きつい運動をしなくても簡単に腹筋が鍛えられるお手軽なトレーニング器具として「アブトロニック」は今やとても有名ですね。
今回はアブトロニックの効果3つ、使い方や注意点3つ、危険性、口コミ確認の必要性を紹介します。
目次
アブトロニックとは?
アブトロニックとは電気の力で筋肉をトレーニングする器具です。
筋肉と言うのは電気信号で動いているので、実は自分の意思とは関係なく、電気を外から与えても動くのです。
自分で動かそうと思わなくても電気を動かしたい筋肉に与え続ければ、勝手に筋肉に動いてくれるのです。
筋トレをしなくても、例えばテレビを見ながらでも、家事をしながらでも筋肉を鍛えることができる、そんな究極の「ながら運動」ができる器具と言っても良いでしょう。
ちなみにこういう器具のことをEMS(Electrical Muscle Stimulation)と言います。
Electricalは日本語で電気、Muscleは筋肉、Stimulationは刺激。
要するに電気で筋肉を刺激する器具ということです。
アブトロニックはEMSの一種なのです。
アブトロニックで期待できる効果3つ
アブトロニックで期待できる効果として一番に挙げられるのが、筋トレ効果です。
何もしなくても勝手に筋トレができる器具になりますので、筋トレを楽にできます。
また、筋トレの効果があるということは当然筋肉がつくわけですから、アブロニックを使った部分の引き締め効果があります。
例えばお腹に使えば、ポッコリと出たお腹が引っ込むこともあります。
ただし脂肪は取れません。
筋肉がついて、内臓が内側から押して出ているお腹を引っ込めるだけなので、脂肪を落としたい場合は食事の制限が必要になります。
このあたりは勘違いしないようにしてください。
また、筋肉がつくことで基礎代謝が上がりますので、痩せやすい体になることも期待されます。
要するに簡単に筋トレができることで筋トレを一生懸命やらなくても筋肉がつくわけです。
いつも筋トレをしようと決心しても続かないような人にはおすすめの器具になります。
アブトロニックの正しい使い方
アブトロニックは使い方は非常に簡単です。
鍛えたい部位に装着して、スイッチをオンにするだけです。
そうするとアブトロニックが装着した部分へ電気を送ります。
電気を送られた部分の筋肉は、筋肉の収縮を始めるわけです。
アブトロニックは電気を送ったり、止めたりするので、筋肉は収縮と弛緩を繰り返します。
これが筋トレを行った時の筋肉の動きと非常によく似ているので、特に何もしなくても筋トレの効果があるといわれるのです。
初めて使った方は恐らく何もしないのに筋肉が収縮する感覚にびっくりするはずです。
ちなみに電気の強さは調整可能で、電気が強いほど筋肉も強く収縮します。
最初から強度を強くすると痛いくらいに収縮してとても継続できないので、慣れてきたら(筋肉がついてきたなと思ったら)徐々に強めるようにすると良いでしょう。
アブトロニックの使い方の注意点3つ
アブトロニックは究極の「ながら運動ができる」器具になります。
なので、極端な話、一日中付けてずっと筋肉を鍛えることだってできます。
ただし、あまりに長い間やるのはおすすめできません。
肌にずっと電気刺激が入るわけですから、長い時間やりすぎるとその部分の皮膚がかぶれたり、ヒドイと火傷のようになることもあります。
また、内臓を刺激するので下痢になったりすることもあります。
体質にもよりますが、1回の利用で10分程度にした方が良いでしょう。
人によっては1時間利用しても平気という人もいますが、あまり長時間やる必要はありません。
また、先に少し説明しましたが、アブトロニックをいくらやっても腹筋が割れる効果はありません。
腹筋が割れるかどうかは皮下脂肪の厚さが問題です。
筋肉を鍛えることと脂肪を落とすということは別のことなので、筋肉がある程度鍛えられたからと言ってお腹が割れることはないのです。
めちゃくちゃ鍛えれば皮下脂肪がある程度厚くても割れますが、アブトロニックではそこまでは鍛えられません。
お腹をシックスパックに割りたいからアブトロニックを買おう、としている人は注意が必要です。
アブトロニックは使い方によっては危険な場合も
また、アブトロニックはあくまで電気を体に与えて筋肉を収縮させる器具です。
よって、胸の筋肉である大胸筋など心臓に近い部分の筋肉に張りつけて使うのは危険を伴う場合があります。
胸の筋肉はアブトロニックで鍛えるのではなく、腕立て伏せなどきちんとした筋トレで鍛えた方が安全です。
基本的にはアブトロニックはお腹を中心に使いましょう。
また、他の場所に使うにしても太ももや腕など心臓から離れた場所ならOKです。
このあたりはきちんと説明書を読んで使うようにしてください。
また、皮膚に疾患がある人や何か持病を持っている人は医師に相談の上使う方が良いでしょう。
皮膚に刺激を与えるので、皮膚が弱い人は影響が出ることは避けられません。
影響が出てからでは遅いので、一度かかりつけの医者に相談してみてください。
アブトロニックをさらに効果アップさせるポイント
アブトロニックの効果をさらにアップさせたいのであれば、食生活にも気を付けるべきです。
先に書いたようにアブトロニックをいくらやったところでお腹の脂肪が取れるわけではありません。
アブトロニックはあくまで筋肉をつけて引き締めるために使うもので、いくらやっても脂肪は落ちないのです。
脂肪を落としたいなら食生活の改善は必須です。
食生活の改善とアブトロニックを両方やってこそ割れた腹筋が手に入るのです。
同じEMS器具のCMなどの影響で、これさえ使えばお腹が割れてくると勘違いしている人が非常に多いですが、これは腹筋運動だけをいくらしても腹筋が割れないのと同じことです。
この点を勘違いしてスタートすると「いつまで経っても効果がない」と思ってしまい、数か月後には使うのをやめてしまうでしょう。
脂肪を落とす運動と筋肉をつける運動というのはまったく別物です。
両方を行うことでカッコいい体になっていくのです。
この点はしっかりと認識してから購入するようにしてください。
さすがに何もせずにお腹が割れるなんて都合のいい器具はありません。
もし、そんな器具があれば、全員が購入してみんな割れた腹筋を手に入れていますよね。
アブトロニックさえあれば筋トレ不要?購入者の口コミも要チェック
アブトロニックさえあれば、筋トレなんて面倒なことはやらなくていい、なんて都合のいいことを思っている人もいるかもしれません。
しかしそんなことは残念ながらありません。
なぜなら、アブトロニックは鍛えられる部位が限られていることが挙げられます。
先に少し書きましたが、男性が鍛えたい部位のトップクラスである胸の筋肉(大胸筋)はアブトロニックでは鍛えることができないのです。
理由は先にも書きましたが、電気刺激で鍛えるアブトロニックを心臓の近くで使えないからです。
また、ある程度までアブトロニックで鍛えることは可能ですが、ある一定レベル以上はやはり筋トレをしないと筋肉は発達しなくなってしまいます。
これは電気刺激を外から入れているので、電気の強さに限界があるためです。
電気を際限なく強くはできないのです。
なぜなら、体の表面には電気の刺激を強く入れると痛覚が反応してしまって、痛さを感じるためです。
電気を強くし過ぎると痛さが許容範囲を超えてしまうのです。
従って残念ながら、ある一定レベル以上にはアブトロニックでは筋肉を鍛えることができないのです。
これはよく考えたら当たり前の話ですね。
もし際限なく鍛えることができるのであれば、ジムで鍛えているマッチョな人はみんなこのアブトロニックを利用しますし、毎日のようにジムに行くこともなくなるでしょう。
彼らは筋肉命の人たちですから、絶対に効果が出るなら使っているでしょう。
それで効果が劇的に出るのであれば、毎日のようにジムに通うという無駄なことをしなくなるはずです。
簡単に言うとアブトロニックで筋トレ効果がきちんと出る人は筋トレ初心者といえます。
ある程度のレベルの人がこのアブトロニックを購入してもあまり効果は期待できません。
すでにジムに通っているというような人は購入をしない方が良いかもしれません。
それを知った上でちょっとだけ家でもやりたいという場合は良いですが、効果はあまり期待できないでしょう。
実際の購入者の口コミをネットで調べてみるのも効果を知るには良い方法です。
自分と同じ筋トレレベルの人が購入して、どの程度効果があったか分かれば購入の判断基準や目標にもなりますね。
ぜひ一度口コミを検索してみてください。
まとめ
・アブトロニックの使い方はスイッチを入れるだけ。
・アブトロニックは心臓に近い部分で使うのは危険。
・アブトロニックを購入するする場合は口コミを見て参考にすること。
いかがでしたでしょうか。
アブトロニックは究極の「ながら運動」ができる器具ということはわかっていただけたでしょうか。
しかし、アブトロニックは万能のトレーニング器具ではありませんので、筋トレをまったくやらなくて済むようになるわけではありません。
鍛えられない部位もあります。
その点は勘違いしないようにしてください。
あくまで今現在トレーニングをまったくしていない人やトレーニングをやっているけど、補助的に利用したい人向けになります。
腹筋はいくらやっても割れませんので、その点も勘違いしないようにしましょう。
腹筋を割りたいなら必ず食事の改善は必要です。