バーンマシンを使ったトレーニングは簡単そうに見えても、実は体を効率的に鍛えられるおススメの運動です。
今回はバーンマシンのトレーニング効果、正しい使い方やポイント、トレーニングメニュー、種類、腹筋への効果を紹介します。
目次
バーンマシンとは?
バーンマシーンとはジムによくあるのですが、見た目はそれほど大きくなく、両手で持って行う器具になります。
重さもそれほどなく、種類によりますが、5キロ程度です。
輪っかが2つ繋がっているような器具で、両手で持ってぐるぐる回して使うのですが、見たことはないでしょうか?
見たことがある人も使ったことがない人がほとんどでしょう。
実際にジムでも使っている人もあまり見たことがありません。
どのように使うのでしょうか。
また、何を鍛えるために使う道具なのでしょうか。
バーンマシンでのトレーニング効果
バーンマシンは両手で持ってぐるぐると思いっきり回すので鍛えることができるのは、上半身の筋肉になります。
具体的に言うと腕(上腕二頭筋、上腕三頭筋)、肩(僧帽筋)、胸(大胸筋)あたりになります。
上半身をバランスよく鍛えることができると言って良いでしょう。
ちなみに力を入れて腕を回すので、腹筋にも力が入るので、体幹のトレーニングにもなります。
また、時間を長くやれば、筋トレ効果は薄れるものの、有酸素運動にもなります。
女性はこれでダイエットをしてもいいかもしれません。
ちなみに5キロもあると女性にはきついでしょうが、実は女性用の軽量タイプも売っています。
女性はそちらを購入して利用すると良いでしょう。
ただし、ジムに軽量タイプが置いてあることはまずないので、自分で購入しなければならない可能性が高いですが。
体をほぼ動かさないでその場で立ち止まって行うため、自宅でトレーニングをしている人にもおすすめのトレーニング器具と言えます。
バーンマシンの正しい使い方
それではバーンマシンの正しい使い方を動画でご紹介しましょう。
恐らく使っているのを見るのは初めてと言う人ばかりではないでしょうか。
動画ではいろいろとやっていますが、基本は2つの輪の真ん中に持つ部分があるので、この部分を両手で持ち、胸の前で縦向きにしてぐるぐると回す運動を行います。
「え?それだけ?回すだけなの?」と思う人も多いでしょうが、基本バーンマシンは回すだけです。
こんなことで運動になるのか疑問を持つ方もいるでしょうが、これが結構辛いのです。
何といっても全力で回していますから、辛いですし、そもそもこのバーンマシンは5キロ以上あるので、胸の位置で固定しているだけでもかなり筋力は使うのです。
少なくとも5キロを同じ位置に固定しておくだけで肩や腕にかなりの力が入っているはずなのです。
全力で回せば回すほど辛い(要するに効果がある)ので、頑張ってやってみましょう。
バーンマシンの使い方のポイント
バーンマシンの使い方は回すだけと非常に単純ですが、体を倒して行うと背中の方に効いて、背中を真っすぐにして行うと胸や肩に効きやすくなります。
ただ持って回すだけと言う単純な動作な上に思いっきり回すというトレーニングなので、どうしてもフォームは崩れがちになります。
しかし、自分が鍛えたい部位があるのであれば、できるだけその部位に効かせるようなフォームでやることが大切です。
「そんなこと言われても思いっきり回したら体も一緒に上下左右に動いてしまう」と言う方も多いと思います。
筋トレにおいて「思いっきりやる」と言うのはスポーツにおいての「思いっきりやる」とは少し意味が違います。
スポーツにおいての「思いっきりやる」は全身の筋肉をいかに効率よく使って行うかを意味します。
ボクシングだったら、殴るのに全身全霊をかけますが、腕だけで殴ってもあまりパンチ力は出ませんので、腰の回転や足の踏み込み、背筋力も重要になってきます。
逆に腕だけでパンチを打ったらコーチに怒られてしまうでしょう。
「お前やる気あるのか!」と怒鳴られるのがオチです。
しかし、一方で筋トレと言うのはベンチプレスを例にとってみると「大胸筋のみに効かせる」と言うのが理想です。
なぜなら、ベンチプレスは大胸筋を鍛えるためにやっているからです。
もちろん実際は三角筋や上腕三頭筋、脚や背中も多少は参加しているのですが、理想としては大胸筋のみを使いたいのです。
上級者になればなるほどベンチプレスを大胸筋のみに効かせることができるようになります。
厳密に言えば、大胸筋を使っている率が高まるということです。
要するに他の筋肉を使わずに大胸筋だけを使って持ち上げるので、初心者の時よりも運動効率は落ちているのです。
初心者はあらゆる筋肉を使ってインチキしてでも持ち上げようとする傾向があるためです。
スポーツと筋トレの違いはここにあります。
スポーツの究極は力を使わずにテクニックを磨いて行う。
筋トレの究極はテクニックを使わずに、ターゲットとしている筋肉の力のみで行う。
まったくの真逆と言って良いでしょう。
では、バーンマシンはどちらでしょうか。
実はバーンマシンは「どちらでもない」のです。
筋トレとしても行えるし、とにかく全身を動かして持久力を高めたり、筋肉の連動性を高めたりできます。
要は自分の意識次第でどちらの運動にもなるのです。
これがバーンマシンの良いところです。
しかし、ジムでやる人が少ないのはこの「どちらでもない」と言う中途半端なところが「よくわからない」に繋がっているからかもしれません。
バーンマシンの効果的な使い方 トレーニングメニュー動画を紹介
バーンマシンには先に見てもらった動画でもわかるように色々なやり方があります。
縦にして回すのが基本ですが、逆回転したり、横にして回したり、ダンベルのように使ったり。
以下の動画では20秒バーンマシンを全力でやっては、20秒の休憩を繰り返しやっています。
このようなやり方は筋持久力も高まりますし、スポーツをやっている人には非常におすすめの方法です。
動画を見ながら一緒にやってみてください。
最初はきっとまったくできないと思いますが、いつの日か一緒にできる時が来るでしょう。
その時はきっとスポーツのパフォーマンスもかなり向上しているはずです。
バーンマシンには重さが違う種類がある
バーンマシンには先に少し触れましたが、1種類ではなく、中には女性向けの商品もあります。
男性向けの商品が5キロ以上の重さがあるのに対して、女性向けは1.7キロ程度とおおよそ3分の1程度の重さしかありません。
おそらく5キロの重さだとほとんどの女性は全力で回すどころか持っているのもやっとの状態になってしまいますので、ちょうどいいでしょう。
ただ、なかなか女性一人でバーンマシンをやり続けるのは難しいので、できればカップルで買ってやってみることをおすすめします。
一人で行うと辛いトレーニングも二人で行えばきっと楽しいものになるはずです。
カッコイイ体のカップルなんて良いと思いませんか?
バーンマシンはかなり高額なものなので、ホワイトデーのお返しなどにどうでしょうか。
あなたはバレンタインデーにもらえばいいでしょう。(そんな変なカップルもなかなか面白いのではないでしょうか)
バーンマシンは腹筋にも効果的
バーンマシンは腹筋に効くと説明しているWebサイトも多いようです。こ
れは本当でしょうか。
これは先に少し触れたように本当です。
腹筋にも刺激が少なからず入ります。
ただ、腹筋をメインに鍛える器具ではないので、腹筋のみが鍛えられるわけではないですし、腹筋運動より効果があるかと訊かれれば、答えはNOです。
たまに「この商品は5分やると腹筋何百回の効果がある」とか言ってバーンマシンを売ろうとしているショッピングサイトなどがあります。
腹筋を鍛えるなら他にもっと効果のある運動はいくらでもありますし、腹筋を鍛えるためにこの高価なバーンマシンを買うのは馬鹿げています。
そもそも腹筋何百回の効果という売り文句は、どんな効果を比べて何百回の効果なのでしょうか?
カロリーの消費量でしょうか?腹筋への刺激でしょうか?
そうだとしたら、腹筋のどの部分への刺激が何百倍なのでしょう?
本当の意味で何百回分の刺激が入ったら、腹筋が怪我してしまいそうですね。
こういう根拠のない宣伝に惑わされないようにしましょう。
筋トレとは色々やっていろんな角度から刺激を入れるから発達が促されるのです。
これさえやっていれば大丈夫なんてものはありませんし、そもそもまったく違う種目を比べても仕方がありません。
まとめ
・バーンマシンの使い方は縦に両手で持って胸の前で全力で回す。
・バーンマシンのメニューはインターバルトレーニングがおすすめ。
・バーンマシンは男女別に重さが2種類ある。
・バーンマシンは腹筋にも効果がある。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読むまでは「バーンマシンって何?」と思っていた方も、どんな器具か、使うとどんな効果があるのか、わかっていただけたのではないでしょうか。
バーンマシンは少し高価ですが、スポーツと筋トレを融合した新感覚のトレーニング器具になります。
是非興味のある方はジムにあるバーンマシン一度を使ってみてください。
ただ、一人でジムの隅で全力でバーンマシンを回すのはなかなか勇気が要るので、ジムで使ってみて、ちょっとでも気に入ったら購入も検討してみましょう。
カップルでやれば、家でも意外に続くものです。
カップルで、または夫婦で使って二人でカッコイイ体を目指してみましょう。