フォームローラーは誰にでも手軽に使えて体の不調の改善効果が期待できるおすすめのトレーニング器具です。
今回はフォームローラーの効果と使い方、選び方とおすすめ商品12種類、注意点、筋膜リリースができる他の器具も紹介します。
目次
フォームローラーとは?
フォームローラーと聞いてすぐにどんな商品かわかる人は、恐らくその商品を持っている人くらいではないでしょうか。
それくらいまだまだマイナーな商品ですが、実は一部の人の間ではかなり話題になっています。
みなさんは「筋膜リリース」という言葉を聞いたことないでしょうか?
フォームローラーと言う言葉を聞いたことがなくても、筋膜リリースなら聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
フォームローラーはこの筋膜リリースを簡単にできるグッズなのです。
筋膜リリースをすることで、体の調子を整えることができます。
フォームローラーの具体的な効果
フォームローラーが筋膜リリースができるツールであることはわかったのですが、そもそも筋膜リリースって何?と思っている人も多いでしょう。
もしくは、筋膜リリースって聞いたことがあるけど、詳しくは知らない人も多いでしょう。
そんな人のためにまずは筋膜リリースが何かを解説します。
まず筋膜とは筋肉を包んでいる膜のことを言います。
すべての筋肉はこの筋膜に包まれていることが最近わかってきたのです。
そして、この全身にある筋膜は運動不足や加齢が原因で柔軟性をどんどん失っていきます。
全身の筋肉を包んでいるわけですから、この筋膜が柔軟性をなくしてしまうと体の不調が出てきます。
痛みなどが出ることも多いです。
原因不明の痛みがこの筋膜の柔軟性が無くなってきたことによるものだったりすることがよくあるのです。
この筋膜をリリース(解放)するのが筋膜リリースです。
リリースすることで柔軟性が戻り、体調が戻ってくるのです。
本来は専門家が施術するしかないと言われていましたが、自宅でも自分で筋膜リリースができるツールが発売されました。
それがフォームローラーなのです。
フォームローラーの正しい使い方
フォームローラーを見ると恐らく大抵の人はまったく使い方がわかりません。
まずは正しい使い方を動画で紹介いたしますので、そちらを見てきちんとした使い方を覚えてから使ってください。
筋膜が固くなっている人ほど痛みを感じますので、無理して行うのはやめましょう。
徐々に行うのがポイントになります。
上記の動画を見てやってみてください。
基本的にはトリガーポイント(ちょっと痛いポイント)を集中的にやると良いでしょう。
筋膜は全身の筋肉を包んでいるものなので、体の至るところをやる必要があります。
これくらいのことであれば、テレビを見ながらでもできるので、「時間がないからできないんだよね」という言い訳はなしです。
毎日のようにやっていれば、筋膜がほぐれてきて体も柔らかくなりますし、体の調子が良くなってくるのがわかると思います。
継続は力なりです。まずは1ヶ月くらいはやってみてください。
フォームローラーの選び方
フォームローラーは何でもいいのかというとそうでもありません。
第1に、まずはあなたの目的に合ったサイズでなければいけません。
ほとんどの商品は標準サイズの15センチ×30センチになりますが、背中全体をフォームローラーに乗せてその状態でエクササイズをしたいという場合もあるでしょう。
そういう希望がある方は背中全体が乗る程度の長さが必要になります。
1メートル程度の長さは必要になるでしょう。
そういう使い方をしないというのであれば、標準サイズで十分です。
2番目に考えなければいけないのが、フォームローラーの硬さになります。
フォームローラーは商品によって硬さが異なるのです。
初めて買う人はあまり硬い商品を選ばない方が良いでしょう。
思ったより硬いと痛くてすぐに使う気がなくなってしまうからです。
とは言っても、ネットで購入する場合は実際に触れませんので、硬さもわかりませんよね。
そういう場合は、口コミを参考にしてください。口コミで「硬すぎ」などの言葉が入っているものは避けるようにしましょう。
口コミが少ない商品は基本的に購入しない方が良いでしょう。
ネットで購入する場合は口コミを見るしかありませんので、口コミのない商品を購入するのはほとんどギャンブルと同じになってしまいます。
口コミが多くて「ちょうどいい硬さ」など硬さについて書いてある口コミがある商品を購入するようにしてください。
また、フォームローラーは画像を見るとわかると思いますが、筒状になっているもの(真ん中が空洞)と真ん中も素材がぎっしりと詰まっているものがあります。
当然筒状になっているものの方が軽いですが、耐久性の面では悪いです。
自分の体重なども考えて形状を選ぶようにしましょう。
当然体重が重い人が筒状のものを選ぶとすぐに壊れてしまうのは言うまでもないでしょう。
フォームローラーのおすすめ商品12種類
それではここで具体的におススメのフォームローラーをご紹介しましょう。
もちろん人それぞれ好みがありますが、ここで紹介する商品はすべて現在売れ筋のものですので、口コミをよく見て購入すればそれほど「大ハズレ」ということはないでしょう。
Motomo フォームローラー
かなり売れているフォームローラーですが、初心者向けではないです。
ごつごつ感もかなりあり、硬さもちょっと硬めです。
しかし、かなり丈夫で壊れにくく、実際は写真ではあまりわかりませんが、コンパクトで場所も取りません。
初心者の方は痛すぎて使えない可能性があるので、もし、購入してしまった場合は布団などを上に置いて使うと良いでしょう。
基本的には2個目とか3個目で硬いものが欲しくなってきた人用です。
The GRID(グリッド) Foam Roller
もっとも売れているフォームローラーになります。
大きさもコンパクトで場所を取りませんし、デザインもカッコイイです。
そして、かなり頑丈でほとんど壊れません。
口コミを見ても満足度はかなり高いことがわかります。
他のフォームローラーよりちょっと高いのが玉にキズです。
しかし、最初はこれくらい口コミが良いものを買った方がハズレがないため良いでしょう。
硬さも初心者にもちょうどいい感じです。
ただし、正規品の偽物が出回っているようなので、注意が必要です。
きちんとしたお店で買うようにしましょう。
安すぎる価格の場合は疑った方が良いでしょう。
DB Praise フォームローラー
価格は上に紹介した商品の中間くらいで、ネットで購入すれば2,000円~3,000円の間で手に入れることができます。
硬さもちょうど中間くらいで、どれが良いかは好みにもよりますが、価格と硬さを考えると無難な選択とも言えます。
まずはこの商品を購入してみて、自分がこれより硬い方が良いとか硬くない方が良いと基準にしてみてはいかがでしょうか。
口コミもかなり良い評判が多いです。
iVIM フォームローラー
他のフォームローラーと比べるとピーナッツ状でちょっと可愛らしい形をしています。
大きさはそれほど大きくなく持ち運びにも便利です。
また、ピーナッツ状になっていることで背中を乗せると背骨に当たらずに背筋を刺激できますし、凹みがあるおかげで他の部位で使う際もずれにくいです。
価格も900円もしないため非常に購入のハードルが低いです。
口コミも良好です。
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IMPHY(インフィ) フォームローラー
非常にカラフルで持っていると注目を集めそうなのがこちらの商品です。
色違いもありますが、どれもみんなカラフルなので、好きな色を選ぶと良いでしょう。
耐荷重はフォームローラーではトップレベルの290キロもありますので、ある程度体重のある人も安心して使うことができます。
価格はネットで購入すると4200円程度と安い部類ではありませんが、使い勝手は良いので、色が気に入ったなら買うと良いでしょう。
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GronG(グロング) フォームローラー
グロングのフォームローラーになります。
Gのロゴマークがカッコよく、評判も上々です。(Amazonの口コミ平均点は50件ほどありますが、4.1になっています)
サイズが比較的小さく(33センチ)、邪魔にならないのが好評です。
凹凸が2種類あり、優しくマッサージしたい場合と強くマッサージしたい場合で使い分けることも可能。
そのあたりに出しておいても気にならないので、思い立った時に使えるのが嬉しいところです。
価格はネットで購入すれば2000円を切った価格になっていますので、簡単に購入ができます。
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GRID(グリッド)フォームローラーミニ
先に紹介したGRID(グリッド)のフォームローラーのミニサイズになります。
ミニサイズと言っても使い勝手はそれほど変わらないですが、持ち運びはこちらの方が優れていますし、ピンポイントでここだけ使いたいなどという場合はミニサイズの方が良いでしょう。
もちろん大きい方が良い場合もあるので、用途によってどちらも持っているのがベストでしょう。
どちらか一方を購入する場合は、まずはスタンダードな大きさのものを買うことをおすすめしますが、気に入った人はこちらも買っても後悔はしないでしょう。
価格は大きさの分だけミニサイズの方が安く、ネットで購入すれば3000円程度で購入することが可能です。
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フィットネスフォームローラー
アメリカでベストセラーになったフォームローラーです。
パッケージを見ると英語だらけなので、不安になりますが、きちんと日本語のマニュアルも付いているので問題なく使えます。
「ベテランマッサージ師の指の感覚を追求した」と言っているだけあって、かなり筋膜リリースもスムーズにできて肩こりや腰痛が改善されます。
価格は若干高くて、ネットで購入しても5000円近くしますが、効果を実感できる人も多く、Amazon のレビューも高得点です。(平均で4.4程度)
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DB Praise フォームローラー
ネットで購入すれば2000円弱で手に入るにも関わらず、トレーナーの解説動画DVDやキャリーバッグまで付いているというコストパフォーマンスの良さ。
なおかつ不具合があれば、無期限で交換をしてくれるという親切ぶり。
これで利益が出るのかと他人ごとながら不安になってしまいます。
使い方がよくわからないという人にはDVDがついているこの商品がおすすめです。
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Hyperice Vyper バイパー 3段階の振動機能付き フォームローラー
こちらの商品は単に上に乗ってゴロゴロするだけではなく、中にモーターが設置されているので、ブルブルと振動で震えます。
また、非常に高性能のモーターなので、かなり振動が強くてきちんとしたポイントに当てて振動させればマッサージ効果が絶大です。
フォームローラーとマッサージ機の両方が欲しいという人にはおすすめの商品です。
ただし、価格は非常に高く、Amazon で購入しても45000円以上します。
しかし、こんなに高くても口コミは良好で、平均得点は4.8点もありますので、高いだけの価値はあるようです。
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LENDOO フォームローラー
キャリーバッグが付いているのに料金も手ごろ(Amazonで1700円弱)で、写真付きのマニュアルが付いていて、買ってすぐに使えるこの商品。
大きさも33センチと手ごろなので、様々な部分のコリ解消に期待ができます。
Amazonでは40件以上の口コミがあるのに平均の点数が4.5もあることからわかるように購入した人の大半は満足しています。
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Bodyrox: REFRESH – フォームローラー
Bodyroxのフォームローラーになります。
大きさはもっともポピュラーな33センチ。
色は3色から選ぶことができます。
ちょっと高い(ネットで購入しても7500円オーバー)ので、それほど口コミが多くはありませんが、Amazon では何とすべての人が5点満点をつけているほど非常に優秀な商品です。
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フォームローラーの使い方の注意点
フォームローラーの注意点は「やりすぎない」ことです。
フォームローラーは慣れてくると「トリガーポイント(痛みが出るポイント)」であっても無視してどんどんとやれるようになってしまいます。
要するに痛みに慣れてしまうわけですが、あまりに無理して行うと逆にその部分を痛めてしまうことがあります。
毎日徐々にほぐすようにしてください。
また、当然ですが、皮の下に骨がすぐにあるような部位を一生懸命やっても仕方がありません。
骨は筋膜リリースすることはできませんので、痛めてしまうだけです。
やると気持ちいいと思ってもやるのはやめておきましょう。
最後によく勘違いするのが腰です。
腰はフォームローラーでの筋膜リリースに向いていません。
やるならボールなどを使ってピンポイントでやらないとダメです。
逆に腰をより痛めてしまう可能性があるので、腰にはフォームローラーは使わないでください。
腰痛を持っている人は非常に多いので、よくこの間違いをしてしまいます。
フォームローラーでは腰痛は良くならないので、気を付けましょう。
フォームローラー以外の筋膜リリースアイテム
筋膜リリースができるアイテムはフォームローラー以外にもあります。
ご紹介しましょう。
TRIGGERPOINT PERFORMANCE製マッサージボール
先ほど腰痛にはフォームローラーは向かないと説明しましたが、これなら大丈夫です。
ピンポイントで筋膜リリースをできるので、腰の下に置いて使えば腰痛の人にも使えます。
この商品はまだ日本では正式に発売されていませんが、ネットでは購入可能です。
このマッサージボールとフォームローラーの2つがあれば、全身の筋膜リリースができますので、体調も良くなるでしょう。
是非購入を検討してみてください。
まとめ
・フォームローラーの使い方はトリガーポイントを集中的にやる。
・フォームローラー選び方は目的に合ったサイズと硬さを選ぶのがおすすめ。
・フォームローラーの注意点は「やりすぎない」こと。
いかがでしたでしょうか。
今回はフォームローラーをご紹介させていただきましたが、使ったことがない人は「そんなもの使っても意味があるのか?気休めでしょう」と思うかもしれません。
しかし気休めでも調子が良くなった気がするのは良いことです。
たった数千円で調子が良くなった気がするのであれば安い買い物なのではないでしょうか。
しかも、フォームローラーは決して気休めなんかではありません。
実際に体調は良くなるのです。
嘘だと思ったら試してみてください。きっと虜になりますよ。