ダイエットには、適正体重と体脂肪率が非常に重要な値です。
今回は体脂肪率の基礎知識や計算式、毎日計測する重要性と理想の体脂肪率、そして適正体重とBMIの計算式とダイエットの活かし方を紹介します。
目次
体脂肪率とは?健康的に理想のダイエットをするために知っておこう
ダイエット中は、体脂肪と体重を理想値にしようと頑張ることでしょう。
体重はそのまま体の重さのことですが、体脂肪率について正確に理解しているでしょうか。
体脂肪率をよく注意して計測していれば、ただ痩せるだけではなく見た目にも理想的なダイエットの仕方をすることが出来ます。
この体脂肪率とは、体重のうち体脂肪が占めている割合の事を指しています。
体脂肪率を測るには、体組成計などを使う必要があります。
また、体組成計によっては体脂肪の重さまで正確に教えてくれるものがあります。
自分の体重のうち脂肪が占めている重さが分かるので、どれほど太っているのかを知ることが出来ます。
体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪に分けられますが、中年男性に多いのは内臓脂肪でしょう。
摂取カロリーが変わらずに基礎代謝が落ちているため、多くの栄養が吸収され脂肪に変換され内臓脂肪に蓄積されている状態のことです。
この状況を理解し、体脂肪率を減らす努力をしましょう。
体脂肪率を調整することで健康的で理想の体型を作る!
ダイエットの成果は何で判断しますか?
多くの方は即「体重!」と答えます。
しかし体重よりも、実は体脂肪のほうを気にするべきなのです。
体型が理想的なもの、例えばシックスパックであったり、足が細かったり、背中がタプタプではなく逆三角形であったり…。
これらは脂肪が筋肉に変わった結果得られるダイエット成果です。
すっきり細くなって、スタイルの良い男の体になるには体脂肪を減らす必要があるのです。
もしかすると、脂肪が筋肉に変わるため肥満体型からは打破できても、体重は変わらない、もしくは増えてしまう可能性さえあるのです。
もし、今のダイエット方法で体重が順調に減っていたとしても、本当に減っているものは脂肪でしょうか?
筋肉がなくなってしまっているのかもしれませんし、ただ水分が一時的に減少しているだけのことかもしれません。
ですから、気にすべきなのは体脂肪率の移り変わりなのです。
体脂肪率を毎日測って記録する習慣がダイエット成功のカギ!
ダイエット中は、体重の増減を毎日欠かさず記録するようにしているでしょう。
しかし、体重よりも体脂肪を重視するべき!ということが分かった今、体脂肪率も毎日測って記録するようにしましょう。
確かに体重の記録を見返すだけでも、ダイエットのモチベーションを上げ、励みとなります。
しかし、徐々にではあっても体脂肪率は確実に減少していることを目で見ることが出来れば、自分のダイエットの方法は間違っていないということを再認識できます。
さらに、毎日測っているその数値をグラフにすると良いでしょう。
グラフにすると変化が分かりやすいため、さらにやる気がわいてくることでしょう。
体重が減っても体脂肪率が減っていないというときもすぐに気づくことが出来ます。
体脂肪率を測定し記録することを習慣づけましょう。
体脂肪率の計算式
体脂肪率はどのようにして計算できるのでしょうか。
体組成計や体脂肪率を測定する機能の付いた体重計などを利用して体脂肪率を測ることが出来ます。
しかし、どのようにして体脂肪率が計算されるのか、についての知識も取り入れておきたいと思うことでしょう。
体脂肪率の計算式は次の通りです。
体脂肪率(%)=体脂肪の重さ(kg)×体重(kg)×100
このように体脂肪率を計算することはできます。
しかし体内の体脂肪の重さは自分で求めるのは難しく、残念なことに自分で体脂肪率を計算するのは不可能なようです。
ですので、体脂肪率は機械で測るしかないようです。
理想の体型の体脂肪率を知ってダイエットに励もう!
体脂肪率にも標準値というものが存在します。
理想の体脂肪率を知っておけば、自分がどれほどの体脂肪率になるまでダイエットをしなければならないかが分かるでしょう。
体脂肪率は年齢や性別によってかなり変わってきます。
体脂肪率についてランク付けするとこのようになります。
最高の体脂肪率(ふつうはここまでなる必要はありません)…2~5%
スポーツ選手の体脂肪率…6~13%
理想的なボディの体脂肪率…14~17%
平均的な日本男性の体脂肪率…18~24%
生活習慣を改善する必要がある体脂肪率…25%以上
ということは、体脂肪率の標準値、理想値は14~17%です。
しかし、これは理想ですから多くの方は筋トレや食事制限などを行って改善しなければなかなかたどり着かない数値です。
しかし、外見が最も理想的なのはこの体脂肪率ですから覚えておいて、ダイエットの目標にしましょう。
適正体重の計算式【適正体重と体脂肪率でダイエット方法が決まる!】
適正体重とは何でしょうか。それは身長から計算する、最も健康的な体重のことです。
この計算式は次のようになります。
身長(m)×身長(m)×22=適正体重
この計算で求められた体重が、最も長生きできる、病気になりにくい体重です。
もし、この体重よりもあなたの体重が多ければ何らかの方法で減量する必要があるでしょう。
しかし、この適正体重を下回っているようであれば、ただシェイプアップするだけで十分かもしれません。
脂肪が多いのか筋肉が多いのかで適正体重が同じでも見た目は変わってきます。
適正体重と体脂肪率両方の理想値を知っておく必要がありますね。
自分が適正体重かどうかの判断はBMIでできる!【BMIの計算式】
適正体重を求める方法は分かりましたが、この計算式の中で「22」という数字がありましたね。
この数字はいったいどこからやってきたの?と思われた方もおられるかもしれませんね。
この「22」は理想的なBMIです。
つまり自分のBMIを知っておけば、適正体重かどうかもすぐにわかります。
BMIの計算方法は次の通りです。
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI
適正体重はBMIが22となっていますが、年齢によって多少異なります。
18~49歳…18.5~24.9
50~69歳…20.0~24.9
70歳~…22.5~27.4
が適正体重に当てはまるといわれています。
○○.〇kgという数字ではなくBMIが適正以内に入っていれば問題ないでしょう。
まとめ
・適正体重は「身長(m)×身長(m)×22」で計算することができる。
・BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算ができる。
人はダイエットを始めると体重のみに目が向いてしまいがちです。
しかし、ただ体重が減ればダイエット成功という訳ではありません。
自分の身長ではどれほどの体重やBMIが適正なのかを知っておきましょう。
また、体脂肪率を定期的に測って、体重のうち脂肪の割合と筋肉の割合の比率はどれほどなのかを知っておくことは大切です。
ただ痩せるのではなく理想的なスリム体型になれるよう頑張ってください。