薄毛の改善は一日では叶わず、早いうちに自分の薄毛の原因をはっきりさせ改善策を実行することが大切です。
今回は薄毛を改善する法則5つ、進行状況別改善方法、育毛に効果のある有効成分3種類と生活習慣6つを紹介します。
薄毛を改善するための5つの法則
薄毛に悩んでいる方は、できるだけ早く確実に薄毛を改善させたい!と本気で思っているに違いありません。
もうあきらめてしまうという人も中にはいますが、薄毛の改善をあきらめてしまってはそこで終了です。
何歳になっても、改善しようと努力すれば必ずそれだけの効果は得られます。
もちろん薄毛改善方法の中には効果のないものもあります。
そのため、失敗する都度薄毛を改善するための方法そのものを改善する必要があるでしょう。
ここでは薄毛を改善するための5つの法則についてご紹介したいと思います。
この法則にのっとって改善方法を試していけば、いつか必ず効果が表れるでしょう。
①原因把握する
まず、するべきことは薄毛の原因を把握する、という点です。
薄毛を対策するには多くの時間がかかります。
まずは、薄毛を改善していく計画を立てる必要があります。
僕は薄毛だ、という人を100人集めて100人みんな同じ髪型で、薄毛の進行状態も全く同じ、ということがあるでしょうか?
そんなことはありません。
薄毛の原因にもたくさんの種類があるのです。
しかし、その原因を調べることなくやみくもに改善方法を片っ端から試していって、果たして良い効果が得られるのでしょうか?
答えはノーです。
効果が見られないどころが逆効果になってしまう可能性もあります。
ですから、まずは自分が薄毛になっている原因を探るとこから始めましょう。
②ヘアサイクルを考えて計画する
2番目のポイントは、ヘアサイクルを考慮に入れた計画を立てる、というものです。
ただの薄毛改善計画ではありません。
髪の毛1本1本には、ヘアサイクルと呼ばれる、髪の毛が成長して抜けていくまでの期間があります。
どんどん伸びていく成長期と、抜けていく退行期、そして生えない休止期です。
この3つの段階のうち最も育毛効果が表れるのは成長期です。
ヘアサイクルが正常であれば、2~6年の間に髪が成長し抜けていきます。
しかし、薄毛を気にしている人のヘアサイクルは数カ月から1年という非常に短いものです。
このことを理解して、長期的なスパンで計画を立てることが必要なのです。
毎日の抜け毛チェックを行うことで、ヘアサイクルの状態を知ることが出来るようになるでしょう。
③薄毛タイプ別に対策を練る
そして、ここから改善方法を実際に試していきます。
具体的な改善方法を行いましょう。
一番おすすめなのは育毛剤です。
薄毛対策効果が実証されており、副作用が比較的軽く、値段相応の量が入っている、そんな育毛剤を選びましょう。
くわえてシャンプーも育毛成分が配合されているものを用いるようにしましょう。
そうすることで頭皮の環境をよくし、育毛剤の効果をアップさせることが出来ます。
さらに、育毛効果のある栄養豊かな食事をとるように心がけましょう。
髪の毛が成長するためには栄養が必要です。
吸収率が高い栄養素を毎日しっかりとり続けるよう意識しましょう。
特に以下のような栄養素は重要です。
・含流タンパク質
・ビタミンB6
・ビタミンB2
・ビタミンC
・亜鉛
・イソフラボン
くわえて頭皮マッサージをするなどの正しいヘアケアや、ヘアサイクルを悪化させかねない生活習慣の改善などを行いましょう。
④見直しをする
半年から1年間改善方法を試した後に、見直しをします。
全く薄毛対策になっておらず、産毛も生えてこなかったという状態なら、変更が必要です。
育毛剤が体質や肌の状態とあっていなかったのかもしれません。
生活習慣を改善していなかったために、頭皮環境が悪化しているのかもしれません。
⑤対策方法の改善をする
見直しが済んだら、さらに新たな改善方法を練り出します。
抜け毛の本数にどのような変化があったかを確認するのは大切なことです。
どんなに頑張っても、1日位130本以上の抜け毛が少なくならないようであれば、専門家の指導と治療が必要かもしれません。
育毛剤と生活習慣、シャンプーや食事などをより薄毛対策に効果的なものへとシフトしていくことがおすすめです。
進行状況別の薄毛改善方法!
薄毛の進行状態別の改善方法をご紹介しましょう。
①薄毛初期
髪が細くなってきた、最近抜け毛の多さが気になる、といった薄毛の初期のタイプは自宅でのケアで十分改善されることがあります。
気づいたらすぐに改善するために行動することで、ひどい薄毛にならないうちに治すことが出来るでしょう。
自宅でのケア
自宅で行える方法は、まず生活習慣の見直しです。
最近ストレスがたまる環境にずっとさらされてはいなかったでしょうか?
睡眠不足になっていませんか?
テストステロンは、たった一日徹夜しただけで悪影響を受けてしまう男性ホルモンです。
そのようなダメージを受けているとホルモンバランスが乱れ、頭皮が影響を受けやすくなります。
できれば10時から2時の間は熟睡出来るように予定を立てましょう。
頭皮は常に清潔な状態にしましょう。
アミノ酸や亜鉛、ビタミンなど、血行を良くし髪の毛の成長を促す栄養素を積極的に取り入れましょう。
また、薄毛初期のうちから育毛剤を使用することがおすすめです。
クリニックでのケア
クリニックに通って、初期の薄毛を改善したいと思うなら、まず、AGA遺伝子の検査とカウンセリングを受けましょう。
生まれつき薄毛になりやすい遺伝子を持っているのかが分かれば、どのように治療していけばよいかを医師が把握しやすくなります。
口内粘膜から摂取した細胞を使って遺伝子を測定することが出来ます。
その結果によってはフィナステリドを使用した治療の効果のほども予測できるようです。
知らないうちにAGAを発症していたということもあります。
薄毛が気になり出した、その時に正しい処置をすれば、悪化を防ぐことが出来ます。
②M型はげ
額が広がり、生え際が後退してくるとM字ハゲの状態になります。
このような薄毛の進行の仕方はAGAを発症している可能性が高いでしょう。
テストステロンをジヒドロテストステロンに変換し、抑毛しようとする5αリダクターゼという酵素は主に前頭葉に存在しています。
そのため独特のM字の状態に薄毛が進行していくのです。
早めに改善対策を行えば進行を食い止めることが出来るでしょう。
自宅でのケア
まず、自宅でできる改善のための方法があるでしょうか?
AGAに効果のあるミノキシジル外用薬を使って様子を見ましょう。
抜け毛が増える原因の一つである血行不良を解消できます。
しかし、同時に生活習慣の改善も行わなければなりません。
頭皮環境が乱れていると髪は成長したくてもできない状態になります。
治療薬や育毛剤、発毛剤の効果を効率よく実感するためには、頭皮環境を良いものに整えておくことが必要です。
クリニックでのケア
クリニックでは頭皮をケアするためのヘッドスパや、AGA治療薬の処方などが行われます。
M字ハゲにまで進行している場合は、プロペシアなどのフィナステリド配合の治療薬と同時にミノキシジル外用薬を使用することで治療が行われます。
ダメージを受けている頭皮の血行を改善し、十分な栄養を届けて元気な髪の毛が育つように促すことが出来ます。
また、クリニックならではの毛髪再生スマートメソを使った施術も行うと良いでしょう。
超音波をつかって育毛成分が届きやすいように調整できます。
治療の速攻効果も出るでしょう。
③全体的に進行した薄毛
全体的に薄毛が進行してしまっている場合は、治療薬だけでは改善できなくなります。
ですから、進行型の脱毛症を放置しておくことは危険なのです。
すでに髪の毛を作る毛母細胞が死んでしまっています。
ですからそんな薄毛を改善するにはもう植毛しかありません。
最先端の技術を兼ね備えた、ARTASなどによる植毛は非常に自然に仕上がるため、最終的な手段としてそのように行う人もいます。
しかし、根本的な改善方法とは言えません。
ですから薄毛は放置するのではなく、気になり始めたらすぐに、改善のための対策を実行することをお勧めします。
自宅できる薄毛改善策!育毛に有効な成分3種類
自宅で薄毛の改善を行うのであれば、治療薬の服用や、育毛剤・発毛剤などを使用することでしょう。
育毛成分が確かに配合されているものを選ぶようにしましょう。
代表的な成分は以下の3つです。
①ミノキシジル
ミノキシジルは、外用薬でも内用薬でも薄毛治療薬として使用されています。
これは発毛効果がある成分です。
血管を拡張させることで滞っている頭皮の血行を促進させて、毛根に十分な栄養がいきわたるように促すことが出来ます。
さらに毛母細胞に直接働きかけて、髪の毛の成長を促してくれるのです。
ミノキシジルを配合した育毛剤はドラッグストアなどでも売っているので、簡単に購入することが出来ます。
②フィナステリド
フィナステリドも薄毛の改善に効果的な育毛成分です。
薄毛治療薬のプロペシアにも配合されているもので、市販薬ではありません。
そのため、クリニックに行って処方してもらう必要があります。
市販薬ではないだけあって、フィナステリドはAGAの原因となる酵素の働きを抑制する強力な働きがあります。
毛を作り出す働きを妨げるジヒドロテストステロンの生成を抑制してくれるのです。
③高麗ニンジン
高麗人参も薄毛改善におすすめの有効成分です。
ホルモンバランスや毛母細胞へ直接な影響はありませんが、体を酸化させる活性酵素を抑えるという効果があります。
高麗ニンジンのエキスは、シャンプーや育毛剤に補佐的な成分としてよく配合されているものです。
薄毛改善に効果のある生活習慣6つ!
薄毛を改善するためには、育毛剤や治療薬の使用だけではなく、生活習慣の改善も必要です。
今すぐに始められる改善方法を6つご紹介します。
①食生活の見直し
まずは、食生活の見直しです。
偏食をしてはいないでしょうか?
またジャンクフードやファーストフードばかりを食べてはいないでしょうか?
薄毛を改善するには、栄養バランスのとれた食事を心がける必要があります。
血行を促進させ、毛母細胞の働きを助けるためのアミノ酸やビタミン、亜鉛などの栄養素を意識的に摂取するようにしましょう。
②良質な睡眠
睡眠時間もしっかりとりましょう。
睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が抑制されてしまい、髪の毛成長できなくなります。
また、体がストレスを感じて、血行が悪くなり、必要な栄養を毛母細胞まで届けることが出来なくなります。
睡眠不足はホルモンバランスの乱れと直結しているため、良質な睡眠をとるために意識的に行動しましょう。
寝る前は電子機器を触らず、カフェインを摂取しないようにしましょう。
③ストレス解消
ストレスは自律神経の乱れを生じさせ、血管を収縮させます。
血管が収縮すると髪の毛が成長するために必要な栄養素が細胞までいきわたらなくなってしまいます。
その結果頭皮環境が悪化し、毛母細胞が死んでしまうのです。
ストレス解消のための方法を見つけ出しましょう。
リラックスできる時間を作り出すのです。
読書やスポーツなどがおすすめです。
④シャンプー選び
シャンプーを適切に選ぶようにしましょう。
中には薄毛を助長させるような成分がたっぷり配合されているシャンプーもあります。
また肌を乾燥させたり、逆に脂漏性皮膚炎を生じさせるようなものもあります。
自分の肌の状態をよく確認し、適切なシャンプーを選ぶようにしましょう。
先ほどご紹介した育毛成分の配合されているシャンプーなどがおすすめです。
⑤適度な運動
運動不足は、血流を悪くしストレスにもつながります。
毎日の習慣に運動を取り入れましょう。
一駅歩く、階段を上る、ストレッチをする、など簡単な運動でかまいません。
体を適度に動かすことにより、血行を促進させることが出来るからです。
⑥タバコやアルコールを摂取しない
たばこやアルコールは体に悪い依存性のあるものです。
しかも、血管を収縮させたり、肝機能を低下させます。
これらは髪の毛に必要な栄養素を届かなくさせる敵です。
薄毛が気になるのであれば、早くタバコとアルコールの習慣を断つようにしましょう。
まとめ
・薄毛の初期であれば、生活改善や育毛剤などの対策で効果を得られる可能性がある。
・薄毛が進行したらクリニックでのAGA治療、植毛などの対策が必要になってくる。
薄毛を改善するにはどれほどの時間がかかるのでしょうか?
ヘアサイクルを目安に考えると半年から1年ほどかかることが予想されます。
ですから毎日地道な努力をこつこつと続けていくことが必要です。
薄毛を改善するためにできることを早いうちから始めましょう。
そうすれば、あの時やっておけばよかった、と後悔することなく、薄毛の悩みが軽減し自信を持って生活することができるでしょう。