らず男性も、下半身をすっきり引き締めたいと願って様々なエクササイズを行っているようです。
しかし、下半身はダイエットが成功しにくく、脂肪が落ちにくい部位です。
特に、日常的に座っていることが多い職業の人は筋肉がなく脂肪がついているどころか、足腰が弱っている可能性があります。
ダイエットの基本はカロリー摂取を控えることです。
しかし、それでは上半身や顔まわりは痩せたのに下半身は変わらず、という結果になってしまうことがほとんどです。
単に体重を落とすだけなら有酸素運動がいいと言われています。
しかし下半身の部分痩せを狙っているなら筋肉を付けることや、股関節を柔らかくすることも必要です。
下半身痩せダイエットに有酸素運動を取り入れよう
下半身のぜい肉はなかなか落ちないといわれています。
しかし、絶対に痩せることが出来ないという訳でもありません。
特に有酸素運動はこうした脂肪を効率よく落とすことができ、非常に効果的な運動です。
ジョギングやウォーキング、ランニングなどが有酸素運動の王道種目ですね。
呼吸が苦しくない程度に、しっかり酸素を取り入れながら継続的に体を動かすなら、下半身を引き締める効果を実感できます。
下半身を動かして行う有酸素運動は、下半身にたまっている脂肪を燃焼させて、代謝を良くする効果があります。
加えて、心拍数や体温上昇効果もあるので、老廃物を排出しやすい、痩せやすい体質に改善できるのです。
短期間で下半身痩せダイエットを成功させるポイント3つ
短期間で下半身痩せすることが出来るのでしょうか?
そもそも痩せることが困難な下半身痩せを、できるだけ効率的に成功させるためにできることがあるのでしょうか?
「運動して食事を調節しないと痩せない 」と通常なら考えてしまいがちです。
しかし実は、お風呂に入ってマッサージするという方法が意外と、非常に効果が高いのです。
体が冷え切っていると、どんなに運動しても食事管理をしても、なかなか痩せることが出来ません。
体質が太りやすいものになっているからです。
しかし、お風呂に入ってリンパマッサージをすれば、溜まった老廃物を流し、血行を促進させることが出来ます。
その結果脂肪分解が効率よく行えます。
くわえてストレッチやヨガなど下半身のゆがみを矯正して、ほぐしていくという方法が短期間の下半身痩せには効果的です。
短期間で痩せたいのであれば、
①食事を制限
⓶筋トレと有酸素運動
③ストレッチ、マッサージ
これら3点を意志的に計画的に継続していくことが必要です。
下半身痩せダイエットにおすすめの運動器具2選
下半身には体全体の70%の筋肉がついています。
そのため効率よく痩せるためには、下半身の筋肉を付けて代謝を上げることが必要です。
そのためにつまり、効率よく筋肉をつけて、下半身の脂肪を燃やすために使える運動器具をご紹介したいと思います。
①レッグマジック
一つはレッグマジックです。下半身痩せに効果抜群であると話題になっており、下半身痩せダイエットに挑戦している人の多くが使っている運動器具です。
足を台の上に乗せて横にスライドして用います。
足の力を使ってスライドさせることで、足の外側と内側の筋肉両方を使うことが出来ます。
その為下半身の筋肉を効率よく鍛えて、下半身を鍛えることが出来ます。
簡単に見える運動方法ですが、実際やってみると非常に負荷の高い運動であることが分かります。
レッグマジックはまさにマジックのように足が痩せていくようですよ。
②エアロバイク
大体のジムにも備え付けられており、長年下半身痩せのためのアイテムとして不動の人気がある運動器具です。
エアロバイクはテレビを見ながら、本を読みながらなどでもできる運動ですので、ながら運動が叶いますね。
毎日根気強く有酸素運動を行うためにも、おすすめの運動器具です。
特に下半身を効率よく動かすことが出来ます。
太ももからふくらはぎ、つま先までの足全体を使ってこぐようにしましょう。
足首の引き締め効果も狙える運動器具です。
下半身痩せダイエットに成功するカギは「股関節」
下半身痩せに成功するためには、股関節を柔らかくして、股関節まわりの筋肉を付けることが必要です。
股関節の可動域が狭いと、脂肪がつきやすくなるのです。
下半身の筋力をしっかりつけながら、スリムな体型を維持するためには、股関節の柔軟性がどうしても必要です。
食事制限だけでは絶対に下半身痩せはできません。
股関節の役割
下半身痩せに必須な股関節の柔軟性、ということですが、股関節はいったいどんな役割を果たしているのでしょうか?
股関節は関節の中でも体の中心にあり、いろいろな動きをするものです。
重い上半身を支えて下半身を使えるのは、股関節が前に曲げて後ろに延ばしたり、外側、内側自由自在に動き、内またやガニ股のようにねじる動きもできるからなのです。
股関節が固くなってしまうと、筋肉も弱くなり、下半身が痩せにくくなります。
しかし、股関節に柔軟性が十分に備わっていると、より多くの筋肉を鍛えることが出来ます。
そのため。下半身を効率よく痩せさせることが出来るようになるのです。
股関節を柔らかくするとむくみが解消
股関節を柔らかくすることには直接ダイエット効果とまでいかないまでも、様々なメリットがあることを知っておくと良いでしょう。
例えば、股関節の柔軟性が高いと、浮腫みが解消され冷えも防ぐことが出来ます。
股関節はリンパが集中している関節です。
そのためこの部分の筋肉が弱く凝っていると、リンパに流れが滞って老廃物が蓄積されてしまうことになります。
そのためむくみが生じたり、冷えが生じてしまうかもしれません。
股関節はストレッチをするなどして、常に柔らかい状態を保ち、老廃物を流しやすい状態を作っておくようにしましょう。
そうすることで下半身をすっきりさせることが出来るでしょう。
股関節は顔のゆがみにも影響している
股関節は顔のゆがみの原因ともなることがあります。
股関節がゆがんでいると骨盤、背骨、首、頭蓋骨、顔などにも影響するほど、影響力が非常に大きい部分です。
顔が左右非対称になったり、老け顔になる原因は股関節のゆがみです。
これは下半身痩せとは関係がありませんが、下半身痩せが叶うと同時に顔も調整されると考えることができます。
これならぜひ股関節のストレッチをしたい と思うのではないでしょうか?
股関節のゆがみは大丈夫?
あなたの股関節はゆがんでいないか、次の点でチェックしてみましょう。
・椅子に座ると足を組む
・横座りをよくする
・靴のかかとの外側ばかりがすり減る
・長時間たっていると腰が痛くなる
・便秘
・姿勢が悪いといわれる
このような項目に当てはまる方は、股関節がゆがんでいたり、固くなっている可能性があります。
これでは下半身が痩せにくいはずです。
まずは、股関節を柔らかくするようにしましょう。
下半身痩せダイエットに効果的なストレッチ3選
下半身痩せをかなえるために効果的なストレッチ方法をご紹介します。
①アグラ座り
股関節を柔らかくするストレッチでもあり、太腿の筋肉を鍛えるエクササイズにもなります。
1.両方の足裏を合わせて背筋を伸ばす
2.合わせた両足が離れないよう手を添える
3.かかとをできる限り自分に寄せる
4.膝を上下に20回動かす
5.膝に手をのせ10秒数えながらゆっくりと下に力を加えていく
5セット行う
次の動画の最初の部分が参考になりますので、ぜひご覧ください。
体が硬い人用や応用編も紹介されていますのでこちらも気になった方はチャレンジしてみましょう。
②円描き
股関節を柔らかくするストレッチでもあり、下腹を引き締めるエクササイズです。
時間をかけてゆっくり行うことによって効果を高めることが出来ます。
1.仰向けに寝転び、右足を床と平行になるよう曲げる
2.右足で円を描くように大きく回す
3.外回りと内回りを3回ずつ行う
4.左右まわし終わったら外側に足を倒す
③骨盤体操
骨盤体操を行うのもお勧めです。
股関節のストレッチとは違いますが、骨盤を矯正することで下半身痩せを効率よくすることもできます。
下半身痩せダイエットに悪影響も 筋肉量低下には注意
筋肉量が低下していると、下半身痩せの妨げとなってしまいます。
加齢によって筋肉量は低下していきます。
そのため、ダイエットを行いながら筋肉量が減らないように注意しなければなりません。
筋肉量が低下してしまうと、血行が悪くなります。
冷え性を生じてしまい、むくんだり、病気になりやすくなってしまいます。
また脂肪が蓄積しやすくなるので、下半身痩せとは逆方向に進んでしまうことになります。
そのため筋肉量を低下させないように生活習慣を調整しましょう。
タンパク質重視の食事と、筋肉量を増やす筋トレを習慣的に行っていく必要があります。
下半身痩せダイエットがうまくいかない原因
下半身がなかなか痩せないのはなぜなのでしょうか?
早くすらっとしたい、もっとスリムなボトムスが似合う足になりたい と思っていることでしょう。
しかし、一度太ってしまった下半身はなかなか痩せません。
特に大転子がゆがんでいると下半身は痩せにくくなってしまいます。
大転子が出っ張ると、骨盤や股関節がひねられてしまうからです。
肉がつきやすくなり、お尻全体も垂れて後姿が悲しいことになります。
そのため、股関節や骨盤以前に大転子矯正のストレッチも必要でしょう。
下半身痩せダイエットにおすすめの有酸素運動4選
下半身痩せダイエットを成功させるためには、継続的に脂肪燃焼効果の高い有酸素運動を行うことが必要です。
では、どのような運動が効果的なのでしょうか?
4種類の有酸素運動をご紹介するので、自分が出来るものを選んでみましょう。
①エア自転車こぎ
エア自転車は自宅で簡単に行える有酸素運動です。
テレビを見ながらすると良いでしょう。
腰から上を天井に向かって上げて、自転車をこぐようなイメージで脚を動かしていきましょう。
もし、腰の痛みを感じるようであれば、間にクッションを挟むなどの工夫をすると良いでしょう。
できれば20分以上行うのがよいのですが、最初は5分が限界でしょう。
徐々に行う時間を増やしていきましょう。
足全体のむくみを解消して血行を良くなり、脂肪を燃焼する効率を高めていくことが出来ます。
②ウォーキング
ウォーキングは有酸素運動の中でも一番やりやすくて、しんどくないものですね。
運動不足の方はジョギングを始める前にウォーキングから始めると良いでしょう。
有酸素運動の入門編ともいうことが出来ます。
ウォーキングは意気込むのではなく、普段歩くときの姿勢を変えてみることでも十分効果があります。
すこし大股で歩いてみたり、下半身の筋肉に力を入れて歩いてみましょう。
通勤、または通学の時に歩いてみてください。
③踏み台昇降運動
踏み台昇降運動もエアロバイクと同じように自宅でできる有酸素運動です。
ウォーキングをしている人が、天候が悪い日の代行として行うものでもあります。
最初から踏み台昇降運動を時間を決めて行ってもよいかもしれません。
もちろん専用の踏み台昇降用の台があればいいですが、雑誌を重ねてガムテープで止めたものでも十分な台です。
あまりにも高くするとひざを痛めてしまいますので、自分の身長と筋肉量にあった台を用意しましょう。
④縄跳び
縄跳びは小学生時代を思い出すかもしれませんが、実はランニングと同じほどの運動強度がある、有酸素運動の一つです。
30分で200カロリーを消費することが出来ます。
運動に時間が取れない方は、短時間で有酸素運動を行える、縄跳びがおすすめです。
室内でエア縄跳びをするだけでも十分な効果があります。
下半身痩せダイエットには入浴も効果的
下半身痩せには、体のゆがみを直して、柔軟性のあるものにして、血行を促進させることなどが関係しています。
その為に入浴は非常に効果的です。
お風呂に使ってリラックスできる時間を作りましょう。
たまっている老廃物を排出し体温を上げることで、脂肪燃焼効率を高めることが出来ます。
下半身痩せは一筋縄ではいかないものです。
ダイエットのサポートとなるものはなんでも積極的に併用して、効率を高めましょう。
まとめ
・有酸素運動は下半身の脂肪を効率よく落とすことができる効果的な運動。
・お風呂に入ってのマッサージも下半身ダイエットには非常に効果が高い。
下半身痩せはなかなか効果が見られず、途中であきらめてしまう人が多いダイエットでもあります。
確かに根気が必要です。
しかし、痩せないわけではありません。
食事の改善や運動、ストレッチなどを組み合わせて、下半身痩せのためにできることを継続させていきましょう。
下半身がすっきり引き締まった姿は後ろからも見ても前から見てもとても魅力的ですからね。