「ぶら下がり健康器」は使えない健康器具とのレッテルを張られがちですが、その悪評を覆す健康効果が期待できます。
今回はぶら下がり健康器の効果3つ、正しい使い方、おすすめ商品ランキングTOP12、購入者の口コミを紹介します。
目次
ぶら下がり健康器とは
ぶら下がり健康とは1978年にテレビショッピングなどで大ブームになった健康器具のことです。
その当時は一家に一台あったとまで言われるくらい爆発的に売れました。
売りは「ぶら下がるだけで、肩こりや腰痛が改善し、猫背もなおり運動不足も解消」というものでした。
しかもぶら下がる時間は1分という驚異的な短さで。
手軽であることから非常に人気になり、今でもそうですが、腰痛や肩こりに悩んでいる人は当時から非常に多かったため売れに売れました。
また、テレビショッピング創世記だったというのもあるのでしょう。
テレビで商品を見て、電話したら商品が届くという新しい買い物の形を試したい消費者も多く、当時の人で知らない人はいないくらいの商品になったのです。
しかし、ブームは本当に一時的なもので1年も続きませんでした。
ただ、ぶら下がるだけなので、面白みもなく、類似品も多くなってきたので、売れなくなってきたのです。
一気に売れて、一気にブームが去ってしまったので、世間の人の認識は「ぶら下がり健康器=効果のない健康器具」というものになってしまったのです。
ぶら下がり健康器で期待できる効果3つ
実際にぶら下がり健康器は効果がないのでしょうか。
そんなことはありません。
ぶら下がることで得られる効果は様々あり、実際にきちんと使えば万人におすすめの健康器具なのです。
得られる効果の一部をご紹介しましょう。
まず最初に得られる効果が、肩の可動域を広くしてくれること。
四十肩とか五十肩とか言われるように、人は年を取ると肩を上まで上げられなくなる人が多いです。
これは原因は様々あるのですが、大きな要因と言われているのが肩を動かさないからなのです。
両手を真上に上げるような動作って実は日常生活でほとんどしないのです。
ずっとやっていない動作はやらなくてもいいと体は判断するわけです。
ぶら下がっていれば、両手を完全に上に上げた状態になります。
これを1分間キープ。
それを毎日のようにやれば肩の可動域は広くなって四十肩や五十肩の防止になります。
また、肩が動くことによって肩こりの解消にもつながります。
ただし、ここで気を付けないといけないのが、すでに四十肩や五十肩になってしまっている人です。
これらの人がぶら下がり健康器でぶら下がると痛みが出てしまう可能性もあります。
痛みが出たらやめるようにしましょう。
無理はいけません。余計に痛みが強くなる可能性があります。
次に期待できる効果が、猫背の改善。
ぶら下がっている間は必ず猫背は治っている状態なので、これを毎日少しの時間でもやることで段々と猫背は改善していくと言われています。
3つ目は、体全体が伸びることによってストレッチ効果もあるので、運動不足の人は体調がよくなる可能性が高いです。
ストレッチをわざわざやるのは面倒だなと思ってしまう人は是非ぶら下がり健康器を使いましょう。
ぶら下がり健康器の正しい使い方
ぶら下がり健康器の正しい使い方をご紹介しましょう。
「正しい使い方も何もぶら下がるだけでしょう?」と思うかもしれませんが、それは若くて力のある人が思うことです。
ある程度加齢でが落ちている人やもともと力がない人はぶら下がれと言われても、そもそも1分もぶら下がることは不可能です。
なので、「毎日1分ぶら下がれば健康に」なんて言われてもぶら下がれる時間が10秒の人はテンションが下がってしまうわけです。
正しくは「できるだけぶら下がる」のが良いでしょう。
10秒でも15秒でも良いのです。
疲れたら休んでもう一度やってみる、これでいいんです。
全然ぶら下がることができない人は、高さを変えてみましょう。
足が床に届く位置まで下げて上のバーを持って膝を徐々に曲げてみる。
これだけでも良いんです。
膝を曲げると上半身に力が入っていきます。
足は浮かさなくても運動になるわけです。
最初はこの程度の運動でもOKなのです。
やらないのが一番いけないので、まずはやってみることが重要です。
ぶら下がり健康器おすすめ商品ランキングTOP12
それでは実際に今販売しているぶら下がり健康器をご紹介しましょう。
ぶら下がるだけなので、場所がない方用に壁に取り付けて使うバーも紹介させていただきます。
これなら場所は本当に取らないので少々場所がない家でも簡単にぶら下がり運動が可能です。
1. 福島(FUKUSHIMA) ぶらさがり健康器 ブラジョイ
まず最初に紹介したいのがFUKUSHIMA製のぶら下がり健康器になります。
非常にぶら下がりやすいということで購入者の口コミも上々です。
日本製なので作りもしっかりしているので安心です。
高さも160センチ~220センチまで調整可能です。
両手を挙げて160センチにならない人は滅多にいないと思いますので、子供でも使うことができます。
2. 山善(YAMAZEN) ぶらさがり健康器 BBK-220(DBR)
YAMAZENのぶら下がり健康器は非常に斬新です。
なにが斬新かと言うと使わない時にはハンガーラックとして使うことが前提になっている点です。
昔ぶら下がり健康器が流行った時に最終的に物干しになってしまったという教訓を生かして、最初からハンガーラックとして使えるようになっているわけです。
これが良いか悪いかは賛否が分かれそうですが、便利だと思いますよ。
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3. ドアジム DOOR GYM 鉄棒 【ASTARTE】
最後に紹介するのは場所を取りたくない人向けの商品です。
この商品はドアの上の方や狭い廊下の壁などにバーだけを設置して、ぶら下がろうというものです。
結構な重さまで耐えることができますので、よほどのことでないと落ちるという心配はありません。
価格も3000円もしないのでお手頃です。
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4. GronG(グロング) ぶら下がり健康器
Amazon で売れ筋ランキング1位になったこともあるぶら下がり健康器です。
重量は20キロなので、他のぶら下がり健康器に比べると若干重いですが、男性であれば、それほど苦も無く移動はできるでしょう。
ただし、本体が軽い分、あまり耐荷重は高くなく、100キロになります。
あまり体重のある人はこちらのぶら下がり健康器を使うことはできません。
懸垂で背中を鍛えたり、腕を鍛えることもできるので、ぶら下がるだけで物足りない人はやってみると良いでしょう。
価格は1万円を切っているので手ごろです。
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5. MRG ぶら下がり健康器
ぶら下がり健康器には珍しくピンク色のカラーがあるので、購入する際に奥さんに許してもらえる可能性が高いでしょう。
持つ部分が若干角度がついているので、持ちやすくなっています。
背もたれもあるので、ぶら下がりながら足を持ち上げると腹筋の強化にもつながります。
本体重量は12キロとかなり軽いので、移動はしやすいです。
耐荷重は150キロとなっていますが、本体の重さを考えるとあまり大柄な男性は使わない方が良いでしょう。
価格は8000円弱なので、かなり安くなっています。
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6. ALINCO(アルインコ) ぶらさがりくん
こちらは他のぶら下がり健康器と比べても極めてシンプルで、本当にぶら下がるだけを目的としています。
懸垂をして背中を鍛えたり、腕や腹筋を鍛える機能はありません。
シンプルな分非常に軽く、本体重量は9キロしかありません。
余分な機能は要らないから安い商品がいい。
単にぶら下がれればいいという人はこの商品が良いでしょう。
価格は最安値レベルの5500円程度で購入ができます。
ただし、シンプルなの耐荷重は90キロと低いです。
男性が使う場合は気を付けましょう。
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7. 山善 ぶらさがり健康器 BBK-220
こちらも非常にシンプルなぶら下がり健康器です。
高さが5段階に調整可能なので、背の高い人から低い人まで使うことができます。
家族みんなで使ってはいかがでしょうか。
また、シンプルなので組み立ても非常に簡単です。
そして、この商品の最大の特徴は使わない時は「ハンガーラック」として使うことをすすめている点です。
ハンガーラックに使うことを前提に作られているので、ハンガーラックとしても使いやすいです。
使わなくなったら、ハンガーラックとして使うのも良いかもしれません。
これなら置き場所に困ることはないでしょう。
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8. YouTen(ユーテン) ぶら下がり健康器
従来品に改良を加え、非常に頑丈になりました。
この価格レベルでは最高に丈夫な商品ではないでしょうか。
ちなみにぶら下がり健康器の中では現在Amazon でベストセラー商品となっています。
価格が9000円を切っているのにも関わらず、背筋や腕のトレーニングができますし、さらには胸のトレーニングも可能なのでコストパフォーマンスはかなり良いです。
耐荷重は100キロとなっていますが、実際はもう少し体重があっても使えそうな感じなので、かなり余裕を持って設定している気がします。
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9. マッスルジーニアス(Muscle Genius) クッションカバー付属 ぶら下がり健康器
こちらはぶら下がり健康器ですが、懸垂やディップス(腕のトレーニング)、腕立て伏せをやることを前提に作られているので、売りとしては「マルチジム」で全身が鍛えられるというのが宣伝文句になっています。
持つ部分にクッションカバーが巻けるように付属されているので、握りすぎて手の平が痛い場合は、クッションカバーをつけると良いでしょう。
組み立ても簡単で、安定していますので、男性にもおすすめです。
価格は8000円を切っているので購入はしやすいです。
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10. WASAI(ワサイ) ぶら下がり健康器 30W
WASAIのぶら下がり健康器です。
下から半分が黄色なのが特徴的です。
他に赤もあるので部屋のインテリアに合わせて購入すると良いでしょう。
Amazon ではかなりの売れすじ商品で口コミが100件以上投稿されています。
平均口コミ点数が4.0を超えているので、評判は悪くありません。
ただ、高さが190センチが上限なので背の高い人は足がついてしまうのがマイナス点でしょう。
価格は7000円を切っています。
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11. WASAI(ワサイ) ぶら下がり健康器 BS502
こちらもWASAIのぶら下がり健康器ですが、先に紹介した商品よりスポーティで、作りもしっかりしています。
慣れてきたら腹筋や懸垂もやろうと決めている人はこちらの商品の方が良いかもしれません。
しっかりした作りなので、ちょっと先に紹介した商品よりは本体重量は重いです。(23キロ)
高さの調整も7段階ででき、最高点は227センチまで上げることができるので、背の高い人もこちらの方がおすすめです。
価格は少し高く、12000円程度です。
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12. WASAI(ワサイ) 逆さぶら下がり健康器 LD350
最後に少し変わった商品をご紹介しましょう。
こちらはぶら下がり健康器ですが、実は足を上にしてぶら下がる「逆さぶら下がり健康器」になります。
足が上で固定されるので、その状態で上半身を起こせば腹筋を鍛えることもできますし、何もしなくても背骨が伸ばされて腰痛予防などになります。
折りたためるので置き場所にも困りません。
価格は17000円程度と少し高いですが、体を伸ばすだけでも健康になれますので、普通のぶら下がり健康器だとまったくぶら下がれないという人には良いでしょう。
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ぶら下がり健康器の口コミ
ぶら下がり健康器の口コミも気になるところです。
購入者の口コミは圧倒的に良い口コミの方が多いです。
例えば、
「気が向いた時にぶら下がると、肩・背中が本当に楽になります」
とか
「家族も自分も姿勢が良くなったような感じがします」
などやはり姿勢に関してや肩こりなどに関する口コミが多いです。
効果も感じているようなので、良い口コミが多いのでしょう。
一方、悪い口コミももちろんあります。
「安かろう悪かろうです」
「安定せずにグラグラします」
などこれはぶら下がり健康器に対する不満と言うよりも、その商品自体の問題でしょう。
きちんとしたぶら下がり健康器に対しての不満はほとんどありませんでした。
こう見るとあまり安いものを買うよりもある程度は高いものを買った方が後悔が少ないかもしれませんね。
ぶら下がり健康器の使い方応用編 筋トレもできる
ぶら下がり健康器はぶら下がるだけでなく、筋トレだって可能です。
元々ぶら下がるだけでなく、懸垂やレッグレイズ(ぶら下がりながら足を上げる)がやりやすいように作られている商品もあります。
余裕のある人は懸垂やレッグレイズもやってみると良いでしょう。
懸垂は筋トレ上級者もやっている、ある意味「究極の背中トレーニング」と言えます。
自重でこれ以上効果的なトレーニングはないと言っても過言ではありません。
背中を鍛えたいと少しでも思っているなら懸垂をやることをおすすめします。
ただし、懸垂は全体重を利用して行うトレーニングなので、かなり初心者にとっては強度の高いものになります。
あまり無理してやるのはやめましょう。
少なくとも1分程度ぶら下がれるようになってからやると良いでしょう。
ぶら下がり健康器にダイエット効果は無い
ぶら下がり健康器をダイエットのために買おうと思っている人がいたら、それはやめた方が良いでしょう。
なぜならぶら下がり健康器で痩せることはほとんどないからです。
そもそも運動したら痩せるという考えは間違いと言っても良いです。
ボディメイキングのプロフェッショナルのボディビルダーでさえ、減量期は食事の制限を徹底的にします。
どんなに筋トレを頑張っていても痩せないことを彼らは知っているからです。
一般的に筋トレをすると痩せるというのは「痩せやすい体になる」「リバウンドをしにくい体になる」という意味です。
運動をしたらどんどん痩せていくという意味ではないのです。
このあたりを勘違いしてしまっている人が非常に多いです。
もし、ぶら下がり健康器を「痩せるため」に買おうとしている人は、まずはダイエットの基本は食事だということを認識しましょう。
もちろん運動をまったくしないで良いというわけではありません。
減量すると筋肉まで一緒に落ちてしまうため、筋トレをしながら食事制限をしないと体重は落ちても体脂肪率は増えるという本末転倒な体になってしまいます。
筋肉維持のために運動はやる必要はあるのです。
まとめ
・ぶら下がり健康器の使い方は自分ができる範囲でぶら下がればよい。
・ぶら下がり健康器の人気ランキング上位の商品の購入者の口コミは圧倒的に良いものが多い。
・ぶら下がり健康器にはダイエット効果はない。
いかがでしたでしょうか。
肩こりがひどい人や姿勢が悪い人などには、ぶら下がり健康器は非常に有用な健康器具の一つです。
もちろん運動不足の解消にもなります。
ただし、ぶら下がるだけだからという理由であまりにも安い器具を購入すると後悔する可能性もあるので、そこそこの料金のものを買うことをおすすめします。
いずれにしても効果を実感している人が多い器具なので、これを機会にぜひ購入を考えてみてください。