体重がなかなか減らないという悩みは、ダイエット中誰しもぶつかる壁と言っても過言ではありません。
今回はダイエットを挫折する人に多く見られる12個の体重が減らない原因と、10個の体重を確実に減らす方法を紹介します。
体重が減らない原因が分からずダイエットに行き詰まっていませんか?
ダイエット中に頭を抱えたくなるような気持になったことはありませんか?
ダイエットのために食事制限をして運動をして、一生懸命頑張っているはずなのに、全然体重が減らないのです!
何で体重が減らないの?とイラついてしまうかもしれません。
体重が減るどころか増えてしまったような経験者も中にはおられることでしょう。
ダイエットをしているのだから、体重が減るのが当たり前なのに…と頭を悩まされても不思議ではありません。
しかし、これには理由があるのです。
体重ばかりを気にしすぎていてはダイエットは成功しません。
では、まず最初に体重が減らない原因から考えていきましょう。
体重が減らない原因12パターンをご紹介
体重が減らないことには原因が必ずあります。
正しいダイエット方法をしていても体重が減らないことがあるのです。
では、これから12の体重が減らない原因として考えられることを挙げてみましょう。
自分の行っているダイエット方法の中で、当てはまるものがあればすぐに改善していきましょう。
①カロリーを記録していない
あなたは、今日何カロリーの食事をとりましたか?
こう聞かれて、毎食ごとのカロリーをいうことが出来たら合格です。
多くの人はダイエットはしているものの、その中で、自分の食べている食事のカロリーを詳細に計算し、記録している人は少ないのです。
毎日どれほどのカロリーを取っているのかを知らなければ、知らず知らずのうちに消費カロリーを上回ってしまっているかもしれません。
何カロリー摂取できるのか、自分は今何カロリー摂取したのか、と言った点を調べるのは非常に大切です。
食品の中には思ったよりもカロリーが高かった!というものがたくさんあります。
食品ごとの大体のカロリーを覚えておき、痩せるためにどれほどのカロリーを削らなければならないのかも覚えておきましょう。
②栄養素の偏り
あなたの食事は栄養バランスが整っていますか?
ダイエットは食事の量を減らせばよい、と思い込んでいませんか?
それはダイエットなどではありません。ただの「食べない人」です。
特に食事の中でタンパク質が不足してしまうと、人間は物足りなく感じてしまいます。
炭水化物やたんぱく質を普段の食事の中で制限しているにもかかわらず、ポテトチップスなどのスナック菓子やお菓子を習慣的に食べてはいませんか?
これらのお菓子は栄養が偏っていることはもちろん、たんぱく質が含まれていない為いつまででも食べてしまう可能性があります。
食べ過ぎるのに栄養は不足してしまうという残念な結果になってしまうのです。
こうならないように、毎日3食すべての食事で栄養の偏りがないように気を付けましょう。
③飲み物の管理を怠っている
ダイエット中は水分を取ることが必要です。
ダイエット中は特に食事を制限するため、食事から得られる水分が減少するからです。
しかし、清涼飲料水の飲み過ぎは厳禁です。
飲み物はなんでもよい、と勘違いしないでくださいね。
どれだけ食事制限を頑張っていたとしても、ジュースや炭酸飲料でしっかり糖分を摂っていれば痩せるはずありません。
清涼飲料水に含まれている砂糖は想像しているよりはるかに多いのです。
大量の砂糖を使っているジュースを平気な顔で飲まないでください。
ダイエット中は食事だけでなく、飲むものの管理もしっかりしましょう。
ゼロカロリーのミネラルウォーターやお茶は好きなだけ飲むといいですよ。
④睡眠時間が少ない
睡眠時間が少ないことは、ダイエットの敵です。
多くの人は睡眠とダイエットの関係をいまいちよく理解していないことが多く、しっかりダイエットしているのになぜだか痩せないと頭を抱えています。
寝不足が続くと食欲を抑えてくれるホルモンが減少してしまいます。
さらに成長ホルモンやテスロステロンといった脂肪燃焼を促してくれるホルモンの分泌も少なくなります。
そのため睡眠をしっかりとらないだけで、食べ過ぎてしまい、脂肪が分解されずに蓄積されてしまうという最悪の状態を作り出してしまうのです。
⑤便秘
もしかして、ダイエットを始めてから便秘になったのではありませんか?
それでは体重が減るはずありません。
便秘になったということは体の代謝が下がっており、太りやすく痩せにくくしようとしているのです。
運動不足や、体の冷え、睡眠不足、食事制限のし過ぎなどによって便秘が起きやすくなります。
まずは、運動を始めてみましょう。
一日の中で数分でもいいので運動の習慣をつけることで体の中の老廃物を出そうとする働きが高まることでしょう。
⑥ストレスを感じている
ストレスを感じていませんか?
確かにダイエット中はそれまでの生活習慣を改善しなければならず、食べたいものを満足に食べられない時間が続くために、ストレスを感じやすいのです。
しかし、このストレスを放置しておくと、成長ホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。
ですから、早いうちにストレスを解消する方法を見つけるようにしてください。
ストレスは募ると暴飲暴食を引き起こしリバウンドにつながる可能性もあります。
そのような危険を避けましょう。
⑦姿勢が悪い
姿勢が悪いと満足に体重が減少していかないかもしれません。
なぜでしょうか?
それは脂肪が落ちにくいからです。
姿勢が悪いと脂肪は取れにくくなり筋肉は付きにくくなります。
また、姿勢が悪いことで、血行不良となったりリンパが滞ってむくみを引き起こすなど悪い循環をたくさん作りだしてしまいます。
美しくダイエットを行うには、姿勢を正すことからはじめましょう。
姿勢がきれいに矯正できると体重の減少も順調なペースに戻ることでしょう。
⑧筋トレをしていない
ダイエットに必要なものは何ですか?
食事制限だけではありません。有酸素運動だけではありません。
実は筋トレも非常に重要です。
多くのダイエッターは筋トレの重要性を理解しておらず、筋トレを行わない為にどんなダイエット方法を行ったとしても途中で挫折を経験します。
筋トレ無しでは、体重の減少に限界があるのです。
ダイエットを始めたばかりの人にとっては筋トレダイエットが特に効果を発揮します。
筋肉をつけることで基礎代謝を上げて、痩せやすく太りにくい体質へと改善できるのです。
これまで脂肪ばかりだった体を引き締めて減量するには筋トレの効果を侮ってはいけません。
⑨体重を測る時間がばらばら
体重をいつもどの時間に測っていますか?もしかするとバラバラな時間帯に測ってはいませんか?
それでは体重が減少しているかどうかが分かりません。
人間の体重は一日の中で1~2kg増減しているのです。
ですから、測る時間帯が変わることで、同じ体重のはずでも、今日は1kg減って、今日は2kg増えた!ということにもなりかねません。
「朝一番」などと測る時間帯を決めて、体重の正しい移り変わりを記録できるようにしましょう。
⑩目標が非現実的
どれくらいのペースで体重を落とそうと計画していますか?
無理な目標設定はダイエットを失敗させます。
体重がなかなか減らない…とはいったい何kg減ればいいのでしょうか。
一般的には1カ月で体重の5%減が限界であるといわれています。
それ以上落とすと体は危機感を覚え、脂肪をため込もうとするからです。
また、健康的にも害が及ぶ可能性もあります。急に痩せようなどとは考えずに、徐々に体重を減らしていきましょう。
⑪噛まない
あなたは食事にどれほどの時間をかけていますか?
噛む時間を長く作るならすぐに満腹になります。
しかし、よく噛むことなく高速で食事をしているといつまでたっても満腹にならず、結果食べ過ぎてしまうのです。
食べ始めてからの時間をもとに満腹中枢は満腹かどうかを決めますから、ゆっくり時間をかけて食べるようにしましょう。
⑫むくんでいる
むくみを放置したまま、ダイエットを継続させているということはないでしょうか。
男性は仕事帰りの職場の付き合いなどでよくアルコールを飲むことでしょう。
その時のおつまみなどには非常に多くの塩分が含まれています。
アルコールと塩分はむくみを引き起こします。
むくむと体の外に水分や老廃物が排出されない為に体重の減少が見られなくなります。
むくみに気づいたらマッサージをしたりして体をいたわって改善するようにしましょう。
体重を減らす方法10パターンを一挙ご紹介
①朝食を抜かない
朝食を抜くと昼食や夕食で食べ過ぎてしまい、カロリーオーバーしてしまうかもしれません。
食事を制限するために朝食を抜くという手段を取らないようにしましょう。
朝食を抜くことで脳がエネルギーの不足を感知して、次に摂取したものを必死にため込もうとします。
体重を減らそうと思って抜いたのに、逆に脂肪が増えてしまうことになってしまいます。
朝食は一日のエネルギーを補給するためにバランスよく食べましょう。
②ゆっくり食べる
先ほど、噛まないことが体重の減らない原因として挙げられました。
ゆっくりよく噛んで食べることを習慣づけるようにしましょう。
そうすることで自然と食事の量を減らし、摂取カロリー内におさめることが出来ます。
血糖値を上昇させるために食べ始めてからの数分は満腹感じないように人間の体はなっています。
その時間内に食べ終わってしまうと、ほとんどの確率で食べ過ぎてしまいカロリーオーバーしてしまいます。
できれば1食に20分以上かけてゆっくりと食べるようにしましょう。
③栄養素はバランスよく
栄養はバランスよくとりましょう。
ダイエット中にはタンパク質と食物繊維が必要です。
便秘を予防し腸内環境を整えるためです。
さらに体質改善を促し、代謝をよくする効果もあります。
体に必要な栄養をしっかり摂れる食事を毎食用意しましょう。
④薄味に慣れる
濃い味が好きな人は、調味料のせいでカロリー過多になっている可能性があります。
調味料にもカロリーがあります。
なんでもドレッシングやマヨネーズ、しょうゆをかけていると、食事は適正カロリーでも、調味料のせいでカロリーオーバーになってしまいます。
また、濃い味のおかずにはどうしても炭水化物が食べたくなってしまうものです。
食材そのもの味を楽しめるような薄味であれば、調味料分のカロリーが自然とカットできます。
⑤有酸素運動を取り入れる
有酸素運動は脂肪を燃焼するための効率の良い運動です。
食事制限だけでダイエットをしていると停滞期に入りやすいかもしれません。
運動を並行して行い、脂肪を燃焼しつつ筋肉をつけるようにすると良いかもしれませんね。
⑥筋トレをする
筋トレをすることは、ダイエットを成功させるうえで非常に重要です。
筋トレをすることで筋肉量がアップし代謝が良くなります。
一日のうちに消費できるカロリーが増えるということは、食事制限と平行して行うとより体重減少効果を期待できますね。
⑦毎日測定し記録する
体重や体脂肪率は毎日測定し記録するようにしましょう。
記録を見返すことでダイエットのモチベーションを高めることが出来ます。
また毎日測定することで、ダイエットをしているという意識から離れずに済みますし、必要な改善を直ぐに行うことが出来るでしょう。
⑧ストレスをためない
ストレスをためると、ダイエットの味方をしてくれるホルモンたちが減少するという話をしました。
ですから極力ストレスをためないように工夫しましょう。
ストレス解消法としては、信頼できる友人や家族に話すこともよい方法です。
また、趣味など自分なりのストレス解消法を見つけておくと、ダイエットの時だけでなく、これからの人との付き合いにおいてずっと効果を成すものとなりますよ。
⑨お酒を飲まない
お酒は飲まないようにしましょう。
意外とカロリーが高かったり、糖分が多く脂肪を増やしてしまうことになりかねません。
また食事と違って飲むものですから、カロリーを意識せずに飲み過ぎる可能性もあります。
付き合いを重要視せず、自分の意志を貫きましょう。
⑩睡眠をしっかりとる
質の良い睡眠は大事です。
寝るだけでも人はカロリーを消費しています。
さらに、質の良い睡眠をとれば、脂肪の分解をサポートしてくれる成長ホルモンの分泌が多くなるためダイエット効果を上げることが出来ます。
どんなに忙しくても寝る時間を削らないようにしましょう。
体重を減らす方法だけがダイエットではない
体重が減らない原因と減らすための方法を考えましたが、ダイエットでは体重を減らす事だけが目的ではありません。
体重が減っていくともちろん嬉しいですが、健康的に体型もカッコよく維持するためには適度な運動も非常に大切です。
有酸素運動や筋トレを積極的に取り入れて、毎日の習慣にしましょう。
まとめ
・体重が減らない理由を客観的に認識し、一つずつ改善することで体重を減らすことができる。
・体重を減らすばかりがダイエットではない。
停滞期に入っても決してあきらめないでください。
停滞期に入ったということはダイエットに成功している証拠です。
体重が減らなくてもずっと体に良い食生活、生活習慣、運動習慣を継続していれば、目標体重に達するのはすぐでしょう。