ヨガはすっかり健康が促進できる運動として浸透していますが、実はダイエットにも効果的であらゆる年代におすすめです。
今回は、ヨガの健康&ダイエット効果、消費カロリー、鍛えたい部位別の正しい方法、注意点3つを紹介します。
目次
ヨガから得られる嬉しい効果8つ
ヨガは健康に良いとよく言われますが、具体的にどんな健康効果があるのか知っていますか?
実は、得られる効果は1つではありません。
いくつもの効果が得られるという点が、ヨガの魅力でもあります。
そこで、ここでは8つの効果をご紹介しましょう。
①姿勢が改善する!
ヨガを長期にわたって行うことで、体のゆがみが改善され、姿勢が良くなります。
また、体幹も鍛えられるのです。
悪い姿勢で生活をしていると、健康上良くありません。
普段から悪い姿勢が癖になっている人にとって、この効果は非常にプラスではないでしょうか。
②身体がより柔軟になる!
一口にヨガと言っても、幅広いポーズがあります。
あらゆるポーズをしていくことによって、身体が段々柔軟になっていきます。
柔軟になることは、ケガの予防にもなりますし、肩こり等の改善にもつながります。
そのため、身体が硬い人にとっては素晴らしい効果ですね。
③腸内環境が改善される!
ヨガの場合、腸内環境を改善させるポーズも存在します。
腸内環境が良くなれば、便秘の改善にもつながりますね。
ヨガの場合、身体を柔らかくする運動というイメージを持たれがちです。
こんな健康効果まであっただなんて少し驚きではないでしょうか。
④血行が良くなる!
ヨガによって適切な呼吸法を会得することができれば、体内に酸素を供給することによる血行の促進につながります。「血行を良くして意味あるの?」という人もいるかもしれませんが、血行が悪いことのデメリットはいくつもあります。
1つは「冷え性のリスクが高まること」ですね。身体が部分的に冷えてしまうと、そこを温めるための努力が必要になりますので、はっきり言って面倒ですよね。
また、血行が悪くなると、身体の隅々まで適切に栄養を供給するということが難しくなってきますので、そのことによるマイナスもあるのです。したがって、血行が悪いのであれば、なるべく早い段階で良くする必要があるでしょう。
⑤自律神経を整えられる!
ヨガを継続させることで、適切な呼吸法を会得できるとともに、こわばった身体もほぐすことが可能です。こういった点は、自律神経を整えることにつながるのです。
今の社会では、自律神経失調症に悩まされる人が多く、中には日常生活すらしづらいと感じる人もいます。したがって、ヨガによって自律神経を整えることは、長い人生を見据えても非常にプラスではないでしょうか。
⑥筋力をアップできる!
ヨガについて、「呼吸法」や「リラックス」というワードをイメージする人が多いと思いますが、実は筋力アップの効果もあります。というのも、ヨガにおける膨大なポーズの中には、筋肉に効かせるものが数多くあるのです。
したがって、適切にヨガを組み合わせることができれば、全身の筋肉を強化することも可能なのです。
⑦老廃物がどんどん排出される
ヨガを継続的に行うことにより、腸の動きを活発化させることが可能です。
これにより、老廃物の適切な排出につながるのです。老廃物を多く身体に蓄積させておくことは、健康的観点から言うと非常にマイナスです。
そのため、このような老廃物を排出させるための取り組みというのは、積極的に行うことをおすすめしますよ。
⑧美肌に近づく
適切にヨガを実践していくことは、質のいい睡眠をもたらしてくれます。
日々快眠を続けていくことは、肌環境にとってとてもプラスです。仮に、浅い眠りばかりが続いてしまうと、肌の新陳代謝であるターンオーバーに影響してしまい、肌環境の悪化につながる可能性も大いにあります。そのため、ヨガの継続というのは美肌にも効果的ということがわかりますね。
ポーズによって得られる効果はいろいろ?
この章では、ヨガにおける全般的な効果をご紹介しましたが、ヨガと言っても多くの動きの種類があります。その一つ一つにおいて前述の8つの効果全てが得られるというわけではありませんので、その点はよく踏まえておきましょう。
重要なことは、どのヨガにどのような効果があるのかを把握した上で、自分の目的に合ったヨガを行うことです。
もう一つ重要なことは、「継続」ですね。ヨガによって姿勢改善などの効果を得ても、ヨガをスパッとやめてしまえば、再び姿勢の悪い状態へと戻ってしまう可能性があります。
したがって、ヨガによって得た効果を持続させたい場合は、ヨガ自体を継続させていく必要があるのです。これについては、非常に重要な視点ですよ。
ヨガにダイエット効果はある!
ヨガについては、激しく動くランニングのような運動ではありません。
皆さんもヨガの動きを目にしたことがあると思いますが、ややスローな動きが基本です。
そのため、ダイエット効果が皆無だと思われがちです。
確かに、激しく動いて汗をかくような運動に比べると、ダイエット効果は小さいかもしれません。
しかし、ゆっくり動いているように見えるヨガでも、れっきとした有酸素運動です。
そのため、ランニング等と同じように、脂肪燃焼効果があるのです。
もちろんヨガの種類にもよりますが、根気強く続けていけば必ずダイエット効果を得ることができるでしょう。
ヨガ1時間の消費カロリー【水泳30分と同等】
ヨガの場合、短時間で高い消費カロリーは期待できません。
そのため、痩せる運動というよりも、身体が痩せやすくなる運動というように捉えた方が良いかもしれません。
しかし、それでも一定程度の消費カロリーにはなります。
ヨガの内容によっても多少差はありますが、1時間で200kcal程度は消費できるとみていいでしょう。
これは水泳やランニングを30分行ったのと同等の消費カロリーです。これは驚きですよね。
取り組むヨガの組み合わせによっては、より多くのカロリーを消費することができるでしょう。
ヨガダイエットの正しいやり方!鍛えたい部位別3ポーズ+まとめ動画あり
ヨガの場合、膨大な種類のポーズがあるので、その全てを短期間のうちに覚えるのは難しいです。
そのため、自分の目的に合ったヨガから覚えるようにしましょう。
今回は、背骨を鍛えるポーズ、お腹に効くポーズ、そして下半身を鍛えるポーズについてご紹介します。
背骨を鍛えるポーズ
ヨガのポーズの中には、「ブジャンガアサナ」と言われるものがあります。
このポーズを行うことで、背骨が鍛えられます。
- 1.うつ伏せになる
- 2.手のひらで地面を押しつつゆっくりと上体をあげる
このポーズをする際には、足の甲が地面から離れないようにすることが大切です。
とても簡単なポーズに感じられるかもしれませんが、無理をすると背中を痛める可能性もあるため、慎重に行いましょう。
ここでは、もう一つのポーズとして、背筋に効くものをご紹介したいと思います。具体的には「カポターサナ」ですね。これは、少々ダイナミックなポーズをすることが特徴です。大きくのけぞるような形になりますので、人によって難しいと思います。ただ、とても効果的なポーズですので、ぜひチャレンジすることを検討されてはいかがでしょうか。それでは具体的な手順をご覧ください。
1.床に正座する
2.両膝を立たせる
3.背中を大きく反る
4.両手を上へ伸ばす
5.そのまま背中を反り、両手を床につける
6.両手を両足裏にのせる
7.そのまま頭と肘を床につける
8.そのポーズをキープする
手順を見るとわかる通り、非常に柔軟な動きが要求されるポーズであることが分かるでしょう。手順1~手順8をいきなりやろうとすると身体を痛めてしまうと思いますので、徐々に徐々に取り組んでいくことをおすすめします。実際にできるようになれば積極的にやりたくなってしまうと思いますし、背筋にもしっかり効かせることができますので、ぜひ取り組んでみましょう。
また、このポーズの動画についてもご用意しました。ぜひご覧ください。
動画を見ると、女性の方がしなやかな動きで「カポターサナ」に取り組んでいることがわかります。継続していけば誰でもこの女性のような動きができるようになると思いますので、とてもおすすめですよ。
お腹に効くポーズ
ヨガには、お腹に効くポーズとして「パリガアサナ」と言われるものがあります。
このポーズをすると、お腹痩せの効果が期待できますし、姿勢も良くなります。
1.膝立ちのまま、右足を横方向にのばす
2.息を吸いつつ左腕をのばしていく
3.息を吐きつつ身体を傾ける
このポーズを左右交互に行うと良いでしょう。
身体だけではなく、呼吸も意識することが大切です。
もう一つ、腹筋に効くポーズとして「舟のポーズ」というものがあります。これはやり方自体はとても簡単であり、かつ腹筋にしっかりと効かせることのできるものです。そこで、具体的なやり方について見ていきましょう。
1.床の上に座る
2.両手で太もも裏を支えるように持つ
3.膝を曲げ、片方ずつ足を上へあがる
4.両足を揃え、上へ伸ばす
5.両手を太ももから離し、ポーズをキープする
手順にするとやや長い印象を受けるかもしれませんが、実際に取り組んでみると非常に簡単なことがわかるでしょう。ポイントになるのは、手順5のところですね。手を放してポーズをキープしようとすると、腹筋にとてもよく効いているのがわかるはずです。それゆえに、途中で腹筋がつらくなってくるかもしれません。あまり無理をするのはよくありませんので、厳しい場合は中断するようにしましょう。ただ、次第に長く続けられるようになれば、しっかりと強化されていることを意味していると思いますよ。
また、手順では床の上で行うことを想定してご説明しましたが、臀部に負荷がかかるポーズになりますので、マットがあれば使用した方がいいでしょう。床の上だと、途中で臀部への痛みを感じることになるかもしれません。
このポーズの動画についてもご用意しましたので、ぜひご覧ください。
動画を見るとわかる通り、女性でも軽々かつ柔軟にこなしていることがわかりますね。皆さんもすぐに動画のようにできるようになるでしょう。
下半身を鍛えるポーズ
ヨガには、下半身を鍛えられるポーズとして「ヴィラヴァドラアサナⅠ」と言われるものがあります。
股関節を柔らかくする効果などもあるため、ぜひ積極的にやってみましょう。
1.片足を90度に曲げ、もう一方の足を後方へのばしていく
2.左右の腕を頭上に挙げ、掌を合わせる
このポーズをする時は、かかとの位置を意識する必要があります。
両方のかかとが同じ線上にくるようにしましょう。
また、目線も重要になります。
横を向いたり下を向いたりするのではなく、前方を見るようにしましょう。
効果的なヨガを動画でご紹介!
ヨガについては、動画で見た方が分かりやすいと思います。
そこで、ダイエットに効果的なヨガのポーズをまとめた動画をご紹介しますので、是非ご覧ください。
初心者の方向けに丁寧に解説してありますので、参考になるでしょう。
ヨガダイエットの注意点3つ【初心者向け】
ヨガは、色々な世代の人が取り組めるものです。
そのため、この機会にぜひ始めてみると良いでしょう。
しかし、ヨガをするにあたっては、前もって注意点を踏まえておかなければなりません。
ここでは、その注意点を3つご紹介します。
いきなり難度の高いポーズに挑戦するのは控えよう
ヨガの難易度については、ポーズによって様々です。
いきなり難度の高いポーズに挑戦してしまうと、身体を痛める可能性があります。
そのため、最初は初心者向けの基本的なポーズから始めるようにしましょう。
無理は禁物ということです。
その日のコンディションを考慮しよう
ヨガをするにあたり、コンディションは重要なポイントになります。
コンディションが悪いのにもかかわらず長時間ヨガに取り組んでしまうと、さらにコンディションが悪化する可能性があります。
少しでも体に違和感を感じるのであれば、その日のヨガはやめておきましょう。
ヨガの直前は食事を控えよう
ヨガの内容によっては、内臓に負担がかかってしまいます。
その点を考慮し、ヨガの直前に食事をするのは控えましょう。
まとめ
・ヨガの消費カロリーは動きにもよるが、1時間で200kcal程度で30分の水泳と同等。
・ヨガはポーズによって鍛えられる部位が異なる。
・ヨガの初心者の注意点は「いきなり難易度の高いポーズをとろうとしない」「コンディションを考慮する」「直前の食事は控える」の3つ。
これまで、ヨガの効果や、基本的なポーズ、取り組むにあたっての注意点などについて説明してきました。
ヨガは確かに健康に良いですが、やり方を間違えるとケガをする可能性もあります。
そのため、正確なやり方について把握し、注意点を踏まえて取り組む必要があるでしょう。
また、現代ではヨガ教室なども多く存在しています。
その道のプロが指導しているケースも多いため、見学がてら足を運んでもいいかもしれませんね!