脇腹の脂肪は見た目が悪いだけでなく骨の歪みが影響している場合もあり、早急に改善対策が必要です。
今回は脇腹の脂肪の原因3つと、脇腹の脂肪の落とし方として筋トレ3選&ストレッチ4選、ダイエットの注意点3つを紹介します。
脇腹に脂肪が溜まる原因3つ!
くびれというのは、とても美しいと思いませんか?
特に、女性の場合はくびれに大きな理想を抱いていると思います。
しかし、脇腹にたっぷりと脂肪がついている状態というのは、スタイリッシュとは程遠いため、人によってはそれがコンプレックスになっていることでしょう。
また、男性であっても、脇腹の脂肪に悩んでいる人は多いですよね。
では、そもそも脇腹に脂肪が蓄積する原因は何なのでしょうか。
ここでは、食べ過ぎ以外の原因について紹介します。
肋骨の歪みが原因?
脇腹に脂肪が多くついている人の場合、肋骨が歪んでいる可能性があります。
肋骨が歪んでしまうと、お腹の辺りに脂肪が蓄積しやすくなってしまうのです。
また、肋骨は背骨とつながっているため、肋骨の歪みにより、姿勢が悪くなりがちになります。
姿勢を悪くして生活していると、骨盤が歪んでしまうことも懸念されるのです。
これは良くありませんね。
肋骨の歪みを改善させる手段としては、肋骨矯正を行うこと等が挙げられますね。
腹斜筋の衰えが原因
脇腹の辺りにある筋肉として挙げられるのが、腹斜筋です。
この腹斜筋は内臓を支えるという大変重要な働きをしています。
しかし、運動不足などにより腹斜筋が衰えてしまうと、内臓を適切に支えられなくなり、お腹が出てしまう可能性があるのです。
また、それでなくとも、腹斜筋には脂肪がついてしまいがちです。
そのため、元はくびれがある人であっても、生活リズムが乱れるとすぐにたるんだ脇腹になってしまうかもしれません。
大切なことは、普段の生活の中で腹斜筋をきちんと鍛えていくことですね。
股関節の硬さが原因
脇腹をはじめとする多くの部分に脂肪がついてしまう原因の一つとしては、股関節の硬さも考えられます。
股関節なんて関係あるの?と思う人もいますが、大いに関係あるのです。
本来であれば、体内の老廃液は適切に排出されなければなりません。
しかし、股関節部分の筋肉が硬くなっていると老廃液がスムーズに流れていかないのです。
そうなると、脂肪が膨らむことにもつながってしまいます。
そのため、普段の生活の中で股関節をしっかり伸ばしていくことも大切でしょう。
脇腹の脂肪の落とし方① 腹斜筋の筋トレダイエット3つ!
腹斜筋については、意識しないとなかなか鍛えにくい筋肉でもあります。
そのため、腹斜筋の衰えが原因で脇腹に脂肪が溜まってしまう人は多いでしょう。
そこで、腹斜筋の強化や脇腹痩せに効果的な筋トレの方法について細かく説明しましょう。
もちろん、方法は1つではありません!
腹斜筋に効く筋トレ1
1.肘で上体を支えるようにして横になる
2.両足をくっつけた状態で膝を曲げる
3.フリーとなっている腕を上下に動かす
この手順を、反対側も同じように行いましょう。
この筋トレでは、体を曲げないことがポイントになります。
一本線のように真っすぐを意識し、取り組みましょう。
女性でもできる簡単な筋トレですが、わかりにくい!という人のために動画を用意しましたので是非ご覧ください。
動画では、とても簡単にこなしているように見えますが、初めて行う場合はなかなか慣れないと思います。
そのため、少ない回数から始めてもいいので、徐々に慣れていきましょう。
この方法でトレーニングを続けることによって、十分に腹斜筋が鍛えられるのです。
腹斜筋に効く筋トレ2
先ほど紹介した筋トレを難なくこなせるようになってきたら、より効果的な筋トレにもチャレンジしてみましょう。
短期間で効果を得るためには、少々難度の高い筋トレもこなしていく必要がありますね。
手順については以下の通りとなっています。
1.右肘で上体を支えるようにして横になる
2.両足をくっつけた状態で左足と左腕を上に上げる
3.左手を体の下に入れつつ、左足を後方へ引く
この手順を、反対側も同じように行いましょう。
この筋トレでは、下半身も動かすことになるため、鍛えられるのは脇腹の筋肉だけではありません。
少々力を使う筋トレではありますが、男性であれば比較的簡単にできると思います。
また、大切なことは繰り返しです。
繰り返して行うことで、着実に筋肉が鍛えられていくのです。
この筋トレについても、動画でぜひ見ていただきたいと思います。
動画を見てもわかるように、手と足が全く違う動きをしていますね。
そのため、最初はやや違和感を感じることになるかもしれませんが、回数をこなしていけば、次第に楽にできるようになるでしょう。
道具を使わずに自宅で取り組めるという点が大きなメリットですね。
腹斜筋の筋トレ3
ここで紹介する筋トレについては、先ほど紹介した2つの筋トレとは全くタイプが異なります。
しかし、腹斜筋が鍛えられるという点では同じです。
そこで、具体的に方法について紹介しましょう。
1.仰向けになる
2.膝を立てる
3.右肘と左膝7をくっつける
これを左右交互に繰り返しましょう。
この筋トレをする際の腕の位置ですが、頭の後ろに組んでおくと良いでしょう。
また、筋トレをスタートする段階で、腹部を少し丸めておくことをおすすめします。
そうすれば、腰痛を引き起こすリスクを軽減させることができるのです。
この筋トレについても、わかりやすい動画があります。是非ご覧ください。
動画を見てみると、腹筋と似たような動きであることがわかると思います。
しかし、腕と脚の使い方という点で大きく異なりますよね。
とても難度が低くて簡単な筋トレである反面、腹斜筋にしっかり効くという点が嬉しいところでしょう。
脇腹の脂肪の落とし方⓶ 腹斜筋のストレッチダイエット4つ!
腹斜筋を鍛える筋トレに取り組むことによって、脇腹痩せを目指すことは可能です。
しかし、腹斜筋に効くストレッチをすることもまた、脇腹痩せにつながるのです。
そのため、できれば筋トレとストレッチの両方に取り組むことをおすすめします。
ストレッチであれば、筋肉にかかる負荷も少ないため、より積極的にチャレンジすることができるでしょう。
そこで、ここではストレッチの具体的な方法について説明しましょう。
ストレッチ①
1.膝立ちの体勢になる
2.片腕を真上に上げる
3.臀部を床につけつつ、上げた方の腕を体側に傾ける
4.徐々に体勢を戻す
この動作を、反対側も行います。
このストレッチをすることで、脇腹が伸びている感覚を実感することができるでしょう。
腰痛を防ぐという点でも効果的なストレッチだとされているため、頻繁に行うことをおすすめします。
ただし、痛みを感じるほど脇腹を伸ばしてしまうのは避けましょう。
なぜなら、痛めてしまう可能性があるからです。
伸ばしていて気持ち良いと感じるくらいがちょうどいいでしょう。
また、膝立ちをしているため、下が床だと膝が痛くなってしまうと思います。
そのため、適当なクッション、もしくは無ければ椅子に座って行うと良いでしょう。
足が悪い人でも取り組める点が、このストレッチのメリットでもあるのです。
膝立ちストレッチについては、こちらの動画で流れやイメージをつかむことができます。
腕を傾ける角度や方向なども変える方法も紹介されています。
ストレッチ②
次に紹介するストレッチは、寝た体勢から行うことが特徴になります。
そのため、先ほどのストレッチとは全く違う動きをすることになります。
具体的な手順は以下の通りです。
1.うつ伏せになる
2.両手を開く
3.右足が左足の上に来るようにしてクロスさせる
4.右ひざを曲げた状態で右足を上げ、脇腹を伸ばす
この手順については左右とも行いましょう。
このストレッチでは、両方の肩を床につけておくことがポイントになります。
そのため、床との密着度が相当高い形になりますね。
また、すぐに終わってしまうのではなく、数十秒は続けられるようにしましょう。
無理をするとケガをする可能性があるので、自分の動きを確認しながらゆっくり行うと良いでしょう。
こちらのストレッチの動きは以下の動画をご用意しました。
足はクロスさせないやり方ですが、脇腹に効くうつ伏せストレッチですので、スピードや肩と腕の位置などを参考にしてみてください。
ストレッチ③
次に紹介するストレッチも、寝た状態からスタートしますが、ストレッチ②とは体の向きが異なります。
また、このストレッチを行う際は、前もって小さめのクッションを用意しておきましょう。
それでは、具体的な手順についてご説明します。
1.クッションが脇腹の下に来るようにして横向きに寝る
2.上側にある足のヒザを曲げ、上下に動かす
この動作を、反対側も同じように行います。
このストレッチは、方法が簡単ですし、とてもコンパクトな動きに見えると思います。
しかし、固くなった腹斜筋を緩めるという点では大いに効果的です。そのため、是非やってみましょう。
また、このストレッチ法について解説した動画がありますので、是非ご覧ください。
この動画を見ると、小さく揺らすようにして足を上下させていることがわかると思います。
本当にこんな動きでいいの?と思う人もいるかもしれませんが、試しに一度やってみましょう。
筋肉がほぐれる感覚を実感できると思います。
ストレッチ④
最後に紹介するストレッチは、腹斜筋だけでなく、股関節にも効くタイプのものです。
先ほど、股関節が硬くなることによるマイナス面について紹介しましたね。
ここで紹介するストレッチを行うことで、一石二鳥の効果を得て脇腹痩せを目指しましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
1.左右の手を床につけ、上体を支えるようにする
2.右足を曲げる
3.右足側に上体を捻る
これを反対側も行いましょう。
このストレッチの過程で右足を曲げる際に、股関節が直角になるようにしましょう。
また、上体を捻る際に、腹筋が伸びていることを感じることができれば、やり方としては合っています。
また、このストレッチは股関節にも効くため、脇腹だけでなく、股関節も意識しながら取り組むことが大事です。
このストレッチの参考になる動画はこちらです。
ゆっくりとした動きや目線の重要性など、丁寧に解説されています。
脇腹痩せダイエットの注意点3つ!
脇腹をシュッとさせたい人や、くびれを作りたい人の場合、脇腹痩せダイエットに積極的取り組むことが推奨されます。
先ほど紹介した方法は、どれも効果的なものばかりであるため、自分に合った方法を選んで継続的に実践すると良いでしょう。
しかし、脇腹痩せダイエットに取り組むにあたり、踏まえておくべき注意点があります。
そこで、ここではその注意点について具体的に見ていきましょう。
どのくらいの頻度で実践するかが重要
脇腹痩せダイエットに取り組む際のペースについてですが、できれば毎日行うのが望ましいでしょう。
週1程度のトレーニングでは、実感するほどの効果は見込めないと思います。
また、3日坊主で終わってしまっては話になりませんね。
短時間でもいいので、毎日取り組むことを習慣づけるようにしましょう。
習慣づけることができれば、トレーニングを億劫に感じることもなくなるのではないでしょうか。
やりすぎに注意しよう
目標をもって取り組むのは良いことですが、あまりに高い目標を設定してしまうと、目標達成のために無理をしてしまいがちになります。
そうなってしまうと、脇腹の筋肉に負荷をかけすぎたことが原因で、筋肉痛の症状を引き起こす可能性があるのです。
強い痛みを感じるようでは、その後のトレーニングに支障をきたしてしまいますよね。
そのため、習慣づけることを意識しつつ、無理のない範囲でやるようにしましょう。
減量に取り組むことが大事
肥満体型の人の場合、脂肪の量がとても多いことから、脇腹痩せダイエットだけに力を入れてもなかなか結果が出ないでしょう。
大切なことは、減量に取り組むことです。
ジョギングや水泳などの有酸素運動を取り入れたり、摂取カロリーを抑えるなどして減量を図りつつ、それと並行して脇腹痩せダイエットに取り組むことが大事です。
肥満は健康上良くないため、健康的な体で生活できるようになるためにも、頑張ってダイエットに取り組みましょう。
まとめ
・脇腹に脂肪が溜まる原因は「肋骨の歪み」「腹斜筋の衰え」「股関節の固さ」の3つ。
・脇腹の脂肪の落とし方は筋トレまたはストレッチがおすすめ。
今回は、脇腹に脂肪がついてしまう原因や、脇腹痩せダイエットの方法、取り組むにあたっての注意点について見てきました。
腹斜筋を鍛えるトレーニングについては、関心を持っていない人も多いです。
そのため、これを機に関心を持ち、積極的にダイエットしてみてはいかがでしょうか。
無理は当然禁物ですが、あまり手を抜いて取り組んでも高い効果は得られません。
そのため、バランスを考え、折れない気持ちをもって継続させていきましょう。
忍耐力がなければ、ダイエットも成功しませんよね。