筋トレは理想の体作りに役立つ運動ですがやり過ぎによる悪影響はもちろん、寿命が縮むという噂さえあります。
今回は筋トレのメリット・デメリット、寿命が縮むという噂の真相、筋トレ依存症の症状4つと治療方法2つを紹介します。
筋トレのメリット4つ!
筋トレに取り組む人は多いですが、あまり関心のない人もいます。
確かに、「筋トレで魅力的な肉体づくりをしたい!」という声もあれば、「筋トレは疲れるし大変!」という声もあるでしょう。
実際のところ、筋トレのメリットは数多くあります。そこで、この章ではそのメリットをいくつかご紹介します!
①基礎代謝のアップ!
正しく筋トレをしていけば、筋肉量が順調に増えていきます。
筋肉量が増えることによるメリットの1つは、基礎代謝がアップすることです。
基礎代謝は、日ごろの消費カロリーと大きく関連しています。
基礎代謝が高ければ高いほど、消費カロリーも大きくなっていくのです。
痩せやすくなるというのは、長い目で見てもとても大きいポイントですね!
逆に言えば、筋トレ生活をストップしてしまい、筋肉量が落ちていけば、基礎代謝も低下するということになります。
継続が大事ですね。
⓶メンタル面の向上!
見るからにマッスルな印象を受けるような肉体美を目指すのであれば、負荷の大きな筋トレにもしっかり取り組む必要があります。
高強度の筋トレに取り組むと、「辛い」「大変」という感情が嫌でも沸いてきますが、その中で継続的に取り組むことができれば、当然メンタル面も向上していきます。
そのため、筋肉質な体型を維持できている人というのは、基本的に自己管理ができておりストイックということですね。
③バランス感覚が良くなる!
身体の筋肉については、とても多くの種類があり、体幹というものも存在します。
そういった筋肉を継続的に鍛えていくことにより、バランス感覚が良くなるのです。
日々の生活もバランス感覚が良いとスムーズに作業が行えたり、転倒事故などを未然に防ぐことができるため、この点も大きなメリットではないでしょうか。
④腰痛のリスクを軽減できる!
先ほどお話しした体幹の中には、背骨を支えるという点で大きく関わっている部分もあります。
そこを継続的に鍛えることによって、背骨周りの筋肉を強化できるため腰痛のリスクを低くできるのです。
腰痛というのは、一度発症となかなか治らず厄介になるケースもあります。
そのため、日ごろから腰痛のリスク軽減を図るために行動することは大事です。
筋トレのデメリット3つ!
先ほど、筋トレのメリットを多くご説明しましたし、「筋トレにデメリットなんてないでしょ?」と思う人も当然いるでしょう。
しかし、細かく見ていくと多少はデメリットがあります。
そこで、この章ではその点についてご説明します。
① 多少のコストが必要になること
本格的に身体を鍛えていくとなると、多少はコストがかかってしまいます。
自重トレーニングであればコストはかかりませんが、それだけでは、スムーズに理想的な肉体美を作っていくことは難しいです。
具体的なコストについてですが、例えば筋トレ器具の購入にかかるコストです。
ダンベルや腹筋マシンなど、どれを購入するかは人によって違いますが、複数の筋肉を本格的に鍛えるとなると、器具やグッズの購入費もある程度高くなってくるのです。
また、ジムに行くという手段もありますよね。
ジムであれば器具が一通り揃っていますので、ジムに通うだけで理想的な肉体美に近づけることは可能です。
ただ、基本的にタダでジムに通えるわけではありません。
会員となるには月謝としてお金を払う必要があるのです。
つまり、いずれにしてもコストが必要ということですね。
② ケガのリスクが伴うことになる
ご存知のように、筋トレというのは筋肉に負担をかける行為ですので、筋トレのやり方次第では、当然ケガをする可能性も出てきます。
急に強い負荷をかけたり、ウォーミングアップなしに筋トレをすれば、すぐには治らないくらいの大きなケガにつながります。
この点は十分に注意する必要があるのです。
ただ、強めの筋トレをするのであれば、軽い筋肉痛になるくらいは普通です。
痛みが出る可能性を気にしすぎるがあまり、負荷の大きな筋トレに取り組まないということでは本末転倒ですね。
③ 筋トレができない日はストレスが溜まってしまう
筋トレを続けていく中で、効率的に筋肉がついてくるとモチベーションも上がってきます。
ただ、ある程度のところまで筋肉がついてきた場合、筋肉が落ちてほしくないという点で敏感になるケースがあります。
ここで問題になるのは、「筋トレをやらない日」についてです。
筋肉というのは、筋トレをしない期間が長くなるとどんどん落ちてしまいます。
だからこそ、継続的に筋トレをしていくわけですが、大きなケガをしてしまった場合はどうしても休まざるを得なくなります。
ケガにより、筋トレができない日が続いていくというのは、ストイックに筋トレに励んでいた人とっては大きなストレスになりますね。
精神的なストレスは健康上よくありませんので、こういった点もデメリットになりえるでしょう。
大事なことは、ケガをしたからと言って悲観するのではなく、ケガをしっかりと治した上で、気持ちを切り替えて筋トレを再開することです。
一度筋肉が落ちたとしても、また鍛え直せば筋肉はついてきますので、あまり悲観することはないでしょう。
「筋トレをすると寿命が縮む」という噂の真相は?
「筋トレをすると寿命が縮む」と言う人もいます。
もし本当にそうなのであれば、筋トレ生活を始めることをためらってしまいますよね。
では、実際はどうなのでしょうか?
基本的に、正しく適度に筋トレをしていれば、それによって寿命がぐーんと縮んでしまうことはありません。
むしろ、全く筋トレをしないことによるリスクの方が大きいくらいですので、寿命を気にして筋トレをしないというのは適切ではありません。
ただ、高強度な筋トレによって大きすぎる負荷を長期間かけていくとなると話は別です。
無茶な筋トレを続けてしまえば、寿命が縮むことにもなってしまうかもしれません。
「筋トレ依存症」の症状4つ!
筋トレが趣味というのは大いに結構ですが、依存症(中毒)のリスクについても少し気に留めておかなければなりません。
「筋トレで依存症ってあるの?」と思う人も当然いるでしょう。
しかし、実際にはありますので、この章では症状についてご説明しましょう。
ただし、これからご説明する症状のうち、1つに当てはまっているからと言って、依存症と決まるわけではありません。
ただ、ほとんど当てはまるという場合には、その懸念があります。
筋トレに費やす時間が長すぎる
筋トレに長い時間取り組むと言っても、限度がありますよね。
常識的な範囲でおさまっているでしょうか?
空いた時間があればひたすら筋トレをするという姿勢や、仕事を休んででも筋トレをするという状況なのであれば、問題があるでしょう。
筋トレによる焦りを感じてしまう
あまり筋トレをしていないのであれば、筋肉がつかないのは当然です。
ただ、筋トレをしているのにもかかわらず、なかなか筋肉がつかない場合はどうでしょうか。
マイペースかつ平常心でいられるのなら問題ありません。
しかし、「こんなに筋トレをしているのにおかしい!」という強い焦燥感が先行するようだと、少し問題があるかもしれません。
筋トレに関して過度に悲観的になってしまう
ケガで筋トレができない、または筋トレの結果が思うように出ないことで、過度に悲観的になってしまうと、うつ病に近い症状を発症してしまいます。
もしそうなっているのなら、やはり筋トレ依存症が懸念されるでしょう。
筋トレのせいで人間関係がギクシャクする
筋トレで頭の中がいっぱいになっているが故に、人との約束を反故にしたり、理不尽に激怒してしまったり、といった情緒不安定な症状が出る場合もあります。
このようなときは非常に問題です。
「筋トレ依存症」の治療方法2つ!
筋トレ依存症というのは、重度であればとても深刻です。
しかし、治せないものではありません。
治すにあたって効果的な方法はいくつかありますので、この章では2点についてご説明しましょう。
筋トレから離れてみる
筋トレにとらわれすぎているならば、筋トレから離れて別の趣味を模索するというのが1つの方法となります。
新たな趣味にしっかり打ち込んでいく中で、徐々に気持ちが落ち着いてきたのであれば、一定の効果が得られたということになるでしょう。
筋トレにかける時間をセーブする
これまでずっと筋トレにとらわれていたにもかかわらず、スパッと筋トレを中断して別の趣味を模索するというのは、人によっては大変です。
であるならば、筋トレにかけていた時間を少し抑えることをおすすめします。
少しずつでも時間を減らしていけるのなら、依存症を治すことにつながっていきますよ。
まとめ
・筋トレもはまり過ぎると依存症(中毒)になって日常生活にも支障が出る。
・筋トレ依存症の治療方法は「筋トレから離れてみる」「筋トレの時間をセーブ」の2つ。
今回は、筋トレのメリットとデメリット、そして寿命との関係や依存症についてご説明してきました。
基本的に、筋トレは健康に良い運動ですので、適度に取り組むことをおすすめします。
ただ、間違った筋トレをしてしまったり、筋トレによって日常生活に大きな制約をかけてしまうような「筋トレ依存症」は問題です。
適度な筋トレを心がけましょう。