大胸筋を鍛えたり痛みをとるのに効果的なのが、大胸筋に効くストレッチです。
今回は、大胸筋の部位や働きなどの基礎知識、正しい筋トレを選ぶ重要性、大胸筋に痛みが出る原因、大胸筋に効果的なストレッチ3種類を紹介します。
大胸筋についての基礎知識【より効率的な運動のために】
筋肉が働いてくれるおかげで、私たちは普通の生活を送ることができています。
従って、その筋肉を強化するトレーニングというのは、当然プラスになりますね。
また、効率的な筋肉の強化を図る上では、筋肉に関する知識を得なければなりません。
そこで、ここでは数ある筋肉の中でも「大胸筋」にスポットを当て、その特徴について具体的に説明していきます。
胸部にある筋肉
大胸筋は、胸部にある筋肉であり、面積としては比較的大きいです。
また、大胸筋と一口に言っても、3つの部分に分かれています。
① 鎖骨部
鎖骨の辺りから上腕骨の辺りにあるのが鎖骨部となります。
⓶ 胸肋部
胸骨の辺りから上腕骨の辺りにあるのが胸肋部となります。
③ 腹部
腹直筋鞘の辺りから上腕骨の辺りにあるのが腹部となります。
大胸筋を重点的に鍛えるにあたっては、この構造を覚えておくとより効率の良い運動ができます。
スムーズな呼吸を可能にしてくれるのが大胸筋!
人は、常に呼吸を続ける必要があります。
従って、呼吸が苦しいとなると、日々の生活そのものが難しくなってしまいますね。
大胸筋は、人がスムーズに呼吸することをアシストしてくれます。
この点は、非常に大きな働きとして挙げられるでしょう。
普段あまり機能しているイメージがない大胸筋であっても、大変重要な役割を担っているんですね!
大胸筋を鍛えるときの2つの注意点
大胸筋は大きな筋肉であるため、鍛えるのが簡単なんじゃないの?と思われがちでしょう。
しかし、筋トレをするにあたって注意すべきことはあります。
その注意点を意識できるか否かによって、筋トレ後の結果が大きく異なってくるのです。
そこで、ここではその注意点をご紹介しましょう。
大胸筋に効く筋トレでなければ意味がない
大胸筋を鍛えることによって結果を出そうという場合、大胸筋に効く筋トレをしなければ意味がありません。
そんなの当たり前でしょ?と思う人もいるでしょう。
しかし、大胸筋に近い位置にある筋肉を鍛える筋トレ法というのも多々あります。
そのため、どの筋トレがどの筋肉を刺激するものなのかという点について、理解していなければならないのです。
大胸筋のバランスについて考えなければならない
大胸筋については、内側、下部、上部のそれぞれをバランス良く鍛えていくことが大事です。
特に、理想の肉体美を目指していくという場合は尚更です。
従って、大胸筋に効けばどの筋トレでもいい、というわけではありません・
内側に効く筋トレ、下部に効く筋トレ、そして上部に効く筋トレ、それぞれの筋トレ効果を知り、自分に合った筋トレを選ぶことが重要になってくるのです。
大胸筋の痛みの原因
足や腕の筋肉が痛くなることはあっても、大胸筋を痛めた経験はない!という人もいるでしょう。
しかし、大胸筋であっても、筋肉痛になることはあります。
特に、筋トレによる負荷をしっかりかけたという場合、筋肉痛になる可能性が高くなりますね。
大事なのは、筋肉痛を早い段階で治せるよう対処することではないでしょうか。
大胸筋に効果的なストレッチ法3種類をご紹介
腕や足の筋肉を伸ばすストレッチは知っていても、大胸筋を伸ばすストレッチは知らない!という人もいるでしょう。
普段の生活において、大胸筋を使っているという印象はあまりないかもしれませんが、適度にストレッチすることに意味はあります。
また筋肉痛の緩和にも効果があります。
そこで、ここでは大胸筋のストレッチ法を3つご紹介しましょう。
ストレッチ(1)
1.ヒジを曲げ、腕を壁に押さえつける
2.片足を前へ一歩だし、前方へ重心をかけていく
3.そのまま数十秒間キープ
4.元に戻る
ストレッチ(1)の場合、立った状態で行うことになります。
特に道具は必要ありませんし、至って簡単なストレッチです。気軽にできる点が良いですね。
このストレッチ(1)についての動画を用意しましたので、ぜひご覧ください。
動画を見ても、いかに簡単なストレッチかが分かるでしょう。
ただし、ポイントはあります。例えば、呼吸です。
動作の中で、呼吸の仕方について意識すべき部分がありますので、その点について押さえておきましょう。
ストレッチ(2)
1.立ったまま、後ろに手を組む
2.手を伸ばし、胸を張る
3.腕を徐々に上へ上げる
ストレッチ(2)についても、立った状態で行うものとなります。
後ろに手を組んだまま腕を上げるという動作は、普段あまりやらないですよね。
従って、イメージできない人もいるでしょう。
そこで、このストレッチの動画もご用意しました。ぜひご覧ください。
簡単なストレッチではありますが、ゆっくり一つ一つの動作を丁寧に行うことが重要になります。
ストレッチ(3)
このストレッチでは、ストレッチポールと言われるものが必要になります。
それでは、手順についてご紹介します。
1.ストレッチポールの上に仰向けに寝る
2.ヒザを曲げる
3.腕を開く
手順を見ると、これだけ?と思う人もいるでしょう。
しかし、ストレッチポールを使うので、十分なストレッチになります。
無理して力を入れることなく、リラックスして行うことが重要です。
ストレッチ(3)の動画も用意しましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
ストレッチポールの設定のしかたも詳しく説明されているので、始めて使う方も安心してできます。
まとめ
・大胸筋を鍛えるときにはしっかりと目的の大胸筋の部分に刺激が入るように行うこと。
・筋トレによる負荷をしっかりかけた場合、大胸筋も筋肉痛になる。
これまで、大胸筋という筋肉の特徴や、大胸筋を鍛えるにあたって注意すべきことについて説明してきました。
また、大胸筋のストレッチ法についてもご紹介してきました。
大胸筋は大きい筋肉であるため、鍛え甲斐があると思います。
従って、筋トレに熱心になる人もいるでしょう。
しかし、負荷のかけ方には注意しなければなりません。
無理をして負荷をかけていくと、問題が発生する可能性があるのです。
また、筋肉を鍛えるということだけではなく、伸ばすということも意識する必要があります。
伸ばすにあたって効果的な方法となるのが、ストレッチです。
正しい方法を意識し、入念に取り組んでいきましょう。