背中の贅肉を落とすのは難しいと思われがちですが、初心者でも簡単に取り組めるダイエット方法があります。
今回は背中に脂肪が付く原因と、背中痩せダイエット方法3つとそれぞれ具体的なやり方、注意点2つを紹介します。
目次
背中痩せダイエットが必要になる原因2つ
背中に余分な脂肪が多いと、見栄えが悪いですし、自分に自信が持てなくなってしまうと思います。
そのため、背中の脂肪をコンプレックスに感じている人もいるでしょう。
では、そもそも何が原因で背中に脂肪がついてしまうのでしょうか。
毎日のように食べ過ぎれば、当然脂肪の量は増えていきますが、それ以外に、背中に脂肪がつく原因があるのなら、是非知りたいところですよね。
そこで、その点に迫っていきます。
加齢に伴うたるみ
年をとり、高齢になるにつれて、身体の機能が衰えてきます。
また、基礎代謝にも陰りが見え始めます。
基礎代謝については、消費カロリーと深く関わっています。
基礎代謝が良ければ、どんどんカロリー消費がなされていきますが、反対にこの機能がダウンしてくると、脂肪が溜まりやすくなってしまうのです。
そのため、加齢が影響して背中に脂肪が溜まってきたり、たるみが生じたりというケースは多いでしょう。
姿勢の悪さも原因になっていた?
背中に脂肪が溜まる原因としては、姿勢の悪さも挙げられます。
日頃から姿勢を正して生活している人も当然いますが、猫背でいることが多い人もいますよね。
特に、デスクに向かって仕事をしている人は、猫背になりがちだと思います。
しかし、猫背の状態だと、背中の筋肉はほぼ使っていないことになります。
そのため、食生活の内容次第では、どんどん脂肪が蓄積されてしまうというわけです。
猫背と脂肪の関係については知らない人も多いため、これを機に覚えておくと良いでしょう。
背中痩せダイエットに効果的な運動方法3つ
背中の脂肪が気になる場合、ダイエットをする必要がありますね。
しかし、どのようなダイエットをして脂肪を落とすかという点については、わからない人もいるでしょう。
適当に方法を選んでダイエットに取り組んで、足やお腹の脂肪を落とすことができたとしても、肝心の背中の脂肪が落ちなかったということであれば悔しいですよね。
そこで、オススメのダイエットについて紹介しましょう!
筋トレ
背中痩せを目指すにあたっては、筋トレがオススメです。
筋トレをすると、たるんだ状態からスッキリと引き締まった状態に近づきますし、筋肉量が増えることで基礎代謝がアップします。
筋トレによって基礎代謝がどんどん高まっていけば、太りにくい身体に変わっていきます。
ダイエットに一度成功しても、その後すぐにリバウンドしてしまったということでは意味がないでしょう。
従って、そのリバウンドを防ぐためにも、基礎代謝を高めておくことはとても重要なのです。
ヨガ
ヨガについても、有効なダイエット法の一つです。
10種類以上にも及ぶ膨大なポーズがあるため、目的別にヨガに取り組むことができるのです。
お腹をへこませたい人向けのポーズもありますし、足をスリムにしたい人向けのポーズもあります。
もちろん、背中を引き締めたい人向けのポーズもあるのです。
このヨガについては、多くの女性が取り組んでいます。
そのため、難しいダイエット法なのでは?と感じて心配になる必要はないでしょう。
ストレッチ
ストレッチも、ダイエット法としてオススメできます。
ストレッチについては、運動に取り組む前の準備運動の時くらいしか行う機会ない!という人が多いでしょう。
しかし、ストレッチそのものに、ダイエット効果があるのです。
もちろん、どのようなストレッチを行うかという点が重要になりますし、筋を軽く伸ばす程度では大した効果は得られません。
背中の引き締め効果が見込めるストレッチというものもあるため、これを機に興味を持ってみましょう。
背中痩せダイエットの具体的な方法① 筋トレ2選
筋トレは背中痩せに有効な手段ですが、どんな筋トレでも良いというわけではありません。
背中の筋肉を鍛えようと思ったのに、足や腕の筋肉だけが鍛えられてしまった場合はガッカリするでしょう。
そこで、ここでは背中に効く筋トレとその方法についてご紹介します。
チンニングで筋トレ
チンニングとは、いわゆる懸垂のことです。
この筋トレをすることで、背中の色々な筋肉が鍛えられるため、たるんだ背中を改善させたいならオススメです!
また、チンニングの方法については、多くの人がイメージできると思います。
両手で鉄棒にぶら下がり、身体を上下させるようにして鍛える筋トレとなっています。
ただし、チンニングに取り組む際には、いくつかポイントを踏まえておく必要があります。
そこで、ここではそのポイントをご紹介しましょう。
・鉄棒を持つ手と手の距離が、肩幅より少し広め程度になるよう意識する
・顔が鉄棒を超えるくらいまで引き上げる
・引き上げた状態でわずかな間動きを止める
・引き上げていく間に息を吐き、定位置に戻る間に息を吸うよう心がける
大まかなポイントとしては上記の通りとなっています。
初心者の人は、なかなか体を引き上げることができず、苦労すると思います。
無理をする必要はありませんが、できるだけ体を引き上げられるよう努力しましょう。
また、呼吸についても重要なポイントです。
チンニングに必死になるがあまり、呼吸がバラバラになってしまう人がいますが、それは適切ではありません。
筋肉の動きだけでなく、呼吸についてもきちんと意識しましょう。
今回は、このチンニングを巧みにこなす男性の動画を用意しましたので、是非ご覧ください。
動画では、いとも簡単にチンニングをこなしている様子が見てとれます。
しかし、初めてチンニングを行う人がこのレベルまでくるのは、少々大変です。
そのため、動きを参考にする一方、マイペースで覚えていこうという気持ちを持つといいでしょう。
腕立て伏せで筋トレ
背中を鍛える筋トレとしては、腕立て伏せもオススメできます。
腕立て伏せというと、腕の筋肉しか鍛えられないんじゃないの?と思う人が多いですが、決してそんなことはありません。
胸や背中の筋肉もしっかり鍛えることができるのです。
そう考えると、とても効率の良い筋トレと言えるでしょう。
また、簡単に見える腕立て伏せにも、ポイントは存在します。
・への字に曲がったようなフォームではなく、真っすぐを意識する
・体をしっかりと下げる
・元のフォームに戻る際は、その途中で息をしっかりと吐く
腕立て伏せでは、基本のフォームがとても大切になります。
腰が大きく曲がってしまうようなフォームは、適切ではありません。そのため、直線的な姿勢を維持するように努めましょう。
また、腕立て伏せについても、お手本にできるような動画を用意しましたので、ご覧ください。
この動画を見ても、基本的なフォームや、呼吸についてが大事だとわかりますね。
何気ないことですが、これらのポイントを踏まえられるか否かで、効果の大きさも変わってくるのです。
背中痩せダイエットの具体的な方法⓶ ヨガポーズ「シャラバーサナ」
ヨガで背中痩せを目指す場合、どのポーズを選ぶかがカギになります。
膨大な数のポーズがありますが、そのすべてが背中に効くというわけではなく、背中に効くポーズとしてオススメできるのが、「シャラバーサナ」です。
このポーズであれば、背筋を鍛えることも可能です。
そこで、方法をご紹介しましょう。
1.マットにうつ伏せになる
2.息を吐きつつ、お腹と骨盤の部分以外をマットから離す
3.その姿勢を30秒程度キープする
以上が大まかな手順になります。
「シャラバーサナ」では、背中を反るような形にはなりますが、リラックスすることが大事です。
また、あまりに力を入れて勢いよくこのポーズをしようとすると、背中を痛める可能性があります。
そのため、落ち着いて、ゆっくりと取り組むようにしましょう。
このポーズができたら30秒程度キープし、それが終わったら、また同じように繰り返しましょう。
「シャラバーサナ」に取り組むにあたっては、より細かい部分までポイントを知る必要があります。
そこで、動画を用意しましたのでご覧ください。
ヨガの中でも、比較的簡単なポーズとなりますが、ポイントは多いです。
そのため、背中を反るだけでしょ?と判断し、自己流で取り組んでしまうということはやめましょう。
背中痩せダイエットの具体的な方法③ ストレッチ3パターン
力を使った運動はしたくない!という人の場合、ストレッチを選ぶのも良いでしょう。
確かに、筋肉を伸ばすことが基本となるストレッチであれば、女性でも気軽に取り組むことができますね。
そこで、背中痩せに効果的なストレッチの方法を3つほどご紹介しましょう。
ストレッチ①
1.四つん這いになる
2.息を吐きつつ、臀部をかかとへ近づける
3.その姿勢を10秒程度保つ
このストレッチを行うにあたって押さえておきたいポイントは、手の位置です。
臀部をかかとへ近づける間も、手は基本の位置から動かさないことが大事です。
そのため、自然と頭が下がる形になると思います。
このストレッチをすると、背中が気持ちよく伸びている感覚を実感できることでしょう。
ストレッチ②
1.仰向けになる
2.息を吐きつつ、膝を両腕で抱える
3.額を膝に近づける
4.その姿勢を10秒程度保つ
5.息を吐きつつ、元の状態へと戻る
ストレッチ①とは全く違う動きになりますが、背中を伸ばすという点では同じですね。
また、ストレッチ②の場合、マットやクッションの上で行った方が良いでしょう。
硬い床の上で行うと、腰のあたりが痛くなってしまう可能性があります。
ストレッチ①と②の動画を用意しましたので参考にしてみてください。
ストレッチ③
1.椅子に腰かけて姿勢を正す
2.バンザイのポーズをとる
3.息を吐きつつ背中を後方へ反る
4.息を吸いつつ最初の姿勢に戻す
普通、椅子に座る際は深く腰かけると思います。
しかし、このストレッチを行う場合は、浅く腰かけましょう。
また、腹部にしっかりと力を入れて取り組むことが大事です。
痛みを感じるほど背中を反ってしまうのは適切ではありません。その点に注意しましょう。
このストレッチであれば、職場で休憩をしている時などに取り組むこともできるので、非常にお手軽ですよね。
また、とても簡単なストレッチでもあるため、意識して積極的に取り組むようにするといいでしょう。
背中痩せダイエットの注意点2つ
背中痩せダイエットについては、色々と方法があります。
そのため、自分に合った方法を探りながら、色々試してみるのもいいでしょう。
また、複数の方法を組み合わせるというのもオススメできます。
継続的にダイエットに励めば、おのずと結果が出てくるでしょう。
ただし、ダイエットをするにあたっては、注意点を前もって知っておく必要があります。
そこで、ここではその注意点を複数ご紹介しましょう。
背中を痛めた場合は一旦中断しよう
熱心に背中痩せダイエットに取り組むのは良いことですが、背中を痛めてしまうのは問題です。
生活の中で背中に痛みを感じた場合、背中痩せダイエットを中断しましょう。
しっかりと体を休め、痛みが完全になくなってから再開した方が賢明です。
何事においても、焦るとろくなことがありませんよね。
ダイエット後の生活こそ大事
ダイエットが成功し、美しい背中を実現させることができた場合、一応ゴールということになりますが、その後の生活が重要なポイントとなります。
ダイエット前の不規則な生活に逆戻りしてしまうと、すぐにたるんだ背中に戻ってしまうことでしょう。
そうなった場合、何のためにダイエットしてきたのかわからなくなってしまいますね。
そうならないためにも、ダイエット後も規則正しい生活を維持し、運動もしっかり行うようにしましょう。
背中に脂肪が溜まってしまった原因にしっかりと目を向け、気を引き締めて生活するよう心がけることが大事です。
まとめ
・背中痩せダイエットに効果的な運動方法は「筋トレ」「ヨガ」「ストレッチ」の3つ。
・背中痩せダイエットの注意点は「背中を痛めた時には中止する」「ダイエットを成功した後にも規則正しい生活を維持」の2つ。
今回は、背中痩せに効果的なダイエット法について取り上げ、具体的な方法面について細かくご説明してきました。
背中に効く運動というのは色々あることから、選択肢が広い点が嬉しいですよね。
ただし、どのダイエット法が一番自分にフィットしているかという点については、人によって異なります。
そのため、注意点を踏まえつつ、気に入った方法でダイエットに励みましょう。
ストレスなく継続させることができるなら、それが一番良いですね。