日常生活ではなかなか「トライセプス」という言葉は使いませんが、実は非常に身近でたるみに悩んでいる人も多い部位です。
今回はトライセプスの意味と筋肉への効果、トライセプスに効くおすすめ筋トレ6種類のやり方を紹介します。
「トライセプス」の意味とは?
これまでトライセプスという言葉を聞いたことがなかった人が、この言葉の意味を連想するのは少々難しいと思います。
しかし、トライセプスという言葉を含んだ筋トレは多く存在するため、「どこかの筋肉のことかな?」と思う人は多いでしょう。
その予想は当たっていて、トライセプスというのはとある筋肉のことです。
では、一体どの部分の筋肉なのでしょうか。
ズバリ!上腕三頭筋です。
上腕三頭筋とは、腕にある筋肉の1つであるため、多くの人が知っているでしょう。
したがって、トライセプスという言葉を含んだ筋トレについては、基本的に上腕三頭筋に効く筋トレということになりますね!
トライセプス(上腕三頭筋)の筋肉を鍛える効果
先ほど、トライセプスが上腕三頭筋のことを指すという点についてご説明しました。
しかし、多くの人が知りたいのは、トライセプス(上腕三頭筋)を鍛えることの意味だと思います。
意味がなければ、鍛える時間がもったいないですよね。
しかし、トライセプスというのは日常的に働く筋肉の1つでありますから、鍛えることの意味は大いにあります。
ここでは、この筋肉を鍛えることのメリットをいくつか挙げていきます!
基礎代謝がアップ
トライセプスを鍛えることで筋肉量が増えれば、基礎代謝のアップが期待できます。
肥満という状態は健康上良くないため、基礎代謝をアップさせてダイエットしやすい体を作ることは、とても大事ではないでしょうか。
引き締まる
たるんだ二の腕というのは、少々みっともないですよね。
たるんだ二の腕を見て、かっこいいと思う女性はおそらくいないのではないでしょうか。
トライセプスを鍛えることで、二の腕の辺りが引き締まっていきます。
そのため、見栄えをよくするという意味でも、上腕三頭筋を鍛えることはとてもオススメできるのです!
トライセプスに効くおすすめの筋トレ① ダンベル編
トライセプスを鍛える筋トレと言っても色々あります。
そこで、ここではダンベルを使った筋トレに着目し、そのやり方についてご説明しましょう。
ダンベルという道具については、ただの重りだと思ってしまいがちですが、色々な筋肉を鍛えるにあたって有力なものです。
そのため、筋トレ生活を始めるのであれば、2つほど購入しておくといいかもしれません。損にはならないでしょう。
トライセプスエクステンション
まず最初にご紹介する筋トレは、「トライセプス・エクステンション」です。
この筋トレについては、ダンベルが1つでもあれば取り組むことができます。
その点では、コスト的な負担が低く済むということもありますね。
それでは、具体的に手順についてご説明します。
1.ベンチに座る
2.両手でダンベルを持つ
3.ヒジを曲げ、ダンベルを頭の後ろまで持っていく
4.腕を上へ伸ばし、ダンベルを持ち上げる
5.ダンベルをおろす
以下、手順4と手順5を繰り返す
トライセプス・エクステンションの場合、オーソドックスなダンベルの動かし方ではありません。
そのため、手順だけを見ると少々違和感を感じる人もいるかもしれませんが、やってみると特段難しい筋トレでないことがわかるはずです。
そこで、この筋トレの動画をご用意しました。ぜひご覧ください。
この筋トレの場合、手を後方で動かすことになります。
そのため、上体を後ろに反ってしまう人がいるかもしれませんが、それは適切ではありません。
背筋を伸ばしつつ、スムーズに動作を行うよう意識することが大事になります。
ライイング・トライセプス・エクステンション
次にご紹介する筋トレは、「ライイング・トライセプス・エクステンション」です。
名称的に、先ほどのトライセプス・エクステンションが思い出されますよね。
しかし、それとは違う筋トレになりますので、その点について踏まえておきましょう。
それでは、具体的に手順についてご説明します。
1.左右の手で1つずつダンベルを持つ
2.ベンチに仰向けで寝る
3.手が真っすぐ伸びきるまで、ダンベルを上へ持ち上げる
4.ヒジを曲げ、ダンベルをおろす
以下、手順3と手順4を繰り返す
この筋トレでは、手順4でダンベルをおろしてくる時に、胸部ではなく頭部に近づく形になりますので、その点は踏まえておきましょう。
と言っても、動画を見ないとイメージはしづらいかと思います。
そこで、ライイング・トライセプス・エクステンションについて解説された動画をご用意しました。ぜひご覧ください。
動画を見ると、丁寧に細かなポイントまで解説されていることが分かりますね。
とても分かりやすい動画でしょう。
ダンベルをおろす際に、頭部にぶつかってしまうといけませんので、その点に注意しながら慎重にトレーニングを行うようにしましょう。
ダンベル・トライセプス・カール
次にご紹介する筋トレは、「ダンベル・トライセプス・カール」です。
この筋トレは、ダンベルとベンチを使用して行うことになりますので、その点は踏まえておきましょう。
ただし、ベンチの代わりになるものがあれば、必ずしもベンチである必要はありません。
それでは、具体的に手順についてご説明します。
1.左手でダンベルを持つ
2.右手と左ヒザをベンチに乗せる
3.左ヒジを曲げ、ダンベルを手前に引き寄せる
4.左腕を伸ばす
以下、手順3と手順4を繰り返す
これを、反対側の腕でも同様に行いましょう
この筋トレでは、手順4が1つのポイントとなります。
ダンベルを持った左腕を伸ばす時も、ヒジの位置は固定しておきましょう。
ヒジがぐらついてしまうのは、適切とは言えないということです。
より鮮明にイメージしていただくため、この筋トレの動画についてもご用意しました。ぜひご覧ください。
この筋トレの場合、繰り返しの動作がそれほど苦にならないため、スピーディーにダンベルを動かしてしまいがちではあると思いますが、急ぐのは適切ではありません。
あくまでもゆっくりと行うことを意識しましょう。
ぜひ動画における動きを参考にしていただければと思います。
ワンハンド・スタンディング・トライセプス・エクステンション
次にご紹介する筋トレは、「ワンハンド・スタンディング・トライセプス・エクステンション」です。
随分と長い筋トレ名ですが、やり方はいたって単純であり、誰でもこなすことができるでしょう。
ダンベル1つで手軽にできる筋トレなのです。
それでは、具体的に手順についてご説明します。
1.左手でダンベルを持つ
2.少し足を広げて立つ
3.右手で左の二の腕辺りを持つ
4.左腕を上へ伸ばす
5.左ヒジを曲げ、ダンベルを頭の後方へ動かす
6.元に戻る
以下、手順4~手順6を繰り返す
これを反対側の腕でも同様に行いましょう。
とても単純な筋トレではありますが、踏まえておくべきポイントというのはいくつかあります。
まず1つは、背筋を伸ばすということです。
背中が丸まった状態で行うというのは適切ではありません。
また、ダンベルを動かす方の腕のヒジの位置はなるべく固定できるように努力しましょう。
この筋トレ動画についてもご用意しましたので、ぜひご覧ください。
動画では、男性の方が繰り返しこの筋トレを行っていることが分かりますね。
しかし、初心者の方が、いきなり何十回も繰り返すのは困難だと思います。
そのため、無理のない範囲で取り組むことが大事です。
トライセプス・キックバック
次にご紹介する筋トレは、「トライセプス・キックバック」です。
この筋トレの場合、ダンベルが2つあれば、他の道具は特に必要ありません。
手順については以下の通りです。
1.床の上に立つ
2.左右の手で1つずつダンベルを持つ
3.腰を曲げ、お辞儀をするような格好になる
4.両ヒジを曲げる
5.両ヒジを伸ばす
以下、手順4と手順5を繰り返す
この筋トレについての解説がなされた動画も、ご用意しました。ぜひご覧ください。
トライセプスに効くおすすめの筋トレ② バーベル編
ここでは、トライセプスを鍛える筋トレの中でも、バーベルを使ったタイプの種目を1つご紹介しましょう。
それこそ、「トライセプス・エクステンション」です。
先ほど同名の筋トレについて解説しましたが、ここでご紹介するのは、バーベルを使ったバージョンのものとなります。
1.バーベルを持ち、背中をベンチにつける
2.腕を伸ばしてバーベルを持ち上げる
3.ヒジを曲げ、腕を手前に引き寄せるようにしてバーベルを動かす
4.元に戻る
以下、手順3と手順4を繰り返す
この筋トレの動画についてもご用意しました。ぜひご覧ください。
まとめ
・トライセプスを鍛えることで二の腕が引き締まり、基礎代謝のアップが期待できる。
・トライセプスを鍛える種目の多くはダンベルで行う筋トレ。
これまで、トライセプスの意味や、トライセプスに効く筋トレのやり方についてご説明してきました。
腕というのは毎日使う部位であるため、上腕三頭筋であるトライセプスに効く筋トレをすることに意味はあります。
しかし、トライセプスという名称が入った筋トレの種類は色々あり、その全てをこなす必要はありません。
そのため、自分にとって適した筋トレは何かを模索した上で、いくつか筋トレメニューに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ダンベルが自宅にあるのなら、トライセプスを鍛えるにあたって新たに道具を購入する必要は基本的にないわけですから、気軽に取り組むといいでしょう。