錦織圭さんはトレーニングでも負けず嫌いで自分に厳しいと有名です。どのような方法であの肉体美を作っているのでしょうか。
今回は錦織圭さんの身長や体重、そして美しい筋肉を作り上げた筋トレ方法をまとめました。
錦織圭さんのプロフィール
名前:錦織 圭(にしこり けい)
出身地:島根県松江市
生年月日:1989年12月29日
血液型:A型
デビュー:2007年(ツアーデビュー)
錦織圭さんは5歳の時に初めてラケットを手にします。父と9歳年上のお姉さんと一緒に公園でボールを打ったのがテニス界へのデビューとなります。その2ヶ月後に、雲南市にある加茂町中央公園でのテニスコートに通い始めます。
小学校時代
テニスを始めてから1年経過した頃、松江市内にある「グリーンテニススクール」に入会しました。小学校4年生の時には、「全国小学校テニス選手権大会」に中国地方代表として出場しました。この頃から錦織選手は凄かったのですね!
また、その翌年にも同大会に出場し、ベスト8の記録を残しました。小学校6年生の時には、千葉県柏市で行われた全国24名のトップ選手が出場する「全国選抜ジュニアテニス選手大会」の12歳以下の部門で見事、優勝を勝ち取ったのです。
この試合の準決勝では松岡修造さんが錦織選手のプレーを観戦していたようです。その際、松岡さんはリターンゲームでの圧倒的な才能に目を奪われると同時に、錦織選手の悪い癖も発見していたようです。
その甲斐あって、大会から1週間後の河口湖湖畔で行われた「修造チャレンジトップジュニアキャンプ」へ招待されて参加しました。当時錦織選手は学校の修学旅行と日程が被ってしまったが、松岡さんのキャンプを優先してそちらに参加したようです。
松岡さんからは、錦織選手の弱みである「表現力のメンタルトレーニング」を行うと同時に、竹内映二さんと小浦猛志さんがコーチとして技術指導を行いました。同年7月には、全国小学校テニス選手権大会にて5試合全てストレート勝ちをし、見事優勝を果たしました。
更に、その10日後に行われた全日本ジュニアテニス選手権大会では、全試合をストレート勝ちにて優勝を勝ち取りました。これにて全国大会三冠を成し遂げたのです。
2001年には修造チャレンジに2度目の参加をし、松岡さんの恩師であるボブ・ブレッドさんも参加したようです。コートにはテレビカメラも密着し、多くの人に囲まれるプレッシャーの中、錦織選手は自身よりも30cmも背の高い選手から勝利を勝ち取りました。
年上で大柄の選手から勝利を勝ち取ったことが、錦織選手の大きな自信となったようです。
中学校時代
中学時代、2002年にスカウティングスタッフからの推薦があり、盛田正明さんが運営する「盛田正明テニス・ファンド」の選考会に参加します。その際に、参加していたIMGアカデミーのヘッドコーチから推薦され、翌年1月からIMGアカデミーに一週間短期留学をしました。
このときの錦織選手の集中力や適応力、さらに練習や試合に取り組む真面目な姿勢がコーチ陣に高く評価され、最終選考会を通過し「盛田正明テニス・ファンド」の第4期生の特待生として選抜されました。
2003年8月には渡米し、翌9月にはテキサス州のジュニア大会でベスト8、ダブルスでは準優勝を果たします。同年12月のオレンジボウル選手権では14歳以下の部門で見事準優勝となりました。翌2004年に行われたモロッコのG3ジュニア大会ではなんと優勝を勝ち取ったのです。
決勝戦での相手はあの有名なウクライナ出身のアレクサンドル・ドルゴポロフと戦い、勝利をおさめたのです。9月にはIMGの日本代表として出場し、全大会では11位だった日本を過去最高の5位入賞とし、記録を塗り替えたのでした。
高校時代
高校時代にはジュニアG2の大会で連続でベスト4に入り、IMGアカデミーのトップグループへの昇格を果たしました。2006年の全豪オープン男子ジュニアではベスト8入り、ダブルスではべスト4入りを果たしました。
同年に行われた全仏オープン男子ジュニアダブルス部門では、日本男子史上初の4大大会ジュニアダブルス優勝を勝ち取ったのです。
2006年シーズン終了の際は世界ランキングで日本人選手10位となっていました。2007年3月に行われたマイアミ・マスターズでは、ジュニア部門で見事優勝を果たし、5月に行われたLAテニス・オープン・USTA男子チャレンジャーシングルスでは準優勝となったのです。
更に翌週のRCA選手権シングルスでも日本人男子史上最年少のATPツアーシングルスベスト8を勝ち取りました。錦織選手17歳9ヶ月でプロへ転向し、2008年のデルレイビーチ国際テニス選手権では決勝に初進出し、見事世界ランキング12位と成し遂げ、ツア-初優勝を達成しました。
高校卒業後の活躍
2008年には初のオリンピック出場を果たし、日本人出場は松岡修造さんのアトランタオリンピック以来で、12年振りとなったようです。2009年には怪我をしてしまうものの、翌2010年には復帰し、2011年には世界ランキング30位となり、日本人男子選手の記録を更新しました。
11月に行われたスイス・インドアでは見事決勝進出し、世界ランキング1位の選手に勝利したのです。
日本人男子がシングルスで世界ランキング1位の選手に勝つのは史上初だったそうです。2014年には世界ランキング第5位という世界トッププレイヤーとしての順位まで押し上げてきたのです。錦織選手のリターンの速さは世界一と評価されるほどだそうです!
錦織圭さんの身長・体重・BMI・体脂肪率
錦織圭さんの身長・標準体重と美容体重・BMI
錦織圭さんの身長は178cm、体重は75kgです。プロフィールでも公表されていますのでサバ読みなどはないでしょう。
錦織圭さんの身長からBMIにより標準体重と美容体重を算出すると、
美容体重(BMI 20):20×1.78×1.78 = 63.37 (kg)
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
となります。
美容体重に関しましては、錦織選手の75kgという体重と比べたら12kgも軽いのですが、あのマッチョ具合からすれば、相当筋肉があるということではないでしょうか。
錦織圭さんの体脂肪率
錦織圭さんの体脂肪率は、2014年9月時点で「6.1%」と発表しているようです。現役選手として今もなお活躍し続けているので、現在もその体脂肪率は変わってないように思われます。
ちなみに、体脂肪が「6%台」だと他のアスリートでは野球のイチロー選手や、サッカーの中村俊輔選手がいるそうです。
錦織圭さんの筋肉を徹底分析!
錦織圭さんと言えば、試合中の腕の筋肉が最も目立つ筋肉ではないでしょうか。脂肪の欠片も感じさせないムキムキの太い腕から見えるあの筋肉と血管!世界ランキング第9位というハイレベルな彼だからこそ、筋肉までもがたくましく見えますよね。
前腕から上腕にかけての外側の腕が大きく太い錦織選手ですが、これは「腕橈骨筋(わんとうこつきん)」が発達しているのではないかと思われます。
この腕橈骨筋というのは、前腕の筋肉の一つであり、手のひら側の外側(親指側)に位置しています。上腕筋や上腕二頭筋同様、肘関節の屈曲に働く筋肉です。
普段の生活では、ペットボトルの蓋を開けるときや、ドアノブを回して開けたいとき、そしてビールジョッキを持ちあげるときに使うときに使われる筋肉です。
また、腕橈骨筋は前腕の外側の筋肉としては最も筋体積が大きく、更に前腕に位置する筋肉でトップ3に入るほどの大きな筋肉のため、前腕を大きく太くしたい人はこの筋肉を鍛えることで前腕がたくましくなります。
目指せ錦織圭!「腕橈骨筋」の筋トレ方法3種
錦織選手の最も発達しているであろう「腕橈骨筋」の筋トレ法を以下に紹介します。
リバースカール
これは主に腕橈骨筋と上腕筋を鍛える筋トレです。肘の位置がぶれると腕橈骨筋が鍛えられないので気を付けましょう。
① バーベルを手のひらを下に向けた順手で持って立つ。(※両手の幅は肩幅くらいに)
② 手首を返すことはせず、固定した肘を曲げながらバーベルを上に上げていく。
③ バーベルを肩の高さまで上げることが出来たら、ゆっくりと戻す。
④ 上記を繰り返す。
ハンマーカール
リバースカール同様、肘の位置がぶれると効果が激減するので、気を付けましょう。
① 手のひらが向き合うようにして両手でダンベルを持って立つ。
② 肘は固定したまま曲げていき、ダンベルをゆっくり上げていく。
③ 肩の高さまで上げることが出来たら、元の位置にゆっくり戻す。
④ 上記を繰り返す。
チンアップ(逆手懸垂)
最後に紹介するのは「チンアップ(逆手懸垂)」です。
こちらは、逆手でバーを握ることで、一般的な懸垂と比べて広背筋(こうはいきん・背部の筋肉の棘腕筋(きょくわんきん)のうち、下方に三角形をかたどる筋肉)や僧帽筋(そうぼうきん・背中の一番表層にある筋肉)の関与を多少減らしながら腕の筋肉の関与を高めたトレーニング法です。
① 懸垂のバーを逆手(アンダーグリップ)で握る。
② 一般的な懸垂と同様、肘を曲げて上体を上に引き上げていく。
③ 限界まで上げ切ったら、ゆっくり少しずつ戻す。
④ 上記を繰り返す。
筋トレ後に疲れを残さないストレッチ法
① 床にマットを敷き、正座をする。
② 床に両手を置いて前に傾く。
③ 手の甲側に両手首を反らし、手の指を自分の方へ向ける。
④ その状態で両手へ体重をかける。
⑤ 腕橈骨筋がストレッチされた状態になったら、数十秒止める。
まとめ
・錦織圭は身長178センチ、体重75キロ、体脂肪率6.1%の体型。
・錦織圭のような腕を手に入れたければ「リバースカール」「ハンマーカール」などがおすすめ。
ガチガチのマッチョではないものの、プレー中のあのたくましい腕には誰もが見惚れることでしょう。持ち前のあの腕と背中の筋肉、負けず嫌いで粘り強い性格、そして世界レベルでのトレーニングを積んであの錦織選手が出来上がっているのではないでしょうか。
これからも記録を更新し続けること、そして世界中のファンを虜にしてくれることを楽しみに、日本代表である錦織選手を応援し続けたいものですね!