男性ホルモンの過剰分泌で悩む男性が増える中、男性ホルモンを減らすメリットも最近注目されています。
今回は男性ホルモンの働き、過分泌のデメリット、減らす危険性、減らすのに効果的な8つの方法とおすすめの食べ物を紹介します。
目次
男性ホルモンの働きとは?
男性にとって、男性ホルモンは非常に重要な役割を果たしています。
男性ホルモンがあるおかげで、男性としての機能をしっかり果たせることは忘れてはいけません。
男性ホルモンは骨格や筋肉をたくましくして、男らしい体を形成するためにも必要です。
しかし、男性ホルモンの働きは良いことばかりではありません。
ですから、男性ホルモンを減らしたいと思う男性も最近では増えています。
では、男性ホルモンが増えると実際にどのようなデメリットが起きるのかを紹介していきます。
これを知ることで男性ホルモンを減らすための動機づけが得られることです。
男性ホルモンが多いデメリット
男性ホルモンが多いと、どのような影響があるのでしょうか?
男性ホルモンが増えることによる弊害を調べてみましょう。
男性ホルモンが多いほど、闘争心が強くたくましい体型になるため、人間関係にも悪い影響が及ぶことを覚えておきましょう。
①体毛が多い
まず、男性ホルモンが多い男性は毛深くて、体毛が濃いことが多いです。
中でも、性毛は思春期の男性ホルモンの影響を受けるために、そのようになります。
男性ホルモンの影響を受けた毛は特に、よじれていて太い毛なので気づきやすいでしょう。
ホルモンの影響を受ける前から、頭髪や眉毛、まつ毛などがありますが、これは遺伝的なものなので、あまり、男性ホルモンの影響を受けているとは言えません。
男性ホルモンの分泌が多い男性は、ヒゲやお腹や胸の毛が多くなることがほとんどです。
ですから、外見的にシンプルに男らしさをアピールできるので、あまり困る人はいないかもしれません。
しかし、現代の時代では清潔感が重要視されるので、男性ホルモンによる体毛の多さは喜んでいられるものではないかもしれませんね。
②薄毛の原因
男性の悩みの一つに、薄毛があります。
実は日本人男性の4人に一人が、AGAの症状を感じて悩んでいるといわれています。
また、女性よりも男性の方が薄毛を気にして外来に通われる方も多いようです。
これらの原因は男性ホルモンです。
男性ホルモンが増えると体毛が濃くなるはずでは?と思われるかもしれませんが、それは主に性毛です。
頭皮に関しては男性ホルモンがマイナスに働いてしまうのです。
AGAが発症する原因となっている、酵素の5αリダクターゼが男性ホルモンであるテストステロンと結びつくと、さらなるホルモンに変化します。
このホルモンは毛根にあるホルモン受動態と結合することによって髪の毛のサイクルが大きく乱されてしまいます。
男性ホルモンが増えるということは、この恐ろしい結合を促進させてしまうということです。
男性ホルモンと、リダクターゼが結びつかないようにすることも大切ですが、そもそも男性ホルモンを減らすことも薄毛を減らす一つの方法ともなります。
③男性的思考
男性ホルモンの分泌が多い人は、一般的な男性よりも男性的な志向が強く、闘争心や冒険心がずば抜けているといわれています。
まだ、冒険心はプラスに働くことが多いかもしれませんが、闘争心が強すぎると人との衝突を防ぐことが出来なくなってしまいます。
男性的志向が強く、行動力や判断力がアップするということは、まさに男性らしさが増して魅力的になれるわけですが、時と場合を考えなければなりません。
過剰に男性ホルモンが分泌され過ぎると、心の中の悪意を行動に移してしまうリスクも高まるのです。
男性ホルモンを減らすことを希望する男性が増えている
男性ホルモンを減らすことは、最近の男性の一つの目標となっています。
一つ前で考えたように、男性ホルモンが増えると良いこともありますが、危険なこともたくさんあります。
過剰に男性ホルモンが分泌されることはデメリットになるのです。
ですから、男性ホルモンを減らす努力をしていきましょう。
男性ホルモンを減らしたいという悩みを抱えている男性はたくさんいます。
ここでそのいくつかの例を挙げてみましょう。
・「男性ホルモンを減らすにはどうすればよいでしょうか。ニキビがひどく、髭もすぐ生えてきます。体毛もひどいです。しかも抜け毛もひどいです。男性ホルモンの多さは遺伝なのでしょうか?」
・「男性ホルモンを減らす方法はありますか?毛深いし、髭もすぐ生えるし、ニキビもすぐできてしまいます。男性ホルモンを減らして女性ホルモンを増やしたいほどです。」
・「20代の男です。男性ホルモンを減らす方法を教えてください。男性ホルモンのせいですごい抜け毛です。ニキビが頻繁にでき、体毛も濃いのでずっと悩んでいます。」
こうした質問がネット上の掲示板や知恵袋、質問広場などでよくみられることにお気づきだったでしょうか?
男性ホルモンを減らすことは可能です。しかし注意も必要です。
男性ホルモンを過度に減らすと危険
男性ホルモンを減らすと、様々なメリットがありますが、方法を間違えたり減らし過ぎると害となります。
なぜなら男性が男性らしくあるために男性ホルモンはどうしても必要だからです。
男性ホルモンの分泌が著しく低下すると、なにもやる気が起きなくなり、男性としての魅力が半減してしまうでしょう。
ですから、男性ホルモンを減らしたい、と思っても、減らし過ぎは良くありません。
危険に陥らない程度に、男性ホルモンの分泌を抑える方法をご紹介します。
男性ホルモンを減らす8つの方法
男性ホルモンを減らす方法は様々なものがあります。
運動や、食事、精神的ケアなどを意識することでかなり改善できるでしょう。
男性ホルモンを減らすのに有益な方法と、その理由について調べてみました。
①有酸素運動を行う
有酸素運動は、男性ホルモンの分泌を抑える最善の運動方法です。
筋肉を使ってしまうと、男性ホルモンの分泌を促進させてしまうため、筋肉をできるだけ刺激せず、また、体にそれほど負荷がかからないような運動が最適なのです。
20分以上続けることのできる強度で、ウォーキングや、水泳やサイクリングなどを行うことがおすすめです。
有酸素運動によって、汗がだらだら出てくると思います。
それは男性ホルモンが過剰分泌されて薄毛を発生させる前のジヒドロステロンを排出する助けになります。
②規則正しい生活をする
男性ホルモンの過剰な分泌を抑える方法は、規則正しい生活です。
毎日3食しっかり栄養を摂り、適度な運動をし、十分な休養を取ることで、ホルモンバランスを整えることが出来るでしょう。
毎日忙しく生活していると、規則正しい生活をすることほど難しく感じることはないかもしれませんが、非常に重要なことです。
一気にすべてを改善することは難しいかもしれませんが、いつもより早く寝てみる事、ファーストフードをやめてみる事など、小さなことでもかなり結果は変わってきますよ。
③栄養バランスの良い食事をする
栄養が偏るとホルモンバランスが崩れて、男性ホルモンが過剰に分泌されてしまいます。
特にビタミンとミネラルが不足する事、糖質と脂質を摂りすぎることは、ホルモンバランスを大きく乱してしまうだけでなく、健康を損なってしまいます。
ですから、毎日の食事の栄養バランスに気を付けましょう。
砂糖と脂肪を取り過ぎないようにしましょう。
甘いものや脂っこいものが好きな男性は多いですが、ここは我慢です。
食べたいものを食べることももちろんいいですが、食生活に注意しましょう。
④ストレスをためない
適度なストレスは体によく、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
しかし過度のストレスはその逆に体に不調をきたし、ホルモンバランスを崩してしまう原因となります。
ですから、ストレスをためないようにしましょう。
自分に適切なストレス解消法を見つけると良いでしょう。
定期的に息抜きの時間を作りましょう。
ストレス解消の一つの方法としてストレッチをお勧めします。
また、軽いジョギングやウォーキング、筋トレなどで体を動かすのも良いでしょう。
生活習慣はストレスと深い関係がありますので、知らず知らずのうちに体がストレスを感じていた、ということがないように、休養の時間をしっかりとるように心がけましょう。
⑤睡眠をしっかりとる
睡眠不足に陥ると、自律神経が乱れたりホルモンバランスが崩れてしまいます。
それで男性ホルモンが過剰に分泌されてしまう、ということもあり得るのです。
また、睡眠不足は肌荒れを引き起こし、男性ホルモンの影響と相まってストレスを感じやすくなるかもしれません。
人間は本来8時間の睡眠を必要としています。
しかし、現代十分な睡眠をとることは不可能といってもおかしくないほどです。
ですから、できるだけ睡眠時間を削らないように努力する必要があります。
最低6~7時間は睡眠のために毎日時間を取り分けましょう。
寝る前にスマホをいじったりテレビを見ていると、睡眠の質が悪くなるため控えるようにしましょう。
寝る時間を決めて、その時間になったら、眠くなくても布団に入って目をつぶるようにすると良いかもしれませんね。
⑥怒ったり興奮したりしない
怒ったり、怒りゆえの興奮などは男性らしいといえばそうともいえます。
この行動や感情面での変化は男性ホルモンの分泌を促進します。
ですから、男性ホルモンを減らしたいのであれば、イライラを抑えてできるだけ穏やかな状態を保たなければなりません。
深呼吸したり、気持ちを落ち着かせることのできるドリンクを飲むなどの対処が出来るでしょう。
また、自分の好きなことに気持ちを集中させて興奮することも、男性ホルモンの分泌を促進させてしまいます。
夢中になることはある意味ステキですが、のめりこみそうなほど熱中することはできるだけ避けると良いでしょう。
いつでも一歩下がった冷静な状態を保つことが出来れば、男性ホルモンを減らすことが出来るでしょう。
⑥大豆製品を食べる
肉を食べるといわゆる「肉食系男子」となり、男性ホルモンの分泌が促進されます。
ですから、草食系男子になって、男性ホルモンを減らしましょう。
脂質の多い食品は男性ホルモンを増やしてしまいます。
ですから、肉やラーメン、スナック菓子といった害となりやすいものばかり食べずに、大豆製品を積極的に食事に取り入れることをお勧めします。
大豆製品には大豆イソフラボンがたくさん含まれており、女性ホルモンを増やしてくれます。
男性ホルモンを減らす効果はありませんが、女性ホルモンが増えると、体はホルモンバランスを整える働きがあるため、男性ホルモンの分泌を自然に抑制することが出来るのです。
食事で取り入れるのが難しいのであれば、豆乳を毎日飲むというちょっとした習慣で変わることでしょう。
⑦性行為を減らす
性行為によって、男性は本能的により男らしくなります。
また、男性ホルモンの分泌は睾丸と副腎からおこなわれます。
つまり生殖器が刺激を受けることによって、男性助長してしまうことになるのです。
ですから、男性ホルモンを減らしたいのであれば、性行為をできるだけ控えることが必要です。
また、性行為だけでなく自慰行為もできるだけ控えることをお勧めします。
⑧サプリを摂取する
どうしても、男性ホルモンを減らす方法が行えない状況であったり、忙しくて栄養バランスを考えたり、習慣的に運動が出来ないのであれば、サプリメントの力を借りると良いでしょう。
化学物質ではなく、自然の栄養素にこだわりをもった会社や、製薬会社のサプリメントがありますので、そのようなサプリメントを選ぶようにお勧めします。
男性ホルモンを減らすおすすめの食べ物2つ
男性ホルモンを減らすために、栄養バランスの良い食事はどうしても必要です。
しかし、バランスだけでなく、男性ホルモンを減らす効果のある食品というものもあります。
ここでは二つご紹介します。
豆腐
まず、豆腐は男性ホルモンを減らすのにとても効果的な食べ物です。
豆腐に含まれている大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをしてくれますし、女性ホルモンの分泌を助けてくれます。
その為、豆腐を食べることによってホルモンの中で女性ホルモンの割合を増やし、ホルモンバランスを整えることによって男性ホルモンを減らすことが出来ます。
豆腐以外にも豆乳や納豆などもお勧めの食品です。
紅茶
さらに、紅茶を飲むことも男性ホルモンを減らす一つの方法と言えるかもしれません。
紅茶や緑茶は男性ホルモンを減らす働きがあるからです。
また、気分を落ち着かせてくれる効能がある紅茶もたくさんあります。
イライラしたり興奮すると男性ホルモンは増えてしまいますから、その対策として紅茶を飲むことを習慣にすると良いでしょう。
まとめ
・男性ホルモン低くなりすぎると何もやる気が起きなく、男性としての魅力が半減する。
・男性ホルモンを減らすおすすめの食べ物は豆腐と紅茶。
男性ホルモンは、男性が男らしく魅力的であるためにどうしても必要なものです。
しかし過剰に分泌されてしまうと、薄毛や肌荒れなどの悪いものを引き出してしまいます。
そのため、ホルモンバランスを整え、できることなら男性ホルモンを減らしたいと思われるでしょう。
男性ホルモンを減らす方法は、日常からすぐに取り入れられるものばかりです。
睡眠、食事、運動この三つは非常に重要です。
男性ホルモンを減らして、さらに清潔感にあふれた男性になりましょう。