ストレッチは運動前後に行うことが多いですが、寝る前に行うことも非常に効果があります。
今回は寝る前にストレッチを行うメリットとダイエット効果、ストレッチでのダイエット方法4選、寝る前ならではの注意点を紹介します。
寝る前にストレッチを行うメリットとは?
ストレッチは、柔軟性を高めるという点でも必要なことです。
基本的には、運動前だけでなく、運動後にもストレッチをすることが推奨されるわけですが、もう一つ、ストレッチが推奨されるタイミングがあります。
それは、寝る前です。
では、寝る前にストレッチを行うことで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
ここでは、その点についてご説明しましょう。
睡眠の質が上がる
1日活動していれば、その日の終わりには、ある程度疲れやコリが溜まっています。
仮に、そのまま寝てしまうと、質の悪い睡眠になる可能性や、疲労感が翌日にも残ってしまう可能性があるため、あまりよくありませんね。
朝起きた時から疲れを感じているようでは、その日中ずっと低いモチベーションが続く可能性もあります。
しかし、寝る前にきちんとストレッチを行っておけば、コリもほぐれますので、睡眠の質も少なからず向上します。
この点は、とても大きなメリットです。
便秘の解消が期待できる
寝る前のストレッチによって、腸の活発な動きを促すことができれば、便秘の解消につながります。
そのため、慢性的な便秘によって悩まされている人にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、ストレッチと言っても膨大な種類がありますので、すべてのストレッチ法が便秘解消につながるわけではありませんのでそこはご注意ください。
ストレッチはダイエット方法として成立する?
先ほど、寝る前のストレッチによって睡眠の質が向上するという旨の説明をしました。
睡眠の質が良くなると、成長ホルモンもより多く分泌されます。
この成長ホルモンは、筋肉量を増やすという点での作用も持っています。
筋肉量が多くなれば、基礎代謝のアップにつながるのです。
つまり、基礎代謝が高くなることで消費カロリーも増えますので、寝る前のストレッチについてはダイエット方法になりうるでしょう。
また、直接ダイエット効果があるストレッチ方法も存在します。
したがって、ストレッチ生活によって理想の体重に近づけるということも可能と言えるでしょう。
寝る前におすすめ ストレッチでのダイエット方法4選
多くの人の疑問は、「どのようなストレッチを寝る前にやればいいの?」ということを悩んでいると思います。
確かに、ストレッチの種類は膨大であるため、寝る前に行うストレッチとしてどれをチョイスすればいいのかわかりませんよね。
そこで、おすすめのストレッチを4種類ご紹介しましょう!
ストレッチ①
ここでご紹介するストレッチ①については、脚の動きが中心になります。
慣れれば気持ちよく実践することができるようなストレッチだと思いますので、まずは下の手順をご覧ください。
1.マットの上に仰向けで寝る
2.両方のヒザを立てる
3.左手を左方向に、右手を右方向にそれぞれ伸ばす
4.右脚を左脚に引っ掛けるようにして乗せ、そのまま絡める
5.両脚を左方向へ倒す
6.そのまま少しの間キープする
7.元に戻る
8.左脚を右脚に引っ掛けるようにして乗せ、そのまま絡める
9.両脚を右方向へ倒す
10.そのまま少しの間キープする
11.元に戻る
以下、手順4~手順11を繰り返し行いましょう。
手順を見ると長ったらしいように感じるかもしれませんが、手順8以降は反対側の動作を記載したものとなっていますので、複雑に捉える必要はありません。
また、多くの人は、手順4の脚を交差させる動作がイメージしづらいと思います。
そこで、その点を含めた細かいポイントについて解説された動画をご用意しましたので、ぜひご覧ください。
動画を見ると、脚を交差させる点をマスターしてしまえば、難しいところはないことがわかりますよね。
男性女性関係なく気軽にできるストレッチでしょう。
ただし、両脚を倒す時というのは、ストレッチの動作になるため、多少慎重になる必要があります。
勢いよくバンっと脚を倒そうとすると、筋肉を痛めてしまう可能性が高いですので、その点は注意しましょう。
ストレッチ法②
次に、ストレッチ法②についてです。
このストレッチも、脚の筋肉を伸ばすタイプとなっています。
しかし、手順は多少異なりますので、同一のストレッチではありません。
それでは、具体的な手順についてご紹介しましょう。
1.マットの上に仰向けで寝る
2.右ヒザを胸の方へ引き寄せる
3.そのまま右脚を左方向へ倒す
4.しばらくキープする
5.元に戻る
6.左ヒザを胸の方へ引き寄せる
7.そのまま左脚を右方向へ倒す
8.しばらくキープする
9.元に戻る
以下、手順2~手順9を繰り返す
このストレッチの場合、手順3及び手順7の時に、筋肉の伸びを感じることになります。
ストレッチした状態でキープするその時間については、10秒ほどを意識しましょう。
その他の細かいポイントについては、下の動画からご確認ください。
動作中の手の位置など、参考にできる点は数多くあると思います。
また、この動画では、別のストレッチについても解説されていますので、そちらもぜひ参考程度にご覧ください。
ストレッチ法③
次に、ストレッチ法③についてです。
このストレッチも、足の筋肉に効かせるものとなっていますので、その点は踏まえておきましょう。
具体的な手順については以下の通りとなっています。
1.マットの上で横向きに寝る
2.上側の脚を曲げる
3.上側の手で、上側の脚の足首を掴む
4.そのまま足首を引っ張るような形でストレッチしていく
5.ストレッチしている状態をしばらくキープする
6.元に戻る
これを反対側でも同様に行いましょう
このストレッチでは、手順4の時が1つのポイントになります。
足首を少々引っ張る形にはなりますが、引っ張りすぎると当然痛みを感じてしまいます。
そのため、痛みを感じない範囲でストレッチしましょう。
また、このストレッチの方の動画についても、ご用意しました。ぜひご覧ください。
ご紹介したストレッチは、この動画における1分20秒あたりから解説されています。
動作中の姿勢など、参考にできる点は多々あるでしょう。
また、この動画では、エクササイズの解説もなされていますので、そちらも参考程度にご覧ください。
ストレッチ法④
次に、ストレッチ法④についてです!
このストレッチは、足のつま先を動かすだけで筋肉をのばせるという方法ですので、とても簡単です。
それでは、具体的な手順についてご紹介しましょう。
1.マットの上で仰向けで寝る
2.両脚を上へ上げる
3.両脚のつま先を伸ばす
4.両脚のつま先を曲げる
以下、手順3と手順4を繰り返す
手順を見ると、「つま先を伸ばしたり曲げたりしているだけでストレッチになるの?」という疑問を持つ人もいるでしょう。
しかし、正しく実践すれば、しっかりと伸びを感じることができます。
特に、手順4でつま先を曲げた際には、ふくらはぎの辺りの伸びを実感できるでしょう。
また、このストレッチは簡単ですが、より具体的なイメージを持っていただくために動画をご用意しました。ぜひご覧ください。
この動画では、他の運動についての解説もなされていますので、そちらもぜひご覧ください。
特に、足の引き締めを希望している人にとっては、とても意味のある内容になっています。
寝る前にストレッチをするときの注意点
寝る前のストレッチについては確かに効果的ですが、実践にあたって注意しなければならない点はあります。
そこで、ここではその注意点についてご説明しましょう。
筋を痛めないように注意しよう
ストレッチは、筋肉を伸ばすということが基本の動作になります。
そのため、伸ばそうとする力が強すぎると、部分的に痛めてしまう可能性があります。
一度痛めてしまうと、痛みが完全にとれるまでに時間がかかるケースもありますので、力の入れ具合は注意しなくてはなりません。
体を動かしすぎないようにしよう
ストレッチと言っても色々あり、中には大きく体を動かすような種類のものもあります。
そのようなストレッチを長時間行うことによって疲労がたまってしまうようでは、本末転倒と言えます。
そのため、その点は注意しましょう。
また、寝る前に行うストレッチについては、入浴後が望ましいです。
しかし入浴によって汗や汚れを落としたのにもかかわらず、その後の激しいストレッチによってまた汗かいてしまうというのは不衛生です。
その点でも、選択するストレッチ方法や、ストレッチにかける時間というのは重要になるのです。
まとめ
・寝る前のストレッチについてはダイエット効果も期待できる。
・ストレッチで伸ばそうとする力が強すぎると、部分的に痛めてしまう可能性がある。
これまで、寝る前にストレッチを行うことのメリットや、具体的なストレッチ法、注意点などについて具体的にご説明してきました。
基本的に、ストレッチは毎日行うことが大切になりますが、タイミングについても意識した方がいいでしょう。
運動前や運動後、就寝前など、適切なタイミングでストレッチを行うことが大切です。
しかし、タイミングが適切でも、肝心の方法面が間違っているようでは問題です。
細かい手順まできちんと覚えるようにしましょう。
継続的に正しいストレッチ行うことは、健康を保つ要素の一つでもあるでしょう。