ルーマニアンデッドリフトは通常のデッドリフトとやり方も効果も全く異なるためやり方を正確に覚える必要があります。
今回はルーマニアンデッドリフトの効果、正しいやり方、注意点、腰痛予防効果のあるパワーベルトを紹介します。
目次
ルーマニアンデッドリフトとは?
「ルーマニアンデッドリフト」というその名称から、何となく察しがつく人もいると思います。
「デッドリフト」という筋トレのバリエーションに該当しますので、動作についてもデッドリフトと似たところが多いです。
この章では、ルーマニアンデッドリフトの特徴について簡単に説明しましょう。
股関節を意識してバーベルを上下させる筋トレ!
バーベルを使ったトレーニングというと、腕の動きを重視するケースが多いですね。
しかし、ルーマニアンデッドリフトの場合、股関節の動きが重要になりますので、この点が特徴の1つになります。
むしろ、腕を曲げてバーベルを持ち上げるようなことはしませんので、腕の筋肉にはほとんど効いてこないのです。
この点はよく踏まえておきましょう。
筋トレの過程でハムストリングスがストレッチされる?
「筋トレ」と「ストレッチ」については、切り離して考える人が多いのではないでしょうか。
確かに、全く別の種目というイメージがありますよね。
しかし、ルーマニアンデッドリフトでは、筋トレの過程でハムストリングスのストレッチが入ることになります。
ハムストリングスは、大腿二頭筋を含む複数の筋肉の総称です。
脚を動かす上で重要な部分であり、鍛えたりストレッチすることは大事です。
1つの種目で、筋トレとストレッチの両方が入るというのは、とても興味深いポイントではないでしょうか。
ルーマニアンデッドリフトの筋トレ効果とは?
ルーマニアンデッドリフトは動作上で細かなポイントはいくつかあるものの、全体的に難しい筋トレではありません。
そのため、初心者の方でも気軽に取り組めると思います。
ただ、重要なのは効果面ですよね。
いかなる筋トレであっても、効果がなければやる意味はありません。
そこで、ルーマニアンデッドリフトによって期待できる効果を具体的に説明しましょう。
ハムストリングスが鍛えられる!
先ほど、ハムストリングスについて少し解説をしましたね。ルーマニアンデッドリフトに取り組むことで、この部分がしっかりと鍛えられます。
そのため、スポーツ関係の仕事で収入を得る人の中には、この筋トレに取り組む人が大勢いるのです。
ただし、鍛えられるということは、それだけ負荷がかかるということにもなります。
ハムストリングスは日常生活を送る上で重要な筋肉ですので、負荷をかけ過ぎて痛めることのないようにしなくてはなりませんね。
ヒップアップの効果が期待できる!
ルーマニアンデッドリフトでは、大臀筋に刺激を与えることも可能です。
大臀筋とは、臀部にある筋肉の1つであり、面積としてはとても大きいです。
この筋肉を鍛え、引き締めていくことにより、ヒップアップにつながるのです。
たるんだヒップよりも、キレイに引き締まったヒップの方が理想的ですよね。
ルーマニアンデッドリフトの正しいやり方!
ルーマニアンデッドリフトは効果的な筋トレ法ですので、バーベルを使ったトレーニングに興味がある人は、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
しかし、中には間違ったやり方で覚えてしまっている人もいます。
そこで、この章では正しいやり方について具体的に説明しましょう。
まずは下の手順をご覧くださいませ。
1.バーベルの前に、少し足を開いて立つ
2.背筋を伸ばしたまま身体を前方へ傾けていく
3.両手でバーベルをしっかりと握る
4.股関節を伸展させるようにしながら、バーベルを上げていく
5.臀部を後方へ突き出しつつ、バーベルを下ろしていく
以下、手順4と手順5を繰り返しましょう。
この筋トレでは、前傾したり上体を起こしたりしてバーベルを動かすことになりますが、その間はなるべく背中を曲げないようにしましょう。
背筋をしっかりと伸ばして動作を行うことが重要なポイントです。
また、手順5の時のバーベルを下ろす途中で、ハムストリングスがストレッチされることになります。
仮に、ストレッチされている感覚が一切無い場合、やり方が間違っていることになりますので、気をつけましょう。
また、この筋トレに関する他の細かなポイントについては、下の動画からご確認くださいませ。
身体の使い方が全て、と言ってもいいくらいの筋トレですので、最初のうちは手順ごとに動作を確認しながら取り組みましょう。
もちろん、ハイペースではなく、ゆっくり取り組むことが大切になります。
ルーマニアンデッドリフトの注意点
ルーマニアンデッドリフトについては、ベンチプレスなどと比べてコンパクトな動作ですし、手順も難しいものではありません。
そのため、気軽に取り組む人も多いです。
ただし、ウエイトトレーニングであることに変わりありませんので、それなりに注意点はあります。
そこで、この章では注意点について説明しましょう。
ハムストリングスへの負荷のかけ方には注意しよう
筋肉というのは、負荷をかけて超回復を促すことにより、肥大していきます。
ただ、普段からあまり鍛えていない部分に対して、唐突に大きな負荷をかけると、痛めやすいのです。
そして、ハムストリングスというのは、ただ歩いたりするだけではあまり鍛えられません。
つまり、意識的に鍛えている人以外のハムストリングスは、普段からそれほど負荷がかかっていないのです。
その部分に対し、ルーマニアンデッドリフトによって急に大きな負荷をかければ、筋肉が断裂してしまう可能性もあります。
大事なことは、軽い重量設定からスタートするということです。
もちろん、入念なストレッチも必要になりますね。
腰への大きな負荷を防ごう
ルーマニアンデッドリフトでは、腰を曲げることは禁物となります。
腰を曲げてバーベルを下ろす動作を繰り返すことは、腰にとっては大きな負担になるのです。
トレーニング中に腰痛を引き起こしてしまうと、すぐには痛みが引かない可能性もあるため、しばらくはトレーニングを中断せざるを得ませんね。
効率的に筋肉を鍛えていこうという人にとって、それはあまりにマイナスになります。
腰への負荷に気をつけるというのは、ウエイトトレーニングに取り組む上での鉄則とも言えるでしょう。
ルーマニアンデッドリフトで使えるおすすめのパワーベルト2選!
デッドリフトなどの筋トレでは、腰を痛めないように注意する必要があります。
そこでおすすめしたいのは、「パワーベルト」の使用です。
パワーベルトというのは、腹部の辺りに巻いて使うものであり、腰への負荷を抑えるという点で便利なアイテムです。
したがって、トレーニングのために1つ持っておくといいでしょう。
そこで、この章ではおすすめのパワーベルトをご紹介しましょう。
おすすめ商品①
1点目に紹介する商品は、king2ringの「トレーニングベルト」です。
この商品に関しては、腹圧が逃げてしまわないような工夫がなされています。
また、背の部分にはパッドがついていますので、かたくて使いづらいということはないと思います。
あまり重いものだとトレーニングの妨げになってしまいますが、この商品は比較的軽量です。
そのため、簡単に持ち運ぶことができますね!
この辺りもメリットと言えるでしょう。
価格帯もリーズナブルですのでおすすめですよ!
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king2ring トレーニングべルト リフティングベルト パワーベルト pk770
おすすめ商品②
2点目にご紹介する商品は、ENERGY FITNESSの「ウエイトリフティングベルト」です。
この商品に関しては、背の部分が比較的広いタイプとなっていますので、サポートの範囲もそれだけ広いということになります。
また、ファスナーが付いていますので、体にしっかりとフィットさせることができるのです。
ゆるかったりするとトレーニング中にずり落ちてしまう可能性がありますので、その点からも、この商品のメリットは明らかですね。
ENERGY FITNESSというのは、有名なブランドですので信頼性が高いですし、商品の人気も上々です。
そのため、こちらについても是非購入を検討されてはいかがでしょうか。
価格についても安いと思いますよ!
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【EN-FIT】丈夫で使いやすい ウエイトリフティングベルト ウエイトベルト トレーニング ベルト 腰をしっかり支える パワーベルト 筋トレ 選べる2サイズ
まとめ
・ルーマニアンデッドリフトはハムストリングスと大臀筋に効果がある。
・ルーマニアンデッドリフトを行う際はパワーベルトの利用がおすすめ。
今回は、ルーマニアンデッドリフトの特徴や効果、そして具体的なやり方や注意点について取り上げ、説明してきました。
通常のデッドリフトとは、動作の面でも効果の面でも違いがありますので、すでにデッドリフトに取り組んでいる人に対してもおすすめできます。
ただし、細かな動作が大きなポイントになりますので、正確に覚えるようにしましょう。
手順だけでなく、動画もしっかりと見ておくことが大事です。
また、注意点やリスクの面についても踏まえておくことが大事です。
ケガをしてしまうとその後の筋トレ生活にも大きな影響を与えることになりますので、心身の健康を最優先で考える必要があるでしょう。