筋肉増強に高い効果を発揮する「アナボリックステロイド」は副作用も多く、正しい知識と使い方が必須です。
今回はアナボリックステロイドの効果を高める方法2つと最適な摂取タイミング、使い方、効果4つ、副作用7つを紹介します。
目次
アナボリックステロイドとは?
アナボリックステロイド、という言葉をご存知ですか?
筋トレや筋肉増強に興味のある男性なら、誰もが関心を抱いているものなのではないでしょうか。
アナボリックステロイドとは筋肉増強剤です。
筋肉増強剤と聞くと危険な薬剤を思い浮かべる方もいます。
しかし今回紹介するものは医療用にも用いられているものですから、そのような犯罪の香りがする薬物ではありません。
例えば病気によって筋肉が委縮している場合、アナボリックステロイドを投与して、筋肉を増強させることがあります。
ですから、アナボリックステロイドは医療用としてかなりの効果を期待できます。
最近ではこの効果が幅広く認められ、スポーツ界でも活用されているようです。
しかし、その筋肉増強効果が非常に強いため、アスリートたちが大会に出場するために使用することは禁止されています。
アナボリックステロイドに副作用はある?
アナボリックステロイドは、アスリートたちの間では禁止薬物となっているようですが、一般男性が使用しても大丈夫なのでしょうか?
副作用が恐ろしい、いう噂は事実なのでしょうか。
アナボリックステロイドは常識を超えた筋肉増強効果があるため、それ相応の副作用があることも事実です。
女性化、男性ホルモンの減少、ニキビや脱毛などの症状が現れることもあります。
しかし、実際のところ世間一般で恐れられているほど、怖い副作用ではありません。
アナボリックステロイドを使用するときは、同時にケア剤を服用し、正しい使い方をすれば何の問題もない事が多いのです。
初心者向けのアナボリックステロイド
アナボリックステロイドを服用したことのない方にとって、いきなり強い副作用の恐れのある筋肉増強剤を使用することは抵抗があるかもしれません。
そのような初心者の方におすすめなのはオキシメトロンです。
オキシメトロンはアナボリックステロイドの中でも最強レベルの効果を発揮してくれます。
運動をしなくても普段の活動のみで、どんどん筋肉がついていくのを実感できるほどの効果です。
ですから、効果の即効性を期待するのであれば、オキシメトロンを使用しましょう。
しかし、筋肉の付きすぎや副作用を恐れている初心者にとっては、スタノゾロールやアナバーがおすすめです。
アナボリックステロイドの効果を高める方法2つ!
アナボリックステロイドを使用するにあたって、どのような生活をすればより効率よく筋肉を付けることが出来るのでしょうか。
それは、トレーニングと食事です。
ウエイトトレーニングが基本
アナボリックステロイドを使用しながらのトレーニングは、ウエイトトレーニングが基本です。
筋肉を付けるためには、筋肉が限界まで傷つけられて、それ以上の力をつけて回復することが必要です。
そのため、何百回と繰り返すことのできるトレーニングではなく、5~10回で限界になるほどのウエイトでトレーニングを行うことをお勧めします。
高重量のウエイトトレーニングで徹底的に筋肉を追い詰めていきましょう。
食事は大切
さらに、トレーニングと同時に食事も意識しましょう。
筋肉の材料となるものが無いのに、いくらアナボリックステロイドを服用しても筋肉はつきません。
ですから、トレーニングを行いながら、筋肉の材料であるタンパク質と炭水化物をしっかり摂取するようにしましょう。
しかし、食べ過ぎは脂肪も多く摂取してしまうため、注意が必要です。
吸収できる量にも限りがあります。
ですから一日に何度も食事をとり、高タンパク質・高炭水化物・低脂質の食事を心がけましょう。
一日の摂取カロリーが一日の消費カロリーを超えていれば、筋肉がつきやすいでしょう。
アナボリックステロイドの正しい使い方!【効果を高め副作用を抑える】
アナボリックステロイドは効果が爆発的であるため、副作用も多いといわれています。
できるだけ副作用を避けて、筋肉増強効果を最大限に得るために正しい使い方をすることがどうしても必要です。
ですから、適切な量と期間を守るようにしましょう。
アナボリックステロイドは摂取によって、男性ホルモンが過剰分泌されるようになります。
そのため長期間の服用はNGで、体を休める期間も必要です。
他にも、肝臓に負担がかかるため、3か月以上の継続服用はやめましょう。
使用するアナボリックステロイドの種類によっても休むべき期間、服用量は異なります。
取扱説明書をきちんと確認することが必要です。
アナボリックステロイド摂取の最適なタイミング
アナボリックステロイドは、タンパク質の分解と合成を促し、筋肉を効率よく合成していくものです。
ですから、筋肉が作られやすい運動後がアナボリックステロイドを摂取するべき、ベストタイミングと言えるでしょう。
筋肉の合成がすばやく行われるため、壊された筋肉も早く回復でき、筋肉の疲労をそれほど強く感じずに済みそうです。
アナボリックステロイドの効果4つ!
アナボリックステロイドを摂取することでどのような効果があるというのでしょうか?
筋肉増強剤としてのメカニズムと、効果についてご紹介していきます。
筋肉が大きくなる
まずは、筋肉が大きくなります。
筋トレを行い、既にある筋肉の限界を超える負荷が加わると、脳が刺激を受けて、負荷に耐えられるように筋肉を大きくして力を付けようとします。
その結果、性ホルモンや成長ホルモンが分泌されて、筋肉を大きく成長させることが出来ます。
この超回復と筋肥大を繰り返すことによって、筋肉が大きく成長していくのです。
ここで一番重要なのがタンパク質です。
このタイミングでアナボリックステロイドを摂取することで、より多くの男性ホルモンが生成されて、筋肉の肥大を爆発的に後押ししてくれるのです。
タンパク質の同化作用
アナボリックステロイドにはタンパク質の同化作用があります。
これは筋肉の材料であるタンパク質を筋肉に変えるための作用です。
もちろん既に体の中ではタンパク質が筋肉に変えられる働きがありますが、その働きを何倍も高めることが出来るようになります。
ですからアナボリックステロイドを摂取しながら、タンパク質をしっかり摂取することで、非常に高い筋肉増強効果を狙うことが出来るのです。
男性ホルモンの活性化
筋肉増強に不可欠な男性ホルモンの活性化を、このアナボリックステロイドの作用によって促すことが出来ます。
人間には男性ホルモンの分泌量には限界があるため、どんなに頑張ってもなかなか筋肉が成長しないジレンマを抱えているかもしれません。
しかし、アナボリックステロイドを摂取すれば人工的に合成された男性ホルモンを外部から取り入れることになります。
そのため、体内からは分泌できない量を体外から補って、普通以上の筋肉増強が叶うのです。
体が大きくなる
「ミオスタチン」というタンパク質の一部は、筋肉の成長を抑制させてしまいます。
これは体の状態を一定に保とうとする作用です。
ですから、一気に筋肉が増強することはまずないのです。
しかし、アナボリックステロイドはミオスタチンの働きを阻害してしまうため、体が大きくなることがあります。
時には不自然なほど大きくなりますので、副作用とも言えるかもしれません。
通常では考えられないほどの筋肉増強が出来るのは、ミオスタチンが作用しないからです。
アナボリックステロイドの副作用7つ&ケア方法!
アナボリックステロイドの恐ろしい副作用とはいったいどのようなものなのでしょうか。
防ぎようがないのでしょうか?
ここでは7つの代表的な副作用をチェックしていきましょう。
①男性ホルモン生成能力の低下
一つは男性ホルモン生成能力が低下するという副作用です。
アナボリックステロイドを摂取することによって、限界をはるかに超えている男性ホルモンが体内に分泌されている状態になります。
その結果、男性ホルモンの分泌はもう必要がない、と判断されてしまい、体が自然と男性ホルモンの生成をストップしてしまいます。
そのため性欲が著しく減退したり、アナボリックステロイドを摂取した直後は、異常な男性ホルモンの増加のため、陰茎肥大が生じることがあります。
②肝臓負担
さらに、最新のアナボリックステロイドは体内に薬物が長くとどまるように工夫されています。
ですから、余計に肝臓に負担がかかります。
もちろん肝臓には自己再生能力がありますが、肝臓に大きな負担がかかり、もともと持っている能力を発揮できなくなってしまうかもしれません。
そのため人によっては肝機能障害を引き起こしてしまうこともあるのです。
ステロイド系を摂取する際は、肝臓のタンパク質合成を助けるサプリを一緒に摂取することをお勧めします。
③女性化乳房
体内に異常な男性ホルモンが分泌されることによって、体は異常を察知して男性ホルモンを女性ホルモンに変換しようとします。
そのため体の一部が女性化して乳房ができてしまうということが生じます。
この場合はノルバデックスを服用することで女性化作用を防ぐことが出来ます。
ですからアナボリックステロイドを使用してこうした症状が現れた時のために、ノルバデックスを準備しておくことをお勧めいたします。
④男性型脱毛症の促進
大量のテストステロンが体内にあふれるため、5αリダクターゼと結びついて脱毛を促す「ジヒドロテストステロン」が生成されやすくなります。
もともと薄毛傾向にある方は、こうした副作用を強く感じるかもしれません。
5αリダクターゼの作用を抑える薬を服用することをお勧めします。
⑤ニキビ
ジヒドロテストステロンはニキビを引き起こすことでもよく知られています。
筋肉増強と同時に肌荒れがひどくなってしまっては、魅力が半減してしまいます。
肌荒れ対策を怠らないようにしましょう。
⑥攻撃的になる
男性ホルモンは、攻撃性や積極性を高める効果があります。
積極的になるのはいいことですが、精神バランスが崩れて異常な攻撃性を生み出してしまうこともあります。
実際の実験では5%の人がこの攻撃性を感じたようです。
まれに表れる副作用ということですね。
⑦コレステロール値悪化
アナボリックステロイドは善玉コレステロールを減少させて、悪玉コレステロールを増加させてしまいます。
ですから、コレステロール値を心配している方はあまり服用をお勧めしません。
しかし、最近ではコレステロール値は健康にあまり関係がないという情報もあるため、それほど気にするべき副作用ではないかもしれませんね。
まとめ
・アナボリックステロイドは副作用があるが、ケア剤を飲めば問題が出ないこともある。
・アナボリックステロイドは飲むだけでなく、筋トレや食生活の改善をすることで更なる効果が期待できる。
アナボリックステロイドは、異常なほどの爆発的筋肉増強を狙うことのできる増強剤です。
それと同時にいくつかの副作用も報告されています。
しっかりとケアしていけば、副作用ともうまく付き合っていけるでしょう。
正しい用法を守って、筋肉増強を望みどおりに叶えていきましょう。