薄毛の中でもM字ハゲは改善しにくいと言われる中、見事治った人たちもおり、効果的な治療方法が多数存在します。
今回はM字ハゲとAGAの基礎知識、原因3つ、自力でできる回復法5つ、病院での治療法5つを紹介します。
M字ハゲは回復&改善できる
M字ハゲは治らない、と思っていませんか?
もう手遅れ…、何をやっても元通りにはならない…、そのように思ってしまうのも仕方が無いかもしれません。
しかし、実際にM字ハゲが治った!という方はいらっしゃいます。
M字ハゲは治らない、と決めつけてしまう前に早めに対策を講じましょう。
適切な対策をとって、早めに努力すればどんな薄毛でも改善させることが出来ます。
M字ハゲ改善のためにAGAを知ろう
M字ハゲはアルファベットのMが生え際に出来てしまうほど、生え際が後退していくことを言います。
このハゲ方はAGAの典型的なパターンであるともいわれています。
では、どうすれば、M字ハゲを改善させることが出来るのでしょうか。
①M字ハゲの原因は男性型脱毛症(AGA)
まず、M字ハゲの原因を知っておくことが必要です。
生活習慣や眼精疲労などが挙げられていますが、最も怪しい原因は男性型脱毛症です。
M字ハゲは男性型脱毛症の代表的なパターンなのです。
確かに、生活習慣、ストレスによってM字ハゲが進行することもあります。
しかし、一番の原因は男性型脱毛症であることを知っておくと、適切な治療を行えるようになります。
根本的な原因を取り除き、AGAを進行させていた習慣も改善してくことが必要です。
②男性型脱毛症(AGA)は放っておくと悪化する
2つ目に知っておいてほしいことは、男性型脱毛症は悪化するばかりで、放っておいても直りはしないということです。
M字ハゲの場合は非常に分かりやすいため、若いうちにAGAの影響に気づくことが出来ます。
ですから、そのまま放っておくのではなく早めに治療を始めましょう。
早い方が効果は出やすいといわれています。
相当進行してから治療を始めて後悔するよりも、将来のさらなる薄毛を食い止めるために放っておかないようにしましょう。
③遺伝子チェックをしよう
M字ハゲの原因をAGAであるとにらんでいるのであれば、遺伝子チェックをすることをお勧めします。
AGAかどうかをチェックする方法はたくさんありますし、それが遺伝によるものなのかも知ることが出来るようになっています。
AGAになりやすい遺伝子が受け継がれているのであれば、遺伝子用の対策がどうしても必要です。
さらに、AGA治療薬が効果あるのかどうかもチェックすることが出来ます。
M字ハゲになる原因3つ
M字ハゲになる原因はAGA、男性型脱毛症であるということはお分かりいただけたでしょうか。
では、なぜM字型にハゲていくのでしょうか。
特に生え際はハゲげていることの気づきやすいので、悩んでいる方も少なくないでしょう。
M字型ハゲの原因を3つご紹介しましょう。
①生え際に5αリダクターゼが多い
まず、生え際は5αリダクターゼが多く存在しています。
AGAの原因は、テストステロンと5αリダクターゼが結びついて「ジヒドロテストステロン」になることで、毛母細胞の働きを抑制し、抜け毛を増やすことによります。
特に頭頂部と前頭部に5αリダクターゼは多く存在しているようです。
ですから、男性ホルモンと結びつきやすく、特にハゲの影響を受けやすい、と言うことが出来るでしょう。
M字ハゲになるということは、生え際の5αリダクターゼが活発に反応してしまっているということになります。
②血流が悪くなりやすい
2つ目の原因として、生え際は血流が悪くなりやすい場所であるということが挙げられます。
生え際の皮膚は、骨と皮膚の間が非常に短いため、血管も多くありません。
髪の毛が健康に育つために必要な栄養素は血液を通して送られています。
ですから、血管が少なくて、血流が悪くなりにくい生え際の部分は特に栄養が不足してしまいがちなのです。
ですから、治療してもなかなか栄養が届かず、効果が長続きしないということも言われています。
③皮膚が酸化し頭皮が固くなる
3つ目の原因は、皮膚の酸化です。
頭皮は常に重力によって引っ張られている状態です。
一日の終わりには、頭皮が疲れて凝ってしまっていることがあります。
そうすると皮膚の下の血管も縮こまってしまい、血行が悪くなります。
先ほども述べましたが、生え際の頭皮はそもそも皮膚が薄いので、固くなると血管が影響を受けやすいので要注意なのです。
ですから、頭皮マッサージを習慣にして頭皮を柔軟な状態にしておく必要があります。
M字ハゲの自力回復法5つ
M字ハゲはAGAの影響によるものが強いということを考えると、自分でできる対策法などあるのでしょうか。
確かにあります!
正しい治療を行いながら、M字ハゲを回復させるために少しずつ改善を図っていくと良いでしょう。
AGA遺伝子検査キットを使う
AGAの影響をどれほど強く受けていてM字ハゲになっているかを調べるために、遺伝子検査キットを使用しましょう。
AGAの治療は早ければ早いほど効果が大きく出ます。
治療を開始した時にはすでに、生え際の細胞が死んでいた、と言う事にはならないように、AGAのチェックを行うことをお勧めします。
AGAをチェックする遺伝子検査キットは自宅で行える簡単なものもあります。
M字ハゲをどれだけ回復させられるかは、AGA治療を始める前のこの検査をいつ行うかにかかっているといえるでしょう。
生活習慣を見直す
自分の生活習慣を見直してみましょう。
毎日忙しい生活を送っていたら、生活習慣が乱れてしまうものです。
例えば睡眠時間が足りていない、寝る時間がいつもバラバラ、夜更かしをしている、髪をきれいに洗っていない、などの習慣に当てはまってはいないでしょうか。
生活習慣が乱れていると、AGAの治療効果がなかなか表れないという状況が生じます。
もし、現在の生活習慣が乱れているのであれば、できるだけ早く改善していくようにしましょう。
食生活を見直す
ダイエット中でしょうか?好き嫌いが激しく偏食がちでしょうか?
そうした食生活もAGAの影響を促進させてしまいます。
M字ハゲを回復させるためには食生活を改善する必要があるでしょう。
髪が健康に丈夫に成長するには、体を作るのと同じようにタンパク質、ビタミンや亜鉛といった栄養素が必要です。
毎日の食事の中で必要な栄養素をバランスよく摂取していく必要があります。
これを食べればハゲが治る、といった食品はありませんが、毎日の食事の積み重ねは非常に重要です。
ストレス発散
M字ハゲを進行させてしまう一つの要因は、ストレスです。
ストレスをため込むばかりではなく、発散させていきましょう。
そうすることで、血行不良になることをできるだけ抑えることが出来ます。
仕事やプライベートでも毎日が忙しくて、人間関係の間でストレスがたまっているようであれば、無理やりにでもリラックスできる時間を作り出すことが必要です。
一つ予定をキャンセルして、自分の好きなことをするのはいかがでしょうか。
育毛剤の使用
育毛剤には、毛を丈夫にして健康な状態で成長できるよう助けてくれる成分が配合されています。
発毛を促進し、抜け毛を減らすことが出来ます。
AGAによって起きている頭皮の炎症も治療することが出来るでしょう。
市販の育毛剤であれば、医薬部外品ですから副作用の心配をする必要はありません。
商品によっては、効果が見られなかった時のために全額返金保証もついているので、育毛剤を始めて使用する方でも安心して使用していただけます。
病院での治療でM字ハゲが治った人も治療方法5つ
M字ハゲは、AGAが原因となっている場合、医学的な治療をしなければ治りません。
ですから、M字ハゲを回復させたいのであれば、専門家の指示を仰ぐ必要があるでしょう。
そのようにして、M字ハゲが治った!という方がおられるのです。
では、実際どのような治療が行われているのでしょうか?
5つの医学的な薄毛治療について取り上げてみましょう。
①外用薬
一つは外用薬です。
「ミノキシジル」という有効成分を含んでいる、塗布タイプの薬を指しています。
血行を促進し、成長に必要な栄養をしっかり運べるようにサポートしてくれます。
内服薬よりも副作用は少なく、3カ月以上の継続使用で効果を実感することが出来るようになります。
②内用薬
2つめは内用薬です。
「フィナステリド」や「デュタステリド」といった成分が有名です。
AGAの影響をできるだけ防ぐための成分を、体に直接吸収させることが出来ます。
③HARG治療
3つ目の治療法はHARG治療です。
これにはプラセンタ注射、カクテル注射などが含まれています。
髪の発育を促す因子や栄養素を直接注入することで、発毛作用を期待することが出来ます。
最近では痛みのない注射針を使用しているところもあるため、非常におすすめです。
検査も厳重に行われており、安全性の高い治療法ということが出来るでしょう。
④AGAメソラピー
AGAメソラピーという治療方法もあります。
これは、患部に直接育毛成分を浸透させることができます。
注射器やレーダーなどを使用した治療法です。
最近の医療技術によってほとんど痛みは感じられません。
⑤植毛
5つめの植毛は、最終手段として病院で行われている治療法です。
毛が生えなくなっている部分に人工毛または自分の他の部分の毛を移植するというものです。
自毛植毛の方がリスクが低く、一般的に最近は受け入れられている治療法です。
まとめ
・遺伝子検査をするとAGA治療薬が効果がある体質かどうかがわかる。
・M字ハゲはAGAが原因となっている場合、医学的な治療をしなければ治らない。
M字ハゲはとても目立つため、悩んでいる人は少なくありません。
しかし、原因を突き止めて正しい治療を行い、生活習慣を改善していけば、「治った!」という日が来るかもしれません。
もちろん治療の効果は人それぞれですが、絶対に治らないものではありません。
あきらめずに回復させるための努力を続けましょう。