男らしい厚い胸板を手に入れるためにおすすめの筋トレの一つに、フロアプレスがあります。
今回はフロアプレスの効果とメリット2つ、重量設定方法、正しいやり方とコツ2つを似た動きをするベンチプレスと比較しながら紹介します。
フロアプレスとは
出典:http://the-answers.com/how-to-do-floor-press
「フロアプレス」と聞いても、いまいちイメージがピンとこない方が多いかもしれません。
では、ベンチプレスといったらどうでしょうか?
これは多くの方が知っているかと思います。
ベンチプレスは筋トレの中では非常に有名なトレーニング方法になりますね。
筋トレの中でもBIG3といわれるほどの筋トレ方法になるようです。
なぜフロアプレスから、いきなりベンチプレスの名前を出したのか?と思うかもしれません。
実は、ベンチプレスはベンチの上で行う筋トレに対して、フロアプレスというのは、床の上で行う筋トレ方法になるからなのです。
ベンチプレスの「ベンチ」は、座るときなどに使うベンチの事、フロアプレスの「フロア」は、床の事になります。
ですから、筋トレの方法としては似たようなやり方になることでしょう。
似たようなやり方にはなりますが、フロアプレスにはフロアプレスのメリットや効果というものがありますし、厳密に言えばしっかりとしたやり方もあります。
とりあえずは、フロアプレスって何?と聞かれたら、ベンチプレスの床で行うバージョンだという事を知っておけばいいでしょう。
これから、フロアプレスの細かな部分について紹介していきます。
フロアプレスの効果・メリット
出典:https://smartlog.jp/72391
先ほど紹介しましたように、フロアプレスにはフロアプレスのメリットや効果があります。
それがなければベンチプレスを行っていればいいだけの話ですからね。
では、まずフロアプレスの効果について紹介していきましょう。
フロアプレスの効果紹介
フロアプレスの効果ですが、実際のところベンチプレスとほぼ同じような効果であるという事が言えます。
フロアプレスの詳しいやり方は、後ほど紹介しますが、筋トレの見た感じはベンチプレスに似ています。
それゆえ、効果のある筋肉も同じ部位という事が言えるのです。
ですから、効果のある筋肉は「大胸筋・上腕三頭筋」ということになります。
効果はこのように、ベンチプレスと同じですが、次に紹介をするメリットの方がフロアプレス独特なものになることでしょう。
フロアプレスのメリット紹介
出典:http://www.kanaiwa-seikotsuin.com/%E8%85%B0%E7%97%9B-2/
■腰を痛めにくい
通常のベンチプレスでは、腰を痛めるという事が多くあります。
しかし、フロアプレスでは腰を痛めるという恐れが少なくなります。
なぜなら、ベンチプレスでは力むと足をしっかりと踏ん張り、腰をそるような形になるかと思います。
この腰の反りが腰痛を生む原因ともなっているのです。
ですが、フロアプレスではそれほど腰を反ることもなくなるでしょう。
その結果、腰への負担が減り、腰を痛める恐れが少なくなるというわけです。
■胸に集中してトレーニングを行うことができる
フロアプレスは床で行うために、土台が非常に安定した状態でトレーニングを行う事ができます。
一方でベンチプレスは?というと、ベンチの上に寝てバーベルを上げるので、不安定とまでは言いませんが、フロアプレスほどの安定感はないでしょう。
この「安定感」というものが筋トレどのような影響を与えるのか?というと、集中できるかできないかということになります。
要するに、鍛えている自分の筋肉に意識を100%持っていくことができるかできないかの違いがでるという事になるのです。
筋トレは筋肉に意識をして行う事で、より高い効果を得ることができます。
ですから、安定した状態で筋トレを行うことのできるフロアプレスは、ベンチプレスよりも鍛えている筋肉に意識を向けられるため、効果的な筋トレができると言えるでしょう。
フロアプレスの重量設定方法!
出典:http://item.rakuten.co.jp/super-sports/c/0000000112/
ベンチプレスとフロアプレスでは、筋トレを行う場所が違うという事がわかりましたね。
では、フロアプレスの重量の目安はどれくらいになるのでしょうか?
結果から言うと、ベンチプレスと同じような要領で行ってかまわないという事になります。
ベンチプレスの場合、脚の力をしっかりと使えますので、力も入りやすいかと思います。
しかし、フロアプレスの場合、脚の力をベンチプレスほど使うことはできないでしょう。
そのかわり、床に寝ているという事で、ベンチプレスほど肘を下げることができません。
その分楽になるかと思います。
ですから、扱う重量もベンチプレスと似たような感じで大丈夫ではないでしょうか。
とはいえ、慣れるまでは重量も軽いもので扱った方がいいでしょう。
最初はベンチプレスのマックスの重量の半分くらいの重さで行い、様子を見ていきます。
次に、80%くらいの重さで行い、大丈夫そうであれば、ベンチプレスで行っている最大重量で行うといった流れで筋トレをしていくといいでしょう。
フロアプレスの正しいやり方
出典:https://smartlog.jp/72391
フロアプレスを行う際に、バーベルで行うやり方と、ダンベルで行うやり方があります。
ダンベルで行うのであれば、ラックなどは必要ないかもしれません。
バーベルで行う場合は、床に寝た状態でもバーベルをベンチプレスのように引っかけることのできるラックが必要になります。
ですから、フロアプレスをやる際に、専用のラックがないのであれば、ダンベルでのフロアプレスを行う事になるでしょう。
多くの方が、専用のラックを持っていないかと思いますので、ここではダンベルを使ったフロアプレスのやり方を紹介していきます。
ダンベルフロアプレスのやり方
①:まず、床に仰向けに寝ます。
②:仰向けに寝たら、膝を90度に曲げます。
③:ダンベルを両手に握り、両腕を胸の真上に真っすぐに伸ばします。
この、両手にダンベルを持って胸の真上に腕を伸ばした状態がスタートポジションになります。
④:ベンチプレスを行うような要領で、ゆっくりと肘を曲げてダンベルを降ろしていきます。
肘が床に付くくらいまでしっかりと降ろしましょう。
ただ、完全に降ろしてしまうと休んでしまうことになりますので、肘が床に付くくらいで止めましょう。
⑤:肘が床についたら再びダンベルを胸の真上まで持っていきます。
スタートポジションに戻しましょう。
⑥:③~⑤の繰り返しになります。
以上がダンベルフロアプレスのやり方になります。
ベンチプレスのような要領で、肘をわきからはなして行うと大胸筋に効果があり、わきを閉めるようなやり方(ナローベンチプレスのようなやり方)だと、上腕三頭筋に効果があります。
ダンベルを降ろしていく際に、勢いよく降ろすと肘が床に当たってしまいます。
いったん休憩をするような形になってしまいますので、ゆっくりと下げていき、床に肘をついて休ませないようにしましょう。
フロアプレスの効果的なやり方のコツ2つ
出典:http://beauty-health-training.com/dansei-muscle-dumbbell-senaka-mune-1732
フロアプレスを、より効果的なものにする為に、フロアプレスのコツを紹介していきます。
これから紹介するコツをしっかりとマスターし、効率よく筋トレを行っていきましょう。
しっかりと胸を張って行う
フロアプレスの場合、床に背中全面をしっかりとくっつけて行うため、広背筋を収縮させて行う事ができません。
ベンチプレスの場合は、広背筋を収縮させてトレーニングを行う事ができますので、広背筋を収縮させた分、胸を張ることができます。
フロアプレスはそれができませんので、広背筋を収縮させることができなくても胸を張るように意識してフォームを作っていきましょう。
広背筋を収縮できない分、やりにくく感じるかもしれませんが、慣れればしっくりと来るフォームになりますので、効果のあるトレーニングを行うためにも胸を張るよう意識しましょう。
脚を動かさないように気をつける
出典:http://natural-workout.jp/barbell-floor-press/
筋トレを行っていると、上半身の筋トレなのに力むと足に力が入り、足を動かして筋トレを行う人がいます。
少し動かすくらいならわかりますが、人によってはバタバタと足を動かす人もいるでしょう。
特にベンチプレスの時には、そのような光景をよく見ることができます。
同じようにフロアプレスでも足を動かして筋トレを行う人がいますが、効果的に筋肉に効かすためには足は固定した状態をキープした方がいいのです。
とはいえ、最大限力を入れようと思ったら、どうしても足に力が入ってしまうかと思います。
ですので、全く動かさないようにするためには、軽い重量で行うようにし、高重量を扱う時には極力固定した状態を維持するように心がけましょう。
まとめ
・フロアプレスの効果のある筋肉は「大胸筋・上腕三頭筋」。
・フロアプレスではそれほど腰を反ることもないので腰を傷めにくい。
出典:http://kintorecamp.com/floor-press/
いかがでしたか?
フロアプレスのやり方や効果・メリットがわかって頂けたかと思います。
ベースとなるものはベンチプレスですので、ベンチプレスをしっかりと行う事ができる人は、フロアプレスも少しやればキッチリと行う事ができるでしょう。
また、もしジムでトレーニングをする際に、ベンチプレスが混んでいてできないとしましょう。
そのような時にフロアプレスができれば、順番待ちをしなくても大胸筋や上腕三頭筋を鍛えることができます。
ベンチプレスは人気の筋トレになりますので、混んでしまうことはよくあることでしょう。
ですから、時間の効率化にも役立つというわけです。