前脛骨筋はマイナーなかもしれませんが、実は私たちの日常生活の動きに欠かせない筋肉の一つです。
そこで今回は前脛骨筋の位置と役割、効果的な鍛え方として筋トレ2選、筋肉をほぐすストレッチ、痛みの原因2つを紹介します。
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)とは?
出典:http://www.teeter-totter.tokyo/
脚の筋肉については色々あり、前脛骨筋についてもその1つです。
しかし、「前脛骨筋」という名称については、普段あまり見ない漢字が含まれていることもあり、イメージしづらいですよね。
どの辺りに位置する筋肉なのか分からないという人も多いでしょう。
そこで、前脛骨筋の位置や、働きについて具体的にご説明しましょう。
まず、前脛骨筋については、脚の下腿部に位置しています。
皆さんもご存知の「すね」の辺りに位置する筋肉だと聞けばピンとくるでしょう。
また、前脛骨筋というのは、足の関節の動かし方によっては大きく働いてくれます。
そのため、毎日のように人々の生活を支えてくれる筋肉の1つが、前脛骨筋ということになるでしょう。
運動する際には必ず働く筋肉と言ってもいいくらいなため、特にスポーツ選手の場合は熱心に鍛えていることでしょう。
皆さんも、これを機に前脛骨筋に関心を持ってみてはいかがでしょうか。
前脛骨筋の鍛え方 効果的な筋トレ2選
前脛骨筋の働きは非常に大きいことから、この筋肉を懸命に鍛えることをおすすめします。
しかし、脚の筋トレ法については膨大にあります。
その中で、前脛骨筋に効くものはどれなのかについてをまず知る必要がありますよね。
もちろん、適切に実践するという点も、意識しなくてはなりません。
そこで、ここでは前脛骨筋に効くおすすめの筋トレ法についてご説明しましょう。
筋トレ法①
まず最初に、筋トレ法①についてです。この筋トレは、「トウ・レイズ」と言われるものです。
道具は特に必要なく、動作も簡単なものになりますので、気軽に取り組めるでしょう。
それでは、具体的な手順についてご説明します。
1.足を少し開いて立つ
2.両足のつま先を上げる
3.元に戻る
以下、手順2と手順3を繰り返す
この筋トレについては、足の小さな動きだけになるため、女性でも簡単に取り組むことが可能です。
しかし、両足のつま先を同時に上げるという動作を行うことになるため、バランスを崩すことが懸念されますね。
したがって、慣れるまでは、手を壁について取り組んでも良いでしょう。
また、この筋トレの動画をご用意しましたので、ぜひご覧ください。
たったこれだけの動作ですが、前脛骨筋が鍛えられるのです。
そのため、ぜひ習慣づけてみることをおすすめします。
数ある筋トレの中でも、比較的習慣づけやすい筋トレと言えるでしょう。
筋トレ法②
先ほどの筋トレ法①については、立ったまま行うものでしたね。
しかし、ここでご紹介する筋トレ法②は、座って行うものとなります。
その点では、筋トレ①と大きく異なる筋トレと言えるでしょう。
それでは、具体的な手順についてご説明します。
1.床に座る
2.両ヒザを曲げ、両手を床につく
3.つま先を上げる
4.つま先を下ろす
以下、手順3と手順4を繰り返す
このように、筋トレ法②についても、つま先を動かす運動ということになります。
そのため、立ったまま行う筋トレ法①よりも、座ったまま行う筋トレ法②の方が取り組みやすいという人もいるかもしれませんね。
他の細かなポイントについては、下の動画でご確認ください。
動画を見ると、両手を床のどの辺りにつくかという点などがよくわかりますよね。
そのため、じっくりと動画を見て参考にするといいでしょう。
また、臀部を床につけて行うストレッチになるため、ストレッチを続けていると臀部が痛くなる可能性があります。
したがって、敷物を敷いておくのもいいでしょう。
前脛骨筋をほぐすストレッチを紹介
覚えるべきことは、前脛骨筋を鍛えられる筋トレ法だけではありませんね。
前脛骨筋に効くストレッチについても覚える必要があるでしょう。
ストレッチというのは、多くのメリットがあります。
そのため、運動をする前に限らず、積極的にストレッチをした方が良いでしょう。
ここでは、効果的なストレッチ法を1つご紹介します。
1.マットの上で正座する
2.両手をマットにつき、上体を後方へ傾ける
3.両ヒザを上げ、ストレッチしていく
4.ストレッチを緩める
このストレッチでは、手順3の時がポイントの1つとなります。
両ヒザを上げる動作を行わなければ、肝心の前脛骨筋に対して十分に効かせることができません。
また、床の上で正座するとなると、脚に痛みを感じる可能性があるため、マットのようなものを用意しておきましょう。
また、このストレッチの動画をご用意しました。ぜひご覧ください。
前脛骨筋に痛みが生じる原因2つ
筋トレを継続して行う人々にとって悩ましいことが、筋肉の痛みです。
筋肉が痛む原因の一つに、疲労の蓄積を挙げることができます。
つまり、何らかの行動によって筋肉が疲労していくと、痛みの症状が現れる可能性があるのです。
では、前脛骨筋に疲労が溜まるケースとして、どんなものが挙げられるのでしょうか。ここではその点に迫っていきます。
筋トレのしすぎ
まず1つは、筋トレのしすぎです。
筋トレは、筋肉に負荷をかける行為であることから、筋肉疲労が起こる可能性は高いです。
そのため、前脛骨筋を鍛えるにあたり、その点のリスクについては考慮しておく必要がありますね。
歩き方の問題
適切な歩き方というのは存在します。
しかし、どんな歩き方をしているかについては、人によって様々だと思います。
必要以上に前脛骨筋を使う歩き方を続けていると、疲労がどんどん蓄積されていき、早い段階で痛みの症状が出てしまう可能性もあるのです。
まとめ
・前脛骨筋は、つま先を動かす筋トレをすることで鍛えることができる。
・前脛骨筋に痛みが生じる原因は「筋トレのしすぎ」「歩き方の問題」の2つ。
これまで、前脛骨筋の特徴や、前脛骨筋に効く筋トレ法及びストレッチ法、そして痛みの原因などに迫り、それぞれご説明してきました。
足を動かして生活を送る人々が大半なため、前脛骨筋については多くの人が意識すべきではないでしょうか。
また、この筋肉を鍛えられる筋トレ法は多くあるため、手軽に鍛えることが可能となっています。
ぜひ、これを機に筋トレ生活を始めてみましょう。
もちろん、前脛骨筋に限らず、他の筋肉もバランスよく鍛えることが大事ですね。