筋トレの効果を最大限活かすためには食事での栄養補給が非常に重要で、サプリメントを摂取することも効果的です。
今回は筋トレサプリの選び方と効果的な飲み方、人気ランキングTOP20、最強のサプリ、注意点などを紹介します。
目次
サプリとは
サプリとは「サプリメント」の略語で、日本語で言うと「栄養補助食品」と訳されることが多いです。
あくまでも栄養を摂る時に食事では補給しきれない分を摂るものなので、このサプリだけを飲んでいたら大丈夫と言うものではありません。
ご飯をきっちりと計算して食べていれば、絶対に必要なものでもないのです。
基本は食事で栄養を摂る、どうしても足りなければサプリメントを摂取する、というようにしましょう。
手軽に栄養が摂れるから食事の代わりにサプリメント、と言う摂り方は間違っています。
そのあたりは勘違いしないようにしたいものです。
筋トレサプリ摂取には効果的な時間がある?
サプリメントはいつ摂取すると良いのでしょうか?
筋トレ後にサプリメントを摂るといいと言いますが、これは本当でしょうか?
確かにプロテインは筋トレ後の30分以内の飲むのが「ゴールデンタイム」と言って最も効果が期待できると言われています。
しかし、プロテインは一度に分解吸収ができる量が決まっているので、1日の中で2,3回に分けて飲むのが普通です。
また、他のサプリメントもそれほど厳密に飲むタイミングが決まっていません。
そもそもサプリメントは薬ではありません。「栄養補助食品」なのです。
薬と違って栄養が足りないという時に飲めば良いものなので、逆に言えば、食事で必要な栄養が足りているのであれば、飲む必要もないのです。
なので、厳密にこの時間に飲まなければいけないというのもないのです。
プロテインはトレーニングの後に飲むのは良いですが、(トレーニング後すぐに飲む習慣にした方が飲むのを忘れなくなるという意味もあるので)その他のサプリメントは思い出したら飲むくらいでも問題はないでしょう。
筋トレ後にサプリで摂りたい成分とは
サプリメントは筋トレ直後に飲むべきなのでしょうか。
これは前述したように「絶対に」飲まなければいけないものではありません。
サプリメントは薬ではないので、そこまで厳密に飲む必要はないでしょう。
しかし、糖質は摂る必要があると言われています。
筋トレ直後に糖質を摂ったらせっかく脂肪を燃やそうと頑張っているのに、意味ないのでは?と思われるかもしれません。
しかし筋トレ直後に摂る糖質は脂肪として貯められることはほとんどありません。(摂りすぎれば当然貯まることもありますが、程度の問題です)
糖質を摂ることで疲労回復が促され、次のトレーニングの質の向上にも役立ちます。
そもそも筋トレを一生懸命した後は筋肉の中のグリコーゲンが使われてしまっているので、糖質を摂らないと疲労回復をなかなかしないのです。
また、この時にクエン酸も一緒に摂ることで更なる疲労回復に役立つことがあります。
クエン酸を同時に摂ると糖質が肝臓、筋肉などに蓄えられて、疲労がたまった時にその糖質が使われるため疲労をしにくくなるのです。
もちろん前述したようにプロテインを飲むのを忘れないためにトレーニング後に一緒に飲むのも良いです。
また、現在売っているプロテインの多くは糖質も含んでいます。
そういう意味では糖質を摂る目的でプロテインを飲んでもいいかもしれません。(ついでにタンパク質も摂れますし)
サプリの正しい選び方
筋トレ直後にサプリメントを摂取する必要は特にないとか、食事で栄養素を十分摂れていればサプリメントを摂る必要はない、と述べてきました。
そんなことを聞くと「もしかして、サプリメントって何の意味もない?」と思ってしまいそうですが、そんなことはありません。
栄養素をすべて食事から摂ろうとすると非常に緻密にメニューを考えないといけませんし、栄養の偏った食事は一切出来ないということになってしまいます。
食事も色々楽しみたいですから、実際普通に生きていたら栄養素が完全に理想通りの食事をしている人なんてほとんどいないでしょう。
なので、そのためにサプリメントが必要なのです。
まず自分の食事の計算してみて、自分の食事に何が足りないかを考えてみましょう。
そして足りない栄養素を補うためにサプリメントを摂取しましょう。
しかし、実際のところ自分の栄養に何が足りないか、そんなことを考えながら食事をしている人はほとんどいないでしょう。
そんなことできない!と思った方も多いでしょうが、筋トレでもっとも重要な栄養素は「タンパク質」になります。
そのタンパク質を常に必要量補っていれば、筋肉はきちんとつくと言われています。
サプリの最も効果的な飲み方とは
サプリメントの正しい飲み方は前述のように薬ではないので、特にありません。
「飲みたい時に飲む」「栄養素が足りないと思ったら飲む」でOKなのです。
しかし、もっとも効果が高いと言われている飲み方はありますので、それらをご紹介します。
例えば、筋トレをやっている人がよく飲むプロテインは食間に飲むと良いでしょう。
なぜなら、食事のすぐ前に飲むとプロテインはある程度腹に溜まってしまうので、食欲がなくなってしまうことがあるからです。
食事制限をしていて、食事の量を減らしたいという場合はこれでも良いのですが、基本的には食事はきちんと摂りたいので、食事の直前に摂るのはやめた方が良いでしょう。
食事のすぐ後に摂ってもタンパク質は一度に分解吸収できる量が決まっていると言われています。
ですので、食事である程度のタンパク質を摂っていれば、プロテインがほとんど無駄になってしまうこともあります。
よって食事のすぐ後も避けたいです。
そう考えると食間がもっとも良いことがわかりますよね。
また、ビタミンなどのサプリメントは1日に吸収できる量が決まっているので、説明書きに1日に何錠と指定があります。
飲み過ぎは体に悪いというより意味がありませんので、記載のある分量より多く飲むのはやめましょう。
せっかく買って飲んだのにほとんど体内に排出されてしまってはお金がもったいないです。
筋トレ愛好者に人気のサプリ2種類
筋トレをしている人の間でもっとも人気のサプリメントはやはり「プロテイン」になります。
プロテインはタンパク質を補給できるサプリメントです。
筋肉を作る材料になるのがタンパク質なので、プロテインは筋トレ愛好者の必須のサプリメントであるのはかなり昔から変わりません。
恐らく筋トレ愛好者の半分以上はプロテインを飲んでいるでしょう。
また、最近ではBCAAなども人気のサプリになっています。
バリン、ロイシン、イソロイシンと言う3つの必須アミノ酸のことで、高強度の筋トレを行った時に起こる筋肉の分解を防ぐ働きがあると言われています。
また、筋肉痛を最小限にするとも言われていますので、最近人気のサプリメントになっています。
筋トレサプリ人気ランキングTOP20
それでは実際にどのサプリが売れているのかランキングを調べてみましたので、見てみましょう。
売れているサプリを飲まないといけないわけではありませんが、売れているサプリはそれだけ効果があると思っている人が多いということです。
なので、ハズレと言う可能性が低いと言えます。
1位:ザバス ホエイプロテイン100
1位はザバスのホエイプロテインになります。
ザバスはプロテインメーカーとしてはかなり有名なので、名前で売れているという面はあります。
しかし確かに味はおいしいですし、水にもしっかり溶けますので、飲みやすいです。
また、ビタミンも配合されているので、これ1つでプロテインとビタミンの両方を摂取できます。
プロテインを飲むのが初めてと言う方はザバスを買うのは良い選択かもしれません。
ちなみにプロテインの前に「ホエイ」と付いていますが、プロテインにはいくつか種類があります。
ホエイプロテインがもっとも筋トレ後に飲むのに適していると言われています。
なので、売れているプロテインは基本的にはホエイプロテインが大半です。
2位:ビーレジェンド ホエイプロテイン
2位もプロテインになりますが、メーカーは「ビーレジェンド」とあまり一般的には馴染みのないメーカーのものになります。
最近売り出し中のメーカーで品質はかなり良いと評判です。
味もおいしく、価格もかなり抑えてありますので、ある程度の量を飲む人にはおすすめの商品です。
プロのスポーツ選手も飲んでいる人が多いです。
3位:BCAA+G 1000
3位は「BCAA+G」になります。
Gはグルタミンの略で、BCAAを摂るついでにグルタミンも摂ることができます。
グルタミンは準必須アミノ酸で、風邪の防止などに役立つため、筋トレ愛好者の間では人気の高いサプリメントとなっています。
筋トレも高強度で行えば、体にかなりの負荷をかけてしまうので、風邪をひきやすくなります。
特に風邪をひきやすい冬には取っておきたいサプリメントです。
グルタミンが入っていなければ、別にグルタミンを買わなければいけませんが、この商品はグルタミンが入っているのでお得と言えます。
4位:ゴールドジム クレアチンパウダー
4位はゴールドジムクレアチンパウダーになります。
クレアチンは筋トレのパフォーマンスがアップするサプリメントと言われています。
筋肉が動くのは、結局のところ電気信号の伝達なのですが、その電気信号の伝達がスムーズに行くようになると言われています。
一説にはオリンピックに出場しているアスリートの大半が摂取しているサプリメントとも言われていますので、その効果は期待できるでしょう。
初心者のうちは飲む必要がないと思いますが、ある程度のレベルになって、筋トレの重量が増えなくなった時に飲むといいでしょう。
5位:ゴールドジム グルタミンパウダー
5位はゴールドジムのグルタミンパウダーです。
3位のBCAAの時に説明をしましたが、グルタミンは風邪の予防など、体調を整える役目があります。
3位の製品のようなグルタミンを含んでいる製品を飲んでいればいいですが、飲んでいないのであれば、グルタミンを単独で買って飲むのもありでしょう。
おすすめとしてはBCAAに含まれたものを飲んだ方が両方買うより良いですが、BCAAは飲みたくないという人はこちらを買うと良いでしょう。
6位:ウイダー アミノタブレットビッグボトル
こちらはタブレットタイプのアミノ酸のサプリメントです。
簡単に言うとプロテインの分解したものがアミノ酸と思っていただければ良いでしょう。
なので、すぐに消化吸収できますので、寝る前に飲むと腹がもたれる人や運動後にすぐに吸収したい場合などはプロテインよりアミノ酸の方が向いています。
ただ、プロテインは飲むことである程度腹持ちがするので、減量時に食事を減らしても耐えられますが、アミノ酸は食事を減らして減量する時に耐えられない場合がありますので、プロテインよりアミノ酸の方が良い点ばかりではありません。
ケース・バイ・ケースで使い分けてください。
価格は600粒(100回分)で4600円程度で購入が可能です。
Amazonで購入するなら定期おトク便にすると最大15%割引になりますので、かなり安く手に入れることが可能です。
タブレットの場合、粒が大きすぎて呑み込めない場合が多いですが、こちらの商品は粒が比較的小さいので飲みやすいという点もメリットです。
7位:大塚製薬 ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン&ミネラル
大塚製薬のマルチビタミン&ミネラルになります。
筋トレをしていると筋肉をつけたいがためにタンパク質を多く摂ることばかりに気がいってしまって、比較的ビタミンやミネラルが足りなくなることが多いです。
また、ビタミンが足りなくなるとタンパク質を多く摂っても、筋肉がなかなかついてくれない場合があります。
特にビタミンBが足りなくなるとタンパク質を吸収しづらくなってしまうので、ビタミンは筋肉をつけたい場合には実は必須なのです。
ちなみにそれはミネラルも同じことです。
ミネラルは汗で流れ出てしまうものもあるので、トレーニングをしている人はミネラルは不足しがちになるので、サプリメントで摂りたいものでもあるのです。
価格は120日分で1700円程度なので、それほど高くはありません。
こちらもAmazonの定期おトク便を利用すれば更に安く買うことが可能です。
8位:HMB POWER BOOST
こちらは今流行りのサプリメントである、HMBの商品になります。
HMBとは簡単に言うとBCAAの一部である「ロイシン」から作られる物質で、筋肉を作る手助けになる物質であることが期待されています。
正直、今のところ情報が入り乱れていて、肯定派と否定派がどちらも存在しますが、ほとんどのサプリメントメーカーが発売していて、実際に飲んでいる人も多いです。
どちらにしても筋肉の合成を助けてくれるサプリメントなので、タンパク質が不足してしまうと飲んでもほとんど何の意味も持ちません。
飲むのであれば、食事でタンパク質をきちんと摂るか、足りなければプロテインで補うようにしましょう。
また、先に紹介したクレアチンと一緒に飲むと効果が高まると言う実験結果もありますので、どうせ飲むならクレアチンと一緒に飲むようにしましょう。
HMBの商品の中にはクレアチン配合のものもあるので、別々に購入するのが面倒という人はクレアチン配合の商品を買うと良いでしょう。
9位:グリコ パワープロダクション エキストラ アミノアシッド
体が発達するのには実は「運動」だけではだめです。
「運動」「栄養」「休息」の3大要素が必要になります。
こちらはその中で「休息」に注目して、疲労を回復する栄養素を多く摂りいれたサプリメントになります。
ジムにいった後にやたらと疲れた・・など感じる時は飲むと良いでしょう。
休息して、その後にトレーニングをした方が圧倒的に高負荷の運動ができます。
その方が休息なしで一生懸命やるより実は体は発達するのです。
一度騙されたと思って飲んでみてください。
全然変わらないと思えば、やめればいいですし、効果があれば続ければ良いでしょう。
10位:グリコ パワープロダクション エキストラ バーナー
運動をしている人のほとんどは「脂肪を落としたい」と思っているのではないでしょうか。
この商品はその脂肪燃焼を助けるサプリメントになります。
代謝が上がる物質を色々と入れていますので、運動前に飲むと脂肪が燃えやすくなります。
ただ、勘違いして欲しくないのは、こちらは薬ではないので、飲んだだけで痩せるものではありません。
あくまでも運動をすると脂肪が燃えるのですが、その燃え方を強くするものですので、単に痩せたいというだけでは飲んでもあまり意味はありません。
おおよそ1か月で2800円ほどするので、それほど安い感じはありませんが、これで余分に脂肪が燃えるのであれば、試す価値はあるでしょう。
11位:ディアナチュラ グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸
よく膝が痛い人が飲んでいる「コンドロイチン」「グルコサミン」「ヒアルロン酸」です。
よくテレビでも宣伝をしているので知っている人も多いのではないでしょうか。
宣伝などではお年寄りが飲むイメージが強いこちらのサプリメントですが、トレーニングをする人にも飲んで欲しいサプリメントになります。
トレーニングは腰などを酷使するために腰を痛めたりすることがよくあります。
その時にこのサプリメントを飲むと痛みが軽減することがあるのです。
もちろん腰痛がこのサプリメントを飲んだら絶対になくなるわけではありませんが、改善する人もいるので、腰痛だけどもトレーニングは続けたいという人は一度は飲んでみると良いでしょう。
これでなおったら儲けものくらいで飲んでもらえればいいと思います。
価格はそれほど高くなく、30日分で1100円ほどになります。
Amazonの定期おトク便を使えば1000円以下でも購入することが可能です。
12位:マイプロテイン L-カルニチン
L-カルニチンとは牛肉などに多く含まれている成分で、ダイエットに役に立つと言われています。
なぜダイエットに役に立つのかと言うとL-カルニチンが脂肪が分解された「脂肪酸」と結合して、ミトコンドリア内に運んでくれるからです。
実は脂肪と言うのはミトコンドリア内で行われるのです。
要するに簡単に言うとL-カルニチンがないと脂肪は燃焼されないと言っても良いのです。
こちらのサプリメントを飲むだけでどんどん痩せていくということはありませんが、L-カルニチンが足りないと脂肪が燃焼しないのも事実なので、足りないのは困るわけです。
ダイエットが思うようにすすまないという人は一度飲んでみるといいかもしれません。
45日分で1200円程度なのでそれほど高いサプリメントではありません。
13位:[ファインラボ] 健康食品 ファイナルパンプ
「パンプ」とはトレーニング愛好者の間で使う用語で、筋肉がパンパンに張ることを言います。
このパンプ感が強く出れば出るほど筋肉の発達を感じることができるわけです。
こちらのファイナルパンプはそのパンプ感を非常に強く感じられる製品になります。
パンプ感が強いとトレーニングが十分にできた満足感にも浸れますので、筋トレ愛好者には非常にいいサプリメントだと思います。
価格はかなり高く、250gで7500円ほどしますが、筋トレ好きなら是非一度は使ってみたいサプリメントになります。
ただし、ドーピングではないので、使った人の中には全然効果が感じられなかった人もいるので、そのあたりはサプリメントなので仕方がないと割り切りましょう。
14位:アルギニン&シトルリン
こちらは「アルギニン」「シトルリン」が摂取できるサプリメントになります。
シトルリンは血流を良くして、トレーニングのパフォーマンスがアップする効果があります。
また、アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進したり、疲労回復にも役立つと言われています。
要するに、こちらのサプリメントを飲むことによってトレーニングの質が上がり、筋肉がつきやすくなり、疲労の回復にも役にたつという事です。
40回分で2000円なので、1回50円と考えれば高い買い物ではないことがわかるのではないでしょうか。
15位:バルクスポーツ プロテイン ビッグカゼイン
こちらはプロテインの一種ですが、先に紹介した「ホエイプロテイン」とは少し異なります。
何が異なるかというとまずは成分。
牛乳から作られるのは同じですが、簡単に言うと牛乳からホエイと脂肪を取り除いたものがカゼインになります。
もう一つは消化・吸収の速度が違います。
カゼインはなかなか体に吸収できないのです。
吸収できないと悪いと思うかもしれませんが、実はいい点もあり、人間は寝る前にプロテインを飲むと朝までプロテインを一度も補給しないので、タンパク質が足りなくて筋肉を分解してしまうのです。
しかし、吸収の遅いカゼインを飲んでいれば、寝ている間の筋肉分解を防げます。
また、ダイエット中は食事を制限してお腹が空きます。
結局我慢ができなくて食べてしまっては意味がありません。
その際にカゼインを飲めば、お腹の持ちが良くなるので、余分なものを食べなくすむわけです。
筋トレ愛好家の間ではホエイとカゼインの両方を買って、場合によって飲み分けている人が多いようです。
16位:バルクスポーツ アミノ酸 EAAパウダー
EAAとは必須アミノ酸(Essential Amino Acids)の頭文字を取ったものです。
人間は必須アミノ酸を自分の体内で作りだすことができないので、外から(食事から)摂るしかないのですが、足りなくなると筋肉が付きづらくなる厄介なものです。
その必須アミノ酸を8種類混ぜこんでいるサプリメントで、必要な時に必要なだけ短時間で摂ることができます。
BCAAも含まれているので、BCAAを飲んでいる人ならこちらに乗り換えるのもありでしょう。
価格は4000円弱で手に入れることが可能です。
一回あたり約67円なので、それほど高価なものではありません。
17位:明治 ザバス ソイプロテイン100 ココア味
ザバスのプロテインですが、先に紹介した「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」とも違う第3のプロテインである「ソイプロテイン」になります。
「ソイ」とは英語で「大豆」のことです。
要するにこちらのプロテインは大豆から作ったプロテインということです。
ソイプロテインはカゼインと同じように吸収スピードが遅いので、同じような使い方ができます。
また、大豆と女性ホルモンが構造的に似ているため、女性が飲むと肌の調子がよくなったり、生理が安定するなどの効果が出る場合も。
ただし、ソイプロテインは大豆から作っただけあって、今一つ水に溶けきらないことも多く、玉になってしまうことも。
また、味が好きじゃないという人もいるようです。
このあたりは好みですが、女性ならこちらを選ぶメリットも多いので、ソイプロテインを購入するのも良いでしょう。
18位:ナウフーズ シリマリン
こちらのシリマリンは肝臓の調子を整えてくれるサプリメントになります。
筋トレをしているとプロテインを大量に飲む人もいるのですが、プロテインは飲み過ぎると肝臓が悪くなってしまう場合があります。
肝臓でタンパク質を分解しているので、休む暇がなくなってパンクしてしまうわけです。
もちろんこれはかなりの量を飲んでいる人の場合ですが、肝臓は一度壊したら取り返しがつかない臓器ですし、非常に重要な臓器です。
予防のためにシリマリンを飲むのは悪い選択ではありません。
肝臓はお酒の飲み過ぎでも悪くなりますので、お酒が好きな人は特にこちらのサプリメントの摂取を考えた方が良いでしょう。
19位:大塚製薬 ネイチャーメイド スーパーフィッシュオイル(EPA/DHA)
こちらは要するに魚の脂になります。
EPAやDHAを摂ると直接的にはトレーニングに関係はないですが、血流が良くなることで、浸かれば取れやすくなったり、運動の効率アップが期待できます。
また、EPAを摂ると筋肉痛が強くならないという研究結果もあります。
筋肉痛がひどいと次のトレーニングにも影響が出ますが、筋肉痛が緩和できれば、十分な強度で次のトレーニングも実施できます。
要するに体全体の調子がよくなって、トレーニングの効率もアップするということです。
摂らない手はないでしょう。
20位:クレアルカリン EFX(高純度クレアチン)
こちらは先に紹介した「クレアチン」の他のメーカーの商品になります。
クレアチンと言えば、大抵の場合はパウダー状になっている商品ばかりなのですが、こちらはカプセル型になります。
カプセル型の方が圧倒的に飲みやすいですし、思いついた時にその場で飲めるのが嬉しいところ。
パウダーの商品を選ぶか、カプセル型を選ぶのかは人の好みによりますが、価格はこちらの方がだいぶ安いです。
最強の筋トレサプリはやっぱり「プロテイン」
筋トレをしている人にとって最も効果の高い最強のサプリは何でしょうか?
しかし、これはどんな効果を期待しているかにもよります。
筋肉がもっともつくサプリと言えばやはりプロテインでしょう。プロテインは筋肉の原料です(要するにタンパク質)ので、足りないと筋肉はつきません。
それにプロテインはコストパフォーマンスの面から言ってももっとも良いサプリメントと言えます。
他のサプリメントはかなり高いのです。
しかし、プロテインは安い物であれば、3キロで8000円程度とかなりリーズナブル。
3キロもあれば、よほど飲む人でない限り4か月程度は持つでしょう。
初心者であれば、半年くらいは持つかもしれません。
もちろんある程度の筋肉の量に伴って飲む量が増えていくので、ずっとコストパフォーマンスが良いかどうかはわかりません。
しかし他のサプリメントと比べると効果もわかりやすいですし、摂取のタイミングもトレーニング直後や食間と忘れにくいと言えます。
多くの筋トレ愛好者の間でもっとも摂取されているサプリメントと言うのは納得です。
筋トレサプリの飲み方を間違えると逆に不健康になる?
サプリメントはあくまで「栄養補助食品」になります。
要するに基本は食品と同じ扱いになります。
薬ではないので、副作用というものはないのですが、食品だって食べ過ぎれば体に影響が出てくるのは当然です。
適正に摂っていれば、何の問題もないのですが、摂りすぎはダメです。
プロテインだって、筋トレをしながら適量を飲んでいれば太ることはありませんし、体に悪いなんてことはありません。
ですが、摂取しすぎれば太ったり肝臓を悪くしてしまうことだってあります。
肝臓が悪くなる理由は、最終的にタンパク質と言うのは肝臓で各器官で使える形に合成するので、あまりにも大量にタンパク質を摂取してしまうと肝臓が働きすぎてパンクしてしまうのです。
これは別にプロテインが悪いわけではなく、肉や魚を大量に摂っても同じことが起こります。
なので、サプリメントの摂りすぎだけが悪いわけではないのですが、サプリメントは食事を摂るより手軽に摂れてしまうため、摂りすぎになる可能性が食事より高いのです。
何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
いくら体に良いと言われているものでも、摂りすぎると毒になってしまいますので、程度は考えましょう。
摂取すればするほど良いなんてものは存在しません。
筋トレサプリ効果をよく見極めよう
サプリメントを一つ一つ見るとかなり高いものが多いです。
全部摂ったら一体月にいくらかかるのでしょうか。
実際にボディビルダーの一部の人はサプリメントを摂りすぎて、月に5~6万も使い「サプリメント貧乏」になっている人もいるとか。
サプリメントはあくまで栄養補助食品なので、飲んでいきなり劇的な効果があるわけではありません。
しかし、一回飲みだすと何となく飲まないと今の体が維持できないかもと言う強迫観念のようなものが生み出されてしまいます。
もし、あなたが複数のサプリメントを飲んでいて、やめたくてもやめられないという場合は、まずは一つやめてみて調子をみてください。
それで何も変化がないようであれば、そのままやめて、次のサプリもやめてみます。
もし、変化がある(悪い方に変化がある)場合は、飲むことを続けて、違うサプリをやめてみてください。
サプリにお金をかけ過ぎてそれが精神的に負担になっているのであれば、少なくする努力はすべきです。
サプリがたとえ少々の効果があったとしても精神的に負担になっていたら意味がありません。
トータルとしてプラスになっていなければ、サプリを減らすことを考えてください。
サプリは何度も言いますが、薬ではないので、「足りないものを補う」と言う考えで飲むものです。
絶対に飲まなければいけないものではありません。
海外の筋トレサプリの選び方は慎重に
現代ではインターネットが普及したため、海外の製品も簡単に手に入れられるようになりました。
しかし、海外製のサプリメントを摂取しても大丈夫なのでしょうか?
答えは「製品によるのでわからない」のです。
アメリカなどのサプリメント大国は安い上に大量に購入できますが、日本ほど品質管理はしっかりしていません。
また安く購入しようと思ったら船便での購入になりますので、その間に何が起こるかわかりません。
大量に入っているということは当然防腐剤などが入っている可能性が高いですし、人体に実は有害な物質が入っている可能性も否定はできません。
もし、人体に有害な物質が入っていて体調が悪くなったとしても、海外の会社を訴えるのは非常に困難でしょう。
また、成分表もすべて英語表記なので、そもそも何が入っているのか専門用語を理解していないと知ることができません。
海外のサプリメントの中にはスポーツ競技には禁止されている薬物が入っていることも珍しくありません。
そう考えると何が入っているのかよくわからないものは買わない方が無難と言えます。
もし、きちんとしたものであってもアメリカ人と日本人では体の大きさがまったく違いますし、アメリカのサプリメントはヨウ素が多く含まれているものが多いのです。
これはアメリカ人が海藻を食べる習慣がないからなのですが、日本人は海藻類を食べる機会は多いです。
なので、ヨウ素をサプリメントで摂る必要はないのです。
このようにサプリメントはその国の人が飲むことを前提に作られているものも多いので、海外の人が飲むのには適していない場合が多いのです。
筋トレ後のサプリは食事と自分の筋肉とよく相談しよう
筋トレをしている人の中には「筋トレ後のサプリメント摂取は絶対にしなければいけない」と言うようなことを主張する人もいます。
これは本当でしょうか。
しかし、今までこの記事を読んできた方ならわかると思いますが、そんなことはまったくありません。
サプリメントはあくまでも食事で足りないものを補うために摂取するものです。
確かにタンパク質を毎日十分摂れる人は少ないかもしれませんが、食事でどの程度タンパク質を摂っているのかは計算してみないとわかりません。
タンパク質が足りないと思えば摂ればいいですし、十分だと思う人はプロテインを飲む必要はありません。
ただし、筋肉量が増えてくると必要なタンパク質量も増えてくるので、今は必要なくても将来的には必要になることもあります。
しかし、やはりサプリメントが必須かと言われれば、そうでもありません。
食事のタンパク質の量を増やせば良いわけですから、絶対的に必要なものではないのです。
サプリとドーピングの効果の違い
たまにサプリメント(特にプロテイン)をドーピングと勘違いしている方がいます。
サプリメントとドーピングはまったく異なるものです。
ドーピングは薬物で筋力増強などを計るものです。
薬なので、ほとんどの人に劇的な効果がありますが、当然無理やり筋肉をつけるので、副作用もあります。
薬を継続的に使っていれば、副作用もかなり強いです。
その結果として一生残るような障害が出たり、最悪の場合死に至ることもあります。
オリンピックでドーピングが禁止になっているのは選手の健康面を考えている面もあるのです。
一方サプリメントは単なる健康補助食品なので、食事で足りない栄養素を補うだけのものです。
強制的に筋肉をつける作用はありませんし、人によっては全然効果がないこともあります。
なので、当然オリンピックで禁止にもなっていませんし、薬局やスーパーなどでも販売しているのです。
ドーピングは強い薬なので、もちろん薬局やスーパーでは買えません。(処方箋があれば薬局で手に入れられるかもしれませんが)
筋力増強だけを目的にドーピングを処方してくれる病院もありません。
プロテインを飲んでいる人に「それってドーピング?」なんて訊くのは自分の無知をさらけ出すことですし、非常に失礼なことです。
そもそもドーピングを人前で堂々と多くの人がやるわけがありませんよね。
筋トレをせずにサプリを摂っても筋肉はつかない
サプリメントを摂りすぎて太ることはあり得ます。
プロテインなどは糖分も含んでいる商品が多いため、摂取のし過ぎで太ることがあるのです。
筋トレ後の糖分補給は筋肉の回復を早め、筋肉が萎縮するのを防ぐ効果があるので、タンパク質と同時に糖分を摂るのはかなり重要なのです。
しかし、糖分が含まれている物を摂りすぎれば太るのは当然です。
しかも、筋トレもせずにプロテインだけ飲めば、単なるオーバーカロリーになるだけです。
「プロテインを飲めば、筋肉がつく」と言う間違った知識を持っている人がやりがちなことです。
正しくは「筋トレをしながら、適切にプロテインを飲むと筋肉がつく」のです。
プロテインはドーピングではないので、飲むだけで筋肉がついたりはしません。
間違えないようにしましょう。
まとめ
・筋トレサプリは「食事で足りない栄養素を補給できるもの」を選ぶ。
・筋トレサプリの飲み方は薬ではないので、厳密には決まっていないが、プロテインはトレーニングのすぐ後に飲むと良い。
・筋トレサプリはドーピングではないので、飲むだけではなく筋トレをしないと筋肉はつかない。
いかがでしたでしょうか。
サプリメントに興味は出てきましたでしょうか。
筋トレ後のサプリは必須なものではないですが、やはりタンパク質を食事から不足なく摂るのは、かなり大変です。
特に筋肉がついてくると必要なタンパク質は多くなってきますので、上手にサプリメントを使って筋肉の発達を手助けしてあげましょう。
きっとカッコいい体になることができますよ。