顔の筋肉とは？

顔には様々なパーツがあり、口・鼻・目・眉毛などを動かしたり利用したりするのに、必ず筋肉が必要になります。

筋肉がなければ何も動かすことはできませんからね。

そして、これらのパーツにはそれぞれ役割があります。

目であれば物を見る、口であれば物を食べるなど、当たり前ですが役割があるのです。

この役割を果たすのにも筋肉が使われます。

これらを司る顔の筋肉は主に「表情筋」のことを指します。

また、表情筋はそれぞれのパーツが役割を果たすための筋肉の動きの他に、もちろん表情を作り出す筋肉でもあります。

例えば、驚きで目を見開いたり、嬉しいときに口角を上げるといった動きを担います。

ですから、顔の筋肉というものは顔の機能を果たすとともに人間の気持ちを表現するための重要な筋肉なのです。

顔の筋肉「表情筋」の種類

それでは、表情筋にはどんな筋肉があるのでしょうか？

顔の筋肉の種類を見ていきましょう。

前頭筋（ぜんとうきん）

前頭筋は、字のごとく頭の前方にある筋肉の事になります。

要するにおでこの辺りにある筋肉という事になるでしょう。

この前頭筋という筋肉は、眉毛を上げるための筋肉になるようです。

眉毛をピクピクさせたりするのは、前頭筋が働いているため起こると言えるでしょう。

前頭筋が衰えてしまうと、おでこにシワができてしまうようです。

シワが気になるようであれば、前頭筋をしっかりと鍛えましょう。

眼輪筋（がんりんきん）

眼輪筋は、目の筋肉になります。

目を閉じたり開いたりするための筋肉ですので、まばたきをしたりという動作は、眼輪筋を使っているという事になるでしょう。

この眼輪筋が弱ってしまうと、目じりにシワができたりします。

目じりなどの目元のシワは老けてみられてしまう原因にもなりますので、眼輪筋を鍛えてしわの予防をしていきましょう。

頬筋（きょうきん）

頬筋は、ほっぺたの筋肉になります。

頬筋は何の役割をしているのか？というと、口角を動かしてくれている筋肉になります。

鍛えると口角が上がりますが、頬筋が弱くなると口角が下がってしまいます。

口角は上がっていた方がよい表情に見られますので、頬筋をしっかりと鍛えて、口角を下げないように予防していきましょう。

口輪筋（こうりんきん）

口輪筋は、口の周りの筋肉になります。

口の周りにある筋肉ですので、口元を動かす役割を果たしています。

ですので、口元の表情は口輪筋が作っていると言えるのではないでしょうか。

口元がたるんだりするのは、口輪筋が衰えてきている証拠になります。

口輪筋を鍛えて、口元のたるみを改善していきましょう。

顔の筋肉を筋トレで鍛える効果・メリット５つ

顔の筋トレを行う事によって、様々なメリット・効果があるようです。

中には、「顔の筋肉を鍛えるだけでこんな効果も期待できるの？！」と、驚くような効果もあるでしょう。

それでは、顔の筋肉を鍛えることによって得られる効果を紹介していきたいと思います。

噛み合わせが良くなる

口元の筋肉を鍛えることによって、噛み合わせが良くなる可能性があります。

噛み合わせが悪いというと、歯医者に行き、治療をしてもらうことになりますが、その前に口元の筋肉を鍛えてみましょう。

歯医者に行かずとも、改善される可能性があります。

噛み合わせの悪さは甘く見てはいけません。

たかが嚙み合わせですが、されど嚙み合わせです。

実は、噛み合わせが全身に影響を及ぼしているとも言われています。

というのも、噛み合わせの悪さから身体にゆがみを生じさせ、その歪みが原因でホルモンバランスなども崩れてしまうと言われているのです。

ホルモンバランスが崩れると、体調不良の原因になりますので、噛み合わせはしっかりと改善して言った方が良いと言えるでしょう。

免疫力アップ

顔の筋肉を鍛えるだけで免疫力がアップする可能性があります。

なぜ顔の筋肉と免疫力が関係あるのか？というと、それは口元にありました。

たまに、口元が緩くて常に口が空いている人とか見たことありませんか？

このような人は、もしかしたら口元の筋肉が弱いのかもしれません。

口元の筋肉が弱いと、口をしっかりと閉じることができないようです。

しかし、口元の筋肉を鍛えることによって、しっかりと口を閉じることができるようになります。

するとどうなるかというと、口を閉じることによって自然と鼻で呼吸をするようになります。

鼻で呼吸をするという事は、細菌などが体内に入り込むのを妨げてくれます。

口呼吸の場合、鼻と違い、細菌やウイルスなどがある程度簡単に入り込むことができてしまいます。

これが病気の原因にもなりますので、鼻呼吸になることで病気の予防にもなることでしょう。

さらには、口元の筋肉が鍛えられると口元がよく動くことになります。

すると笑顔になったときに口角が上がります。

口角を上げた笑顔というのは、免疫力を高める効果があると医学的にも証明されているようです。

ですから、口元を鍛えるだけでも免疫力がアップするという効果が期待できるようになります。

小顔になる可能性大

顔の筋肉が衰えたり弱くなると、顔にたるみができます。

顔にたるみができると、老けて見られたりもするほか、二重顎などにもつながるでしょう。

また、フェイスラインも崩れることになり、ハリのない顔になってしまいます。

ですが、顔の筋肉を鍛えることによって、これらの問題が解決するのです。

筋肉がつくことによって、顔にハリがでてたるみも解消されます。

すると、二重顎の解消やフェイスラインの崩れも改善されるでしょう。

さらには、筋肉を鍛えることで代謝が良くなりますので、顔痩せも期待できます。

すると、自然に小顔になっていくことになるでしょう。

美肌に効果テキメン

先ほど、顔の筋肉を鍛えることで代謝が良くなるという事を紹介しました。

そのつながりですが、代謝が良くなると新陳代謝が活発になり、身体にある老廃物など不要なものの排出も行われるようになります。

するとむくみ改善となり、これも小顔になるために貢献してくれます。

顔はむくみやすい場所ですので、むくみによって通常よりも顔が大きくなってしまっている人もいることでしょう。

ですから、むくみを解消することによって小顔になる方も多くいるという事になりますのです。

さらに、新陳代謝が良くなるという事は、血液によって栄養がしっかりと運ばれていることになります。

栄養が隅々にまで運ばれると健康に良いことはもちろん、美容にも効果が顕著に表れてくることでしょう。

つまり、顔の筋肉を鍛えることによって美肌効果があるという事が言えるのです。

表情豊かになり人間関係も良好に

顔の筋肉を鍛えるという事は、表情筋を鍛えるという事にもつながります。

という事は、表情が豊かになりますので、周囲からの評価も高まることでしょう。

なぜ表情が豊かだと周囲からの評判が高くなるのか？というと、無表情の人を思い浮かべてみてください。

無表情の人に好印象を持つことができますか？

無表情の人と、表情豊かな人が並んでいたら、どちらの人に好感を持ちますか？

恐らく、表情豊かな人の方へ好感を持つかと思います。

表情が豊かになることによって、好感を得ることができるのですが、それによってコミュニケーションを円滑に行う事ができます。

コミュニケーションの円滑化は、良好な人間関係を築く上で大切な物になります。

人生の大半は人間関係が重要な部分を占めているとも思いますので、顔の筋肉を鍛えるだけで人生が得するともいえるかもしれません。

顔の筋肉の鍛え方！手軽にできる表情筋の筋トレ

顔の筋肉の鍛え方では、パーツごとに一つずつやっていく方法もあるのですが、顔全体の筋肉を鍛える方法もあります。

顔全体の筋肉を一気に鍛えることができれば、それだけ時間も短縮できますし、お手軽です。

よって長く続けることもできるのではないでしょうか。

それでは、顔全体の筋肉を鍛える方法を紹介していきます。

①まず、肩幅くらいに足を開いてまっすぐに立ちます。

背筋をピンとして、曲げないようにしましょう。

②：鼻の辺りに顔全体を集めるようなイメージで、顔のパーツを集めます。

そして5秒間そのままの状態を維持しましょう。

③：5秒たったら元に戻し、今度は口を思い切り広げて先ほどの逆で、顔全体をいっぱいに広げるようにします。

こちらもいっぱいに広げたら5秒間維持しましょう。

④：次に、目を力いっぱい閉じた状態を5秒間維持します。

⑤：5秒たったら、目を思い切り見開き同時に眉毛を思い切り持ち上げます。

こちらも5秒間維持しましょう。

⑥：次に上を向いて舌を思い切り出して5秒間維持します。

⑦：次に、思い切り口を使って、全力で「あ・い・う・え・お」の形を作ります。

発声はしなくてもいいので、形をとにかく全力で作っていきましょう。

⑧：次に、口を横に思いきり広げて5秒間、そして縦に思いきり伸ばして5秒間維持します。

⑨：最後にほっぺたを膨らませて5秒間維持し、その後反対に口をすぼめてほっぺたをへこませます。

この状態で5秒間維持して終わりです。

以上が顔の筋肉の鍛え方になります。

顔全体の筋肉を使っていますので、終わったとは表情が柔らかくなっているかもしれませんね。

顔のタイプで顔の筋肉の衰え方＆鍛え方が変わる

あなたの顔のタイプはどんなですか？

顔のタイプといっても、EXILE系とかジャニーズ系とかそういう意味ではありません。

顔の形のことを言っているのです。

丸顔だとか、卵型だとか、ベース型だとか、様々な形の顔があると思います。

実は、この顔の形によって衰えやすい筋肉も違ってくるようです。

もちろん、普段の生活環境にも左右されます。

例えば、普段から表情豊かな人であれば、表情筋がよく使われていることになりますので、筋肉の衰えはさほど大きくはないでしょう。

しかし、普段無表情でいることが多いような人は、表情を作りませんので、顔の筋肉をたいして使っていないことになります。

筋肉というのは、使わないと衰えてきますので、そのような人は表情筋もどんどん衰えていってしまうことでしょう。

このように、普段の生活環境でも、顔の筋肉が発達しているか衰えているかは大きく変わってきます。

そのうえで、顔の形によって弱いところの特徴がありますので、少し弱点となる部分を紹介していきたいと思います。

顔の形別、顔の筋肉の衰えポイント紹介

卵型の顔の人

卵型の人は目元の筋肉が衰えやすいようです。

目元の筋肉を重点的に鍛えていきましょう。

丸顔の人

丸顔の人はほっぺたのたるみと、二重顎が目立つようになってくる傾向があるようです。

頬筋と頤筋（おとがいきん）を鍛えていきましょう。

頤筋というのは顎の部分にある筋肉になります。

この頤筋が弱くなると二重顎になりやすいと言われていますので、しっかりと鍛えて予防しましょう。

ベース型の顔の人

口元がたるみやすいと言われています。

ベース型はエラが張ってベースのような形に見えるために、ベース型といわれるのですが、この形は口元に負担がかかるようです。

そのため、口元がたるみやすいので、口輪筋をしっかりと鍛えていきましょう。

逆三角型の顔の人

二重顎になりやすいといわれています。

つまり、丸顔の人と同じように頤筋が弱くなりやすいという事でしょう。

ですから、頤筋を重点的に鍛えて二重顎の予防に努めていきましょう。

まとめ

いかがでしたか？

顔の筋トレを行う事で、意外な効果も期待できることがわかったのではないでしょうか。

今の時代、男性にも美顔を求められてきています。

顔の筋肉をしっかりと鍛えて、美肌効果、美顔効果をしっかりと実感していきましょう。

そうすることで、実際の年齢よりも若く見られることになり、女性からも好感をもたれることになるかもしれません。