高校生でのダイエットは今や普通のことですが、方法や情報を誤って健康を害するケースが問題になっています。
今回は高校生がダイエットをする目的や必要性、3つの基本と4つの注意点、おすすめのダイエット法9選をまとめました。
目次
高校生でもダイエットはもはや当たり前!正しい知識と方法が重要
「肥満」と聞くと中高齢の男性のメタボリックシンドロームを真っ先に思いうかべることでしょう。
しかし、最近では生活習慣病は大人だけの話ではなくなってきています。
高校生もダイエットを日課として、日々トレーニングに励んでいる人も少なくありません。
高校生なのにダイエットなんて考えたくない、勉強だけで精一杯、クラブだけで運動は十分、なんて考えていると、もしかすると生活習慣病の予備軍に入ってしまっているかもしれません。
また、「かっこよくなりたい」「女子からよく思われたい」「運動能力を上げたい」など、高校生ならではのダイエット目的はたくさんあります。
しかし、10代の時は「ダイエット」という目的だけに走り過ぎて正しい方法を見誤ってしまう可能性が高く危険です。
間違った知識でダイエットを行うと、成長を妨げたり、将来の活動に支障をきたすかもしれません。
高校生の生活習慣悪化で病気&予備軍が急増中!ダイエットが必要な場合も
脂肪が増加するということは、高血圧、高血糖、脂質異常などの病気につながります。
これらの病気は高齢者だけがなるものではありません。
生活習慣病もひと昔前は成人病と呼ばれており、大人がなるものだと考えられていました。
しかし、今では子供であってもこうした病気になるということが分かっています。
最近では子供の生活習慣病が増えているため、高校生のダイエットはそれほど珍しいものではなくなりました。
しかも、高校生の4割は生活習慣病の予備軍であるという結果まで出ているのです。
これは本当に驚くべきことです。
こんなに若い時からメタボになる心配をしなければいけないだなんて、いったい誰が予測できたでしょうか。
また、体重を減らしたい、または食べる時間がないということで朝食を抜く高校生が増えています。
この習慣がさらに高校生の肥満を悪化させています。
さらに、パソコンやスマホなどを使ったりテレビを見ている時間が長くなればなるほど、脂肪が蓄積しやすくなり、肥満体型を助長してしまいます。
高校生の過度の食事制限ダイエットは危険!エネルギー摂取基準は守ろう
高校生でも肥満でダイエットが必要になるケースはたくさんあります。
しかし、食事制限をし過ぎることは、特に高校生の男子にとっておすすめできることではありません。
高校生であれば最低でも2400Calのエネルギー摂取が必要です。
ですから、食事制限をし過ぎて筋肉を分解させるようなことがないようにしましょう。
高校生ということは成長期でもあり思春期でもあり、身体的にも精神的にも安定していない時期です。
そんなときに栄養が取れないと健康面でも精神面でも悪影響が及びます。
必要なエネルギーはしっかり補充して、そのうえで脂肪を燃焼できる運動を取り入れるなどして工夫したダイエット方法が必要です。
高校生がダイエットに成功するための3つの基本!
高校生がダイエットをする方法は3つあります。
どのようにして減量できるのか3つの方法のメカニズムを調べておきましょう。
摂取カロリーを減らす
まずは、摂取カロリーを減らすことが最も基本的なダイエット方法です。
摂取カロリーを減らせば体重が落ちるということは、それまで必要以上にエネルギーを摂取していたことになります。
いくら高校生とはいえ摂取するべきエネルギーを超えて間食をしたり、インスタントフードやファーストフードを食べていれば、必ずカロリー過多になります。
栄養を摂ることは必要ですが、糖質や脂質の摂り過ぎは体に悪影響を及ぼしますので注意しましょう。
消費カロリーを増やす
もう一つの基本的なダイエットの方法は、消費カロリーを増やすことです。
ダイエットとは消費カロリーより摂取カロリーが上回らないようにすれば成功します。
ですので、食べる量はそのままで消費カロリーを増やせば自然と減量出来ます。
しかし、これには時間と力がいります。
今までの生活に消費カロリーを増やすだけの活動を追加する必要があるからです。
つまり、何らかの運動をしなければなりません。
一駅分歩いてみる、電車ではなく自転車で行ってみる、授業中に何らかのエクササイズを行うなど、高校生だからこそできる方法で消費カロリーを増やしてみましょう。
筋肉をつける
もう一つのダイエット方法、それは筋肉をつけることです。
筋肉とダイエットの関係は実はとても密接です。
筋肉が増えると体重は減ります。
なぜか、それはエネルギーを多く消費しているのは筋肉だからです。
つまり筋肉が増えればそれだけ多くのエネルギーを消費するために脂肪が必要とされます。
そのため、脂肪が分解・燃焼され、肥満が解消されるのです。
特に高校生であれば筋肉質な細見にあこがれているはずですから、この機会に体型の大改革をしてみるのはいかがですか?
高校生がダイエットする場合の4つの注意点!
高校生のダイエットには多くの注意点があります。
大人であれば、少々リバウンドしてもすぐに食事量を減らして元に戻したり、3食置き換えダイエットなどをしても日常生活に支障が起きないように工夫することもできます。
しかし高校生であれば、毎日学校に通い勉強し、クラブ活動を行い、友達と遊び、家に帰ってもするべきことはたくさんあります。
ある意味、仕事をしている大人よりも自由が制限されているかもしれませんね。
そんな高校生がダイエットに取り組むときに注意しておくべき点をまとめました。
成長を阻まない
高校生の時というのは、最も身長が伸びる時期です。
成長期の時期に必要な栄養が与えられなければ、十分に成長することが出来ません。
体重は減らすことが出来たとしても、身長が低く筋肉がないというのは、全く魅力的ではありませんよね。
成長を阻まない程度に食事の量を制限し、消費カロリーを増やしましょう。
特に、筋トレは刺激を強くし過ぎないよう注意が必要です。
身長が伸びるのを妨げてしまう可能性があるためです。
運動重視
高校生がダイエットをする時に注意してほしいのは、食事制限よりも運動を重視することです。
確かに、食事制限をすれば簡単に見る見るうちに体重が減るかもしれません。
しかし、それは本当に肥満が解消されているのでしょうか。
筋肉がなくなったり、水分が減ったりしているかもしれません。
また食事制限をし過ぎて、体に必要な栄養がしっかり摂取できていない、という状況にもなりかねません。
運動をして筋肉をつけて体を引き締めながら、徐々に体重を落とした方が魅力的な男性になれますよ。
ストレスは×
ストレスを抱えてダイエットをするなら、ダイエットはしない方がましです。
高校生と言うと食べ盛りではないでしょうか。
食べたいものすべてを我慢していては、ストレスが溜まってしまいます。
そんなダイエットはやめましょう。
また、ストレスがたまったばかりに睡眠がおろそかになることもあります。
睡眠の質が悪くなると、成長ホルモンの分泌が妨げられてしまい、脂肪の分解と身長の伸展を妨げてしまい、さらに悪循環です。
ストレスの上手な解消法を見つけるようにしましょう。
体重計ばかり見ないで!
体重計ばかり見ているダイエットは成功しません。
なぜでしょうか。
それは体重は一日の中でも変動しており、脂肪が減っていても体重は増えていると言ったこともあり得るからです。
体重を減らすだけのダイエットをしてしまうと、ただのガリガリになってしまいますよ。
きっと目指している体型はガリガリではなく、女子にモテる、理想的なスリム体型なはずです。
そうであれば体重ばかり見るのではなく、筋肉量や脂肪量に着目しましょう。
高校生におすすめのダイエット方法9選!
ジョギング
有酸素運動は、体力をつけながら脂肪を燃焼するためのとても良い方法です。
しかし、ジョギングはすぐに減量効果が得られるわけではないので、モチベーションを持続させる必要があります。
もし続けることが出来れば、太りにくく痩せやすい体質へと改善できるので、結果的にはもっともベストな体型になることでしょう。
時間が長ければ長いほど有効的な運動となりますので、ジョギングダイエットはおすすめです。
脱!間食
あなたは一日のうちにどれほどのカロリーを間食でとっていますか?
たしかに運動したり勉強していると小腹がすくでしょう。
試験勉強などがある日には夜遅くのラーメンも食べたくなることでしょう。
しかし、カロリー過多は非常に不健康です。
間食をやめるだけでどのくらいカロリーカットできるかを一度計算してみると良いかもしれません。
そのカロリーにきっと驚くことでしょう。
また、どうせ食べるならスイーツや炭水化物の代わりに、フルーツなどカロリーが低くてビタミンを取れるものを食べましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠をとることもダイエットには適切な方法です。
良質な睡眠をとることで脂肪を燃焼しやす状態を作り出すことが出来ます。
しっかり寝ている間にもエネルギーは消費され続けています。
それと同時に成長ホルモンが分泌されます。
このホルモンがより多く出ることによって脂肪の蓄積を防ぎ痩せやすい体質へと改善することが出来るのです。
睡眠をしっかりとれば次の日に活動的になることもできます。
翌日の便秘対策にもつながりますので睡眠不足を軽く見ないようにしましょう。
電車やバスは立って通学
いつもどんな方法を使って通学していますか。
電車やバス通学であれば、高校生ならではの良いダイエット方法があります。
それは立っているということです。
そう、ただ電車の中で立っていればよいのです。
朝一番や部活帰りは座っていたい気持ちもあるかもしれませんが、その時間こそ立っているだけでカロリーを消費しやすいのです。
またつま先立ちなどをするとより効果的なダイエット方法になりますよ。
こんにゃくゼリーを持ち歩く
小腹がすいた問いにファーストフードを買いに行こうとしますか?
コンビニのスイーツを食べますか?
どうしても食べたくなったら、こんにゃくゼリーを食べてください。
おなかがすいたときにはいつでも食べられるように持ち歩くようにしましょう。
こんにゃくゼリーは栄養がありながらカロリーが低いため、ダイエット中のお菓子にはもってこいですよ。
そうすれば、コンビニやファーストフード店に入ろうとする誘惑を断ち切ることが出来ます。
筋トレ
筋トレは高校生に是非行っていてほしいものです。
人間は年齢とともに代謝は落ちていきます。
一番活動量が多く、筋肉の成長が効率よくできる高校生の今の時期にトレーニングを行いましょう。
そして血行を良くし、代謝を上げることで、将来的にも理想的な体型を維持することにつながるのです。
筋トレは短い時間や自分の体重で、また家にいてもできます。
ですから、3日に一回の頻度で習慣にすることをお勧めします。
ただ痩せるより筋肉をつけて引き締める方が何倍もカッコイイですからね。
ウォーキング
ウォーキングダイエットも高校生にはお勧めです。
何よりも、運動することこそ高校生にはお勧めのダイエット方法なのです。
いつもは車に乗ったり自転車に乗ったり交通機関を利用する場所まで歩いて行ってみましょう。
また、家に帰ってから近所を散歩してみましょう。
正しい姿勢で30分以上ウォーキングするだけで体がポカポカしてくるはずです。
シューズを新調したりユニフォームを買ったりするとモチベーションがあがりますよ!
ごろ寝
ごろ寝しながら、ストレッチやエクササイズを行いましょう。
横になったままでできる種類のものはたくさんあります。
一日学校で力を使い果たし、帰宅したらウォーキングやジョギングだの、筋トレだの面倒でやってられない!というのなら、このごろ寝ダイエットをしてください。
本当にダイエット効果があるのかどうか不思議かもしれませんが、楽して体質改善が出来ます。
老廃物を排出するための血行やリンパ管の流れをよくすることが出来るのです。
さらに、姿勢をよくしてスタイルよく見せるためにもこの運動は役に立ちますよ。
教科書はさみ
教科書を太ももに挟んでキープする運動は学生に大人気です。
なぜなら、場所を選ばずにできるからです。
授業中にこのエクササイズの時間をこっそりすることできます。
50分授業が7時間あれば、すでに約6時間近く太ももの運動をしていることになります!
脚痩せや、姿勢矯正、体質改善に役に立つ運動ですから、いつも意識して行いましょう。
まとめ
・高校生は最低でも2400Calのエネルギー摂取が必要。
・ダイエットを成功させたければ、体重だけではなく、筋肉量や脂肪量に着目するべき。
高校生だからといってダイエットをする必要がないとは言えません。
肥満であれば誰もが改善したいと思うことでしょう。
高校生であればなおさら、かっこよく見せたい、モテる体型になりたい!という気持ちは強いはずです。
その年齢と意志を生かして、何歳になっても見衰えしない理想のボディ作りにチャレンジしましょう。
食事を制限するだけでなく、運動をしっかり取り入れることで、美しく健康的に痩せてそれをキープしていきましょう。