肥満が低年齢化し中学生男子でも体型に悩みダイエットにチャレンジする人が増えています。
今回は中学生男子のダイエット方法について、肥満度チェック、肥満の原因5つ、間違った方法での悪影響、おススメの方法10選を紹介します。
目次
中学生男子もダイエットが必要?
中学生もダイエットが必要なのでしょうか?
最近では、食習慣の乱れから、中学生でも肥満であることを気にしたり、痩せなければいけない問題を抱えた生徒たちが増えているようです。
しかし、中学生である身で、どうしたらダイエットに成功できるのでしょうか?
部活をしていて運動もしっかりしているし、学校の給食もしっかり食べているし、特に問題はないはずなのに、と考えてしまうかもしれません。
まずは、本当に自分が肥満体型なのかどうかを知ることから始めてみましょう。
もし本当に、肥満であるなら、なぜ、肥満になってしまったのか原因を追求してみましょう。
原因が分かったところで、ダイエット方法を調べていきましょう。
きっとあなたにピッタリのダイエット方法が見つかるはずです。
中学生男子はダイエットする前に「肥満度」をチェックしてみよう
中学生でも自分が、肥満なのではないか、ダイエットを行わなければならない、と悩んでいる男子は増えてきています。
しかし、本当は肥満ではないのに無理なダイエットを行うと、せっかく成長期である中学生の時期に栄養不足となってしまい、将来後悔することにつながりかねません。
自分の体型は正常なのか、ダイエットをしなければいけないのかを正しく理解するために、まずは肥満度をチェックしてみましょう。
目安として、中学生の男子は肥満度が30パーセントを超えると肥満であると判断されることになっています。
この肥満度はどのように割り出せばよいのでしょうか?
肥満度とはBMIの事を指しています。
BMIは体重÷(身長×身長)で割り出すことが出来ます。
自分の体重と身長を当てはめて、ここで一度計算してみましょう。
自分のBMIはいくらになりましたか?
自分が何キロなら標準と言えるのだろうか、と悩んでいるのであれば、標準体重の計算式に体重と身長を当てはめてみてください。
標準体重=22×(身長×身長)
この標準体重前後で肥満度も30パーセント未満の範囲なら何の問題もありません。
中学生男子がダイエットが必要なほど肥満になる原因5つ!
中学生に肥満児が増えてきているのはなぜでしょうか?
これは学生だけにかかわる話ではありません。
肥満の原因となるものが数多くあり、その環境に中学生である子供たちを野放しにしているのは大人だからです。
摂取したエネルギーのうち、余ってしまったエネルギーは体の外に排出されず脂肪細胞に取り込まれて、脂肪の一部になります。
脂肪細胞内が栄養でいっぱいになると、新たに蓄えるために脂肪細胞を作り出すという働きがあります。
一度できた脂肪細胞はもう一生なくなることはありません。
このように脂肪が増えていき肥満体型になっていくのです。
とくに、体が成長する時期には、栄養をため込もうとして脂肪細胞を増やす傾向にあるといわれています。
そのため成長期である中学生の時期に、エネルギーが有り余るほど食事をしていると、次から次へと脂肪細胞が形成されて肥満への一途をたどってしまうことになるのです。
①食事バランスが悪い
肥満へとつながってしまう一つの原因は、食事のバランスが悪いことです。
食事のおかずの内容が偏っているのではないでしょうか?
中学生など学生に多いのが、好き嫌いが激しく自分に好きなものしか食べていないという状況です。
なかでも、野菜全般が嫌いで、ごはんやお肉が大好き、という方は特にこの原因のターゲットとなることでしょう。
毎日炭水化物とタンパク質のみで栄養をまかなおうとしていれば、必ずカロリーオーバーになってしまいます。
栄養を吸収し使用するための、ビタミンやミネラルなどの栄養素が欠けており、食物繊維も不足しているため、体内に老廃物がたまる一方になります。
もちろんお肉を食べてはいけない、と言っているわけではありません。
毎食出される栄養バランスの整った食事を、しっかりとるようにしましょう。
もし、コンビニ食や外食が多いのであれば、その中でもできるだけヘルシーでバランスのとれた食事を選ぶように心がけましょう。
②夜遅い時間に食べている
さらに、夜遅い時間の食事は肥満を促進させます。
夜遅くに食べることはお勧めできません。
なぜなら、食事後にカロリーを消費する活動を何も行わないからです。
また、食後にすぐに寝るのも良くありません。
食事の直後に睡眠をとると、成長ホルモンの分泌が抑制され、脂肪が分解されなくなってしまいます。
本来睡眠時間とは、寝ている間も脂肪を燃焼し、次の日の代謝を回復させようとしている大事な時間です。
それなのに、食べたものを分解し脂肪として蓄える活動を行ってしまうのです。
③間食が多い
さらに、中学生の肥満原因として考えられるものは、間食が多いという点です。
朝食と夕食は親が用意してくれ、昼食は学校の給食か親の作った弁当である、という食生活を送っている場合、よっぽどひどい献立でなければ、肥満になる可能性は低いです。
3食以外のところでどれだけカロリーをとっているかによって肥満かそうでないかの分かれ目となります。
確かに、一日中学校で生活し、部活で体を動かし、へとへとになって帰ってくるとお腹もすいていることでしょう。
しかし、間食を取り過ぎると、夕食の時間は食が進まず、結果や夜食として夜遅くに食べてしまうことになりかねません。
また間食で何を食べるかによってもカロリーの度合いが異なります。
昔のようにサツマイモを食べていたころとは違い、今ではファーストフードやコンビニスイーツ、スナック菓子など、たくさんのおいしそうな間食があります。
どれも高カロリーですし、体に悪い添加物がたくさん入っています。
必要ではない間食は極力とらないようにしましょう。
カロリーのことを考えてお菓子を選べるようになると、肥満を改善できるかもしれません。
④外食が多い
外食が多いことも、肥満を助長させます。
外食すると自分の思い通りのバランスよい食事をとることが出来ません。
また、外食の食事はほとんど濃い味付けがされています。
カロリーの高い食事を毎回とっていると、肥満体型になるのはどうしようもないことです。
外食がしょうがないというのであれば、外食するときもカロリーの記載を確認するようにしましょう。
夜の食事なら炭水化物が含まれていないメニューを選ぶと良いでしょう。
⑤規則正しい食事をしていない
規則正しい食事をしていないことは、肥満を助長します。
毎日3食、栄養バランスの良い食事をとっていれば、簡単に脂肪がついて肥満になることはありません。
しかし、食事を抜いたり、食べ過ぎたりしているとカロリーのバランスが悪くなります。
規則正しい食事をしなければ、必要な栄養素を必要な時に補給することが出来なくなります。
栄養素が足りないと、筋肉を分解し始めます。
さらに筋肉のない脂肪だらけの体となってしまうかもしれません。
中学生男子のダイエットは計画的に!
ダイエットを成功させるためには、計画を立てることが非常に重要です。
先ほど考えたようにまずは肥満度と標準体重がどれくらいなのかをチェックします。
そしてどうすれば痩せることが出来るのか、体重を減らすための知識を取り入れます。
間違ったダイエットを行ってしまうと、健康被害が生じ、痩せるどころか不健康になったり、リバウンドを起こしてしまったりするでしょう。
ですから、カロリーのバランスを意識してダイエットの計画を立てるようにしましょう。
そして、ただカロリーを減らすだけではなく、体脂肪を減らすための計画を立てましょう。
ただ体重を減らすだけでは、良いダイエットとは言うことが出来ません。
メリハリのあるたくましくて引き締まった体になりたい、と思っているはずです。
そのためにカロリー調整と運動の計画が必要です。
こうしてあらゆる点を考慮したのちに、計画を立てて実行するようにしましょう。
目標を定めて、体重を減らしていくためにどのような計画で何を行うのかを具体的に書き出していくのです。
中学生のダイエットにおいてもこうした計画的なダイエットは成功させるための秘訣ということが出来ます。
中学生男子にありがちな間違ったダイエットによる悪影響!
間違ったダイエット非常に危険です。
自分は肥満だ!と思い込んで急な食事制限を始めたり、これを飲めば痩せる!と宣伝されているサプリメントを飲みまくってしまったり。
さらには苛酷なトレーニングの計画を立てて、無理な運動を行おうとするかもしれません。
今あげたどのダイエット方法も、ダイエットを成功させることはできません。
一時的に体重は減るかもしれませんが、健康がかなり損なわれている状態になります。
体に必要な栄養素が足りていない為、身長が伸びなくなったりします。
集中力が低下して学業にも悪影響を及ぼしかねません。
間違ったダイエットは、あらゆる病気のリスクを高めます。
また、一度痩せたとしてもすぐにリバウンドを引き起こすでしょう。
ですから、無理な制限や運動のし過ぎにチャレンジしないでください。
中学生男子のダイエットの基本は、3食しっかり食べる!
3食しっかり食べるように心がけましょう。
カロリー制限をするために、1食抜こうと考えてしまう人もいますが、1食抜くことで、次の食事でカロリーオーバーするほど食べ過ぎてしまう可能性が高くなります。
また1食抜いた後の食事では急激に血糖値が上昇し、インスリンの分泌が高まります。
そうなると必要以上に栄養素が脂肪として蓄えられてしまうことになります。
栄養が足りない時間が長時間続くと、すでにある筋肉までも分解してエネルギーを作り出そうとしてしまいます。
それでは、ダイエットの効果を得られるどころか、肥満をさらに促進させてしまう結果になります。
ダイエットを健康的に成功させたいのであれば、栄養バランスの良い食事を3食きちんととるようにしましょう。
中学生男子におススメのダイエット方法10
①お菓子を制限
まず、お菓子を制限しましょう。
甘いものはいくらでも食べられますし、疲れた体を癒してくれるものです。
しかし糖分は脂肪が蓄積されるのを促進させる栄養素です。
食べ過ぎは厳禁です。
ついつい食べ過ぎてしまうお菓子は、制限するようにしましょう。
②ジュースを制限
ジュースを制限しましょう。
ジュースは飲み物なので油断して飲み過ぎてしまう可能性があります。
確かに飲み物ですが、カロリーがあることを忘れてはなりません。
また、ジュースにはかなりの砂糖が含まれています。
食事でカロリー制限していても、ジュースを飲んでいれば意味がありませんので制限するようにしてください。
③ジョギングをしよう
ジョギングを習慣としましょう。
できることなら毎日20分以上のジョギングを習慣化することをお勧めします。
ジョギングは有酸素運動ですから、効率よく脂肪を燃焼させる助けになります。
また下半身に程よく筋肉がついて引き締まった体になれることでしょう。
④エクササイズを取り入れて
エクササイズを行うと、筋肉を鍛えることが出来ます。
中学生のうちはそれほど激しい筋トレをすることは勧められていませんが、簡単なエクササイズをして体を動かすことは良いことです。
学校でもできる簡単な、「ながらエクササイズ」をしながら、消費カロリーを高めましょう。
⑤お風呂につかろう
お風呂につかることでダイエット効果を高めることが出来ます。
湯船につかるとリラックスできるため、ストレスの影響による爆食などを防ぐことが出来ます。
また、体温が高まり血液の循環が良くなることで、体内の老廃物を排出して体内環境を整える助けにもなります。
⑥睡眠時間はしっかりと
睡眠時間をしっかりとるようにしましょう。
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、脂肪の分解と燃焼を促進してくれます。
質の良い睡眠時間を十分にとって、体の調子を整えましょう。
⑦電子機器を使う時間を決めよう
電子機器を使うこととダイエットとはどんな関係があるのだろうか、と思われたかもしれません。
しかし確かに密接な関係があります。
電子機器を使っている時間を外で体を動かす時間に変えてみるのはいかがでしょうか。
少しでもカロリーを消費するような生活の仕方にシフトしていきましょう。
⑧友達と一緒に始めよう
友達と一緒にダイエットを行えば、モチベーションを高めていくことが出来るはずです。
周りの人と経過を報告しあいながら、時には仲間として、時にはライバルとして意識を高めあって頑張りましょう。
⑨家族に相談してみよう
家族の助けを借りると、食事制限や運動の習慣が簡単に身につくかもしれません。
自分にはダイエットが必要だということを親に話して一緒に協力してもらえるなら、ダイエットに成功しやすい環境が整うことでしょう。
⑩今すぐ始めよう
思い立ったが吉日です!
今この瞬間から、ダイエットを始めましょう。
今スマホを見ているあなたは、この記事を見終わった後何をしますか?
またスマホを眺め続けるでしょうか?
それともできるだけカロリーを消費するために行動するでしょうか?
あなたの行動次第でダイエットは成功するのです。
まとめ
・中学生男子は成長期なので、ダイエットをするにしてもきちんと3食摂りながら行う。
・中学生男子のダイエットは間食を摂らないようにして、運動をきちんとして、睡眠はきちんととるようにする。
中学生も食事と運動の習慣を確立することで簡単にダイエットを行うことが出来ます。
肥満体型の子供が増えている時代です。
早いうちから正しい生活習慣に改善することでこれから先ずっと、魅力的な体型を維持することが出来るはずです。