筋トレマニアの方だけでなく、健康的な筋肉量アップや維持のためにプロテインを摂取することは非常に効果的です。
今回はプロテインのメリット、効果的な飲むタイミング、筋肉量低下の悪影響、筋肉量アップのポイントを紹介します。
目次
プロテインの主成分&筋肉に効果的な理由2つ
皆さんは、「プロテイン」という言葉を聞いたことがありますか?
筋トレに励む人の間ではよく聞かれる言葉だと思います。
また、スポーツ選手でも、このプロテインを盛んに摂取する人はいるため、一般の人々の間でもポピュラーなものになってきていると言えるでしょう。
では、そもそもプロテインとは一体何なのでしょうか。
ここでは、その効果についても説明します。
プロテインの主成分はタンパク質
プロテインを日本語に訳すと、「タンパク質」という意味になります。
つまり、プロテインとは、このタンパク質をたくさん含んだものというわけですね。
現代では、様々な種類のプロテインが販売されているため、色々選択できるようになっています。
また、プロテインに関しては、種類によって違いはあれど、基本的にはいずれも摂取しやすいものとなっています。
そのため、いつでも手軽にタンパク質を摂取できるという点が、プロテインのメリットの一つなのです。
筋肉をつきやすくする効果が期待できる
先ほど、筋肉量のアップにあたって必要な栄養素としてタンパク質を挙げました。
プロテインには、そのタンパク質が豊富に含まれています。
そのため、プロテインは、筋肉をつけるにあたって大いに役立ちます。
もちろん、プロテインだけを摂取していればいいというわけではありませんが、筋トレに励む人々にとって重宝するアイテムの1つであることは間違いないでしょう。
筋肉の回復を促進する効果が期待できる
筋肉というのは、筋肉組織の破壊と回復によって逞しくなっていきます。
「破壊」という言葉を聞くと、少し戸惑いを感じるかもしれませんね。
しかし、基本的に、筋肉トレーニングをすると、それだけで筋肉組織は破壊されるのです。
そのため、ここで言う破壊について、深刻なイメージを抱く必要はありません。
また、筋肉組織の回復の際には、タンパク質が必要になります。
つまり、プロテインには、その回復を促進するという点での効果を期待できるのです。
プロテイン摂取のメリット
先ほど、プロテインはタンパク質が中心になっているという点について説明しました。
そのため、人によっては、日々の食事でタンパク質を摂取すればいいんじゃないの?と思ってしまうでしょう。
確かに、タンパク質が多く含まれる食材は多く存在するわけですから、プロテインに頼る必要がないようにも思えますよね。
しかし、毎日のように十分な量のタンパク質を摂取するというのは意外に大変です。
また、できるだけ多く摂取しようとしてたくさん食べると、摂取カロリーが高くなりすぎてしまう可能性もあります。
タンパク質を摂取できても、日に日に太ってしまうようでは意味がないというわけです。
プロテインのメリットの1つとして、低カロリーという点が挙げられます。
そのため、摂取カロリーを抑えながら効率的にタンパク質を摂取する、という意味において、プロテインは非常に有力と言えるでしょう。
プロテインの効果を最大限活かす おすすめの飲むタイミング3つ
先ほど、プロテインを飲むことのメリットについて説明しました。
確かに、手軽に摂取できるという点は大きなメリットとなります。いつでも飲むことができますよね。
しかし、効率的に筋肉をつけたいのであれば、飲むタイミングも意識しなければなりません。
では、果たしてどのタイミングで飲むのが良いのでしょうか。
その点について説明しましょう。
その1.朝ごはんの時
人は、寝ている時は何も摂取できません。
そのため、朝起きた時というのは、身体が栄養や水分を欲していると言えます。
そんな状態でプロテインを摂取するというのは、タイミングとしてはグッドでしょう。
ぜひ、積極的に摂取することを推奨します。
ただし、朝食でタンパク質を摂取するのであれば、プロテインは補助的な役割になります。
そのため、摂取量は適切に調整しましょう。
その2.筋トレ後
運動した後というのは、筋組織が回復へ向かうためにタンパク質を必要とします。
従って、この時にプロテインを飲むと良いでしょう。
タイミングしては一番良いと言っていいかもしれません。
ただし、筋トレ後ならいつ摂取してもいいのかというと、そうではありません。
目安としては、筋トレが終了してから45分以内に摂取するようにしましょう。
それ以上時間が経った後に摂取するというのは、タイミング的には良くないのです。
筋トレに集中していると、プロテインの存在を忘れがちになると思いますが、なるべく忘れずに摂取するようにしましょう。
その3.寝る前
人は、寝ている時でも成長ホルモンが分泌されています。
この成長ホルモンについては、筋肉を大きくしていくという点で力を発揮します。
また、夜寝る前にプロテインを飲むことによって、成長ホルモンの機能がより活発になるのです。
従って、その点を踏まえておくと良いでしょう。
ただし、眠りにつく直前にプロテインを飲んでしまうことは、胃に悪いです。
そのため、寝る1時間前くらいに飲むと良いでしょう。
また、重要なことは、成長ホルモンの分泌を阻害しないことです。
阻害になることとしては、以下のような点が挙げられます。
ストレスをため込むこと
強いストレスというのは、成長ホルモンの分泌量を低下させてしまうのです。
従って、毎日の生活の中でストレスを適切に解消していくことが大切です。
肥満であること
内臓脂肪が多くなると、結果として成長ホルモンの分泌量が低下してしまうのです。
従って、極度に太っている場合には、痩せるための努力を継続して行う必要がありますね。
プロテインの効果は筋肉増強剤と同じ?
「プロテイン=筋トレをする人が飲むもの」というイメージが強いです。
そのため、プロテインって実は筋肉増強剤なのでは?と思ってしまう人が多いのも仕方ないでしょう。
しかし、これは大きな勘違いです。
確かに、プロテインに含まれている成分を細かく見ていくと、必ずしもタンパク質だけではありません。
しかし、味を調えるための成分などが含まれていることはあっても、筋肉増強剤特有のステロイドは含まれていないのです。
また、プロテインが栄養補助食品的な言い方をされるのに対し、ステロイドは基本的に医薬品です。
この点でも大きな違いと言えますね。
プロテインだけをガブガブ飲んでも、それだけで筋肉量がどんどん増加するということはありませんので、誤解しないようにしましょう。
プロテインに関する正しい知識を身につけることは、筋肉量を増やしていく上でとても大切です。
筋肉量低下による体への悪影響3つ【プロテインに頼る前に】
基本的に、筋肉をつけることは大事です。
ボディービルダーのような身体を目指す必要はありませんが、多少は筋肉をつけておく必要があるのです。
そのため、運動不足な日々が続いてしまうことは問題ですし、食生活にも気を遣っていかなければなりません。
仮に、筋肉量が低下してしまうと、様々な健康上の問題が懸念されます。
そこで、ここではその問題についていくつか取り上げ、説明していきます。
基礎代謝の低下
ダイエットする人の間でよく聞かれる言葉の一つに、「基礎代謝」というものがあります。
基礎代謝とは、動いていなくとも必要とされるエネルギーのことを意味します。
つまり、運動をしていなかったとしても、人は少なからずカロリーを消費しているということですね。
しかし、筋肉量が減ると、この基礎代謝が低下します。
そうすると、消費カロリー量も少なくなってしまうのです。つまり、太りやすくなってしまうということですね。
太りやすくなることを歓迎する人は基本的にいないため、この点は大きなマイナス面と言えるでしょう。
血流の悪化
運動不足などが原因で、血液を流すポンプの役割を担う筋力が弱まっていくと、血流が悪くなってしまいます。
血流悪化によって引き起こされる症状の一つが、冷えです。
頻繁に冷えの症状が出てくることは、決して好ましくないでしょう。
また、冷え以外にも、血流悪化で色々と懸念される症状はあるため、その点は押さえておきましょう。
疲れやすい身体に
日々の生活を送る中で筋肉量が低下すると、疲れやすい身体にもなってしまいます。
ちょっとのことで疲れてしまうようになると、当然運動量も少なくなっていきますよね。
そうなると、さらに筋肉量が低下したり、体力も低下していきます。
健康を維持していくことが生きていくうえでは非常に大切なため、このような悪循環は何としても避けなければならないでしょう。
日常生活で筋肉をつけるポイント4つ【プロテインに頼る前に】
普段の生活の中で、あまり筋肉について意識してこなかった場合、予想以上に筋肉量が低下している可能性があります。
その場合、健康上のリスクを小さくするためにも、筋肉をつけていかなければなりません。
では、筋肉量が多い理想の身体を実現させるためには、どのようなことを知っておけばいいのでしょうか。
その点について説明します。
その1.筋トレを習慣づけること
筋肉をつけるにあたっては、筋トレをすることが大事です。
筋トレの種類は膨大にあるため、色々な筋トレメニューを組み合わせることによって、様々な部位の筋肉を鍛えることが可能です。
また、重要なことは継続です。
どれだけ効率的な筋トレメニューを組んでも、短期間でやめてしまうということでは、その後すぐに筋肉量が低下してしまうでしょう。
そのため、無理なく続けられるような筋トレメニューを考えることがとても大切です。
そして、そのメニューを継続して実践していくことで、徐々に筋肉量を増加させていくのが良いでしょう。
その2.食生活に意識を向けること
慌ただしく生活している人だと、食生活にまで気を配ることは難しいかもしれません。
しかし、筋肉量の多い身体を目指すにあたっては、食の内容が重要なポイントになります。
筋肉をつけるにあたって必要不可欠な栄養素はタンパク質ですが、他の栄養素も適切に摂取することが大事です。
例え筋肉がついても、病気になったり体調不良になってしまうようでは意味がないということですね。
お肉やご飯だけでなく、緑黄色野菜などもしっかりと食べるようにしましょう。
その3.きちんと睡眠をとることが大事
筋トレ後の筋肉については、きちんと休める必要があります。
これは、回復のためです。
より回復を促すにあたって大事なことは、睡眠です。
最低でも6時間程度の睡眠はとるようにしましょう。
そもそも、寝不足の日々が続くようでは健康に悪いですよね。
モチベーションの低下にもつながりかねないため、十分な睡眠がとれるよう努めましょう。
その4.肥満の場合は減量をしよう
体重を落とすための運動と、筋肉をつけるための運動とでは大きく違います。
例えば、肥満型の人が、割れた腹筋を目指すために一生懸命筋トレに励んでも、それだけでは目標は達成できないでしょう。
なぜなら、腹筋をどれだけ鍛えても、分厚い脂肪の下に隠れるような形になってしまうからです。
そのため、肥満型の人が理想の体型を目指すにあたっては、まず体重を落とせるよう努力しなければならないのです。
そもそも、例え筋肉量が増えても、肥満の状態が続くようであれば健康的とは言えませんよね。
また、仮に痩せることに成功しても、その途端に食べまくりの生活に戻ってしまうようでは、当然すぐにリバウンドしてしまいます。
重要なことは、誘惑に負けず、気を引き締めて生活することではないでしょうか。
まとめ
・プロテインの摂取タイミングは「朝食時」「トレーニング直後」「寝る前」の3つ。
・プロテインには筋力増強剤ではないので、飲んだだけで筋肉はつかない。
これまで、筋肉を鍛えるにあたっての重要なポイントや、プロテインについて説明してきました。
筋肉があまりない状態から、筋肉量の多い状態に持っていくまでの道のりはとても長いです。
また、決して楽なものではないでしょう。
そのため、色々と工夫していくことが大切になります。
効率の良い筋トレを行うというのもその工夫の一つですし、プロテインを適切に摂取しながら筋トレを行うというのも、立派な工夫と言えるでしょう。
また、焦ることは良くありません。
筋肉を痛めたりしてしまうことのないように、自分のペースで運動していきましょう!