二の腕は人に見られやすい反面ダイエット効果が出にくい部位ですが、1週間で即効細くする方法があります。
今回は二の腕を細くする方法として、一週間で即効性がある方法5選、継続して体質改善を目指す方法2選を紹介します。
目次
1週間で即効性あり 二の腕を細くする方法①入浴で血行改善
二の腕の脂肪を落とすというのは、簡単なようでいて、なかなか難しいと感じることはありませんか?
それはもともと二の腕は脂肪がつきやすい構造をしており、気を抜くと比較的早く脂肪が蓄積してしまう箇所だからです。
二の腕がやせやすい状態を作るには、二の腕の血行を良くすることが何よりも大切だと言われています。
運動はもちろん大切ですが、実際の血行がよくないと運動をしても筋肉を作り上げるのが難しく、効果が出るまでに時間がかかってしまうのです。
まずは全身の血行を少しでも上げ、組織自体を柔らかくするために入浴をしましょう。
あらかじめ入浴することで、しっかりと体を温めて、その後行うマッサージの効果を最大限にまで高めることができるようになります。
ぬるめのお湯に数十分単位で入り、しっかりと身体の隅々まで温めてください。
1週間で即効性あり 二の腕を細くする方法⓶腕のマッサージでリンパの流れを改善
お風呂で全身がぽかぽかと温まってきたら、マッサージ開始の合図です。
左右どちらでもかまいません。腕の下に手を添えるようにセットして、ゆっくりと手に近い肘のほうから脇の下に向かって絞っていきます。
このとき、手でわずかに振動をさせながら、脂肪組織をやわらかくしていくイメージでマッサージすると良いでしょう。
実はこれは脂肪を柔らかくしているように見えますが、それ以上にリンパの流れを良くしているのです。
リンパというのは、血液が身体の組織に流れた後、そこから排出される出口でもあります。
静脈と同じように腕を通り、身体の中心にまで達していますから、この流れを良くすることで血行を促進できます。
実際の血管に入っている血液は、心臓の圧力である程度の勢いを持って流れています。
しかし、リンパは直接心臓に接続しているわけではないので流れが滞りやすく、こうしたマッサージが効果的です。
外から内へ、10回を目標にマッサージを行っていきましょう。
終わったら反対の腕も是非行ってみてください。
できるだけ腕を上げた状態で行うと、重力の力を借りて流れを作ることが出来ます。
1週間で即効性あり 二の腕を細くする方法③脇のマッサージでリンパ溜まりを解消
腕のマッサージが済んだら、次は脇を中心としたマッサージを行っていきましょう。
リンパにはところどころリンパ節と呼ばれる密集している部位があり、脇の下がそれにあたります。
このリンパ節では、他の部位以上にリンパが網の目のように張り巡らされており、リンパの溜りが出来やすい場所として知られています。
加えて、女性の場合にはその先に大きな乳房があることからも、比較的リンパが滞りやすいのです。
手を軽く握り、反対側のわきの下に入れます。
その状態で無理をしないように優しくごろごろとマッサージを行っていきましょう。
出来るだけ広い範囲に力が薄く加わるように注意してやっていきます。
終わったら、今度は親指を脇の下のくぼみにあわせ、ゆっくりとほぐしていきましょう。
少し痛いと感じているようであれば、それは力をかけすぎです。
非常にデリケートな部分でもありますから、あくまで優しく行っていくのが大切です。
左右それぞれ10回を目安に行ってください。
1週間で即効性あり 二の腕を細くする方法④2パターンの腕立て伏せで筋肉をつける
お風呂の中でマッサージが済んだら、まだ身体が温かいうちにトレーニングをしていきます。
二の腕をよく観察してみると、腕の内側より、外側の方に多く肉が付いていることがお分かりになるかと思います。
そう、腕の外側に力が加わるように運動をしていくことこそ、もっとも二の腕をシェイプアップさせるのに大切なことなのです。
もっとも効果があるのは、腕立て伏せです。
腕立て伏せでは、腕とあわせて胸の部分、大胸筋も一緒に鍛えることができます。
皆さんご存知のように、床にうつ伏せで寝た後両手をついて、腕の力だけで身体を持ち上げていきます。
このとき、手の幅をできるだけ狭くしてあげるとより効果的です。
狭くしたままゆっくりと身体を下げ、そして元の位置まで上げてキープします。
女性の場合、初めはなかなか大変かも知れませんが、慣れてくると何回も出来るようになります。
また、腕に筋肉がつくので健康的で引き締まった二の腕を作っていくことも出来ます。
この腕立て伏せはなかなかにハードですが、その分効果も高いトレーニングです。
しかし、実際に腕立て伏せは少し負荷が大きいと感じている人もいるのではないでしょうか。
そんな人のために、もう少し負荷を抑えたトレーニングをご紹介します。
それは、逆腕立て伏せです。
また腕立て伏せか、と思わずに聞いてください。
今度は椅子を使って身体を支え、少し楽にするものです。
椅子に浅く腰掛けた状態で、両手を後ろにまわすようにして椅子のへりを掴んでいきます。
この状態でお尻を上げて、腕の力だけで上下に腕立てをしていきます。
普通の腕立てと違って、お尻の位置でかかる体重をコントロールできるため、力のない人でもやりやすいとされています。
また、このトレーニングは特に腕の外則にある上腕三頭筋と呼ばれる部位を刺激しますから、かなりピンポイントで鍛えることができます。
ゆっくりと姿勢を崩さないように10回ほど繰り返しましょう。
疲れたら無理をせず、椅子に座って休むことも忘れないでください。
なるべく身体を椅子の底面につけないで、空気椅子の要領でできるだけ長く続けるのがコツです。
1週間で即効性あり 二の腕を細くする方法⑤体をひねって二の腕を刺激
辛い腕立てが終わったら、もう一度軽いエクササイズで血流を整えましょう。
ここでは、全身をひねることで二の腕を刺激していきます。
背筋を伸ばしてしっかりと立ち、腕を下におろします。
この状態で手と身体を曲げないように注意しながら、ゆっくりと左右にひねっていきます。
腰だけが回ってしまっては意味がありませんから、身体と一緒に、二の腕の外側がついて来るイメージで上半身を中心にねじってください。
限界まできたらそこで少しキープです。
ゆっくりと息を吐きながら身体を元に戻していきます。
ここで大切なのは、絶対に腕と身体をまっすぐにしたまま行うことです。
曲がるとその分力が逃げてしまいますからね。
左右それぞれ10回ずつ行うようにしましょう。
継続して体質改善 二の腕を細くする方法⑥食生活を見直す
運動のほかにも、二の腕をスリムにする効果を最大限に高める方法があります。
それは、食事の質をよくすることです。
皆さんの中には、毎日の生活が忙しくて、ついコンビニの出来合いやお酒の量が増えたりしている人はいませんか?
こうした不規則な食事習慣を持っていると、血液の質はどんどん悪くなっていきます。
質の悪い血液はどろどろとして詰まりやすく、血行を簡単に悪くしてしまうのです。
動物性の油を控え、植物性の油にすることで、幾分か血液の質をよくすることが出来ます。
ダイエットについて調べたとき、コレステロールという言葉を聞いた事のある人はたくさんいるでしょう。
このコレステロールが高くなると血液の質が悪くなるばかりか、動脈硬化といって血管自体が硬くなってしまうのです。
オリーブ油はこうした血液や血管に対して良い働きをすることがわかっています。
また、亜麻仁油や菜種油などといった良質の油は、血液の質を良くして新陳代謝をあげてくれることがわかっています。
是非良質の油を使っていきましょう。
また、野菜を取り入れてバランス良く栄養を摂取することも大切です。
脂肪を燃焼させるためには、体内の栄養物質に関する回路がしっかりと働いている必要があります。
特に、野菜が不足していると代謝に必要なビタミン類やミネラル類などが不足してしまいますから、積極的に摂取するようにしましょう。
気をつけなければいけないのは、なるべく生で摂取することです。
一度火を通してしまうとせっかくの成分が壊れてしまうこともあります。
これを避けるために、ドレッシングや味付けを工夫して、出来るだけ生でたくさんの種類の野菜を摂取するよう心がけてくださいね。
野菜だけでなく、たんぱく質も大切です。
脂肪を除去し、その分効果的な筋肉ですらっと見せるためには、組織の原料であるたんぱく質をしっかりと摂取する必要があります。
よくダイエットで糖分やたんぱく質をカットしてひたすら野菜のみを摂取する人がいますが、あれは悪手です。
脂肪を燃焼する回路はある程度の脂質とたんぱく質がないとうまく回らないのです。
また、組織を作り上げるたんぱく質がなければ運動をしてもベストな体型が保てなかったりするためです。
もっとも質の良いたんぱく質食品はとりのササミであると言われていますから、サラダにササミを使うなど工夫をしながら摂取をしていきましょう。
継続して体質改善 二の腕を細くする方法⑦十分な睡眠が脂肪燃焼系の体を作る
最後になりますが、何よりも大切な睡眠を忘れないようにしましょう。
一通り運動をした後ビールで一杯リラックスして、夜更かししていたのであれば、それは運動というより疲労が勝ってしまいます。
特に、眠っている間には成長ホルモンという身体を修復し、脂肪を燃焼させながら、すっきりした二の腕を作っていく物質が働き出す貴重な時間でもあります。
この夜の時間にしっかりと睡眠をとらないと、なかなか身体の調子がよくならないばかりか、脂肪がいつまでたっても排出されません。
一日7~8時間を目安に、お風呂に入った後できればすぐに睡眠をとりましょう。
無理なく疲れと温かさで睡眠に向かうことができるのでおすすめです。
寝ている間はできるだけ身体を冷やさないように温かくして寝ましょう。
汗をかく人は、汗を止めるのではなく、汗を吸収する素材の服を着て寝ることで、効果的に身体を作り変えることができます。
二の腕を細くする方法にチャレンジする場合の注意点
このような情報を目にすると、今すぐにでも運動を始めたいと思うことでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
皆さんの中には、もしかしたら、運動を控えたほうがいい人がいるかも知れません。
運動を控えたほうがいい人というのは、乳がんをはじめとした乳腺系の疾患で治療をしている人です。
特に一度乳腺系の手術を受けたことのある人は、リンパ節を除去している人もいます。
こうした人は、ちょっとした刺激で逆にリンパがたまる癖がついてしまうこともあります。
むくみの原因となるため、こうした運動が禁止されています。
これだけは絶対に気をつけてください。
また、風邪やインフルエンザ等の病気にかかっている方も、余り運動はおすすめできません。
リンパの中には、組織から戻ってきた血液の老廃物が流れますが、同時に免疫系の白血球をはじめとする細胞も多く流れています。
このため、体調が悪かったり病気である場合、こうした免疫系の細胞が活発化しているのです。
ひどいときになると、各リンパ節が腫れたりすることもありますから、こうしたときには無理に運動をせず控えたほうが安心ですね。
まとめ
・いくら痩せたくても乳腺系の疾患で治療をしている人や風邪やインフルエンザの人は運動は控えること。
さて、ここまで二の腕の肉を落とすためのエクササイズや習慣をご紹介してきましたが、肝心なのはこれを続けていくということです。
多くの人がさまざまな運動にトライしますが、結局断念してしまうことで効果が出せずにいます。
大切なのは決して無理をしすぎず、続けていくことを一番に考えるということです。
そのためには、すべてをフルコースで厳格に行っていくというよりは、出来るものからはじめていく、という意識が大切です。
腕の運動にしても、椅子を使った腕立て伏せのみを選択して、確実に続けていく、などといった工夫をすることで、細く長く根気良く続けていくことができます。
運動の習慣がついてくると、不思議と身体が楽になりますから、そのときに初めて負荷を増やしていきます。
こうした自分にあった運動や習慣を癖としてとにかく続けると、逆に運動や習慣を行わない日に気持ち悪さを感じるようになるかもしれません。
そうしたら、かなり儲けものです。
その頃には、二の腕細くする生活習慣が、自分のものとして立派に動いていることになります。
二の腕のエクササイズは部位が部位だけに結構大変です。
筋肉質になりたくないという人もいるでしょう。
しかし、脂肪を落とすためにはどうしても運動が必要ですし、単純に落としただけでは身体が弱くなってしまうため、筋肉を同時につけていく必要があるのです。
ひとつひとつはそこまで難しくないので、是非できるところからはじめてみてください。
その際に、是非ここの情報を参考にしていただければ幸いです。