男性なら誰しもハゲる可能性があり、すでに悩み中の人はもちろん予防策として自分に合ったハゲに効果的な薬を知っておくのは重要です。
今回はハゲに効果的な成分3つ、副作用、薬の選び方、治療薬最強ランキング11選を紹介します。
目次
ハゲの原因は主に3つ
比較的若いうちからハゲに悩まされている男性は少なくありません。また、年齢を重ねるととともに徐々に薄毛が進行している、というのを悩んでいる方もおられるでしょう。
ハゲに効果的な薬を紹介する前に、ハゲになる原因について知っておきましょう。
①遺伝
1つ目の原因は遺伝です。特に父親や祖父が若いころから薄毛だったとすると、子供や孫もその遺伝を受け継ぐ可能性が高いといえるでしょう。
しかし、100パーセント遺伝するとは限りません。
男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼと結びつくとジヒドロテストステロンが生成され、髪の毛の成長がストップしてしまいます。
このジヒドロテストステロンのできやすさも遺伝と関係しています。
②環境
生活している環境も薄毛やハゲの原因となります。ストレスを上手に発散できておらず溜め込んでいたり、食生活が悪く栄養バランスが偏っていることなどが考えられるでしょう。
また、紫外線を頭皮にもろにうけていたり、パーマやカラーリングを頻繁に行いダメージが蓄積されているかもしれません。
睡眠不足などの生活習慣によってもハゲになることがあります。
規則正しい生活、肌に優しいスキンケアなどの工夫をすることによって環境要因は取り除くことができるでしょう。
③男性ホルモン
ハゲになる直接的な原因はこれです。これはAGAとも呼ばれます。
先ほども説明しましたが、男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼと結びつき、ジヒドロテストステロンを生み出すことによって男性型脱毛症になりやすくなります。
ハゲに効果的な成分3つ
薄毛やハゲといった現象は、年を取ったらどうしようもないことだと今までは考えられてきました。
しかし最近では、病気の1つとしてとらえられており、若い世代の男性でも悩みの原因として抱えている人が少なくありません。
どの病気にも症状を緩和させる薬があるように、ハゲにも効果のある薬があります。ほとんどの場合、投薬によって薄毛の進行を止めることができるのです。
今回は医学的にハゲへの効果が認められている薬の成分である、フィナステリドとミノキシジルについて解説します。
①フィナステリド
フィナステリドは、前立せん肥大を抑制するアメリカの製薬会社が開発した薬です。
フィナステリドを服用していた患者たちの髪の毛が増え始めたため、ハゲに効果のある薬である、ということが発見されました。
抜け毛の一番の原因である男性ホルモンの悪玉化を防ぐ効果がある薬です。
どんなに育毛のためのケアを頑張っても、内側のホルモン生成にまでは手を出せません。ですから、フィナステリドは何をしても効果がなかったハゲに効果的な薬といえるでしょう。
また、次に紹介するミノキシジルとは異なったアプローチでハゲを治療できるため、フィナステリドはミノキシジルと一緒に処方される場合が多いといわれています。
②ミノキシジル
ミノキシジルはハゲや薄毛、抜け毛などに効果的な治療薬としてよく取り上げられています。
もともとは血圧を下げる薬でしたが、血流の悪さがハゲの原因となっている場合、毛生え薬としても使えるものと発見されました。
髪の毛は血液によって運ばれてくる酸素や栄養素を取り込んで成長しています。
ですから、睡眠不足やストレス、喫煙など血流を悪くさせるような習慣が原因となっている場合、ミノキシジルを服用すれば丈夫な髪づくりに貢献してくれる、と考えられるでしょう。
③デュタステリド
デュタステリドは比較的最近である2015年に認可が下りた新しい治療薬です。
もともと前立せん肥大の治療薬として使用されていましたが、同時に男性ホルモン抑制効果がハゲにも効くということが発見され、AGA治療薬となりました。
ハゲに効果的な薬には副作用がある?
インターネットで薄毛やハゲについて検索すると、大量の情報がヒットしますね。
いろんな薬やヘアケア製品が大々的に宣伝されていますので、宣伝広告に思わず目を惹かれ、購入を検討するようになるかもしれません。
しかし、実際にハゲに直接的な効果があるのは医療機関で処方される治療薬のみです。その治療薬にもメリットだけではなく副作用があります。
副作用が怖くてなかなか治療薬には手が出せない!という方のために先ほど紹介した3つの薬の副作用について解説します。
フィナステリド
フィナステリドは、男性ホルモンを抑制させるため性欲減退、性機能障害などを生じさせる可能性があります。実際の発生率は大体1パーセントです。
他にも肝機能の低下なども副作用として報告されています。
ジヒドロテストステロンは男性にとって重要なホルモンです。これを抑制するフィナステリドは女性や小児が服用するのも触れるのも厳禁です。
家族がおられる方は管理に注意を払う必要があります。
ミノキシジル
ミノキシジルの副作用はほとんど報告されていませんが、「かぶれ」などの皮膚疾患が考えられる副作用となっています。
他にも、頭痛やめまい、胸の痛みや心拍数の増加など、血流が良くなり過ぎて不調をきたす可能性も考えられます。
デュタステリド
デュタステリドの副作用もフィナステリドと同じように、性欲減退、性機能障害などが報告されています。
しかし臨床試験で精子濃度の変化や形態以上は見られていないため、正常範囲内である、と考えられます。
とはいえ、男性機能に関する副作用はメンタル面での影響を強く受けるものであるため、軽く考えず副作用の起こる可能性について医師と相談するようにしましょう。
ハゲに効果的な薬の選び方のポイント3つ
ハゲの薬には最強の力を発するものと、それほど効果が見られないものがあります。
薬局やネットで手に入る市販のハゲの薬は、育毛効果があるというよりは、頭皮環境を改善させたりして、土台を整えてくれるものです。
では、医療機関などので処方される本当に効果のある治療薬を使用する際にはどんな注意点があるでしょうか。
ハゲに効く薬の選び方をご紹介したいと思います。
個人輸入のものは使用しない
まず1つ目のポイントは、個人輸入のものはできるだけ使用しない、というものです。
個人輸入の場合、医療機関での治療を受けなくていいので通院費用が掛かりません。比較的安価に入手できるでしょう。
しかし、偽物や体に害となる薬が含まれている可能性があります。
もし副作用が生じたとき、医療機関で処方されたものであれば、医師との相談が可能ですが個人的に入手したものであれば自力で解決しなければなりません。
個人輸入したハゲ薬は、医療機関で処方されたものよりも明らかにデメリットが多く、リスクが高いため、おすすめできません。
検査を受ける
2つ目に検査を受けましょう。
ハゲに効果的な薬は体質によって効果や副作用が異なります。自分の体質や髪質などに適切な薬を何の知識なしに選ぶのは非常に困難なことです。
中には、血圧低下や肝機能低下などの危険な副作用がものもあります。
検査によって、前もって遺伝子検査や血液検査を行い、治療薬が効きやすいか、副作用がどれほどの可能性で発症するかを調べることができるでしょう。
自己判断で使用しない
選んで使用する際には自己判断に頼らないようにしましょう。
ハゲ薬の効果は3~6か月かかると考えられています。薄毛治療薬の効果が例え見られたからといってAGAが完全に治ったというわけではありません。
長期的で継続的な治療を行って、徐々に効果が確実なものになっていきます。副作用や体調の変化で服用が難しくならない限り、継続するようにしましょう。
自分の知識やネット上の情報に振り回されるのではなく、専門家に従うようおすすめします。
ハゲに効果的な薬の入手方法2つ
ハゲに効果のある治療薬は市販で購入することはできません。では一体どこで販売されているのでしょうか。
ハゲ薬の入手方法を2つご紹介します。
医療機関での処方
まず、1つ目の入手方法は医療機関で処方してもらう、というものです。
ハゲや薄毛の治療は専門の医療機関で行うことができます。AGA治療専門クリニックや皮膚科などの病院で治療を受けると、ハゲ薬を処方してもらうことができるでしょう。
ただし、ハゲや薄毛のAGA治療は保険適用外となっており、自由診療となります。ですから、最悪の場合一人で医療額全額を負担しなければならない可能性もあります。
費用に余裕がある方が手を出せる方法といえるでしょう。
AGAクリニックでの自由診療はお金がかかりますが、自分の頭皮や髪の毛の状態を確実に理解し、自分に適切な治療を施してもらうことができます。
クリニックオリジナルの本当に効果的なハゲ薬を処方してもらえる、と期待できるでしょう。
個人での輸入
2つ目の入手方法は個人での輸入です。
個人輸入代行業者と呼ばれるものが存在しており、日本では市販で購入できないとされている薬も、外国から輸入すれば簡単に手に入れることができます。
病院で処方されるものとは違い、通院にかかる費用や時間もいりません。治療代は薬代だけで済みますから、予算に限界がある方にはおすすめの方法です。
誰にも知られずに、こっそりとハゲの治療が行えるというのもメリットです。
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ハゲに効果的な薬を購入する時の注意点4つ
ハゲのための薬を個人輸入で購入する場合には、大きなリスクやデメリットが存在します。
では、どんな危険が潜んでいるのでしょうか。
偽物かも
1つ目の危険は、偽物を買わされるかもしれない、というものです。
個人輸入で購入できるハゲ薬は海外製品で、どんなルートで日本に入ってきたのか、どんな会社がどんな成分を配合し、どのような環境で製品化し保管していたのか、など不透明です。
ですから、本当にハゲに効果がある薬なのかは自分個人で見極める必要があるでしょう。
ただし、それを正確に判断するのは不可能です。せっかくお金を払っていたのに全く効果のない薬だった、と分かった時の絶望感は味わいたくないものです。
副作用
2つ目の危険は副作用です。もちろん、医薬品であれば何でも副作用があります。医療機関で処方されたものでも副作用があります。
しかし、自分の体質に合わせて処方されたものではない、輸入した海外の薬は副作用がさらに強く出てしまう恐れがあります。
海外製品の場合は品質や流入ルートが正確にわからないため、本当に安全なのか、本当に自分の体に合っているのかを知るすべがありません。
使用量
使用量に関しても注意が必要です。
医療機関で処方されるハゲの薬は、処方される際に適切な使い方を教えてもらうことができます。しかし海外から輸入した製品であれば、自分でそれを調べなければなりません。
使用説明が外国語表記でまったく分からない、ということもあり得ます。
適切に正しい服用をするには、添付文書を最初から最後まで読んで、健康を害さないようにする必要があります。
通関
4つ目は通関です。
通販サイトで購入するのであれば、あまり関係ないですが、個人的に海外から輸入する場合、税関を通ります。外用剤は1品目24個以内、それ以外の薬は1~2か月分しか持ち込めません。
こうした通関に関する知識を習得しておかなければ、結局自分の元に薬が届かなかったということになるかもしれません。
個人輸入は危険が多いので、素人にはおすすめできません。
ハゲに効果的な薬の最強ランキング11選
世の中には育毛剤、発毛剤、育毛シャンプーなど、さまざまなハゲや薄毛対策商品が展開されています。しかし、実際本当にハゲを治せるものは医薬品であるハゲ薬だけです。
その薬にはどのようなものがあるのでしょうか。ハゲに効果的な薬を11選ご紹介します。
①ミノキシジルタブレット
ミノキシジルタブレットに含まれているミノキシジルは、もともと血圧が高い方のために処方されていた薬でした。それは血管拡張作用があるからです。
よって、この作用は血行促進効果にもつながります。頭皮が血行促進されるとAGA治療に効果を及ぼします。
病院で処方される以外に、海外から個人輸入もできますが、自分自身の頭皮環境や髪の毛の状態を正しく把握してくれる専門医師の指示に従った方が安心して服用できるでしょう。
②ファイザー
ファイザーはフィナステリド型のハゲ治療薬です。
フィナステリドは、ジヒドロテストステロンを生成するために必要な酵素を阻害してくれます。これはヘアサイクルを正常化していき、発毛を促す効果も期待できます。
ファイザーによって薄毛の原因を取り除き、髪の毛が成長しやすい環境を作ることによってハゲの治療ができると言う事です。
ファイザーは個人通販で購入したり、薬局で購入することができません。医師の処方で取り扱われているものですので、専門のクリニックに通って処方してもらうようにしましょう。
③プロペシア
プロペシアにもフィナステリドが含まれています。
プロペシアはもともと前立腺の癌や肥大の予防のための治療薬として開発されましたが、ハゲの治療薬としても作用することが明らかになり、今ではAGAの治療薬として使われています。
プロペシアの作用によって、5αリダクターゼと呼ばれる酵素が阻害されます。抜け毛は1ヵ月でかなり減ることでしょう。
④フィンペシア
フィンペシアは、プロペシアと同じようにフィナステリドが含まれているハゲ治療薬です。
しかしこの薬は日本においては未承認の治療薬です。まだ臨床実験が行われていないため、国内で安全に使用できると言う確証が持てないからです。
そのためフィンペシアは、プロペシアなどの厚生労働省が認可している薬の処方とは異なり、病院で処方されることがないため、個人で輸入するしかありません。
しかしその分、比較的安価な値段で購入することができるでしょう。
⑤ザガーロ
ザガーロはもともと、前立腺がんや前立腺肥大対策として治療薬が使用されてきました。この薬にはデュタステリドと呼ばれる成分が含まれています。
フィナステリドと同じような名称通り、効果も似たようなものです。しかし、この成分は5aリダクターゼの1型と2型のどちらも阻害することのできるものです。
ですから、ジヒドロテストステロンの抑制を他の治療薬よりもより効果的にすることができると言えるでしょう。
⑥アボルブ
アボルブも同じようなハゲの治療薬です。デュタステリドが含まれています。成分もほぼ同じですから、効果も同じであると期待できるでしょう。
1型と2型の5αリダクターゼのどちらも阻害することができるため、薄毛やハゲの原因となっているジヒドロテストステロンの生成を抑えることができます。
⑦アロビックス
アロビックスは育毛剤として使用されているものです。
アロビックスには、市販の育毛剤よりもはるかに高い濃度の塩化カルプロミウムが配合されています。この成分は髪の毛を成長させるのに素晴らしい効果を発揮してくれます。
毛乳頭に栄養供給し、頭皮の血行を促進してくれるため、健康的な頭皮環境を作り出し、良い髪の毛を成長させてくれるのを期待できるでしょう。
アロビックスと全く同じ成分でフロジンエキと言うものも存在しています。
これらの育毛剤はジェネリック薬品となっており、比較的安価に手に入れることができるでしょう。治療薬よりも副作用も少なめで、比較的手の届きやすいハゲの治療薬として人気です。
⑧ロゲイン
ロゲインは日本ではまだ販売されていない海外の外用治療薬です。主な成分にはミノキシジルが含まれています。
ミノキシジルの血行促進効果によって頭皮にしっかり栄養を与え、健康的な髪の毛を成長させることが期待できます。
ロゲインの入手方法は海外から個人輸入するしかありません。男性用と女性用があるため、性別確認をきちんとする必要がありますが、ボトルデザインが違うため簡単に分かります。
男性の場合、ミノキシジルの成分が女性よりも3%多めに配合されています。
ロゲインを使用している方の多くは、2~3ヶ月の使用継続によって、髪の毛の成長を実感することができているようです。
⑨HRオリジナル
HRオリジナルは、AGAルネッサンスクリニックでオリジナル開発されているハゲの治療薬です。このオリジナル薬品には4つの種類があります。
それぞれの種類によって主な成分が異なりますが、ミノキシジルやフィナステリドが主成分となっているものが多くあります。
オリジナル治療薬の中の1つには、こうした成分が含まれておらず、ミネラルやビタミン、アミノ酸といった栄養素を補給できるタイプになっています。
髪の毛の生成に必要な成分を主に含むことで、発毛効果を高めることが期待できるでしょう。
このオリジナル治療薬を使用することによって、3ヶ月ほどで髪の毛がしっかりしてきたり、産毛が生え始めてきたり、髪の毛が太くなったといった嬉しい口コミが寄せられています。
⑩Rebirth
リバースは、AGAスキンクリニックのオリジナルハゲ治療薬です。
この薬にはミノキシジルとフィナステリドが主な成分として含まれています。さらにアミノ酸やビタミンなどの髪の毛が発達していくのに必要な栄養素をしっかり配合しています。
これらの成分は米国の薬局方の品質基準に基づいているため、安全性においても優れたものと言えるでしょう。
⑪ミノフィアG
ミノフィアGは、ゴリラクリニックで開発されているオリジナルのハゲ治療薬です。
この薬にはミノキシジルやフィナステリド、まだ髪の毛の発毛に必要なアミノ酸などの栄養素が配合されています。
ハゲに効果的な薬の正しい飲み方
ハゲ用薬を使用する際は、ほとんどの場合は医療機関で処方されたものでしょう。
どんな対策、治療薬が適切かはその人の体質や髪の毛の状態によって異なります。ですから専門家の指示から外れた飲み方をしないよう、注意しましょう。
ネットで検索すると、「○○が効果大!」とか「○○した方が効果アップ!」などといった責任感のない情報が飛び交っています。
医薬品の場合はその人の体質に合わせて処方されますので、周りの情報に惑わされないようにしましょう。
まとめ
・ハゲに効果的な成分は「フィナステリド」「ミノキシジル」「デュタステリド」。
・ハゲに効果的な薬の最強ランキング1位は「ミノキシジルタブレット」。
ハゲに効果のある最強の薬をご紹介しました。
ハゲや薄毛というものは男性にとって恐ろしい現象ですが、誰にでもなる可能性があるため、できるだけ早めに治療して、効果を期待したいものです。
いつまでも若々しい髪の毛を維持できますよう、自分の体質に合ったハゲに効果的な薬をぜひ探してみてくださいね。