スープと食事を置き換えるだけで健康に痩せられると、スープダイエットが最近話題です。
今回はスープダイエットの効果とポイント、おススメの野菜、基本スープの作り方、痩せない原因、リバウンド防止策、アレンジ方法を紹介します。
目次
スープダイエットとは?
スープダイエットとは、その名の通りスープを使ってダイエットをすることです。
つまり、スープを食事の中心に据えて、カロリーを制限することを言います。
スープダイエットはスープしか飲めない為にストレスを感じやすいダイエットといえます。
しかし、栄養素は豊富なのにカロリーは少なくダイエット効果はかなり期待できます。
1週間であってもぐっと摂取カロリーを抑えることで、体重がかなり減少したという口コミもたくさんあるようです。
スープダイエットの基本的なスープには、脂肪燃焼スープがあります。
脂肪燃焼スープは心臓手術を控えた患者用に医師が考案したものです。
脂肪を減らすのを目的とした1週間の食事療法なのです。
ですからダイエット効果はかなり高いといえます。
スープダイエットは本当に効果があるの?
ただスープを飲むだけで、本当にダイエット効果があるのでしょうか。
その答えは「イエス」です。
スープダイエットには確かにダイエット効果があります。
正しい方法でスープダイエットにストイックに取り組むなら、必ずダイエット効果を実感できます。
そのことは多くの本屋口コミサイトなどで実証済みです。
短期間で大きな変化が見られることで評判になっています。
たった1週間だけ野菜スープを食事の中心とすることで、脂肪を燃焼しやすい体質に改善することも叶い、体型を維持することもできるようです。
スープダイエットを成功させる5つのポイント
スープダイエットは、先ほども述べたように正しい方法を徹底する必要があります。
ですからスープダイエットで効率よくダイエット効果を実感するためのポイントを知っておくと良いでしょう。
せっかくスープ中心の生活にしているのに、なかなか効果が見えなければダイエットのモチベーションも下がってしまいますからね。
スープダイエットの効果を妨げるものを避ける、という観点から5つほど見てみましょう。
①酒は禁止
まず第一に、お酒は飲まないようにしましょう。
会社や親族の付き合いでどうしてもお酒を飲まなければならない時を除いて、お酒は極力飲まないように注意してください。
お酒に含まれているアルコールは脂肪燃焼を阻止してしまいます。
せっかくスープを飲んで良い栄養素を吸収して脂肪を燃焼しようとしてくれているのに、アルコールに邪魔されては何の意味もありません。
お酒を飲みたい場合は、お酒を飲んでから24時間後にスープを飲みましょう。
そうでなければスープの栄養がもったいないことになります。
②甘味料は避ける
スープダイエット期間中は甘味料を摂らないようにしましょう。
スープダイエットの目的は脂肪を燃焼して、その脂肪を生活のエネルギーとすることです。
しかし体は脂肪よりもまず糖分を分解してエネルギーへと変換しようとするため、糖質が体の中にたくさん摂取されると、脂肪燃焼スピードは落ちてしまいます。
スープによる脂肪燃焼効果を妨げないように調味料には気を遣いましょう。
スープの味があまりない、と不満に思って砂糖を入れるのではなく、野菜の甘みを感じられるようになりましょう。
③飲み物は水かお茶・ブラックコーヒー
甘味料は避けたいという話をしましたが、これは食べるものに限りません。
ジュースや炭酸飲料などにはたくさんの甘味料が含まれています。
カロリーOFFや0と謳っているものでも、人工甘味料が含まれています。
スープダイエットの効果を最大限引き出すために、水分補給は清涼飲料や炭酸飲料ではなく、ミネラルウォーターやブラックコーヒーを飲むようにしてください。
ブラックコーヒーは運動の30分前に飲むと、その後の運動効果を高めてくれるため、お勧めです。
④炭水化物は避ける
スープダイエットを1週間行うのであれば、その期間中はずっと炭水化物を避けるようにしましょう。
何故なら炭水化物は糖質だからです。
砂糖やジュースなど目に見て分かるものよりカロリーが高く、脂肪燃焼を妨げます。
スープは満腹感を得やすいため、炭水化物である白米やパンの置き換えダイエットとしてスープを用いると、気持ち的にも満足できるかもしれません。
特に夕食時には炭水化物を摂ることは全くお勧めできません。
できれば夕食はスープのみにしましょう。
⑤1週間続ける
スープには食物繊維がたっぷり含まれます。
この食物繊維は、腸内環境を整えて老廃物の排出を促進してくれます。
さらに、お通じが良くなるので、体内に悪いものがたまっているという状態を避けることが出来ます。
1週間続けることでこの良い状態を持続させることが出来、本格的な体質改善とすることが出来るのです。
スープダイエット中は空腹感をいくらか感じるとは思います。
その空腹感をまぎらわすために自分なりのやり方でしのぐ方法を早めに身に付けることも、継続するために必要です。
スープダイエットにおススメの野菜6品目
ダイエットスープは野菜スープです。
食物繊維の働きをしっかり受けて痩せやすい体質へと改善していきましょう。
脂肪燃焼を促進するダイエットスープに入れるとダイエット効果が高まる野菜を調べてみました。
これらの野菜を入れてスープの中でもよりダイエットに効果的なものを作りましょう。
①キャベツ
まずは、キャベツがおすすめです。
キャベツにはビタミンCと食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンCは美容は肌に良いので、食事制限をしているときに陥りがちな肌荒れの心配をしなくて済みますね。
さらに、食物繊維は便秘を解消し腸内環境を整える働きをしてくれます。
火を通すことで活性酸素を除去する力が倍増します。
この活性酸素が活発になると脂肪が蓄積されやすくなるため、このダイエットスープにはキャベツがぴったりです。
②玉ねぎ
つぎに、ダイエットスープに入れてほしい野菜は玉ねぎです。
玉ねぎは血液をサラサラにしてくれる効能があります。血液の流れが良くなると老廃物を排出しやすくなります。
血行が良いと体温が上がり基礎代謝が向上するため、ダイエット効果もあります。
さらに生活習慣病の一歩手前ともなる、動脈硬化や血栓などを予防する効果もあります。
健康的な体の状態を維持することが出来る野菜でもあります。
③セロリ
セロリもダイエットスープに入れるとダイエット効果が増していきます。
セロリはビタミンや食物繊維がたくさん含まれています。
それだけではありません。ビタミンと同じほど重要な、カリウムやカルシウムと言ったミネラルが豊富に含まれています。
これらの栄養素は体内で吸収されたのち、糖分や脂肪分が脂肪として蓄積されるのを防ぎ、脂肪燃焼するのサポートしてくれるため、ダイエットスープの相性は抜群です。
野菜スープはビタミンや食物繊維は比較的豊富になりやすいですが、ミネラルが不足しがちなため、セロリは必ず入れることをお勧めします。
④トマト
トマトは脂肪燃焼スープに必ず入っている野菜の一つです。
トマトはそれだけでもダイエット効果が高く、美容やダイエット目的のために置き換えダイエットもできる食品です。
トマトには抗酸化作用の高いリコピンやビタミンがたくさん含まれています。
抗酸化作用が高いということは体の老化を防止することが出来ます。
人間は老化と共に基礎代謝が低下していくため、老化防止が出来るとそれだけダイエット効果を効率よく実感できるということになります。
こうした栄養素はよく熟れている真っ赤なトマトに含まれているため、買い物に行くときはよく見て選ぶようにしましょう。
⑤ニンジン
ニンジンもダイエット効果の高い野菜の一つです。
ニンジンにはカロチンがたくさん含まれています。
なかなか他の食品では摂取することのできない栄養素ですからスープに入れておくと良いでしょう。
このカロチンは抗酸化作用が強く、老化防止になります。
加えて、ニンジンには体を温める働きもあります。
体温が高いだけでも太りにくく痩せやすい体質になります。
基礎代謝が向上し体の機能が良く働くため、脂肪が内臓まわりに蓄積することを防げるようになるでしょう。
⑥マイタケ
きのこはダイエット食でよく使われる食材の一つですね。
その中でもまいたけは特にダイエットスープに取り入れてほしいキノコです。
マイタケには野菜以上に食物繊維が多く含まれています。
ですから、野菜の食物繊維と一緒に取れば、腸内環境は抜群にBESTな環境に近づく、ということになりますね。
また、マイタケにはきのこの中でもランクの高い脂肪燃焼作用があります。これをグリスリンと呼びます。
なかなか取りにくい内臓脂肪を燃やすことが出来るので、マイタケは積極的にスープに入れてくださいね。
ダイエットスープの基本の作り方【1週間分まとめて作るのがおススメ】
では、肝心のダイエットスープを作ってみましょう。
スープは火を入れますのでそれほど気温の高いところでなければ、1週間ほど置いておくことが出来ます。
大量に作って1週間分用意できれば、毎日の食事を作る手間も省けておすすめです。
「材料」
玉ねぎ
ピーマン
セロリ
キャベツ
ホールトマト
チキンスープの素
「作り方」
1.野菜を好きな大きさに切る
2.チキンスープの素とホールトマトを鍋に入れる
3.材料がひたひたになるほどまで水を入れて野菜を煮込む
4.塩こしょうで味を調整する
ただ切って煮込むだけですから、非常に簡単です。
野菜を大きめに切ることで噛む力が必要になるので、満腹感を得やすくなります。
さらに、チキンスープと味こしょうではなく、昆布などをだしとして使うと、より健康的なダイエットスープになりますよ。
スープダイエットは2パターンで取り組める それぞれのポイント
スープダイエットの方法には2つあります。
自分の性格や生活習慣に合わせてどちらの方法をとるのか決めると良いでしょう。
それではスープでダイエットをする効果的な2つの方法をそれぞれご紹介します。
①長期戦型
この長期戦のスープダイエットでは、長期的な視点で見て徐々に体重を落としていくことを目的としたものです。
ですから、1日のうちの1食のみをスープだけに置き換えて食事制限を行います。
ですから、残りの二色は好きなものを食べることが出来ます。
好きなものとは言っても暴飲暴食はNGです。
また、男性なら三食しっかり食べなければ気が済まないという方がいても不思議ではありません。
そのようなときには夕食前に先にスープを1杯飲むだけでも、スープダイエットの効果は十分に得られます。
食前にスープを飲むことで満腹感が得られるからです。
いつものように食べ過ぎたり、カロリー過多になることを避けられます。
また、一日のうちに1回でも野菜スープを飲むことでデトックス効果を得ることが出来ます。
毎日のお通じが良くなるだけでも、体内環境はガラッと変わり、痩せやすい体質へと改善していくことが出来ますよ。
②短期戦型(1週間のメニューあり)
もう一つの方法は、長期戦の反対の短期戦です。
短期戦はかなりストイックなスープダイエットとなっているため、短期でしっかり体重を落として体型を変えたい!という方におすすめです。
この短期型のスープダイエットであれば、1週間で2~4kg痩せることも不可能ではありません。
この短期戦では1週間の間に食べられるものは決まっています。
しかし、スープだけはどれだけ食べてもとがめられることはありません。
つまり7日間の決められた献立の中で過ごし、空腹感が耐えられなければスープを飲めばよいという簡単な話です。
1日目
スープとフルーツ
2日目
スープと野菜
3日目
スープとフルーツと野菜
4日目
スープとバナナ、スキムミルク
5日目
スープと肉とトマト
6日目
スープと牛肉と野菜
7日目
玄米と野菜とフルーツジュース
ここに上げられている中から食べてもよいという話ではなく、この挙げられているものは必ず食べなければなりません。
そうでなければ、体の栄養バランスが壊れてしまい、逆に太りやすい体になってしまうからです。
ちょっとずつ食べられるものを増やしていくことで、体が異変を感じることなく元の食生活に戻すことが出来ます。
この計画にしっかり従えば短期間でぐっと体重を落とすことが出きるでしょう。
スープダイエットしているのに痩せない?その2つの原因
ダイエットのためにスープを飲んでいるのに、なかなか体重が落ちず、口コミは真っ赤なウソだったのだ!という結論に至ってしまた方もいます。
なぜ、これほど効果の大きいスープダイエットに失敗してしまうのでしょうか。
もしかするとスープに入れる野菜の種類を誤ってしまったのではないでしょうか。
野菜であれば何でもいいという訳ではありません。
じゃがいもやサツマイモなどの根菜類は炭水化物になります。
短期戦型のプログラムならもちろんの事、ゆったりとしたスープダイエットでもできるだけ糖質となる炭水化物は避けなければなりません。
スープの中に毎日根菜が入っていては意味がないのです。
また、多少の間食は問題ない、と考えてしまったのかもしれません。
少しの間食でもカロリーオーバーになってしまいます。
ましてや短期戦のスープダイエットであれば、決められたもの以外絶対に食べてはいけないのです。
スープダイエットに潜む落とし穴 効果が台無しになるかも
スープダイエットに潜む落とし穴・・・それは調味料です。
もちろんスープですから味付けをしたいですよね。
しかし、調味料をたくさん使ってしまうとせっかくの野菜スープのダイエット効果が薄まってしまいますよ。
同じ味の野菜スープを1週間以上食べ続けることは難しいかもしれないので、味をアレンジすることによって続けましょう。
しかし、酒、甘味料、砂糖などを使ってスープを味付けしないようにしましょう。
こうしたものはせっかく脂肪燃焼しようとしてくれている野菜のサポートを阻止してしまうことになりますよ。
スープダイエットによるリバウンド防止策3つ
スープダイエットは短期間で体重を大幅に減少することが出来るので、リバウンドを恐れる人もいます。
では、野菜スープでダイエットをしたときにリバウンドをしないようにするために、気を付けられることを3つ考えてみましょう。
①タンパク質は欠かさない
長期戦型スープダイエットをする方にお伝えしたいことですが、タンパク質は欠かさないようにしてください。
肉類、魚類、卵、乳製品、大豆などはタンパク質とよばれています。
このたんぱく質を取らないと、筋肉量が低下してしまい、脂肪を燃焼するための基礎代謝が低下してしまいます。
これはつまり痩せにくい体質になる、ということなのです。
タンパク質が不足すると太りやすくなるだけでなく、貧血を起こしたりホルモンバランスが崩れたり、集中力が低下したりします。
ダイエットを行うなら健康的に、そして見た目良く痩せたいですからタンパク質は意識して摂取するようにしましょう。
②糖質は「制限」のみ
この記事の中で糖質を取らないように、炭水化物をできるだけ避けるようにと何度も書いていますが、全くとってはいけないわけではありません。
糖質が不足してしまうと脳が勝手に体が飢餓状態に陥っていると錯覚してしまいます。
そうなると、体は生きていくために筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとしたり、脂肪を蓄えて体を守ろうとするのです。
炭水化物を一切摂取しないと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が減少してしまうために、一日頭が働かない状況が作り出されます。
仕事や生活に支障が起きてしまわない程度に糖質を制限しましょう。
③置き換え過ぎない
短期戦のスープダイエットは1週間と決まっているので、ストイックに食事制限を行うことが出来ます。
しかしそれ以上の期間行うつもりなら、夕食のみ置き換えてみることをお勧めします。
全ての食事をスープだけにしてしまうと、明らかに栄養素が不足してしまいます。
タンパク質や炭水化物も生きていくうえでは非常に大切です。
ですから置き換えていない他の食事の中でバランスよく栄養を補給できるように心がけましょう。
スープダイエットで起こりがちな頭痛の原因は?
スープダイエットの口コミを見ていると、頭痛が生じて挫折してしまったというものも見かけます。
スープを飲んだだけで頭痛が引き起こされるとは怖い話です。
もし体調不良が起きているなら今すぐやめるべきですが、この頭痛の原因は何でしょうか。
この頭痛の原因は「ケトン体」です。これは脂肪分解物質です。
スープダイエットを始める前は、普通に炭水化物やたんぱく質、脂肪分を食事から摂取していたでしょう。
その栄養のおかげで十分にエネルギーを補給できていました。
しかし、スープダイエットによってこのエネルギーが減少するため、体に蓄積されている脂肪を分解してエネルギーとするように変化します。
その脂肪を燃焼させてエネルギーを作るときに「ケトン体」が放出されます。
この時に頭痛が生じるようです。
ということは、頭痛が起き始めたということは、脂肪が燃焼され始めたことの合図なのです。
ダイエットスープのアレンジ方法4選 基本の味に飽きたらやってみよう
ダイエットのためのスープとはいえ、毎日毎日同じ味を飲み続けることはストレスを引き起こします。
では、どのようなスープのアレンジ方法があるでしょうか。
4種類のスープアレンジ方法をご紹介するので1週間ずつアレンジしてみたり、元祖のスープレシピに戻してみたりして楽しみましょう。
①豆乳味
①鍋に水を入れる
②野菜スープのレシピの野菜を切って鍋に入れる
③野菜に火が通るまで煮込んでコンソメを入れる
④味がついた後に豆乳を適量入れる
豆乳は入れ過ぎるとカロリー過多になってしまいますので、隠し味程度に使いましょう。
②みそ味
①野菜を好きな形、大きさに切る
②野菜を鍋に入れて煮込む
③野菜に火が入ったらもやしを入れる
④ニンニクとショウガを入れる
⑤みそ、豆板醤、豆乳を入れる
薬味たっぷりの野菜スープになります。
少し刺激的な味が欲しくなったら、みそ風のダイエットスープにチャレンジしてみましょう。
③キムチ味
①鍋に水を入れる
②野菜を好きな大きさに切って鍋に入れる
③コンソメを入れる
④キムチを好きなだけ入れる
⑤すべてに火が入るまで煮込む
⑥辛さをまろやかにするために豆乳をいれる
豆乳スープをもとにキムチスープ、みそスープをもとにキムチスープでも十分おいしくアレンジできます。
キムチの辛み成分は脂肪燃焼効果を高めてくれますよ。
④カレー味
①決められている野菜を好きな大きさに切って鍋に入れる
②カレーのルーを鍋に入れる(残り物のカレーでもよし)
③野菜に火が入ったら水を入れて薄める
④豆乳を入れてもOK
⑤塩こしょうで味を調える
カレーや野菜スープも残っていて、どうやってアレンジしようと思ったらこの方法に限りますよ。
まとめ
・スープダイエットで痩せない場合、野菜の種類を間違えているか間食を取ってしまっているかもしれない。
・スープダイエットをしている時に頭痛が起こるのは脂肪が燃焼している証拠。
ダイエットスープは脂肪燃焼や腸内環境を整える効果、基礎代謝を向上させる効果など様々なダイエット作用があります。
ですから、これから期間を決めてダイエットスープを試してみましょう。
短期間で一気にスリムになることが出来ますよ!