Bodybuilding-men-models-gym-workout-fitness-weight-lifting-in-zoom

デッドリフトの効果とやり方の5つのコツ!フォームの重要性も徹底解説

デッドリフトは人気の筋トレで、正しいフォームをマスターすれば様々な効果が得られます。

 

今回はデッドリフトの効果やメリット、正しいやり方とコツ、ハーフデッドリフトのやり方、相乗効果のある筋トレ2選、注意点を紹介します。

デッドリフトとは?

a1a601dfd043065673455ec177affcfc_1479405844-480x320

 

デッドリフトは、パワーリフティングに採用されているくらいメジャーなウェイトトレーニング種目です。

 

一方で、意外にやり方がわからずに初心者の方には人気のない種目と言えます。

 

しかし、一度効果を知ってしまうと絶対に外せない種目の一つになるでしょう。

 

 

なぜなら背中をメインに鍛える他にも、下半身全体の筋肉をほとんど鍛えることができるため、非常に効率の良い種目だからです。

 

もし、「筋トレが一つしかできなかったらどれを選ぶ?」と言われたら、デッドリフトと答える上級者は多いでしょう。

 

それくらいデッドリフトは効果の高い種目なのです。

 

 

ただし、残念なことに非常に重い重量を床に落とす可能性のある種目なので、自宅ではできません。

 

ジムでやる専用の種目になります。(ジムでも場所を取るのでできないところがかなりあります)

 

 

デッドリフトで鍛えられる部位とは?

028901d880407c9b00f7e7e8dbf10d70_s

 

デッドリフトでどこの筋肉が鍛えられるのでしょうか。

 

メインのターゲットは背中と太ももの裏の筋肉です。

 

具体的に言えば、広背筋や脊柱起立筋、僧帽筋、そして、ハムストリング(太ももの裏側)や大臀筋(お尻の筋肉)、大円筋などにもかなり強く刺激が入ります。

 

 

上級者の中には背中のトレーニングとしてではなく、ハムストリングを鍛える種目ととらえてやっている方もいます。

 

角度やフォームで刺激を入れられる場所が変わってくるためです。

 

 

どちらにしても背中のみならず体の裏側全部を鍛えることができる種目がデッドリフトと言えるでしょう。

 

 

また、重いバーベルを両手で握って持ち上げるため、握力のトレーニングにもなります。

 

また、体幹の強化も期待ができます。

 

 

バーベルを使うあらゆる種目の中ではもっとも重い重量を扱える種目となります。

 

(人によってはスクワットの方が持ち上げられることもあります)

 

 

デッドリフトのメリット3つ

 

2

 

メリット① かっこいい背中を作る

 

デッドリフトを行うことで背中を厚く逞しくすることができます。

 

 

メリット⓶ スポーツ能力向上

 

背中を鍛えることで、引っ張る動作を頻繁に行う種目(柔道、レスリング、ボルダリング、ボートなど)のパフォーマンスアップが期待できます。

 

また、ハムストリングが鍛えられると走ったり、ジャンプしたりする競技のパフォーマンスがアップする可能性も高いです。

 

走ったり、ジャンプしたりはほとんどすべてのスポーツでやりますね。

 

ですので、どの競技をしている人にもデッドリフトはおすすめのウェイトトレーニングと言えるのです。

 

 

メリット③ ダイエット効果

 

デッドリフトは非常に重い重量を扱うことが可能な種目なので、かなりのカロリーを消費します。

 

ウェイトトレーニングはあまりダイエットには向かないと思っている方も多いと思いますが、デッドリフトはダイエット効果もあります。

 

 

そして、背中の筋肉やハムストリングはかなり大きい筋肉なので、それらを鍛えることで基礎代謝のアップが期待できます。

 

基礎代謝がアップすれば太りにくい体質になるので、その意味でもダイエットには有効なトレーニングということができます。

 

 

デッドリフトの正しいやり方【フォーム重視】

ab-workout

 

それではデッドリフトの正しいやり方をご紹介します。

 

デッドリフトは他の種目よりも重い重量を扱うことができるので、フォームをいい加減にすると怪我をしやすいです。

 

十分気を付けて行うようにしてください。

 

 

①バーベルの重さを調整

②床に置いたバーベルの前に立つ

③中腰になってバーベルを持って背中を丸めずに腰の位置まで持ち上げる

④持ち上げきったと状態で最後に肩甲骨を寄せるようにします

⑤ゆっくりと下ろす

⑥下ろし終わったら再度持ち上げる

 

以上を繰り返すのがデッドリフトになります。

 

 

デッドリフトのやり方のコツ5つ

e04dd435af9519a0dcc614e00995e467_s

 

やり方のコツ① 肩甲骨

 

デッドリフトは基本的に背中のトレーニングなので、背中の筋肉に効かせるためにフィニッシュで肩甲骨を寄せる意識を持つことが非常に大切です。

 

よく腰を反らしている方がいますが、腰を反らすと広背筋にうまく効かせることができません。

 

また、腰を痛める原因になりますので、腰を反らすのではなく、肩甲骨を寄せる動作が重要です。

 

 

やり方のコツ⓶ 背中

 

常に背中は真っすぐな状態に保ってください。

 

丸めるのはダメです。

 

 

やり方のコツ③ お尻

 

お尻を後ろに突き出すような姿勢を保つことも重要です。

 

きちんとした姿勢でやらないと、かなり重い重量を扱うのですぐに腰を痛めてしまいます。

 

姿勢には細心の注意を払って行うようにしてください。

 

 

やり方のコツ④ バーベルの位置

 

バーベルが体から離れ過ぎるのも、腰を痛める原因になります。

 

バーベルは常に体のすぐそばを沿って上下させるようにしてください。

 

 

やり方のコツ⑤ 腰に不安がある時はサポートグッズを使う

 

腰に不安がある方はトレーニングベルトを使うことをおすすめします。

 

トレーニングベルトがあると体幹が安定しますので、腰を痛める可能性はぐっと減ります。

 

 

 

ハーフデッドリフトの正しいやり方【効果や体調でフォームを選ぼう】

背中 腕

 

デッドリフトは基本的には床からスタートして行うのが一般的です。

 

しかし、腰に不安がある方やハムストリングにあまり刺激を入れないで良い方であれば、「ハーフデッドリフト」がおすすめです。

 

 

ハーフデッドリフトは文字通り、半分だけ下ろすイメージです。

 

本来、床まで下ろすバーベルを、膝くらいの高さまでで止めて上げてしまいます。

 

 

これだと床から腰まで上げる力を使わないでいいので、非常に重い重さを上げることができます。

 

ある程度のレベルになれば、通常のデッドリフトより50キロ以上持ち上げることできるでしょう。

 

当然下ろす位置が浅ければ浅いほど、持てる重量は重いものを扱うことが可能です。

 

 

しかし、浅いほどハムストリングには刺激が入らなくなるので、全身を鍛えたいという方には不向きな方法です。

 

しかし、腰は痛めにくいのでご自身がどこを鍛えたいのか、腰は大丈夫か、などを考えて通常のデッドリフトとどちらを選ぶか考えればよいでしょう。

 

 

ちなみに「重いものを持ち上げた方がカッコいいから」などと言う理由でハーフデッドリフトを選ぶのはやめましょう。

 

 

 

①ラックにかけたバーベルを両手で持つ

②腰の位置まで持ち上げてフィニッシュは通常と同じように肩甲骨を寄せる

③膝の位置までバーベルをゆっくりと下す

④再度上げる

 

 

デッドリフトと相乗効果が期待できる筋トレを紹介

 

fitness-1882721_960_720

 

デッドリフトと一緒の日にやりたい種目をいくつか紹介します。

 

これはデッドリフトを背中の種目としてやるのか、脚の種目としてやるのかで考え方が変わってきますが、今回は背中の種目としてやることを前提にして考えていきましょう。

 

 

背中の種目としてやるのであれば、同じ日に背中の種目を複数、集中してやる方が良いでしょう。

 

背中の種目で代表的なものと言えば、ラットプルダウン、ベントオーバーロウがあります。

 

 

デッドリフトは真下から引っ張る種目です。

 

なので、上から引っ張る系の種目であるラットプルダウンと、やや斜め下から引っ張る系の種目であるベントオーバーロウがおすすめです。

 

これは背中には非常に多くの筋肉があり、様々な角度から刺激を与えた方が発達が良いと言われているからです。

 

 

もちろん初心者~中級者の間であればデッドリフトだけで終わっても筋肉は発達します。

 

しかし上級者になって、あまり筋肉が発達しなくなってきたな、と思ったら様々な種目を取り入れてみてください。

 

筋肉の発達が促されるのでぜひ覚えておきましょう。

 

 

参考までに2種目の動画を載せておきますので、頭の片隅にでも置いておいてください。

 

 

ベントオーバーロウ

 

 

ラットプルダウン

 

 

 

デッドリフトのやり方の注意点【フォームをマスターするのがベスト】

question-mark-1829459_960_720

 

デッドリフトはかなりの重量を持ててしまいます。

 

なので、慣れてくるとどんどんと重さを増やしていけるでしょう。

 

さらにハーフデッドリフトであれば、初心者の方でもすぐに100キロ以上を持ち上げることは容易です。

 

下手をすると始めたその日から100キロ以上を持ち上げる人もいます。

 

 

しかし、フォームがきちんとできていないのに重い重量を持ち上げるのは極めて危険です。

 

できたらフォームづくりに1か月はかけるようにしてください。

 

それまではいくら持ち上げられそうでも自分では「かなり余裕だな」と思う程度にとどめてください。

 

 

せっかくジムまで来てるのに時間の無駄と思う方は、広背筋を鍛える他の種目に取り組んでも良いでしょう。

 

例えば、ラットプルダウンであれば、比較的に簡単にフォームは覚えられます。

 

そちらの種目で目いっぱい鍛えて、デッドリフトはフォームづくりに専念すればよいでしょう。

 

 

フォームさえしっかりしてしまえば、どんどんと重量をアップさせるのは問題ありません。

 

デッドリフトは本当に怪我をしやすい種目なので、フォームに自信がつくまで辛抱してください。

 

きちんとしたフォームさえできれば、始めてから1年で、ハーフデッドリフトなら200キロ以上持ち上げることができる人はザラにいますよ!

 

 

まとめ

・デッドリフトは体の裏側全体の筋肉を鍛える効果のある筋トレ種目。

・デッドリフトはどこまでバーベルを下ろすかで効果がかなり違うので鍛えたい部位を考えながらやり方を変えること。

・デッドリフトのフォームが悪いと腰を傷める原因になるので、フォームづくりには時間をかけて取り組むこと。

 

 

背中

 

以上がデッドリフトのまとめになります。

 

デッドリフトはやってみるとわかりますが、非常に辛い種目です。

 

何といっても「デッド(dead)=死んだ」と名前についているくらいですから。

 

 

しかし、その辛さを乗り越えた先には非常に大きなメリットとやり終えた充実感が待っています。

 

きっとあなたの人生のプラスに働いてくれるはずです。

 

デッドを乗り越えて生の喜びを感じてください!

 

記事に関連するキーワード

関連する記事①

gym-592899_960_720

トップサイドデッドリフトの効果&やり方とフォーム おすすめサポート商品も紹介

「トップサイドデッドリフト」はデッドリフトの1つで、簡単な動きながら高い筋トレ効果が望める種目です。  今回はトップサイドデッドリ

BO15103059151030595160_TP_V

ハーフデッドリフトの効果&やり方とフォーム!平均重量や最適回数も徹底解説

デッドリフトより手軽で背中にも効果的なハーフデッドリフトはやり方やフォームを正しく行うことで高い効果が期待できます。  今回はハー

break-1634767_960_720

ルーマニアンデッドリフトの効果&やり方【動画付き】腰痛予防のためのパワーベルト2選も紹介

ルーマニアンデッドリフトは通常のデッドリフトとやり方も効果も全く異なるためやり方を正確に覚える必要があります。  今回はルーマニア

OOK85_otousanchikaramochi_TP_V

オーバーヘッドスクワットの効果&やり方まとめ!2つの注意点も紹介【動画付き】

スクワットの中でもかなり上級者向けのスクワットである「オーバーヘッドスクワット」はテクニックが必要ではあるもののその効果は非常に高くおすすめ

shutterstock_422513266-689x460

ハックリフトの効果&正しいやり方2種類とコツまとめ【下半身強化に有効!】

マシンでもバーベルを使ってでもできる「ハックリフト」は下半身強化に非常に効果的な筋トレです。  今回はハックリフトの筋トレ効果、バ

関連する記事②

abdominal-1203881_960_720

【クランチ】腹筋の筋トレ20種類のやり方まとめ!参考動画あり

腹筋の筋力アップにはクランチなど効果的な筋トレが数多く存在し、自分に合った腹筋運動を選ぶことができます。  今回は腹筋の筋トレ効果

medium_6950775849

ジムでの筋トレメニューの組み方!1週間のトレーニング内容を徹底解説

全身をバランスよく効率的に鍛えるには計画的にトレーニングメニューを組む必要があります。  今回は1週間単位で筋トレメニューを組む必

red-bull-3301415_960_720

レッドブルの飲み過ぎは危険|効果と成分&カフェイン量や飲み方まとめ

レッドブルは頑張りたい人に効果的な飲料ですがカフェインも含むため飲み過ぎによる危険性も知ることが必要です。  今回はレッドブルの効

加圧トレーニング

加圧トレーニングは危険?5つの効果や2つのデメリットまとめ

効率的に筋肉をつけることができると評判の「加圧トレーニング」には多くの効果がある反面、危険性も指摘されています。  今回は加圧トレ

4

リバースカールの効果とやり方3つのポイント!ハンマーカールとの違いも徹底紹介

腕を鍛えるのに効果的な筋トレの一つに、「リバースカール」という種目があります。  今回はリバースカールとアームカール・ハンマーカー

LIFUNASトップページに戻る

記事へのコメント

LIFUNASとは

LIFUNAS [リフナス]は「おしゃれ男子向けWEBマガジン」です。男性向けの筋トレ・ダイエット方法、そして美容・髪型・ファッション・恋愛・健康・マネー全般などの情報を配信しています。