ドラゴンフラッグは名前負けしない非常に効果のあるトレーニングですが、その難易度も非常に高い筋トレです。
今回はドラゴンフラッグの効果や正しいやり方、最適回数、できないとお悩みの初心者へのアドバイスを紹介します。
目次
筋トレ初心者には難しい?!ドラゴンフラッグとは?
出典:http://kintorecamp.com/dragon-flag/
ドラゴンフラッグは、言ってしまえば上級者向きの筋トレになります。
筋トレ初心者には難しい筋トレ方法になることでしょう。
ドラゴンフラッグは、ブルースリーが行っていた筋トレ方法として有名になったようです。
ドラゴンフラッグという名前からしてカッコイイイメージがあると思いますが、実際カッコイイ筋トレ方法です。
あくまでも、完璧にドラゴンフラッグを行う事ができればの話ですが…。
なぜかっこいいのか?というと、見るからに難しそうな筋トレになるからです。
しかも、ドラゴンフラッグのできる人というのは、ある程度筋力のある人しかできませんので、筋トレをやっていても様になっていて、カッコよく映ることでしょう。
ドラゴンフラッグで得られる効果 筋トレ初心者は怪我をする可能性も
出典:https://www.silhouette-illust.com/illust/6997
そんなカッコイイ筋トレであるドラゴンフラッグですが、実際効果の方はどんなものなんでしょうか?
見た目が派手な筋トレですから、効果の方も期待できそうな感じです。
ドラゴンフラッグは「最強の筋トレ方法」とも言われるほどになります。
何が最強なのか?というと、主に腹筋の筋トレとして行われるドラゴンフラッグですが、実は腹筋だけに効果があるのではありません。
腹筋以外にも、「腕・腰・背筋」といった部分に効果的な筋トレになります。
要するに上半身全体に効果のある筋トレ方法という事になるでしょう。
特に腹筋や背筋といった部分には大きな負荷がかかりますので、効果は大きなものになります。
ただし、注意することもあるのです。
それは負荷が大きいことになります。
負荷が大きいことは、筋トレにとってはありがたいことになります。
なぜなら、大きな負荷をかけて、筋肉にダメージを与えないと筋肉は成長しません。
大きな負荷によってダメージを受け、超回復によってこれまでよりもパワーアップして回復していくからです。
ですが、ドラゴンフラッグの場合、腰にも大きな負担がかかりますので、筋トレ初心者が無理に行おうとすると、腰を痛める原因になることでしょう。
ですから、初心者には難しい筋トレとも言われるのです。
ドラゴンフラッグの正しいやり方
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初心者には難しい筋トレといっても、最強の筋トレといわれるくらいの筋トレですから、一度はやってみたいかと思います。
また、今は筋力不足でできなくても、これから筋トレを続けていくうちにできるようになることでしょう。
その時のためにも、やり方を知っているといいのではないでしょうか。
それでは、ドラゴンフラッグのやり方を紹介していきたいと思います。
最強の筋トレ「ドラゴンフラッグ」
①:ドラゴンフラッグを行うために、まずベンチを用意します。
②:ベンチを用意できたら、ベンチの上に仰向けになります。
③:あまりベンチの下の方へ寝ないようにしましょう。
ドラゴンフラッグを行った際にひっくり返る恐れがあります。
ですから、ベンチの真ん中よりも頭側に肩甲骨が来るように仰向けになりましょう。
④:ポジションが取れたら、ベンチの頭の部分に手をかけます。
しっかりと握れるようにポジション取りをしましょう。
ドラゴンフラッグは、握力も使いますので、ベンチをしっかりとつかむことはとても重要なことになります。
⑤:しっかりとベンチを掴むことができたら、体を上げてスタートポジションを作ります。
スタートポジションは、肩甲骨と頭だけで体を支えるような感じで、垂直に足を上げた状態になります。
⑥:スタートポジションが作れたら体をおろしていきます。
体をおろすといっても、普通に「パタン」とおろしては筋トレになりませんので、体を垂直を保ったままおろしていくのです。
⑦:ベンチギリギリまで体をおろしたら、腰をベンチに付けずに、再びスタートポジションに戻ります。
その際にも、体は垂直のままです。
腹筋を曲げて戻るような事はないように注意しましょう。
⑧:⑥~⑦の繰り返しになります。
以上がドラゴンフラッグやり方になります。
真のドラゴンフラッグは寝た状態からスタート
先ほど紹介したやり方だと、ベンチに寝てから、体を垂直に上げ、それからがスタートでしたね。
しかし、本当のドラゴンフラッグは、寝た状態からがスタートになります。
ではなぜ、足を上げた状態からがスタートというように紹介したのかといいますと、足を上げた状態からの方が少し楽にできるからです。
楽にできるといっても、初心者でも簡単に!というわけではありません。
比較的楽にできるという程度です。
また、腰に大きな負荷がかかりますので、筋肉がしっかりとついていないと腰を痛める原因になります。
ですので、足を上げてからのスタートを紹介したというわけです。
体を上げてからのスタートと、寝た状態からのスタートでは、それほど変わりないかのように思われるかもしれません。
ですが、最初はべったりと寝た状態ですので、そこから真っすぐの状態を維持しながら体を浮かしていくのは相当な力を使います。
難易度は、それだけでも上がってしまうでしょう。
体を上げてからのスタートでは、ドラゴンフラッグのできる人も、寝た状態からのスタートではできないという人も出てくるのではないでしょうか。
ドラゴンフラッグの最適回数
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ドラゴンフラッグは、通常の筋トレとは違います。
一体何が違うのか?というと、通常のよくやる筋トレは、筋肉を伸ばしたり収縮させるトレーニング、または曲げ伸ばしのトレーニングでしょう。
しかし、ドラゴンフラッグはそのようなトレーニング方法とは異なり、曲げ伸ばし運動は行いません。
なぜなら、体は常に垂直の状態だからです。
言ってみれば、常に体の筋肉を膠着させて、同じ状態を維持していることになります。
要は、体にに思いきり力を入れて筋肉を刺激する筋トレになるという事でしょう。
このような筋トレ方法を「アイソメトリック」といいます。
筋トレ方法としては、アイソメトリックもしっかりと確立されていますので、変な筋トレ方法ではありません。
ただ単に、アイソメトリッという筋トレ方法が、通常の筋トレよりも知名度が低いというだけなのです。
では、ドラゴンフラッグは何回行えばいいのでしょうか?
通常の筋トレでは、10回3セットというのが多いかと思います。
ですが、ドラゴンフラッグはアイソメトリックです。
しかも、腰への負担も大きい筋トレ方法になりますので、回数は「無理の無い程度」という事になるでしょう。
10回できればそれに越したことはありません。
しかし、何度も言っているように、腰への負担が大きいのも事実です。
無理に回数をこなそうとする腰を痛めてしまいます。
怪我をするくらいであれば、初めからやらないほうがいいと思います。
他のトレーニングを行っても筋トレはできますので、怪我をして何もできなくなるくらいであれば、そちらの方がいいでしょう。
なので、回数は無理なくできるくらいということになります。
無理ない範囲でといっても、やり始めは2~3回ほどしかできないでしょう。
それほど、ドラゴンフラッグは全身の筋肉も使いますし、キツイトレーニングという事になります。
ドラゴンフラッグができない人へ初心者向けのやり方のアドバイス
出典:https://twitter.com/zatu_zatu_ha
ドラゴンフラッグは、これまで紹介しましたように、体を真っすぐにしたままの状態で上下させます。
上下させる際に、この真っすぐをキープするのが非常に大変になります。
ですから、初心者は真っすぐをキープすることができないかと思います。
では、初心者ではドラゴンフラッグを行う事ができないのか?というと、そうではありません。
初心者でもできるやり方があります。
それは、体を倒す角度を浅くしたり、膝を曲げて行ってみたり、足を軽くバタバタとさせてみたりと、本来のドラゴンフラッグでは行わないことを行って工夫してみると、少しやりやすくなります。
しかし、このような方法でもドラゴンフラッグを行う事ができない方もいることでしょう。
そのような方は、まだドラゴンフラッグを行うだけの筋力がついていないという事になります。
ですから、まずはドラゴンフラッグを行うための筋肉をつけることから始めなくてはいけませんね。
ドラゴンフラッグは、上半身の筋肉をほぼ全部使っていますので、腹筋から背筋、そして腕の筋肉まで全部をしっかりと鍛えて、それから再びドラゴンフラッグに挑戦しましょう。
まとめ
・ドラゴンフラッグは腹筋以外にも、「腕・腰・背筋」といった部分に効果的な筋トレ。
・ドラゴンフラッグは腰への負担が大きいので無理して行わないようにすること。
出典:http://blog.goo.ne.jp/ice4575/e/a5e05ff2b61a6890cd313f6a7ffeda2e
いかがでしたか?
ドラゴンフラッグは非常に難易度の高い筋トレ方法になります。
最後に紹介しましたように、ドラゴンフラッグのできない方は、ドラゴンフラッグを行うための筋トレから始めなければならないでしょう。
ですが、ドラゴンフラッグができるようになった時には、それだけの筋力がついたという証拠にもなります。
そして、ドラゴンフラッグができるようになれば、さらに効率よく効果的な筋トレができるようになっていることでしょう。