彦摩呂さんはダイエットに取り組んだことが話題になっていましたが、その後リバウンドしたとの噂があります。
この記事では、彦摩呂さんの身長や体重などの基本情報、そして痩せることに成功したダイエット方法をまとめました。
彦摩呂さんのプロフィール
芸名:彦摩呂(ひこまろ)
本名:原吉彦(はら よしひこ)
生年月日:1966年9月15日
出生地:大阪府東大阪市
血液型:A型
大阪の名家に生まれた彦摩呂さん。モデルを経て、アイドルグループ「幕末塾」メンバーとなり、人気を博しました。芸名である「彦摩呂」は、幕末塾のメンバーが全員本名をもじった芸名を名乗っていたことに由来するのだそうです。
デビュー当初は、芝居を中心に俳優として活動されていました。しかし、所属事務所に「自身のキャラクターを活かした仕事がしたい」と申し出た結果、リポーターとして活動することが決定。
グルメリポートでふと口にした「うわぁ、海の宝石箱や~」のフレーズが受け、現在のような地位を確立されました。
彦摩呂さんの身長・体重・BMI・体脂肪率
出典:http://www.akb48matomemory.com/
彦摩呂さんの身長
彦摩呂さんの身長ですが、公式プロフィールによると、172cmと書かれています。サバ読みはしておらず公式通りの身長です。
彦摩呂さんの標準体重と美容体重・BMI
彦摩呂さんの身長からBMIにより標準体重と美容体重を算出すると、
美容体重(BMI 20):20×1.72×1.72 = 59.16 (kg)
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
となります。
体重はダイエット企画開始時で130kgだったと言われています。その後もだいぶ変動していますが、後程ご紹介します。
彦摩呂さんの体脂肪率
日本人男性の平均身長が171cmと言われていますので、彦摩呂さんは平均的な身長ということになります。
テレビのダイエット企画でかなりの減量に成功していた彦摩呂さん。しかし、その後しばらくして再び元の体型にリバウンドしてしまいました。2010年1月時点で、100kgの大台に乗ったことをテレビで報告されています。
その後も体重は増え続け、ピーク時には130kgにまで達してしまったそうです。アイドル時代から20kg以上太ったことや、実はそれほど食べられないことを自虐的にしたネタを披露するなど、劇太りキャラとしても活躍されています。
ピーク時の体重130kgだとすると、BMIは約44なので、明らかな肥満であり、さまざまな病気にかかるリスクも高い状態となっています。
見た感じ筋肉による体重増とも思えませんので、脂肪からくる炎症や、動脈硬化などの血管に関する病気のリスクが上がっているのではないかと推察されます。
BMI25~で「肥満」に分類されることを考えると、はるかに超えたBMI44というのは、かなり危険な状態と言えるでしょう。
彦摩呂さんのダイエット方法
出典:http://bt-trends.blog.so-net.ne.jp/
出典:https://geki-geki-diet.site/
グルメリポーターとして活躍し、ある種のデブキャラとしての立ち位置を確保していた彦摩呂さんがなぜ今になってダイエットを実践しようと思ったのでしょうか。その理由としては、周りからの声にあったようです。
すでにかなりの体重ではありましたが、それに歯止めがかからない現状をみて彦摩呂さんの周りからは、彦摩呂さんの健康を心配する声が挙がっていたようです。
周りだけでなく、彦摩呂さんが出演する番組をみた視聴者からも意見が相次ぐほどになっていたのだとか。あまりにもこういう声が出てきたのでグルメ番組のプロデューサーも、彦摩呂さんのキャスティングを考えるようになってきたようです。
命の危険性と仕事が無くなるという恐怖。この2つが、彦摩呂さんをダイエットに踏み切らせる理由になったようです。
ダイエットを決意した彦摩呂さんですが、ここまで太ってしまっていると中々簡単に痩せられなかったようです。痩せるためにランニングをしようとしても自分の体重のせいで、脚に負担がかかってしまいますよね。
低糖質ダイエット
彦摩呂さんが実践したダイエット方法は、低糖質ダイエットというものでした。低糖質ダイエットとは、太る原因になりやすい糖質の摂取量を抑えて代わりに食物繊維の摂取量を増やすというダイエット方法です。
彦摩呂さんは管理栄養士の本田祥子さんと、料理研究家の浜内千波さんに協力してもらいアドバイスをもらいながら、この低糖質ダイエットを実践していきました。その結果、3ヶ月で21kgもの減量に成功し自身のダイエットの成果をテレビ番組で報告していました。
ただ、元が太りすぎていたために、ビフォーアフターを比べてもなかなか気づいてもらえなかったようです。21kgのダイエットに成功し、2桁台の体重を手に入れた彦摩呂さんは身体が軽くなったことを機会に、運動も行うようになったようです。
彦摩呂さん自身、「食べないダイエットはもう古い!」「食事は量を減らさずに質を変えれば、無理なく続けられる」と語っていました。これは21kgものダイエットに成功した自信から出る言葉でしょう。
間違った低糖質ダイエットは、健康にも良くありません。低糖質ダイエットの正しい方法とポイントを見ていきましょう。
低糖質ダイエットの方法とポイント
低糖質ダイエットで行うのは炭水化物抜きではありません。糖質抜きなのです。炭水化物には糖質が多く含まれていますが、彦摩呂さんが言うように、炭水化物以外にも糖質が含まれているため、糖質が多いとされているものを避けていくのが低糖質の食事法です。
糖質を含む食べ物を食べると、体の中にある酵素によってブドウ糖まで分解されます。ブドウ糖は主に小腸から血液内に吸収されます。血液内に糖が増えると、糖を減らすために膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖を下げる体内唯一の物質で、血液内にある糖を細胞内に取り込んでいきます。細胞内に蓄えられる糖の量には限界がありますので、多すぎる糖は中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられていきます。
また、インスリンには体脂肪を分解するのを防ぐ働きもあり、肥満の原因となります。タンパク質や脂肪を摂取してもインスリンは分泌されません。脂肪を摂取しても直接体に脂肪として蓄えられることはありません。
脂肪は、十二指腸で胆汁によってミセル化され、膵液に含まれるリパーゼで分解されます。糖と同様に小腸で吸収されますが、脂肪は血液に入らずにリンパ管に吸収され、鎖骨下静脈で合流するという、他の栄養素とは少し変わった吸収の仕方をします。
脂肪はカロリーが高く、肥満の原因とされてきましたが、脂肪は細胞膜の成分であるリン脂質の材料であることから、体を構成する重要な成分と言えます。神経の電気信号を伝えるためにも脂肪は必須であり、脂を抜くことはあまり良くないのではないかと指摘されていました。
加齢研究などから、糖質を取りすぎると良くないのではないかとされ、現在のような低糖質ダイエットが考案されています。ただし、脂質にもさまざまな種類があり、トランス脂肪酸などは体に良くないと言われています。
■脂肪と血糖値のメカニズム
食事をすると、食べ物は消化酵素によって分解され、体に取り込みやすい形になります。多くは小腸で吸収され、肝臓に運ばれます。
栄養とされる物質には様々なものがありますが、三大栄養素は糖・タンパク質・脂肪です。肝臓に入った栄養素は必要に応じて蓄積されたり、全身に放出されたりします。
■糖の代謝
出典:https://www.youtube.com/
肝臓から全身に放出された糖は、筋肉や脂肪組織に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。この取り込む時には膵臓から出るインスリンが作用しています。エネルギーが十分であるときには、筋肉は糖をグリコーゲンと言う形に変えて貯蔵します。
グリコーゲンを貯めておけるのは肝臓と筋肉だけです。グリコーゲンにしても貯めることができない過剰な糖は、中性脂肪に替えて脂肪組織と肝臓に蓄えられます。これが肥満です。
ここで、余分な糖がないくらいの、ちょうど良い糖分量の食事であった場合を考えます。体に入った糖は、肝臓と筋肉にグリコーゲンとして補充され、エネルギーとして利用されて終わります。
中性脂肪に代えておかなくてはならないほどの過剰な糖を摂取しなければ、取り込んだ糖はきれいにエネルギーとして燃焼し尽します。
■インシュリンが鍵
膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるインシュリンは、食事をした時に血糖値が上がったのを下げる作用としての追加分泌と、24時間分泌される基礎分泌の2種類があります。
血液中に糖があふれていても、インシュリンがない限り筋肉細胞や脂肪細胞の中に取り込むことができません。インシュリンは細胞内に糖が入るための文字通り「カギ」となるのです。
このメカニズムにより、血液中の糖が増えたら、インシュリンが細胞内へ糖を放り込んで、血液中の糖を下げているのです。食事のたびにドカンドカンと糖が取り込まれると、そのたびにインシュリンは大量に追加分泌されます。
食事を小分けにして摂取すると、インシュリンの追加分泌は少なく、結果として細胞内へ取り込まれる糖や中性脂肪も少なくなります。
彦摩呂さんのブログからは、ダイエットで糖質制限の厳しさや、サラダの多さに圧倒されますが、注目したいのはタンパク質の量です。彦摩呂さんの食事は野菜と鶏肉や豆腐の組み合わせが多く見られました。
タンパク質の摂取
ボディビルダーや、激しいトレーニングをしている人のものというイメージが強いプロテインですが、プロテインとはタンパク質のことです。一般の人がプロテインを取ると逆に太ってしまうとか、ムキムキになってしまうのではと思われていますね。
日本人の食事摂取基準によると、たんぱく質の推奨摂取量は30~50代の男性で60gとされています。肉を60g食べるんだな?と考えてしまいそうですが、お肉=タンパク質ではありません。牛もも肉100gのうち、タンパク質量は19.5gになります。
2016年にNutrition and Athletic Performance Position of Dietitians of Canada, the Academy of Nutrition and Dietetics and the American College of Sports Medicineから、運動をする人は体重1kgあたり1.2~2.0gのタンパク質が必要であると発表されました。
運動強度や量にもよりますが、そのくらいタンパク質を接種しないと、筋肉を維持することができないのです。
彦摩呂さんは、ダイエット企画開始時で130kgの体重ですから、
130kg×2.0=260g
牛もも肉100gで約20gのタンパク質を含みますから260gのタンパク質を摂取するためにはなんと一日1300gの牛もも赤身肉を食べる必要があります。
1週間で9kgのお肉を食べなくてはなりません。もちろん動物性脂肪は取りすぎてはいけませんので、この数字は現実的ではありません。
管理栄養士さんの指導であったことを考えますと、糖質制限をしていたのはもちろんですが、たんぱく質も十分な量を摂取していたであろうと考えられます。
糖質制限を行うダイエットというのは、炭水化物を抜けば良いというものではないのです。一日の総カロリーを抑えつつ、必要なたんぱく質を十分摂取することが重要です。
■筋トレが必要不可欠
多くのダイエットはカロリーだけを気にして食事量を減らす傾向があります。この状態だと、体は筋肉を分解してエネルギーを得ようとしていきます。そのため、カロリー制限だけで体重を落とすと、筋肉も減少している場合が多いのです。
見かけ上痩せたように思えても、筋肉が生み出す熱量が減ってしまうために、同じカロリーでも太りやすくなってしまいます。これがリバウンドの原因です。
だからと言って、たんぱく質の多いカロリー低めの食事制限だけを行ったとします。この場合にも、体は必要なエネルギーを得るために筋肉を分解しようとしますので、食事制限だけで理想の体型になるのは難しくなります。
筋肉を維持するためには、筋力トレーニングが必要なのです。もちろんタンパク質だけではバランスの良い食事とは言えませんので、野菜の食物繊維やビタミン、ミネラルなども同時に摂取する必要があります。
■プロテインの摂取
「プロテインを飲むと太る」とも言われますが。体重1kgあたり、4.4gのたんぱく質を摂取しても体脂肪は増えなかったとする報告があります。
この研究では炭水化物や脂質の摂取量、トレーニング内容は普段と同じで、たんぱく質だけ大量に増やした食事群のグループは、体脂肪が増えることはなかったという結果が報告されました。
この理由の一つとして、DIT(食事誘発性体熱産生)が挙げられます。これは消化吸収にエネルギーが使われたり、食事摂取がシグナルとなってグリコーゲンが分解されたり、咀嚼が脳を刺激したりすることによって起こるものです。
そしてDITは炭水化物の場合で5%程度、脂質の場合で4%程度だが、たんぱく質によるDITは30%にもなるといわれています。
炭水化物や脂質に比べ、たんぱく質は消化吸収およびその後の代謝過程において非常に複雑なため、このように高いDITが発生するのです。彦摩呂さんも、低糖質高タンパクな食事をすることで、代謝が良くなったのかもしれません。
まとめ
・彦摩呂の身長は172cmで、ダイエット前の体重は130㎏だった。
・彦摩呂は低糖質ダイエットで3ヶ月で21kgもの減量に成功した。
出典:http://azemichi.cocolog-nifty.com/
いかがでしょうか?激太りしてしまった彦摩呂さんですが、20kgもの減量に成功されていました。とにかくお体が心配ですので、食リポーターの宿命に負けず、健康なお姿を見せてほしいものです。