運動不足で健康維持のために走りたいけど外に出るのは億劫という方には、ランニングマシンがおすすめです。
今回はランニングマシンの効果や使い方、選び方、人気のおすすめ商品12種類、ダイエット効果を出す運動の仕方を紹介します。
目次
ランニングマシンとは
この記事を読んでいる人に今さらランニングマシンは何か説明するのも何ですが、一応曖昧な人のために説明をしておきます。
ランニングマシンとは文字通り「ランニング」を室内でできるマシンのことです。
最近では「トレッドミル」という呼び方も主流になりつつありますが、まだランニングマシンという呼び名の方が分かりやすいという人の方が多いでしょう。
一応今回の記事ではトレッドミルではなく、ランニングマシンという呼び方で統一をしていきます。
いつもはトレッドミルと呼んでいる人もこの記事を読んでいる最中にランニングマシンという名称が出てきたら「トレッドミル」のことなんだなと思って読み進めていってください。
ちなみに「トレッドミル」はきちんとした英語ですが、ランニングマシンというのは和製英語です。
ランニングマシンを直訳すると「走っている機械」になります。訳が分かりませんよね。
しかし、英語でトレッドミルと言われても大抵の人はわかりません。
ランニングマシンと言われた方が何となくわかるはずです。
なので、日本ではランニングマシンという名前が定着してしまったのです。
正式名のトレッドミルも覚えておいた方がよいでしょう。
これからはそちらが主流になっていくはずです。
ちなみに少し話はそれますが、ジムで鍛えることを日本では「トレーニング」といいますが、海外ではほとんど使いません。
普通は「ワークアウト」と言います。覚えておくと役に立つことがあるかもしれませんね。
ランニングマシンのトレーニング効果
ランニングマシンはマシンの上でひたすら走ることができる機械なので、通常のランニングとほぼ同じ効果があります。
要するに有酸素運動ができるわけなので、カロリーを消費して、脂肪を燃焼する効果が期待できます。
ダイエットには有酸素運動が効果的という言葉を聞いたことがあるでしょう。
しかし、これはまったくの間違いとは言いませんが、完全な正しいこととも言い切れません。
なぜなら、有酸素運動だけをすると体というのは本能として燃費を良くしようとします。
つまり、ずっと運動をし続けるわけなので、燃費の良い体にしないと餓死してしまうと思って体はそれに対して防御をしようとするのです。
どのように燃費を良くするのかというと、筋肉を必要最小限まで減らして基礎代謝を下げようとするのです。
要するに有酸素運動はある一定レベルまでは脂肪を燃やす可能性があるのですが、あまりやりすぎると脂肪も燃えますが、筋肉も落としてしまうということなのです。
筋肉が落ちれば当然基礎代謝が落ちるわけなので、太りやすい体になってしまいます。
もちろん有酸素運動をずっと続けていれば、痩せた体をキープできるのですが、有酸素運動をやめたら体重が一気に増えてしまう可能性もあるのです。
では、有酸素運動なんてやらない方がいいのかな、と思った方もいるかもしれませんね。
しかし、そうでもないのです。
有酸素運動をしても筋肉が落ちなければいいわけです。
その方法は後述しますので、記事を最後まで読んでみてください。
ランニングマシンの正しい使い方
ランニングマシンの正しい使い方と言っても、上に乗って走るだけでしょう?と思った方は完全な初心者ですね。
確かにそうですが、ランニングマシンで脂肪を燃やしたいのであれば、適切な心拍数で適切な時間やる必要があります。
もちろん全力で走ってやれるだけやるというのでも脂肪が燃えないことはありませんが、効率としては良くないのです。
心拍数は最大心拍数の40%~65%程度が一番脂肪が燃えやすいといわれています。
これはランニングマシンで走っていて、隣の人と話せるくらい(でも、息は少し切れる)程度の心拍数です。
これくらいを目安にやってみてください。
時間は昔は最低20分連続でやらないと効果がないといわれていましたが、現在では色々な研究の結果、断続的にでも20分行えば脂肪は燃えてくれるようです。
トータルして20分やればいいわけです。
10分やって、少し休んで10分でもほぼ20分連続でやったのと変わらない効果があるということなので、疲れたら休んで、またやるという方法でも良いでしょう。
ただし、トータルとして20分~30分程度はやりたいところです。
ランニングマシンの選び方
自宅でランニングマシンを買おうと思っている人は選び方を知らないと買えませんよね。
ここでランニングマシンの選び方のポイントをご紹介しましょう。
まず、自宅にランニングマシンを置くのですから、もっとも重要なのはサイズです。
買ってみたら大きすぎて邪魔、となっても大きいのでそう簡単には捨てることはできません。
サイズは非常に重要です。できれば実際に見て買いたいところです。
次はやはり価格でしょう。
価格は高いほど色々な機能が付いていますが、あまり便利機能に惑わされてはいけません。
ランニングマシンは最終的に乗って走れればいいのです。
そして、多機能だからと言ってやる気が出るかというとそうでもありません。
なので、必要最低限の機能(自分がこれだけは欲しいという機能)に絞って選ぶと良いでしょう。
そうすれば、価格も自然と抑えることができます。
他にはモーターの強さも本格的な人には重要です。
モーターが弱いとそれほどのスピードが出ませんので、ランニングマシンの上で思いっきり走ることもある、という人は馬力の高いものを選ぶようにしましょう。(2馬力程度)
もし、ネットで購入するという予定の人は必ず口コミを見て、さらにネットショップに電話などをしてきちんと調べてから買うようにしてください。
サイズ感も不明ですし、動いている時に出る音も意外に買ってみたらうるさいこともあります。
これらは実際に買った人の口コミやお店に訊くしかありません。
なかなか買い替えのきかないものなので、後悔のないように選びたいものです。
おすすめの人気のランニングマシン
それでは実際に現状どのようなランニングマシンが売れているのか人気ランキングを見てみましょう。
売れているからと言って、あなたの要望にピッタリかはわかりませんが、売れているだけあって、それほどひどいものはないでしょう。
口コミを見てこの中から選ぶと良いかもしれません。
BARWING 高機能ルームランナー
今自宅用にルームランナーを買う人でもっとも人気があるのはこのマシンです。
MAX時速が16キロも出るので、全速力で走れますし、デザインもカッコイイのです。
また、使わない時は走行台を上に持ち上げて折りたたむことができるので邪魔になりません。
また、3段階で傾斜角度の調整もできます。
価格は自宅用としては若干高めですが、ネットで購入すれば4万円以下で買うことが可能です。
スカイウォーカーSB1200
時速は12キロまでですが、商品名に「ウォーカー」と入っているだけあって、0.5キロから使用ができるため歩くために購入する人も多いです。
価格はかなり安いですが、連続使用時間60分で軽量です。
軽量かどうかは自宅で使う際に非常に重要な要素なので、それを理由で買う人も多いです。
傾斜も3段階に調節可能です。
AINCO(アルインコ)ウォーキングマシン
時速5キロまでしか出ない商品なので、ルームランナーと言うよりジョギング程度です。
しかし折りたたむと奥行きが26.5センチと非常にコンパクトになるため自宅に買って置いておくには非常に良い商品です。
また、キャスターも付いているため移動が簡単にできます。
価格もネットで購入すれば25000円以下で買うことができます。
BARWING(バーウィング) ルームランナー
「純業務用」のルームランナーになります。自宅でも本格的に走りたいという人向けです。
なんと時速20キロまで対応しているので、どんなに速く走りたい人でも満足でしょう。
ただし、純業務用だけあって、重量がかなり重く、80キロ弱あります。
とても一人では組み立てられませんので、注文の際はご注意ください。
価格はネットで注文しても10万円を少し切るくらいの価格です。
しかし、その分本格的に走りたい人にはおすすめです。
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YouTen(ユーテン) 電動ルームランナー 10km/h
シンプルな作りですが、12種類の走行プログラムがあり、飽きずに走ることができます。
キャスターも付いているので、移動も簡単です。
また、写真はグレーですが、赤や白のカラーもあり、好みで選ぶことが可能です。
速度は10キロまでですが、運動不足にはこれくらいでちょうどいいかもしれません。
価格はネットなら25000円以下での購入が可能です。
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YouTen(ユーテン) 電動ルームランナー 8km/h
先に紹介したYouTen(ユーテン) 電動ルームランナー の一つグレードが下のタイプです。
10キロも出して走ることはないという人であれば、こちらのタイプで十分でしょう。
先の10キロタイプが25000円程度に対して、こちらは16000円を切って買うことが可能です。
作りはシンプルですが、その分軽くて、移動もしやすいです。
軽く運動をしたい、歩きたいという人はこちらの購入を考えてみてはいかがでしょうか。
色も6色から選べるのが嬉しいところです。
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ALINCO(アルインコ) ルームランナー
先に紹介したALINCOのルームランナーになります。
こちらの方が少し本格的で時速は10キロまで対応していますので、かなり本格的に走ることが可能です。
音声ガイドも付いているので、簡単にはじめることができます。
もちろんこちらの商品の方が少し高めですが、もともときちんと走ろうと思っているという人であれば、先に紹介した商品よりこちらを購入した方が良いかもしれません。
ちなみにこちらは45000円程度はしますので、価格差は20000円程度あります。
20000円というとかなりの差ですが、毎日のように使えばすぐに元が取れるくらいの差でしょう。
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Horizon(ホライズン) ルームランナー
こちらはHorizonのルームランナーになります。
かなり丈夫でしっかりした作りのルームランナーで、スピードは15キロまで対応していますので、自宅でのトレーニングで不満を感じることはまずないと思います。
また、傾斜を10度までつけることができますので、さらなる心肺機能強化を目指す人にはピッタリのルームランナーになります。
ただし、しっかりした作りの分本体の重量は58キロと結構重いですが、折り畳みも簡単にできますし、キャスターも付いているので、移動にはそれほど苦労しないでしょう。
価格はネットで購入しても10万円近くしますが、購入した方の口コミはかなり良いです。
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ダイコー(DAIKOU) ランニングマシン
ダイコーのランニングマシンです。
見てわかるように手すりが高くついているので、運動不足で走るのがちょっと辛いという人でも簡単に使うことができます。
家族で、使うことを考えるなら、この商品を選ぶのもありでしょう。
手すりが高いので、お年寄りにも使うのは問題ありません。
また、怪我をした時のリハビリにも丁度いいでしょう。
速度は8キロまで出るので、本格的に走りたい人にも使えます。
価格はネットで買えば60000円程度で購入が可能です。
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FitElite(フィットエリート) ルームランナー
FitEliteのルームランナーになります。
FitEliteは業務用のトレーニングマシーンを作っている会社なので、この商品も家庭用とは言え、かなり作りはしっかりしていて、コストパフォーマンスの優れた商品と言えます。
速度は16キロまで対応していますし、電動で簡単に傾斜もつけることができます。
また、トレーニングプログラムも18種類あり、飽きさせないようになっています。
折り畳みや移動も簡単なので、かなりおススメの商品です。
価格はネットで購入すれば、55000円以下で買うことが可能です。
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WASAI(ワサイ) ランニングマシン
WASAIのランニングマシンになります。
WASAIは健康器具の製造販売を手掛けている会社で、ランニングマシンの他にもエクササイズバイクやぶら下がり健康器などを作っています。
この商品の特徴ですが、何と言っても、折りたたむと非常にコンパクトになるということ。
なんと折りたたむと新聞紙半分程度の大きさになるので、使わない時には押し入れなどに簡単に収納が可能です。
それでいて、MAX速度は14.8キロまで出るという性能がすごいです。
デザインは少々安っぽいという意見もあるようですが、コンパクトに収納できるので、そこは目をつぶるべきでしょう。
価格はそれほど高くはなく、50000円以下で購入が可能です。
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ALINCO(アルインコ) プログラム電動ウォーカー レッド
こちらはALINCO製の商品になります。
速度は6キロまでなので、ランニングマシンというよりウォーキングマシンと言った方が良いでしょう。
真っ赤な色が特徴で、部屋のインテリアと合わせることができるからという理由で買う人も多いようです。
確かにちょっとカッコイイですよね。
価格は50000円弱となります。
運動不足を解消したいというレベルの人におすすめです。
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ランニングマシンを買う人はどれくらいいる?
ランニングマシンを実際に買った人と言うのは実際にどれくらいいるのでしょうか?
統計があるわけではないですが、売れているランニングマシンが累計で何万台も売れていることを考えると少なくとも何百万人の人は買っている計算にはなるでしょう。
Amazonや楽天などでもランニングマシンが売っていますが、口コミの数も何百件もある商品もあります。
もしかしたら、日本の20人に1人くらいは買っているのかもしれません。
あなたの周りにも買っている人はきっといるはずです。
やはりいつの世も外に出てまでランニングはしたくないけど、家の中だったらやれるかもと思う人は一定数いるということです。
ただし、この中でランニングマシンを使い続ける人がどの程度いるかはわかりませんが。恐らく買った人の10人に1人もいないでしょう。
しかし、それはランニングマシンが問題と言うわけではなく、どのトレーニング機器でも同じことでしょう。
ランニングマシンで長くトレーニングするおすすめの方法
ランニングマシンが粗大ごみにならないようにするためにはどうしたら良いでしょうか。
粗大ごみにならない=ずっと使い続けるという意味ですが、実は買った時の動機が問題なのです。
買った時に「雨の日にも運動できるから買いたい」「すでに自宅で筋トレしているから、有酸素運動をプラスでやりたいから買いたい」という人はやれるでしょう。
しかし、「楽に運動できそうだから買おう」という動機の人は元々運動が嫌いな人が多いのです。
でも、運動しないと体に悪いというのは知っているので、できるだけ楽して運動をしようとして買うわけです。
しかし、この考えで買う人はほぼ間違いなくランニングマシンが粗大ごみに変わります。
運動というは義務感でやるものではなく、楽しんで行うものです。
楽しくないものが続くわけがないのです。これは誰でも同じです。
ずっとジムに行って鍛え続けている人はジムの運動そのものが好きかどうかはわかりませんが、ジムに行くことによって変わっていく体の変化を楽しんでいたりします。
ランニングマシンを粗大ごみにしないコツは運動を楽しむことなのです。
それ自体を楽しむ工夫をすることがもっとも大事なのです。
しかし、楽しむと一言で言ってもなかなか難しいでしょう。
なので、何かしら目標を置くと良いです。
「マラソン大会に出る」などが良いでしょう。
こうすることでランニング自体が趣味になり楽しくなっていきます。
ランニングマシン運動に無酸素運動をプラスすればダイエット効果抜群
ランニングマシンは当然有酸素運動です。
有酸素運動がダイエットに不向きだということは前述した通りですが、では、痩せやすい体になるためには筋トレだけをしていればいいのでしょうか?
筋トレだけでも基礎代謝は上がっていきますので、答えはYESなのですが、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせることでさらにダイエットの効果を高めることができます。
それは筋トレのような無酸素運動を行った後に有酸素運動をすると良いのです。
逆では駄目です。有酸素運動⇒無酸素運動の順番です。
なぜこの順番だと良いのか?
それは筋トレをすることでノルアドレナリンが分泌されるためです。
このノルアドレナリンは脂肪分解酵素を活性化するので、このノルアドレナリンが分泌している時に有酸素運動をすると非常に効果的に脂肪を燃やすことができるのです。
ただし、これには諸説あります。
結局は消費しているカロリーが増えるわけではない(運動量が同じなら消費カロリーは同じはず)ので、順番に意味はないという学者もいるので、絶対ではありません。
ただし、筋トレ2時間程度後には成長ホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンも脂肪分解を促すものなので、筋トレ2時間後に有酸素運動をするのは良いという学者は多いようです。
やるなら直後ではなく、2時間後が良いかもしれません。
ランニングマシンでの運動は筋トレ前はNG?
では、筋トレ前にランニングマシンでの有酸素運動は絶対にNGなのでしょうか。
そんなこともありません。
なぜなら適度な運動は体を温めてこれからハードな運動をする場合は、それによる怪我の防止にもなります。
なので、筋トレ前に有酸素運動をするのは「少しなら」OKなのです。
どの程度かというとランニングではなく、ジョギングレベルです。
20分以上もやる必要はなく、10分程度で十分です。
10分の軽いジョギングをして、筋トレに臨めば、体も運動の準備ができてしまうので、スムーズに筋トレに入っていけるでしょう。
ハードなランニングなどをするとそれ自体で疲れてしまって筋トレに集中できなくなってしまいますので、それは厳禁です。
疲れによってフォームが崩れてしまうこともありますので、怪我の原因にもなってしまいます。
まとめ
・ランニングマシンの使い方は適切な心拍数を維持することが重要。
・ランニングマシンの選び方は「サイズ」「価格」「モーターの強さ」を考慮すること。
・ランニングマシンを使うなら無酸素運動を行った後が脂肪燃焼効果が高い。
いかがでしょうか。
ランニングマシンは意外にも買っている人は多いです。
しかし、ランニングマシンを買ったはいいけど、数か月後には置き場に困って、1年後には粗大ごみ…そんなことになる人も多いのが現実です。
買うなら運動自体を楽しむようにしてください。
運動自体が楽しければ、良い買い物になるでしょう。
楽しい上にダイエットにもなって一石二鳥ですよね。