木本武宏さんですが、ライザップによるダイエットに取り組んだことが話題になっていましたよね。
この記事では、木本武宏さんの身長や体重などの基本情報、そして痩せることに成功したダイエット方法をまとめました。
木本武宏さんのプロフィール
出典:http://papipu2ch.blomaga.jp/
名前:木本武宏(きもと たけひろ)
生年月日:1971年5月6日
出身地:大阪府
血液型:A型
松竹芸能に所属しているお笑い芸人さんです。関西を中心に活躍されていましたが、最近になって全国区になってきましたよね。お笑いのネタももちろんですが、俳優さんとしての活躍も目覚ましいものがあります。
NHKの大河ドラマおんな城主直虎にも出演。バラエティやCMでも活躍されています。
木本武宏さんの身長・体重・BMI・体脂肪率
出典:https://twitter.com/
木本武宏さんの身長
木本武宏さんの身長ですが、公式プロフィールによると、183cmと書かれています。芸能人といえばサバ読みがつきものですが、木本武宏さんは公称通りの身長と言われています。
木本武宏さんの標準体重と美容体重・BMI
木本武宏さんの身長からBMIにより標準体重と美容体重を算出すると、
美容体重(BMI 20):20×1.83×1.83 = 70 (kg)
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
となります。
木本武宏さんの体重ですが、ダイエット前は74・5キロでダイエット後は66・4キロになったと言われています。
木本武宏さんの体脂肪率
テレビ番組の企画でダイエットに挑戦された木本さん、この時に公開されたデータによると体脂肪率は17.7%。ダイエット終了後には9.9%になっています。
厚生労働省によるこの世代の日本人男性の体脂肪率は17.7%だと標準よりやや多いくらい。ダイエット終了後の9.9%は「痩せ」に分類されます。
木本武宏さんのダイエット方法
木本武宏さんといえば、ライザップ!というくらい有名ですね。番組の企画でライザップに挑戦され、肉体改造に取り組んでいました。低糖質・炭水化物抜きの生活と週二回のトレーニングに励み、体重は10kg近く減量に成功しています。
企画終了後にも週2回のトレーニングを継続中で、バランスを考えつつも好きなように食事をしているそうです。
木本さんによると、少しずつ脂肪を増やすことで筋肉量が増えやすくなり、目標の筋肉量に達したところで再び低糖質・炭水化物抜き生活で脂肪を落とす、というのを繰り返すことで、効率的に筋肉量を増やすことができるそうです。
木本さんは筋トレをすることによって思い通りに自分の体をデザインできる面白さにハマってしまったそうです。こんなにハマるライザップってやっぱりすごいですね。
食事制限
木本さんの食事はブログで公開されています。最初の2週間はほんまにキツかったと打ち明けており、慣れるまでが大変だった様子を明かしています。何がつらかったのか見てみると
・サラダでも根菜系は糖質が多いのでNG
・にんじん・玉ねぎも糖質が多いのでNG
・肉はこまめに食べないとダメ
・脂身や皮は取る
・炭水化物NG
というものでした。ジンギスカンを夕食にしたところ、トレーナーに褒めてもらって自信を付けた様子なども報告されています。
今更だけど、なぜ低糖質?
ライザップで行うのは炭水化物抜きではありません。糖質抜きなのです。炭水化物には糖質が多く含まれていますが、木本さんが言うように、炭水化物以外にも糖質が含まれているため、糖質が多いとされているものを避けていくのがライザップの食事法です。
糖質を含む食べ物を食べると、体の中にある酵素によってブドウ糖まで分解されます。ブドウ糖は主に小腸から血液内に吸収されます。血液内に糖が増えると、糖を減らすために膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖を下げる体内唯一の物質で、血液内にある糖を細胞内に取り込んでいきます。細胞内に蓄えられる糖の量には限界がありますので、多すぎる糖は中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられていきます。
インスリンには体脂肪を分解するのを防ぐ働きもあり、肥満の原因となります。タンパク質や脂肪を摂取してもインスリンは分泌されません。
また、脂肪を摂取しても直接体に脂肪として蓄えられることはありません。脂肪は、十二指腸で胆汁によってミセル化され、膵液に含まれるリパーゼで分解されます。
糖と同様に小腸で吸収されますが、脂肪は血液に入らずにリンパ管に吸収され、鎖骨下静脈で合流するという、他の栄養素とは少し変わった吸収の仕方をします。
脂肪はカロリーが高く、肥満の原因とされてきましたが、脂肪は細胞膜の成分であるリン脂質の材料であることから、体を構成する重要な成分と言えます。
神経の電気信号を伝えるためにも脂肪は必須であり、脂を抜くことはあまり良くないのではないかと指摘されていました。加齢研究などから、糖質を取りすぎると良くないのではないかとされ、現在のような低糖質ダイエットが考案されています。
ただし、脂質にもさまざまな種類があり、トランス脂肪酸などは体に良くないと言われています。
体脂肪とエネルギー
この脂肪と血糖値のメカニズムをもう少し詳しくみていきましょう。
食事をすると、食べ物は消化酵素によって分解され、体に取り込みやすい形になります。多くは小腸で吸収され、肝臓に運ばれます。
栄養とされる物質には様々なものがありますが、三大栄養素は糖・タンパク質・脂肪です。肝臓に入った栄養素は必要に応じて蓄積されたり、全身に放出されたりします。
糖の代謝
肝臓から全身に放出された糖は、筋肉や脂肪組織に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。この取り込む時には膵臓から出るインスリンが作用しています。エネルギーが十分であるときには、筋肉は糖をグリコーゲンと言う形に変えて貯蔵します。
グリコーゲンを貯めておけるのは肝臓と筋肉だけです。グリコーゲンにしても貯めることができない過剰な糖は、中性脂肪に替えて脂肪組織と肝臓に蓄えられます。これが肥満です。
ここで、余分な糖がないくらいの、ちょうど良い糖分量の食事であった場合を考えます。体に入った糖は、肝臓と筋肉にグリコーゲンとして補充され、エネルギーとして利用されて終わります。
中性脂肪に代えておかなくてはならないほどの過剰な糖を摂取しなければ、取り込んだ糖はきれいにエネルギーとして燃焼し尽します。
インシュリンが鍵
膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるインシュリンは、食事をした時に血糖値が上がったのを下げる作用としての追加分泌と、24時間分泌される基礎分泌の2種類があります。
血液中に糖があふれていても、インシュリンがない限り筋肉細胞や脂肪細胞の中に取り込むことができません。インシュリンは細胞内に糖が入るための文字通り「カギ」となるのです。
このメカニズムにより、血液中の糖が増えたら、インシュリンが細胞内へ糖を放り込んで、血液中の糖を下げているのです。
食事のたびにドカンドカンと糖が取り込まれると、そのたびにインシュリンは大量に追加分泌されます。食事を小分けにして摂取すると、インシュリンの追加分泌は少なく、結果として細胞内へ取り込まれる糖や中性脂肪も少なくなります。
木本さんのブログからは、ダイエットで糖質制限の厳しさや、サラダの多さに圧倒されますが、注目したいのはタンパク質の量です。木本さんの食事は野菜と鶏肉や豆腐の組み合わせが多く見られました。
タンパク質が欠かせない
ボディビルダーや、激しいトレーニングをしている人のものというイメージが強いプロテインですが、プロテインとはタンパク質のことです。一般の人がプロテインを取ると逆に太ってしまうとか、ムキムキになってしまうのではと思われていますね。
日本人の食事摂取基準によると、たんぱく質の推奨摂取量は30~50代の男性で60gとされています。肉を60g食べるんだな?と考えてしまいそうですが、お肉=タンパク質ではありません。牛もも肉100gのうち、タンパク質量は19.5gになります。
2016年にNutrition and Athletic Performance Position of Dietitians of Canada, the Academy of Nutrition and Dietetics and the American College of Sports Medicineから、運動をする人は体重1kgあたり1.2~2.0gのタンパク質が必要であると発表されました。
運動強度や量にもよりますが、そのくらいタンパク質を接種しないと、筋肉を維持することができないのです。
木本さんは、ダイエット企画の時に強度の高い体幹トレーニングなどをされていましたので、
55kg×2.0=110g
110gのタンパク質を摂取するためには、牛もも肉を毎日約600g食べる必要があります。毎日ですよ?1週間で4.2kgのお肉を食べなくてはなりません。もちろん動物性脂肪は取りすぎてはいけません。
ライザップの指導であったことを考えますと、糖質制限をしていたのはもちろんですが、たんぱく質もプロテインなどを利用して、十分な量を摂取していたであろうと考えられます。
糖質制限を行うダイエットというのは、炭水化物を抜けば良いというものではないのです。一日の総カロリーを抑えつつ、必要なたんぱく質を十分摂取することが重要です。
多くのダイエットはカロリーだけを気にして食事量を減らす傾向があります。この状態だと、体は筋肉を分解してエネルギーを得ようとしていきます。そのため、カロリー制限だけで体重を落とすと、筋肉も減少している場合が多いのです。
見かけ上痩せたように思えても、筋肉が生み出す熱量が減ってしまうために、同じカロリーでも太りやすくなってしまいます。これがリバウンドの原因です。
だからと言って、たんぱく質の多いカロリー低めの食事制限だけを行ったとします。この場合にも、体は必要なエネルギーを得るために筋肉を分解しようとしますので、食事制限だけで理想の体型になるのは難しくなります。筋肉を維持するためには、筋力トレーニングが必要なのです。
もちろんタンパク質だけではバランスの良い食事とは言えませんので、野菜の食物繊維やビタミン、ミネラルなども同時に摂取する必要があります。
まとめ
・木本武宏は身長183センチ、体重66・4キロ、体脂肪率9.9%の体型になった。
・木本武宏はライザップでは低糖質・炭水化物抜きの食生活と週二回の筋トレに励んだ。
見事ライザップで理想の体を手に入れた木本さん。筋トレが面白くなってきたと言っているように、ライフスタイルとして定着したようですね。このままお笑いはもちろん俳優や司会として幅広く活躍されることを願ってます。