お腹周りの脂肪はつきやすく見た目も悪いですよね。けれどお腹の脂肪を取る方法は意外と簡単です。
今回はお腹周りに脂肪がつく原因5つ、脂肪を放置するデメリット、お腹の脂肪を取る方法5つ&おすすめの筋トレ3選を紹介します。
目次
お腹周りに脂肪がつく原因5つ
毎日サラリーマンとして仕事をしていれば、会社の付き合いや飲み会などで、暴飲暴食をついついしてしまうことも多いでしょう。
運動する機会をなかなかつかめずに、年を重ね、代謝が悪くなるとその影響はおなかに出てきます。
30代以上になるとおなかについた脂肪をそのまま放置してしまう人もいるようです。
しかし、お腹周りの脂肪の原因を知っていれば、必ず解消できることが分かるでしょう。
男性のおなかに脂肪がついてしまう原因にはこのようなものがあります。
①運動不足
②暴飲暴食
③過度なアルコール摂取
④ストレスの増加
⑤不規則な生活リズム
生活習慣が乱れるとおなかに脂肪がつきやすくなります。
ここに挙げたように、運動をしなければ筋肉は衰え代謝が悪くなります。
それに加え、消費エネルギーは減少するのに、摂取エネルギーは増加するばかりで、肥満に陥るのは目に見えて分かるでしょう。
会社の圧力などからくるストレスや、毎食決まった時間に食事が出来ないこと、睡眠不足などもおなか周りの脂肪の原因となります。
お腹周りはまず最初に脂肪がつきやすいところですから、お腹だけの原因とは言えませんが、ポッコリが引き起こされる原因を知っておけば対処できるでしょう。
お腹の脂肪を放置するデメリットとは
お腹に脂肪がついたまま放置しておくのは、なぜダメなのでしょうか。
確かに何もせずそのままの生活習慣を続ける方が簡単に思えるかもしれません。
しかし、大前提としておなかに脂肪がついていると不格好です。
それだけではありません、健康面でもたくさんの悪い影響があります。
内臓脂肪が増加すると、体の中の超善玉ホルモンである「アディポネクチン」が減少してしまいます。
これがなぜ悪いかと言うと、このホルモンは健康な体を作るためにたくさんの働きをしてくれているからです。
例えば
・血管の修復
・血圧・血糖値の調節
・腫瘍の増殖を抑制
・老化防止
などが挙げられます。
このホルモンの働きが少なくなってしまうと、なかなか怪我は治らず、血圧が上がって体調が悪くなったり、癌などの重病になりやすくなるでしょう。
つまり、内臓脂肪が増えると、生活習慣病という命にかかわる病気につながりかねないのです。
お腹の脂肪を取る方法は簡単?
お腹の脂肪はつきやすく取れにくい、とよく言われますが、実際のところはそうではありません。
特に男性の場合は、おなか周りについている脂肪は簡単に落ちやすいものです。
お腹についている内臓脂肪は、血液に溶けやすい性質を持っています。
ですから、それほど過酷な食事制限や運動をしなくても、他の部位より簡単に落とすことが可能です。
ですから、初めから「できない」と諦めてしまうのではなく、普段の生活から改善してみるのはいかがでしょうか。
お腹の脂肪を取る方法…有名な3つのダイエット方法は有効?
お腹の脂肪は簡単に落とすことが出来るとわかった今、すぐにポッコリお腹を解消したい、と思われたのではないでしょうか。
では、お腹の脂肪を取る方法はなにがあるでしょうか。
有酸素運動は効果的?
有酸素運動は、ダイエットのためには欠かせない運動である、とよく評されています。
しかし、お腹の脂肪を取る方法としては、あまりお勧めできません。
有酸素運動は長い時間同じ運動を続けることです。
人間の体は必要な状況に対応する能力を持っているため、有酸素運動を行うために適した体に変化してしまうのです。
つまり、少ないエネルギーでも、例えば長時間ジョギングしたり、水泳が出来るように、脂肪を燃焼しにくい、エネルギーをあまり使わずに体を動かせるようにしてしまうのです。
そのような体質になってしまうと、余計に脂肪を取り除くことは難しくなります。
また本来自分が何をしなくても消費されるはずのカロリーも減少します。
どんどん脂肪がつきやすく取れにくい体へと変わってしまうのです。
筋トレは効果的?
有酸素運動はNGでしたが、筋トレはどうなのでしょうか。
実は、脂肪燃焼には筋トレが一番適しています。
筋トレによって筋肉が増えると、何をしなくても消費されるエネルギー、「基礎代謝」が増えるからです。
基礎代謝が上がると良いことばかりです。
血行が良くなり、脂肪が蓄積されにくくなり、健康的な体になれます。
筋肉をつけることで、脂肪燃焼しやすい痩せ体質へと変化できるのです。
ですから、有酸素運動をするにしても、まずは筋トレをして筋肉をつけてから行いましょう。
筋トレをした後の有酸素運動なら、先ほどの話とは打って変わり効果抜群です。
お腹周りだけでなく全体的に引き締めたい時も、筋肉を付けた後に有酸素運動をすれば効率よく脂肪を燃焼させることが出来ます。
食事制限は効果的?
脂肪がついてしまう原因は、糖質にあります。
ですから、食事を制限することはおなかの脂肪を取る方法の一つといってよいでしょう。
糖質は主に炭水化物に含まれています。
ごはんや麺類が好きな男性の方は多いでしょう。
スイーツが好きな方や、外食が多い方などは、糖質を過剰摂取しているかもしれません。
糖質を摂りすぎると、それは脂肪へと変換され蓄えられてしまいます。
その為、比較的脂肪がつきやすい、お腹周りに脂肪がつきポッコリしてくるのです。
ですから、普段の食事の中で糖質をできるだけ制限すると良いでしょう。
食べるな、という意味ではありません。食べ過ぎないようにしましょう。
食欲が満たされないのであれば、筋肉をつける助けをしてくれるタンパク質を積極的に摂取しましょう。
糖質を摂らなくてもタンパク質は食べてもOKなので、それほどストレスを感じることもないでしょう。
お腹の脂肪を取る方法5つ
①新陳代謝を上げる
新陳代謝を上げれば、一日の消費エネルギーが増えます。
脂肪として蓄えられる量が減るので、結果としておなかの脂肪が減っていきます。
では、どのようにして新陳代謝を上げることが出来るのでしょうか。
必ず朝食を食べてください。
おなかの脂肪を取りたいのに食べなさい、とはどういうことだ、と思うかもしれませんが、朝食は必須です。
起床後に朝食をしっかり食べることで、血糖値を一定に保ち、悪いコレステロール値を下げることが出来ます。
また、ストレスを軽減する事、歩くように心がける事、水をたくさん飲むことは新陳代謝を上げることに役立ちます。
普段の生活の中で少し心がけることで、消費エネルギーを増やすことが出来たら万々歳ですよね。
②エクササイズをする
お腹の脂肪を取る方法の一つにエクササイズがあります。
短時間でしっかり体を動かすことで筋肉をつけることが出来ます。
インターバルを取り入れながら行うとより効果的です。
また、最初から腹筋を鍛えることはお勧めできません。
何故なら、脂肪がついている状態で筋肉をつけると余計に太って見えてしまうからです。
背中の筋肉から徐々に全体の筋肉をつけて、体質改善から始めましょう。
エクササイズの詳細は後程解説します。
③食事の工夫をする
食事の工夫をすることは、効果的なお腹の脂肪を取る方法です。
消費カロリーと摂取カロリーの目安を計算しましょう。
そして、摂取カロリーを減らしていきましょう。
しかし急な、そして酷な食事制限は体に負担ですから控えましょう。
脂肪の蓄積を防ぐために、なんと脂質が役立ちます。
アボガドやチョコレートなどに含まれている脂質は体によく、お腹周りの脂肪の蓄積を防いでくれるという働きがあります。だ
からといって食べ過ぎはダメです。
食物繊維を積極的に摂るようにしましょう。
水溶性繊維は特におすすめで、リンゴやサクランボがその代表です。
血糖値を下げ、脂肪燃焼の速度を上げてくれます。
ただし、急に繊維量を増やすとおなかを下す恐れがあるので、少しずつ繊維の多い料理に変えていくと良いですね。
④変化の記録をとる
腹囲の変化を記録していけば、自分がどれほど努力しているかを見ることが出来ます。
ウエストと腰のサイズの割合を確認してください。
自分の理想的なウエストのサイズまで、どれほどサイズダウンするべきなのかが分かります。
これまでご紹介した①~③を実践して現れた数値の変化をきちんと記録していきましょう。
ウエストも体重も同じ時間に測らなければ、変動しますので注意してください。
「朝食前」などと決めておくと良いです。
⑤モチベーションを維持する
お腹の脂肪を取る方法を紹介してきましたが、一人でずっと続けるには根気が必要です。
マンネリ化してきたころにモチベーションを維持するためにも、友達と始めることをお勧めします。
ダイエット仲間がいれば、効果を一緒に喜んだり、なかなか脂肪が取れなくても慰め合えます。
そして、お腹周りに脂肪があるとどんな危険な状態になるのかを、何度も思い出しましょう。
見た目が良くなるだけではなく、命にかかわる問題といっても過言ではないことを覚えておきましょう。
お腹の脂肪を筋トレで取る方法
スクワット
実は、腹筋300回がスクワット10回に該当する、といわれるほど、スクワットには効果があります。
スクワットは正しい姿勢で行わなければ効果が半減します。
また、ひざや腰を痛める原因ともなりますのでご注意ください。
1.つま先を前に向け、両足を肩幅に開く
2.両腕は自然な状態でOK
3.息を吸いながら膝を曲げる
4.お尻を突き出すようなポーズで、足の付け根をかかと側に押し出す
5.太ももが床と並行になるまでひざを曲げる
6.この時に腰や背中が曲がらないようにする
7.膝がつま先より前に出てはいけない
8.息を吐きながら元の体制に戻す
筋トレ初心者なら、1日10回から始めましょう。
正しいフォームで行えばかなり疲れますし、効果があります。
だんだん慣れてきたら、回数を増やしたり負荷をかけるのもいいですね。
レッグレイズ
レッグレイズを行うと、腹直筋を鍛えることが出来ます。
そのためお腹周りが引き締まります。
さらに、猫背改善効果もあるため、見た目ずいぶんと良くなることでしょう。
レッグレイズはトレーニングマットやタオルを敷いて行います。
1.仰向けに寝転がる
2.両手は力を抜いて体を安定させるために使う
3.膝を少し曲げて、下半身を上に上げる
4.垂直になるまで上げて、2秒間停止する
5.ゆっくりと元の位置に戻す
6.15回繰り返す
7.30秒休む
8.2セット行う
自宅でもできるトレーニングですから、空いた時間にポッコリおなか解消のために試してみるのはいかがですか?
クランチ
クランチは腹直筋に刺激が入る筋トレメニューです。
1.床に寝ころび膝を立てます
2.両腕を頭の後ろに組みます
3.上半身の上半分くらいを起こすイメージでお腹を丸めます
4.十分に腹直筋に刺激が入ったと感じたら戻します
上半身は上半分のみを起こすイメージで行ってください。
お腹の脂肪を取る方法の体験談&口コミ
ビールが大好きでしたので毎日飲んでいましたし、飲み会などでは飲み過ぎるのが当たり前でした。
しかし、どんどんお腹が出てきて危機感を感じました。
それで、お風呂に入る前に筋トレをするという習慣をつけました。
時間があっているのかどうかは分かりませんが、毎日欠かさずしました。
体重は減りませんでしたが、明らかにおなかポッコリがなくなりました。
また便秘も解消されてきたので体重も減るかもしれません。
こんなに簡単におなかの脂肪が取れるなんて驚きでした。
10代のころから、お腹に脂肪がつきやすく悩んでいました。
会社員になってからは人目も気になり、筋トレを始めました。
たった30回だけの筋トレでしたが、脇腹がすっきりしてきました。
効果が分かるとうれしくなり、どんどん回数を増やしたのが良かったのかウエストが8センチ減りました。
彼女に腹筋がない、といわれて悩みました。
それで毎日ひたすら筋トレに励みました。
朝毎日10回×1セットで筋トレを行いましたが、正直きつかったですね。
しかし2日目にもう変化が現れました。
そしてセット数を増やせば、温かくなり代謝が良くなったんだろうな、と感じました。
1カ月で2キロ痩せてお腹が引き締まりましたよ!
まとめ
・お腹の脂肪を取る方法は「新陳代謝を上げる」「エクササイズをする」「食事を工夫する」「変化の記録をとる」「モチベーションを維持する」の5つ。
・お腹についている内臓脂肪は、血液に溶けやすい性質を持っているので、それほど過酷な食事制限や運動をしなくても、他の部位より簡単に落とすことが可能。
お腹がポッコリしていると、自分だけでなく人目も気になります。
理想的なお腹はシックスパックでしょうが、そこまではいかなくてもおなかの脂肪を取る方法はたくさんあります。
自宅でできる簡単な筋トレや、生活の中のちょっとした工夫が脂肪減少につながります。
他の人からあこがれるような、引き締まったお腹までの道のりはそう遠くありません。
口コミにもあったように二日で効果を感じることが出来る場合もあります。
あきらめずに魅力的な腹筋を目指してみましょう。