錦織圭選手に続き、アンタルヤ・オープンで杉田祐一がATPツアー初優勝など、日本人テニスプレイヤーの活躍が目覚ましいですね!
そんなテニスの有名選手について筋肉や筋トレ法について見てみましょう。
目次
筋肉が魅力的なテニス選手1)ラファエル・ナダル
言わずと知れた世界ランキング1位のラファエル・ナダル選手。グランドスラム14回優勝、全豪、全仏、全英、全米、オリンピックとまさに天才の一言です。
ナダルの特徴は、グランドストロークを得意とする重いトップスピンの球足を放つ腕。三角筋はもちろんですが、小円筋、大円筋といった小さな筋肉まで、筋肉の繊維が皮膚の上から確認できるほどのすごい筋肉量なのです。
正直、生きている人間でここまで背中や脇の筋肉を見るのは初めてです、ナダルと言えば、強烈なバックハンドが有名ですが、腕だけではなく背中や体幹の筋肉全体を使ったボールコントロールなのでしょう。どれだけの球勢があるのか恐ろしくなるほどです。
筋肉が魅力的なテニス選手2)ロジャー・フェデラー
ナダルがストローク型であるのに対し、ライジングショットやネットプレーにも長けた、攻撃型の典型的なオールラウンダー。そのフォームの美しさはテニスの教科書とも言われています。フェデラーは、これだけのトップ選手でありながら、比較的細い腕であるのが特徴です。
こんな細い腕から、あれだけの強烈なスマッシュが繰り出せるのかと思うくらいですが、フェデラーの筋肉の特徴はしなやかさと細さ。まるでムチのようによくしなる筋肉のおかげでスピードあるボールコントロールが生まれています。
筋肉はトレーニングすると肥大していきますが、筋肥大しすぎると、今度はスピードが出なくなってしまうのです。もちろんフェデラーも筋力トレーニングをしていると思いますが、おそらく瞬発力を重視して、筋肥大させすぎないようなメニューになっているのではないでしょうか。
筋肉が魅力的なテニス選手3)アンディ・マレー
世界ランキング3位のアンディ・マレー。長身でありながら素早いスピードプレーを自在に繰り出し、サーブやリターンはもちろん、ネットプレーすべてを追う次元でこなす天才の一人です。マレーのファーストサーブは220km/hを超えるとも言われています。
ファーストだけではなく、セカンドサーブ以降のスライスサーブは、ワイド方向への切れが良く、勝負にも強いのが特徴ですね。これだけの安定したスイングと強いショットの秘密は、やはり強い体幹にあるのではないでしょうか。
テニスの動きは、両足で体の軸を作り、その軸を中心として体を旋回させる「ひねり」の動きでスピードと力を得ています。この軸がブレてしまうと、十分な遠心力が生まれません。腹筋や背筋といったからだの軸を支える筋肉の強さもマレーの実力のうちでしょう。
筋肉が魅力的なテニス選手4)アレクサンダー・ズベレフ
マレーも長身ですが、ズベレフの身長はなんと198cm。まだ若いのに、すでに世界ランキング4位という天才です。
2016年には世界ランキングを一気に上げ、大きな成長を見せた選手に贈られるモストインプルーブドプレイヤーの候補に挙がっていました。金髪の甘いマスクはテニスの王子様、テニス界の貴公子とも呼ばれ、天才というより天使のように言われることも。
そんな可愛い顔立ちとは裏腹に、長身から繰り出す強烈なサービスとバックハンドを中心に、鋭いグラウンドストロークが可能なアグレッシブベースライナー。ズベレフ選手の特徴は何と言っても長いリーチによるビッグサーブ。
長いだけではなく、もちろんそこに付いている筋肉も素晴らしいです。まだ若いこともあって、筋肉はそれほど大きくないのですが、前腕の筋肉まで筋繊維が浮き出ていて、腕はもちろん、手首までを鋭くコントロールできるのだろうと推察されます。
筋肉が魅力的なテニス選手5)マリン・チリッチ
出典:https://www.thetennisdaily.jp/
クロアチアのマリン・チリッチ選手が現在世界ランク5位です。守備に強いと言われていたチリッチですが、最近では攻撃的なプレーも得意とするスタイルの変化が見られます。それから試合成績も上がっていますね。
長身の身体を活かした高い打点から振り下ろす強力なサーブ。まだ体が成長段階にあるようで、これからも進化するのではないかと期待されます。そんな今でも素晴らしいのが肩と背中の筋肉です。
肩の三角筋はそれほど大きくないのに、あれだけの振り下ろす力に耐えうるだけの強さを持っているというだけでも注目に値します。三角筋は、テニスの動きの基本となる肩関節の屈曲を担う主力筋。また、肩関節を回転させるときにも三角筋が重要になります。
筋肉が魅力的なテニス選手6)ノバク・ジョコビッチ
出典:http://atrandom2012.blog.fc2.com/
説明の必要はないくらい、男子テニスビッグ4のうちの一人です。世界ランキングが6位になってはいますが、年齢、キャリアを考えてもテニス界の至宝ともいえる天才です。
プロテニスプレイヤーにもさまざまなタイプがありますが、ジョコビッチと言えば高い精度のショットや、中盤でも崩れない持久力が特徴ではないでしょうか。2012年にはグランドスラム史上最長となった5時間53分にも及ぶ死闘を制しています。
他のトップ選手もジョコビッチの試合ではファーストセットを取ることを重視しています。ミスが少なく、持久力のあるジョコビッチと長時間の戦いになるのは避けたいのでしょう。ジョコビッチの筋肉の強さはもちろんですが、全身の柔軟性が高いのも特徴です、
可動域が広い股関節や肩関節が、守備力の高さに直結しています。股関節の柔軟性のためには股関節内転筋群のトレーニングが欠かせません。ジョコビッチの守備の時の太ももを見ると内転筋群がくっきりとしていて、筋力の高さがわかります。
筋肉が魅力的なテニス選手7)ドミニク・ティエム
未来の世界No.1と言われるドミニク・ティエム。2012年にプロデビューしたばかりなのに、若手の中でも成長著しい選手の一人です。攻めにも守りにも強いプレースタイルを持ち、テニスBIG4を相手にしても物怖じしない強いメンタリティ。
以前は両手によるバックハンドスタイルでしたが、より攻撃的に強い片手打ちになっています。長いリーチでスピンとスライスを打ち分けることができる片手バックの使い手は珍しいですね。
スピンボールも打ち返すことができるだけの厚いグリップ。手首は主に腱と骨でできているので、あれだけの厚いグリップを得るのは難しいものです。前腕の筋肉を鍛えることで、その筋肉群から続く腱も成長しているものと思われます。
筋肉が魅力的なテニス選手8)スタン・ワウリンカ
出典:https://www.thetennisdaily.jp/
テニス界の肉体美No.1と言えば、ワウリンカではないでしょうか。テニスプレイヤーはなぜか?ルックスの良い人が多く、王子様のようなズベレフや、日本の錦織選手もイケメンとして知られています。
その中でもワウリンカはハリウッドスターのような男らしい風貌と、鍛え抜かれた筋肉がとにかく美しい。
ワウリンカは日本ではあまり知られていませんが、片手で打つ強烈なショットがBIG4も苦しめる獰猛なプレースタイル。ストレートはもちろんですが、アングルショットなどの多彩な攻めをするのが特徴です。
ワウリンカは雑誌の特集で、その肉体美を披露してくれていますが、全身の筋肉バランスが取れた美しい肉体。躍動する筋肉の隆起が素晴らしいのです。上腕の裏側である上腕三頭筋は、不自然さがないのに十分な大きさを持ち、三角筋や上腕二頭筋とのコントラストが美しいです。
筋肉が魅力的なテニス選手9)グリゴール・ディミトロフ
出典:http://news.tennis365.net/
若手のうちでも期待の一人、ベビーフェデラーとも言われるG・ディミトロフ。ジュニアの時代からその高い才能が評価されており、ダイナミックなプレースタイルが特徴です。
フラットショットだけではなく、鋭さのあるスライス、フォアハンドは重くパワフルです。長い腕の筋肉がやはりすごいですね。
テニス選手には筋肉をつけてパワーを持たせる選手と、スピードを重視する細マッチョスタイルの選手がいますが、ディトロフはどちらでもない「程良い」系とでも言いますか。
腕の筋肉と言うと、どうしても力瘤のような筋肉を想像するのですが、ディミトロフの腕の筋肉はとにかく「長い」。筋肉の端にあたる腱の近くまで筋繊維が良く発達していて、一部だけが肥大するような筋肉ではないのです。そのため長く見えるのですね。
こういった筋肉は他のスポーツであまり見られませんので、テニス選手に特徴的と言えるのではないでしょうか。
筋肉が魅力的なテニス選手10)ダビド・ゴフィン
ベルギーのゴフィン選手の筋肉も美しい。錦織選手と対戦することも多く、日本でもよく知られた選手です。サーブからストロークの流れが滑らかで、ボレーなどのテクニックも高いです。笑顔が可愛いですよね。
ゴフィン選手は、華奢な印象の選手が多いテニス界の中では、大胸筋の厚みが凄いのが特徴です。強く厚みのある大胸筋によって生み出されるパワーのあるショットが強みの一つ。大胸筋の下の方のカットが素晴らしく、その下にある腹筋とのコントラストが見事です。
筋肉が魅力的なテニス選手11)ミロシュ・ラオニッチ
ラオニッチの武器と言えばなんといっても強いサーブ。ビッグサーバーというのはプレータイプとしては不安定なのですが、これだけの勝利実績を上げられるのはやはりその筋肉の強さによるものでしょう。
サービスからのチャンスやリターン、ラインぎりぎりを責める深いショットなどが特徴です。
このようなラオニッチ選手のプレーを支えるのは、強い背筋群。肩を支え、激しい腕の動きにも耐えるだけの僧帽筋、広背筋が素晴らしいです。もちろん、腕を動かすのに必要な小円筋や大円筋、菱形筋といった小さな筋肉もトレーニングされているのでしょう。
特に菱形筋の隆起は、ムキムキではないんですが、その強いサーブの時にギュッと盛り上がって、肉食の獣を思わせます。
テニス選手を目標に筋トレをしてみよう
・筋肉が魅力的なテニス選手1人目は世界ランキング1位のラファエル・ナダル選手。
・筋肉が魅力的なテニス選手2人目は世界ランキング2位のロジャー・フェデラー選手。
いかがでしょうか?スピードとパワー、それに持久力や頭脳まで求められるテニス選手は、しなやかで細い筋肉が寄り集まって、肉体美を誇る選手が多いもの。上流階級のスポーツでもあった歴史から、知的で貴族的なルックスの選手も多く、私たちの目を楽しませてくれます。
筋肉の美しさは他のスポーツでは得られないものも多く、ぜひテニス選手の美しさを堪能していただきたいものです。