肥満は見た目だけでなく病気や寿命にもかかわるので、現在の自分の体型が肥満かどうかを知ることは非常に大切です。
今回は肥満の意味と定義、肥満度の計算方法、BMIと体脂肪率の違い、体脂肪率が測れるおすすめ商品を紹介します。
目次
「肥満」の意味と定義とは?
基本的に、健康面を考えれば、標準的な体型が望ましいです。
痩せすぎも太りすぎもよくありません。
ただ、一般によく言われるのは、「太るのは簡単だけど痩せるのは大変」ということです。
太ろうと思えば、カロリーの高いものを食べればいいということになります。
それに対し、痩せるには、摂取カロリーを減らすか消費カロリーを増やす必要があります。
後者については、そう簡単なことではありません。
したがって、一度太ってしまった場合、そこから体質を改善させるには一定の努力が必要なのです。
その努力ができない限りは、いつまでも太ったままということですね。
また、「肥満=太っている人」というイメージは多くの人が持っていると思います。
しかし、太り気味であるからと言って、必ずしも肥満になっているとは限りません。
そこで、ここでは肥満の定義についてご説明しましょう。
また、その前にBMIについて知っていただく必要がありますので、その点からご説明します。
BMIとは?
BMIについては、肥満度の指数のことを意味しています。
計算法に沿ってこのBMIの値を出すことにより、自分がどのくらいの肥満度であるかわかるということですね。
また、WHOと言われる組織では、BMIが30以上で肥満という判断をしています。
しかし、日本では、この点の基準が少し違います。
25以上で肥満
日本では、BMIが25以上で「肥満」という判断をすることになっています。
そのため、この数値と同じかそれ以上であれば、痩せる努力をする必要がありますね。
ちなみに、いわゆる「普通」と言われる状態は、BMIが18.5~25未満ということになっています。
人によっては、「普通の範囲内だから大丈夫!」と思うかもしれません。
しかし、例え普通の範囲内でも、肥満の値に近い状態ということであれば、食生活の見直しが必要な場合もありますので、その点は踏まえておきましょう。
自分の肥満度を知ろう!計算方法を紹介
先ほど、BMIについてご説明しました。
多くの人が気になっているのは、BMIの値を出すための計算方法だと思います。
BMIというワードを見ると、「難しい計算方法なのでは?」というイメージを抱く人もいるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
そこで、ここではその計算方法についてご説明しましょう。
BMI計算方法=体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)]
この計算方法に沿って、1つ計算例を示しておきます。
例えば、身長170cm体重70kgの人の場合、
70÷1.70×1.70=24.2
ということになります。
24.2という値は、ぎりぎり肥満ではないものの、やや太り気味であることを意味しています。
とても簡単な計算式ですので、この機会にぜひ自分のBMIについて知ってみてはいかがでしょうか。
BMIの値を参考にする場合の注意点とは?
BMIは筋肉を考慮していない
自分の肥満度をチェックする意味で、BMIの値を参考にするのはおすすめできます。
しかし、BMIの計算をするのに使うデータは、体重および身長だけです。
そのため、この2種類のデータをもとにはじき出されたBMIは、筋肉のつき具合などが考慮されていないということになります。
したがって、マッチョな人が、肥満に近い値のBMIになるケースも十分考えられるということです。
この点については、踏まえておきましょう。
痩せすぎに注意しよう
BMI25以上が肥満というのは、多くの人が既に知っていることです。
確かに、25以上であることは問題ですが、その値よりも低ければ何でもいいというわけではありません。
BMIが18.5未満である場合、痩せすぎという判定になります。
肥満は当然問題ですが、痩せすぎというのも健康上決して良いわけではありません。
したがって、痩せすぎの状態にある人は、適正体重まで増やす必要があるでしょう。
もちろん、「健康的」に増やすということが重要です。
BMIと体脂肪率の違いとは?
BMIというワードと、体脂肪率というワードがセットで聞かれることもありますよね。
では、双方の意味は同じなのでしょうか?
結論から言うと、意味合いが全く異なります。
BMIが肥満度の指数なのに対し、体脂肪率は体脂肪の割合を意味しています。
例えば、体重70kgで体脂肪率が20%の人の場合、70kgのうち2割が体脂肪ということになるのです。
体脂肪率の計算方式については、以下の通りとなっています。
[体脂肪(kg)÷体重(kg)]×100
この計算式を見た時に多くの人が疑問に思うのが、「体脂肪ってどうやって知るの?」ということだと思います。
体重だけを示す体重計では、どのくらいの体脂肪かまではわかりません。
この点を確認するためには、体脂肪計を使う必要があります。
体脂肪計については、一般に販売されているものですので、興味があれば購入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、体脂肪率が判明しても、肝心の基準を知らなければ、その数値に問題があるか否かが分かりませんね。
まず、男性は体脂肪率25%以上で肥満という判断になります。
それに対し、女性は体脂肪率30%以上で肥満という判断になります。
そのため、体脂肪率を見て、その数値が肥満に該当するということであれば、痩せる努力をする必要があります。
肥満になりやすい体質と遺伝子の関連性
人によっては、「なぜかすぐに太ってしまう!」という点で悩みを持っていると思います。
確かに、太りやすい体質というのはあります。
また、そのような体質になる原因は色々なことが考えられますが、その一つが遺伝子の問題です。
この章で1つご紹介したいのが、β3アドレナリン受容体遺伝子です。
本来、この遺伝子は肥満予防するという点で作用します。
そのため、とても良い遺伝子ということになるわけですが、人によってはこの遺伝子に変異が起きています。
その場合、肥満になりやすくなるのです。
また、この遺伝子に限らず、他の遺伝子の問題で肥満になりやすくなっているケースというのはありますので、その点は踏まえておきましょう。
自分の体脂肪率を知ろう!おすすめ商品①
先ほど、体脂肪率を知るには体脂肪の重さを知る必要があるという旨のご説明をしました。
しかし、体の重さだけを測るような単なる体重計では、体脂肪率はわかりませんね。
そこで先ほどご紹介した体組成計です。
これがあれば、体脂肪などを計測することが可能となるのです。
しかしながら、この手の機器は数多く販売されているため、「どれにしたらいいかわからない!」と思う人もいますね。
ここからは、おすすめの体組成計をご紹介しましょう。
まず、1点目にご紹介したいのは、タニタの「体組成計・BC-705N・ホワイト」です。
この商品の場合、体脂肪率だけでなく、BMIも計測できます。
また、トレーニーにとってありがたいポイントは、筋肉量も計測できるということです。
この他にも優れた点が多くありますので、とてもおすすめできる商品です。
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タニタ 体組成計 BC-705N-WH(ホワイト) 乗るピタ機能で簡単測定
自分の体脂肪率を知ろう!おすすめ商品②
2点目におすすめする商品は、オムロンの「HBF-214-BW」です。
この商品の場合、機能が多彩なのはもちろんのこと、注目すべきは厚さです。
何と3cm以下という厚さになっていますので、収納スペースの点で悩む必要はないでしょう。
また、カラーの種類も多いです。
4種類のカラーから選べるため、体組成計のデザインにこだわりを持っている人にとってはとても良いポイントではないでしょうか。
また、計測されたデータが大きく表示されるため、見やすくわかりやすい機器という点で評価できるでしょう。
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オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン ブラウン HBF-214-BW
自分の体脂肪率を知ろう!おすすめ商品③
3点目におすすめする商品は、Panasonicの「EW-FA13-VP」です。
この商品の場合、長さが22cmとなっています。
そのため、比較的コンパクトです。
また、注目すべき機能は、「のるだけID」です。
この機能の特徴は、乗る人の識別をするということです。
この点について具体的に言うと、Aさんが乗った時は、Aさんを識別し、Aさんのデータを迅速に示します。
その後にBさんが乗っても、Bさんを識別し、Bさんのデータを迅速に示すのです。
この機能は、機器を共有して使う人たちにとってはとても便利でしょう。
ただし、前もって登録しておかなければこの機能は使えませんので、その点は踏まえておきましょう。
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パナソニック 体重・体組成計 ビビッドピンク EW-FA13-VP
自分の体脂肪率を知ろう!おすすめ商品④
次にご紹介するのは、1byoneの体組成計です。
この商品の場合、体重や体脂肪率を計測可能なだけでなく、基礎代謝も計測できるようになっています。
また、注目すべきは、アプリとの連携です。
体組成計そのものがBluetoothに対応できる仕様になっていますので、専用のアプリと連携させることにより、スマートフォンでデータの確認ができるのです。
この点は、自分の状態をこまめにチェックしたい人にとっては大きなメリットではないでしょうか。
もちろん、この他にも多くの機能が備わっています。
例えば、乗るだけで電源が入る機能です。
わずらわしい操作をしなくとも、ただ乗るだけで電源が入るという機能は、とても良いですよね!おすすめできます!
また、この商品に関する他の細かな点については、下のリンクからご確認くださいませ。
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自分の体脂肪率を知ろう!おすすめ商品⑤
5点目におすすめする商品は、ボディーの体組成計です。
この商品の場合、重力感応の機能が搭載されているという点が大きな特徴です。
これにより、電源のオンオフ(自動)が実現されています。
データの登録ができるようになっていて、人数で言うと最大で8人です。
そのため、家族全員で共有して使うということも十分に可能ですね!
多彩な機能がありながら、コンパクトな大きさになっているという点も評価できるでしょう。
興味があればぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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ボディー 高精度 体重計 体組成計 体脂肪計 デジタルヘルスメーター 180kg計量 ボディースケール ダイエット 乗るだけで電源ON 強化ガラス カラダスキャン
自分の体脂肪率を知ろう!おすすめ商品⑥
6点目におすすめする商品は、multifunの体組成計です。
この商品の場合、数多くの数値の計測が可能となっています。
体重やBMI、体脂肪率や筋肉量を含めた14項目の計測ができますので、多機能という言葉がぴったりではないでしょうか。
また、Bluetoothに対応しているため、専用のアプリをダウンロードすれば、連携させることも可能です!この点も評価できますよね!おすすめです!
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まとめ
・BMIはまったく筋肉量を考慮していないので、体脂肪率を計るのもおすすめ。
・男性は体脂肪率25%以上で肥満、女性は体脂肪30%以上で肥満と判断できる。
これまで、肥満の定義や、BMI及び体脂肪率の計算方法、太りやすい体質と遺伝子の関係性などについてご説明してきました。
肥満の状態というのは、健康上問題です。
ただちに入院が必要というケースは滅多にありませんが、肥満を放置していれば、将来的な病気のリスクも高めることになってしまうのです。
そのため、速やかに解消するよう努力する必要があります。
また、BMIや体脂肪率について知ることは、自分の体の状態を知るという意味でとても大事です。
したがって、これまで自分の体型について関心がなかったという方は、ぜひこの機会に意識してみてはいかがでしょうか。
ただし、BMIや体脂肪率を気にしすぎて無理なダイエットをし、健康を損ねてしまうようでは本末転倒ですので、その点については踏まえておきましょう。