イチローさんですが、筋肉が凄いと度々話題になっています。
この記事では、イチローさんの身長や体重などの基本情報、そして美しい筋肉がわかる画像やその筋肉を作り上げた筋トレ方法をまとめました。
イチローさんのプロフィール
出典:http://www.sanspo.com/
本名:鈴木 一朗(すずき いちろう)
生年月日:1973年10月22日
出身地:愛知県
血液型:B型
小学校時代から、少年野球チームで活躍していたイチローさん。中学の時には全日本少年軟式野球大会で入賞するなど、幼少期からその才能に注目が集まっていました。
1991年にはオリックスに入団。プロ野球選手としての生活が始まります。2000年に日本人初のポスティングシステムにより日本人野手初のメジャーリーガーとしてデビューします。
日本人野手が活躍できるのかという声も聞かれましたが、2001年にはMVPを受賞。チームに貢献します。2016年には前人未到となる安打世界記録を達成。現在でも記録を伸ばし続けている一流選手です。
イチローさんの身長・体重・BMI・体脂肪率
出典:http://kintoregoods.net/
イチローさんの身長
イチローさんの身長ですが、公式プロフィールによると、180.3cmと書かれています。一部ではサバ読み説があり、実際は178cm程度という声もあります。
しかし、プロの野球選手ですから、そこまで誤魔化せるとも思えませんね。おそらく公称通りの身長でしょう。
イチローさんの標準体重と美容体重・BMI
イチローさんの身長からBMIにより標準体重と美容体重を算出すると、
標準体重(BMI 22):22×1.803×1.803 = 71.5 (kg)
美容体重(BMI 20):20×1.803×1.803 = 65.0 (kg)
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
となります。
体重は79.4kgだそうです。イチローさんは身体も鍛えていますし、実際に引きしまった肉体をしています。
イチローさんの体脂肪率
イチローさんの体脂肪率は約6%と推定されています。5%以下と言う情報も聞かれますので、やはり体脂肪率はかなりの低水準なのでしょうね。ほとんどが筋肉で無駄な脂肪はなさそうです。
美容体重やBMIで測れるような筋肉ではないので、あくまでも参考にしかなりませんが、やはり鍛え抜かれた肉体と言えそうですね。
イチローさんの筋肉が凄い!
出典:http://xn--7ckd4fsby326e.com/
出典:http://vip.blomaga.jp/
イチローさんの活躍は言うに及びませんが、何がすごいって故障などで戦線離脱することがほとんどないというのがすごいです。才能や、やる気のある選手はたくさんいますが、怪我や故障によって引退を余儀なくされてしまうことも多いのです。
イチローさんの活躍は故障の少なさもあると言えるでしょう。故障者リストに載ったのは2009年開幕時の一度のみであって、毎年平均159試合に出場。出塁を積み重ねているので実績も上がるのです。
出典:http://yobouijyutu.at.webry.info/
これは21世紀以降ではメジャーリーグの試合に最も多く出場した選手の一人だそうです。このけが予防の意識が高いのも一流選手のイチローさんならではですね。
イチローさんの筋肉のすごさは、軟らかくしなやかで、体の柔軟性を高める運動を重視し、怪我しやすいプレーの練習などには予防策を立ててから臨んでいるそうです。
また、衝撃を緩和するために体の力を抜く、すべったり転んだりといった怪我をする危険性に対しては細心の注意を払っているそうです。
イチローさんの筋トレ方法
出典:https://kintorecamp.com/
そんな故障に強いイチローさんの筋トレ方法とはどのようなものなのでしょうか。通常、日本人男性は平均して20歳あたりをピークに筋肉は衰えていくと考えられています。40歳を過ぎても活躍を続けていられるイチローさんの筋肉トレーニングの方法を探りたいと思います。
自宅にある動的ストレッチのためのマシーン
イチローさんは自宅にもトレーニング設備があり、自主的に健康や筋肉の管理について非常に厳しいそうです。ジムなどにもトレーニングマシーンがありますが、イチローさんが使用している装置はかなり特殊なものだそうです。
それは「初動負荷マシーン」というもの。基本的に、毎日このトレーニングマシンを使用してトレーニングを行っているそうです。通常のトレーニングとはどのように違うのでしょうか。
テレビ番組の企画でイチローさんの自宅を紹介していたことがありますが、自宅にあるマシーンのほとんどが、筋肉トレーニング用のマシーンではなく、ストレッチができるマシーンでした。
初動負荷トレーニングとは
鳥取にあるトレーニングジム「ワールドウィング」の代表である小山さんと言う方が考案された「初動負荷理論」をもとにしたものだそうです。1994年に小山さんがこの理論を発表し、イチローさんがこの理論を取り入れて「ライオン走法」を学んだ話は有名です。
イチローさんといえば盗塁の多さを見てもわかるとおり、俊足であることでも知られていますね。小山さんの初動負荷理論というのは、簡単に言うと「初めに負荷をかけることで、後の動きがスムーズになる」というものだそうです。
人間の動きは初動で最も負荷がかかるため、初動の負荷に耐えるようなトレーニングを行えば、人間の体の仕組みに逆らうことなく、自然に力を発揮することができるというものだそうです。イチローさんの怪我の少なさは、体の柔軟性と強く関係しています。
また、イチローさんは野球で必要な筋力は野球のトレーニングの中で身に付くという意見があります。前屈をしている映像をみたりすることがありますが、非常に柔らかいのが特徴ですよね。
このようにイチローさんはストレッチを重要視しているようで、守備に就いている間にも、体をひねったり、肩を回している姿が見られます。
このように常に関節を動かすことでベストなパフォーマンスを導いているのでしょう。筋力トレーニングというのは、筋肉の繊維を太くすることで、筋肉をビルドアップさせるものです。
しかし、この太く育った筋肉は柔軟性を失い、正しく体を使えなくなるのだそうです。イチロー選手も昔は筋肉トレーニングを行っていたそうです。
しかし、シーズンオフに筋肉を鍛えることで動きが悪くなり、シーズンの序盤で調子が悪くなることに気づいたそうです。筋力トレーニングをしないでいると、徐々に筋肉が痩せていきます。
すると、元の動きが戻ってくることで、筋肉の柔軟性を保つことを重要視するようになったようです。
「初動負荷トレーニング」のマシーンは、自分の力で曲げられない方向へのストレッチができるというマシーンだそうです。筋力を使い切ることなく、追い込まないことで柔軟性を損なわないのだそうです。
激しい筋肉トレーニングをすると・・・
筋肉の繊維を強く収縮させ、筋繊維を破壊します。そうならない程度で筋肉繊維を収縮、伸長させることを繰り返してしなやかな体を作るそうです。筋肉が収縮した時の筋肉の伸び縮みというのは負荷によって決まります。
その人の持つ収縮力と負荷が同じであれば、筋肉の長さは変化しません。負荷よりも収縮力が大きければ、筋肉は短縮(短縮性収縮)し、逆に負荷が大きければ筋肉は伸びながら、やはり収縮するのです。この場合は伸張性収縮と言います。
この伸張性収縮と短縮性収縮をうまくつなぎ合わせたトレーニングが初動負荷トレーニングと言えるでしょう。まず、最初筋肉を弛緩させます。力が入っていないので、筋肉は弛緩し、背には短い状態になっています。
そこに負荷がかかると筋肉は伸張性収縮によって力を出していきます。張力が最大になると、素早く短縮性収縮に切り替えるのだそうです。
この負荷を適切に減少することで収縮速度が加速し、パワーが増大します。これがイチローさんの筋力トレーニングの源です。筋肉を十分に伸長させ、力を発揮させます。この筋力から出た力を今度は手足などの末端を動かす力へと変換するのです。
そのため、腕や膝、下腿などの筋肉はむしろリラックスさせることが必要で、この与え位の筋肉が大きく肥大すると、体幹部で作り出した力をうまく伝えて動かすことができません。
むしろ動きが硬くなり、加速度が落ちてしまうというのが、筋肉肥大につながるようなトレーニングを行わない理由なのでしょう。
この理論では、これだけではなく、「共振」という筋肉の緊張を防止することも可能だそうです。筋肉は緊張すると血流、神経の刺激伝達、体のゆがみなどに繋がります。
そのため、共振を防ぐことで神経や筋肉の機能を促進し、「思い通り」に筋肉を動かすことへの実践へとつながるのだそうです。
このような、体の動きの初期に適切な力や刺激を加えることで筋肉の感覚受容器を活発にし、筋肉を自然に適度に伸張させて反射をおこさせ、その力を四肢に伝える理論が重要なのですね。
自主トレーニング
もちろん、イチローさんのトレーニングはこれだけではありません。体の軸がブレないようにすることも重要と考えていて、体幹がしっかりしています。ランニングやストレッチも欠かさないそうです。
まとめ
・イチローは身長180.3cm、体重79.4kg、体脂肪率は推定6%程度。
・イチローの行っている筋トレは「初動負荷トレーニング」。
出典:http://neetsha.jp/inside/
イチローさんといえば、40歳を超えてもなお一流メジャーリーガーとしてプレーし続けられている一流選手です。アメリカ出身以外の選手としてはメジャー史上1位の通算安打数記録を持ち、メジャーリーガーの歴史にもその名を刻んでいます。
また、ドン・マッティングリー監督はイチローを「チーム全体の財産」とまで絶賛しています。そんなイチローさんが、年齢という、迫りくる肉体の衰えに真剣に向かい合い、すさまじい努力によって築き上げた肉体と経験値によって、その劣化を食い止めているのでしょう。
その裏には、期待に応えなければならないというプロ意識と、必要とされているというチームのために全力を尽くしているのですね。