徳井義実さんですが、腹筋などの筋肉が凄いと度々話題になっていますよね。前には肉体改造企画にも挑戦しました。
この記事では、徳井義実さんの身長や体重などの基本情報、そして美しい筋肉がわかる画像やその筋肉を作り上げた筋トレ方法やダイエット方法をまとめました。
徳井義実さんのプロフィール
名前:徳井義実(とくい よしみ)
出身地:京都府
生年月日:1975年4月16日
血液型:A型
大学在学中に、サスペンスドラマのエキストラとして出演。後に、吉本の若手芸人発掘オーディションに挑戦します。その後大学在学中にお笑いコンビ「チュートリアル」として初舞台を踏みます。現在では、バラエティを中心にMCなどとしても活躍されています。
徳井義実さんの身長・体重・BMI・体脂肪率
出典:http://natalie.mu/
徳井義実さんの身長
番組の企画で肉体改造に挑戦された徳井さん。
開始時に公表されたデータは下記の通りです。
身長:178cm
体重:75.8kg
体脂肪率:27.8%
徳井義実さんの標準体重と美容体重・BMI
徳井義実さんの身長からBMIにより標準体重と美容体重を算出すると、
美容体重(BMI 20):20×1.78×1.78 = 70 (kg)
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
となります。
徳井義実さんの体脂肪率
27.8%というのは成人男性としてどうなのでしょうか?厚生労働省のデータによると、日本人成人男性では、体脂肪率25%以上で肥満とされています。映像で見ても、これは…という体型ですね。ここから徳井さんの肉体改造が始まります。
徳井義実さんの筋肉が凄い!
徳井さんの肉体改造は、下着ショーのモデルとして出演するためでした。そこで、下着が映えるような筋トレメニューが組まれたようです。終了した時の徳井さんは、確かに上半身がすっきりとして、モデルにふさわしい体型になっているようでした。
徳井義実さんのダイエット・筋トレ方法
徳井さんの挑戦した肉体改造は「吉川メソッド」と呼ばれるものだそうです。
吉川メソッドについて
これは吉川朋孝さんというボディデザイナーが考案したボディデザイン法。独自の理論で考案された筋トレと食事法を行うことで、短期間で肉体改造ができるというメソッドです。吉川メソッドでは個室での完全プライベートレッスンとなります。
■ライザップと似ている?
個室でマンツーマンによる運動と食事指導、となるとライザップに似ていますね。吉川メソッドでは、プロのトレーナーによる1回90分のレッスンが16回で1クールです。ライザップは週二回、1回50分で16回を1クールとしています。
■吉川メソッドの食事法
出典:http://diet-kintore-usu.seesaa.net/
食事は高タンパク、低脂肪のものになるよう指導されるようです。徳井さんの場合一日の総摂取カロリーは1500kcalに制限されていました。
標準的な体重の日本人女性で、座っている時間が長いような運動強度の人を想定して1500kcal程度の基礎代謝カロリーと言われますから、相当少ないと言わざるを得ません。お腹すかなかったんでしょうかね。
徳井さんはさらに「炭水化物禁止」とされていました。また、18時以降の食事は脂肪が蓄積しやすいので、夕食は18時前に済まさなくてはなりません。食事内容は赤身の肉、鶏ささみ、マグロ、卵、イカ、エビ、タコ、豆腐、納豆、ノンオイルのツナ、無糖ヨーグルトとなっていました。
よくあるダイエットと異なり、野菜は摂らずにサプリメントを活用していました。この「野菜を摂らない」というのが珍しいですよね。
たいていのダイエットでは、野菜をたっぷり食べるように指導されたりするものですが、吉川メソッドではタンパク質8、脂質2の「8:2の割合」を保つのだそうです。実は野菜には糖質を含むものが多いからだそうです。これで本当に栄養価的に大丈夫なのか心配になりますね。
■栄養は大丈夫?
栄養と言っても、大きく分けてエネルギーの素としての栄養と、体に必要な成分としての栄養の2つの意味があります。
■エネルギーとしての栄養
人は食物から動くためのエネルギーを得ます。炭水化物などに多く含まれる糖がよく知られていて、糖が体内に取り込まれると肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられ、エネルギー源として利用されます。
吉川メソッドでは、必要なエネルギーをタンパク質で補うというものでした。本当にそんなことは可能なのでしょうか?
■タンパク質からのアミノ酸代謝分解
タンパク質はアミノ酸から構成されています。アミノ酸は、糖新生に利用されることがあります。そのまま分解された場合には二酸化炭素と水になりますが、炭素骨格を持ちますので、これが糖新生に用いられ、グルコースが生成されます。
普通の状態でも行われており、総エネルギーの10%程度はアミノ酸から生成されたグルコースでエネルギーを得ていると考えられています。
■体に必要な成分としての栄養
エネルギーは足りているようですが、他の栄養素やビタミン、ミネラルはどうなのでしょうか。このあたりはサプリメントで補うようです。
そういう施設は、高いサプリメントを売りつけてくるのでは?と不安になりますが、吉川メソッドではあくまでも顧客の肉体改造が目的のようで、そのような悪質な営業はないようです。
筋破壊→回復を繰り返すことで、体本来が持つ様々な反応を活性化させ、正常化へと導くというのが吉川メソッドの理論のようです。
吉川メソッドの運動
出典:http://livedoor.blogimg.jp/
筋力トレーニングが中心のようですが、普通の筋力トレーニングとは異なり、利かせたい筋肉だけに適切に負荷をかけるトレーニングです。通常の自己流筋トレだと、体は楽なフォームになろうとします。筋トレをしていて楽になってきたら、負荷を増やしたり回数を増やしたりするのが普通です。
しかし、吉川メソッドでは、楽になったということは目的である筋破壊ができていないと判断し、より効果的なフォームを見つけて関節や筋肉への負荷を逃さずにトレーニングを行うそうです。この結果、理想的な体型へと体をデザインしていくことができるそうです。
この方法だと、どのようなフォームがどこの筋肉に効果があるのか理解していないとできませんから、トレーナーの技術力と指導力が問われますね。
■筋トレ10回
筋力トレーニングは回数を増やした方がより効果的なのでは?と思います。腹筋3000回などは単純にすごいな!と思ってしまいますが、吉川メソッドでは、10回で限界!という筋トレを行うのがメインだそうです。筋肉が発達する仕組みを考えてみましょう。
運動による負荷で筋繊維が損傷した場合、筋繊維細胞が活性化し、増殖、分化、融合して多核の筋管細胞となったあと、さらに分化し、神経支配を受け、成熟した筋肉となります。だからと言って筋の損傷が大きければ大きいほど、筋肉が強くなるわけではありません。
筋肥大の効果が大きいと言われる伸張性の筋肉活動でも、なんども同じ伸長を繰り返すのでは、筋損傷はほとんど起こらないとされています。筋肉は繰り返し起こる同じ刺激には適応してしまうのです。
このあたりが吉川メソッドで言うところの、違うフォームで10回になるようにするという理論の裏付けになっているのかと思われます。
伸張性の筋肉活動以外の短縮性の運動、等尺性運動の時にも筋肥大が認められます。そのため、筋発達を目的とする場合には、成長に必要な負荷を与えて、一定の刺激ではなく様々な動きを行うことが重要になると考えられます。
■徳井さんのトレーニングメニュー
・スタート時
週二回:吉川氏の事務で専用メニュー
毎日:1時間以上の有酸素運動(ラン、エアロバイクなど)
毎日:V字腹筋を15回3セット
毎日:食事制限
・2週間経過後
毎日:ジャンピングスクワットを連続50回
・1か月経過後
毎日:エアロバイクの通常速度と、全速力を交互に行う運動を1時間以上
集中トレーニング:エアロバイクと筋トレを休憩なしで行うサーキットトレーニングメイン
なかなか厳しそうなメニューです。
その中でも、メインのトレーニングとなった方法です。
■吉川式V字腹筋
1.片方の手のひらを反対の手の甲に置き、上体は寝た状態で、床からほぼ垂直になるよう、手を重ねたまま伸ばす。
2.膝は軽く曲げ、床からほぼ垂直になるように上げる。
3.2の状態から反動を付けずに頭、肩を浮かしながら上体を下腹部を同時に挙げ、膝が近づいた状態でキープ。
4.ゆっくりと1の状態へ戻る。
これは通常の腹筋よりも10倍程度の負荷だそうです。徳井さんもかなりきつそうでした。
■吉川メソッドスクワット
基礎代謝は下半身の筋肉量にほぼ比例すると言われています。下半身には全身の筋肉の7割が集中しており、スクワットによって効果的にトレーニングすることができるそうです。
ストレッチ入りスクワットや、ジャンピングスクワットなどが行われておりましたが、負荷の大きなものが多く、専門のトレーナーさんがついていないと難しいようでした。
通常のスクワットでは、膝がつま先より前に出ないよう指導されますが、吉川式では、あえて負荷を大きくするような動きが見られます。いずれも徳井さんに合わせてトレーナーがアレンジした結果だと思われますので、一般人は真似しないほうが無難です。
■エアロバイクの通常速度と、全速力を交互に行う運動
これはインターバルトレーニングと呼ばれる方法ですね。心肺機能を高めることができるので、持久力のアップなどに効果的と言われています。
■インターバルトレーニングとは
速いスピードの運動と、ゆっくりとした速度の運動を数セット繰り返すトレーニングです。陸上競技の選手によく知られていますが、最近では他の種目のスポーツ選手にも取り入れられています。
初心者が自己流でインターバルトレーニングを行うと、身体の負担が大きいので怪我などにつながりやすいトレーニングと言えます。体力も消耗しますので、徳井さんも1か月経過してから開始しているようです。
負荷も大きいので、インターバルトレーニングしてみようと思う方は、このトレーニングに耐えられるだけの体作りをする準備期間を設ける必要があります。筋力の他、体力も鍛えてから挑みましょう。
徳井さんのトレーニング結果
これだけの過酷なトレーニングの結果
体重 75.8kg→65.0kg
体脂肪率 27.8%→13.0%
ウエストサイズ 91.7cm→73.9cm
体脂肪率の変化がすごいですね!見た目にもかなりの変化がありました。下着モデルさんと並んでも見劣りしないようなイケてるボディに改造成功でした!
まとめ
・徳井義実は身長178cmでダイエット前の体重と体脂肪は75.8kg、27.8%の肥満体型。
・徳井義実のダイエット後には体重と体脂肪は65.0kg、13.0%の体型になった。
・徳井義実の挑戦した肉体改造は「吉川メソッド」と言われるRIZAPに似たダイエット方法。
出典:http://tubuyakiseitai.seesaa.net/
その後、徳井さんは4か月後の番組企画でポールダンスに挑戦したところ、あれ…?という見た目になっていました。6kgリバウンドしてしまったそうです。
正直、吉川メソッドは顧客一人一人の状態に合わせているのでしょうが、かなり難しいプログラムであると感じます。カロリー制限も厳しく、これをしっかり守っていると強い飢餓感などがあるだろうと思われました。
低血糖でフラフラしてしまうような方が安易に真似すると大変危険です。サプリメントなども、適した成分を判断するためには様々な知識が必要でしょう。筋力トレーニングも、普通は怪我しやすいと言われるようなフォームに、あえてチャレンジするような姿勢が見られました。
こういった危険な姿勢のトレーニングの時にはトレーナーさんが横でしっかりとついていたり、トレーナーさんの徒手的な負荷などがありましたので、吉川メソッドは正規のジムで専門的な知識のあるトレーナーさんの指導を受けてこそ効果が出るものと思われます。
しかし、短期間に効果を出すのには最高かもしれません。吉川メソッドに挑戦されている芸能人の方も多く、ほとんどの方が見違えるような結果をたたき出しています。そして、そのほとんどの方が、数か月後には元の状態のような見た目に戻ってしまっていました。
個室でのプロによるマンツーマントレーニングですので、トレーニング期間中には、モチベーションが上がるようなサポートなどもあるのかもしれません。
3か月後にイベントを控えているので、それまでにどうしても体を作りたい!というようなはっきりとした目的があるなら、吉川メソッドを検討しても良いと思います。お値段もそれなりですが、プロのサポートと個人に合わせたメニューと言うことを考えたら妥当なのかもしれません。
いずれにしましても、素人が聞きかじってマネするのはかなりハードルが高いメソッドであることは間違いありません。