男性的な魅力を担うテストステロンですが、実はイメージダウンにもつながりかねないハゲや薄毛の原因になるとも言われています。
今回はハゲや薄毛になる原因3つと、テストステロンとハゲや薄毛の関係性、抑制方法を紹介します。
男性がハゲや薄毛になる3大原因
ハゲることを望んでいる男性など一人もいない事でしょう。
しかし、現実としてハゲる人は増加しています。
年齢にかかわらずハゲてしまい、大きな悩みの一つとなっている方もおられることでしょう。
男性の場合何が原因となって、頑丈な髪がハゲてしまうのでしょうか。
はげる原因は主に3つあります。
①清潔にし過ぎる
②食べ物が悪い
③ストレス
まず、1つめの原因ですが、清潔にしていることの何が悪いのだ?と思われるかもしれません。
確かに、身だしなみを清潔にしておくことは好感度につながります。
しかし、頭皮を清潔にするために用いるものによっては、それがまさにハゲる原因となってしまうのです。
化学物質が配合されたシャンプーは頭皮に良くありません。
また、食品添加物が入っている食べ物を常食すると、体の中に毒素が貯まります。
たとえ少量ずつであったとしても、毒素はたまり続け体内の細胞を弱める結果になってしまうのです。
髪の毛のほとんどは細胞分裂によってできています。細胞の力が弱まると当然髪が薄くなるのです。
さらに、人間はストレスを感じすぎると代謝が低下します。
すると十分な栄養が細胞にいきわたらなくなります。
そのため髪も成長できず弱くなり、ハゲの原因となるのです。
ハゲや薄毛の原因「テストステロン」とは?
ハゲの原因の一つとして挙げられるものの中に「テストステロン」というものがあります。
これはいったい何なのでしょうか。
これは男性に多く分泌されるホルモンのことです。
睾丸で大半のテストステロンが作られて分泌されています。
このホルモンは、性欲を促したり、生殖器の発育に大きな影響を与えるものですから、テストステロンの分泌を抑制させることはできません。
いつまでも若々しく元気な男性でいるために必要なホルモンなのです。
テストステロンとハゲや薄毛の関係
一般的にテストステロン、つまり男性の魅力を大きく引き立てるホルモンが多く分泌されればされるほどハゲになりやすいといわれています。
しかし、ハゲになってしまっては魅力も半減してしまいますよね。
男性の体とハゲの関係を調べてみましょう。
テストステロンが多い人はハゲ&薄毛になるのは迷信
テストステロンとハゲの関係はあるのでしょうか。
ハゲの原因の一つがテストステロンであるといわれることがありますが、テストステロンが多ければ100%薄毛になるわけではありません。
テストステロンが多い男性でもハゲてはない男性はたくさんおられます。
テストステロンが多いことはハゲの大きな要因とはなりますが、十分なものではありません。
薄毛を引き起こすにはあらゆる原因が絡まってAGAとなるのです。
ですから、テストステロンが多い人は薄毛になるという説は間違っています。
では、この説はどうして出てきたのでしょうか。
筋トレをするとハゲるというのは迷信
テストステロンの次に言われるのが筋トレをするとハゲるという説です。
これにもテストステロンが関係しています。
筋トレをするとテストステロンが高まるのでハゲるというのです。
しかし、健康的で男らしい体を作るために筋トレをしているのに、テストステロンのせいでハゲるなんて耐えられませんよね。
しかし、先ほども考えたようにハゲの原因は確かに男性ホルモンですが、テストステロンが直接的な要因になっているわけではありません。
筋トレをすればハゲるので筋トレをしないようにしなければならない、というのはただの迷信です。
テストステロンが薄毛を引き起こすことは真実
筋トレもテストステロンも、ハゲや薄毛の直接的な原因となっているわけではありません。
しかし薄毛を引き起こしてしまう男性ホルモンであることは確かです。
なぜ、筋トレやテストステロン=ハゲや薄毛と結びつけられてしまったのでしょうか。
問題は、テストステロンが変化して別の物質になってしまうことなのです。
男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化してしまうと、脱毛作用を起こします。
この作用はAGAの原因となっている5αリダクターゼと密接な関係があり、薄毛やハゲにつながっていくのです。
テストステロンを抑える方法4つ
テストステロンがハゲや薄毛の直接的な要因にはなっていないとしても、できるだけハゲの要因となるものは少なくしておきたいですよね。
テストステロンの分泌を抑えるにはどのようなことをすると良いのでしょうか。
テストステロンは男性の魅力を引きたてるために必要なものですので、ここでは変化したジヒドロテストステロンの抑制方法を見ていきましょう。
睡眠時間を長くする
睡眠をしっかりとることは健康的な生活を送くるうえで非常に重要なことです。
睡眠不足はあらゆる弊害を引き起こします。
食事でとる栄養を十分に吸収する力が弱くなります。また、神経のバランスが崩れて、ストレスを感じやすくなることでしょう。
生活のリズムが崩れると男性ホルモンは増加しやすくなるため、十分に睡眠がとれるように調整していきましょう。
できるなら22時から26時の間には熟睡できるようにしておけばよいでしょう。
野菜中心の食事にする
テストステロンの分泌を抑えるために野菜中心の食事にしましょう。
実は、お肉や脂肪はテストステロンの原料となってしまいます。
ですから、ハゲの原因となりかねない男性ホルモンを減らすためには、体に良い栄養がたっぷりの野菜を中心とした食事を心がけましょう。
筋肉をつけすぎない
先ほど筋トレ=ハゲとはならない、といいましたが、何事もほどほどが大切です。
筋トレをすれば男性ホルモンが増えることは周知の事実ですから、筋トレはやり過ぎないようにしましょう。
とはいえ筋トレは男性にとってモテ体型となるため非常に重要ですから、全くしないようにすればよいというものではありません。
ストレス解消法を見つける
長時間ストレスにさらされると男性ホルモンが増加するようになっています。
また、活性酸素が増えるため、男性ホルモンを抑制してくれる亜鉛が急激消費され男性ホルモンが増加します。
さらに、ハゲの要因となっている5αリダクターゼと結びつきやすくなります。
そのため、ストレスを早めに解消して男性ホルモンを増やさないようにしましょう。
・外に出て日光浴をする
・ハーブティーを飲んでリラックスする
・運動して発散する
様々なストレス発散法があります。
自分に合ったものを見つけて奥と安心ですね。
まとめ
・テストステロンが多い人はハゲ&薄毛になるのは迷信。
・テストステロンがジヒドロテストステロンに変化してしまうと、脱毛作用を起こす。
ハゲや薄毛の原因とされているテストステロンですが、直接的な原因ではないことが分かりましたね。
また、テストステロンという魅力的にしてくれる良いホルモンがジヒドロテストステロンという悪いものに変わってしまうこともわかりました。
この変化を起こさせないように生活習慣に注意して。ハゲや薄毛を予防していきましょう。
そうすれば、男性ホルモンの良さを生かしながらいつまでも魅力的でいることが出来るはずですよ。