肘筋という筋肉はマイナーながらその働きは非常に重要で、普段から鍛えておくのがおすすめです。
今回は肘筋の位置と作用、効果的な筋トレ、肘に痛みが出る原因、痛み緩和に効くストレッチ、おすすめの肘サポーター3選を紹介します。
目次
肘筋(ちゅうきん)はどこの筋肉?その作用とは?
筋肉というと、大胸筋や上腕二頭筋、大腿四頭筋などをイメージする人が多いのではないでしょうか。
筋肉について多少詳しい人でも、「肘筋」というのはあまり聞いたことがないと思います。
そこで、この章では肘筋の特徴についてご説明しましょう。
上腕三頭筋と関わりのある筋肉!
肘筋については、肘関節に近いところに位置する筋肉であり、面積としてはとても小さいです。
また、上腕三頭筋のアシスト的な働きを担っています。
そのため、上腕三頭筋を鍛える筋トレに取り組むことで、結果的に肘筋も鍛えられるというケースもありますよ。
では、この筋肉は日常生活の中で役立っているのでしょうか。
日々の動作と密接に関わっている!
肘筋については、何かを「押す」という動作の時に働くことになります。
ドアを押す時や、荷物を押して運んだりする時など、押す動作というのは結構な頻度で行いますよね。
そのため、普段の生活の中で頻繁に活躍してくれる筋肉です!
肘筋に効果的な筋トレ「ライイングフレンチプレス」!
肘筋は確かに小さな筋肉ですが、その役割は大きいです。
そのため、日々の生活の中で適切に鍛えていくことをおすすめします。
この筋肉が鍛えられる筋トレは複数ありますが、今回は「ライイングフレンチプレス」という筋トレ法をご紹介しましょう。
この筋トレ法は、肘筋及び上腕三頭筋に効く筋トレとして注目されています。
また、必要なものとしては、ベンチとダンベルです。
ベンチについては、フラットなタイプのものがあればOKですので、用意しておきましょう。
それでは、まず手順についてご説明します。
【ライイングフレンチプレスの手順】
1.ベンチの上に仰向けで寝る
2.左右の手で一つずつダンベルを持つ
3.両腕を伸ばし、ダンベルが頭よりも前へくるようにする
4.両腕を上へ上げる
5.ダンベルを下ろす
以下、手順4と手順5を繰り返す
この筋トレの場合、手順だけを見ると「ベンチは必要ないでしょ?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、例えば床でこの筋トレを行った場合、ダンベルを動かせる範囲があまり広くないのです。
その一方、ベンチの上であれば、床で行う時よりも低い位置にダンベルを下ろすことが可能となります。
そのためにベンチは必要ということですね!
また、ライイングフレンチプレスでは、主にダンベルを上げる時に力を使うことになります。
かと言って、ダンベルを下ろす時に気を抜くことは禁物です。
ダンベルを上げる時と同様、スローを意識して取り組みましょう。
また、この筋トレにおける他の細かな点については、下の動画からご確認くださいませ。
【ライイングフレンチプレスの動画】
肘に痛みを感じる原因とは?
肘の痛みを感じた経験のある人は多いでしょう。
痛みというのは、知らず知らずのうちに蓄積していった負荷が原因で発生するケースが多いです。
では、普段の生活の中で、どのような時に負荷がかかってしまうのでしょうか。
この章ではその点についてご説明しましょう。
スポーツによって負担がかかる?
肘に負担がかかるスポーツは、意外に多くあります。
例えば、テニスや野球などです。
そういったスポーツに取り組んだことが原因で、肘に負担が蓄積し、痛みとなって現れるケースがあるのです。
スポーツに夢中になるのは良いことですが、自分の体の異変には敏感になることが大事です。
大きなケガにつながってしまうと、大好きなスポーツができなくなってしまいますね。
スマートフォンの操作で負担がかかる?
スマートフォンはとても便利な機器ですし、現に多くの人が使っています。
しかし、スマートフォンの持ち方や肘の使い方次第では、肘に負担がかかることになってしまうのです。
その結果、痛みにつながる可能性もあります。
そのため、なるべく肘に負担がかからないような形でスマートフォンを使うことがベストでしょう。
肘の痛み緩和に効果的なストレッチ!
肘の鈍痛を放置することは、精神的にもよくないですよね。
そこで、この章では肘の痛みに効くストレッチ法をご紹介しましょう。
やり方としてはとても簡単ですので、すぐに覚えられると思います。
それでは、まず下の手順をご覧くださいませ。
【ストレッチの手順①】
1.肘が痛い方の腕を前方へ伸ばす
2.もう一方の手を使い、手の甲(痛む方の腕)を自分の方へ引く
3.そのまま10秒くらいキープする
【ストレッチの手順②】
1.肘が痛い方の腕を前方へ伸ばし、軽く肘を曲げる
2.その手をグーの形にする
3.そのまま手首を手前に引く
4.元に戻す
以下、手順3と手順4を繰り返す
①と②はともに、肘の痛みに効くストレッチ法です。
基本的に、痛い方の腕を動かすことになりますが、両腕の肘が痛い場合は、ともにストレッチしましょう。
また、双方のストレッチ法について解説された動画がありますので、ご紹介します。
【ストレッチ法①②の動画】
効果的なストレッチ法ですので、ぜひ取り組んでみるといいでしょう。
ただ、肘が痛むその原因が、何かの病気からきている可能性もあります。
そのため、明らかな違和感を感じる場合には、病院で診察を受けるようにしましょう。
その痛みを放置すれば、さらなる痛みにつながる可能性もあるのです。
肘に痛みが出る前に!ケガ予防に効果的な「肘サポーター」3選!
肘を守るということを意識していても、その部分をケガしてしまうケースはあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、肘サポーターです。
このアイテムは、肘のケガを予防するという点でとても効果的です。
そのため、試しに使ってみてはいかがでしょうか。
とは言え、肘サポーターの種類はとても多いです。
そこで、この章ではおすすめの商品をご紹介しますよ。
おすすめ商品①
1点目にご紹介する商品は、Bracooの「肘用サポーター」です。
この商品に関しては、装着した時に強い圧迫感を感じないよう、工夫されています。
そのため、ソフトな着け心地を体感することができるでしょう。
また、ケガ予防としての効果だけでなく、腱炎の痛みを緩和する効果も期待できますので、まさに一石二鳥の商品ではないでしょうか。
通気性も良いですし、フィット感にも定評のある商品ですので、ぜひ購入をおすすめしたいですね。
また、値段もお手頃ですので、お試し感覚で購入するのもいいと思いますよ!
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Bracoo 肘サポーター 調節可 肘 固定 保護 怪我予防 ひじ用 サポーター ワンサイズ 野球 テニス ゴルフ バスケ スポーツ 男女/左右兼用
おすすめ商品②
2点目にご紹介する商品は、LICLIの「肘サポーター」です。
この商品に関しては、男性女性問わず使えるタイプのものです。
また、洗濯ができます。
体につけるものですので、当然汗などが付着してきますし、汚れることもあります。
そのため、丸洗いができるというのはとても良いメリットではないでしょうか。
また、手軽に調節できますので、サイズの問題で着けられないというケースは基本的にないでしょう。
蒸れをなるべく防げるように工夫されていますし、使い勝手の良い商品ですので、こちらもおすすめできますよ。
この商品に関する他の細かな点については、下のリンクからご確認ください。
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おすすめ商品③
3点目にご紹介する商品は、Muellerのスポーツ用サポーター(肘用)です。
この商品に関しては、固定力がしっかりとある一方で、調整の融通が利きます。
そのため、使いやすい商品だと感じることでしょう。
また、一見すると隙間がないタイプに見えるため、「蒸れやすいのでは?」と思う人もいるでしょう。
しかし、通気性に優れた商品ですので、その点をぜひ実感してみてはいかがでしょうか。
さらに抗菌性という点でも期待できますので、清潔感を意識している人にもおすすめしたいですね。
肝心の装着方法についてですが、こちらも分かりやすいものとなっています。
慣れれば2~3秒程度でつけることができると思いますよ。
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Mueller(ミューラー) ひじサポーター アジャスタブルエルボーサポート 左右兼用 男女兼用 フリーサイズ 53057
まとめ
・肘筋は何かを「押す」という動作の時に働く筋肉。
・肘筋に効果的な筋トレは「ライイングフレンチプレス」。
これまで、肘筋の特徴や鍛え方そして肘の痛みなどについてご説明してきました。
肘について普段から意識する人は相違ないかもしれませんが、とても大事な部位です。
そのため、肘筋を鍛えるとともに、肘に変な負担がかからないように気をつけましょう。
また、普段から肘を使うような仕事をしている人は、これを機にサポーターの購入を考えてみてはいかがでしょうか。
ケガの予防という点で、サポーターは大きな効果を発揮します。
比較的手ごろな値段で販売されているものもありますので、色々見てみるといいでしょう。
いかにケガを予防しながら生活できるかが大事なのです。