職場の上司と合わない場合ストレスを抱えての仕事は苦痛で適切な対処法を早急にとる必要があります。
今回は合わない原因となる上司の特徴6つ&対処法3つ、ストレスを軽くする方法4つ、辞めるメリット3つ&注意点を紹介します。
目次
ストレスの原因となる上司の特徴6つ
会社という一つの組織の中にはたくさんの人たちがいます。
その人たち全員と相性が良いわけがありません。
自分と合わない人と付き合い続けるのはストレスになりますが、うまくかわしていかなければならないときもあるでしょう。
しかし、それが上司と部下の関係になると変わってきます。
上司だと自分が指示に従わなければいけない存在であり、上司が合わないと毎日の職場での生活が非常に難しくなるでしょう。
そんな原因となる上司にはどのような人たちがいるのでしょうか。
①仕事を独り占めする
一つ目の特徴は仕事を独り占めするという人たちです。
優秀な上司であれば何でも自分で仕事をこなし、問題も簡単に乗り越えてしまいます。
わからないことに結論を出すのも早いですし、部下たちに解決法を早く見出してくれるよい存在となることがあります。
しかし、その反対に優秀だからこそ仕事をすべて自分でしてしまうという人がいます。
つまり、部下がいるのに部下には仕事を振ってくれず、仕事を教えもしない、仕事を任せもしない、すべて自分で仕事をしてしまう上司がいるのです。
②能力が低い
2つ目の特徴は能力が低い上司です。
先ほど取り上げた、仕事を独り占めする上司とは正反対ですね。
上司より部下のほうが仕事をこなせることがあります。
しかし、年功序列型の会社では、年齢順の扱いになってしまいます。
能力は低いのに、的が外れた指示をあれこれと出すということがあるのです。
そんな上司のものとで働く能力が高い部下はストレスを感じてしまうことでしょう。
上司を操り人形にするか、見限ってしまうかのどちらかしかありませんね。
③体育会系のノリ
3つめの特徴は体育会系のノリで仕事をする上司です。
いわゆる熱血タイプです。
努力を異常に美化し、チームワークを大切にします。
同僚との気持ちや仕事を分け合おうとします。
この理論は間違ってはいませんが、合わない人も確かにいます。
・努力の度合いではなく効率の良さを重視する人
・苦しい思いを乗り越えるのではなく最小限の労力で成功させたい人
・助け合いと言う名の手抜きが許せない人
このようなタイプの人は、熱血タイプの上司とは馬が合わないかもしれません。
④理屈ぽい
理屈っぽい上司も、仕事をつまらなくさせてしまう上司の特徴です。
つまり、柔軟性が全くなく自分のことだけを考えている上司です。
例えば発注ミスが起こったとしましょう。
どのように対処するか、ではなく、なぜそうなったのか、自分以外のどの人がミスをしたのか、その損益を上司である自分がどうフォローするか、といった解決の仕方をしていきます。
部下に責任を擦り付け、さも自分には責任はないがフォローしてやる、という態度になります。
こうした理屈っぽい上司とうまくやっていくには、指示された内容の証拠を常に持っておく必要があります。
⑤部下の提案を聞かない
5つ目の特徴は部下の提案を聞かない上司です。
自分のプライドが高いのか、部下を信頼していないのかはその人それぞれですが、常に保守的で、新しい提案を受け入れようとしません。
仕事に対して意欲的で常に新しいアイデアを持つ部下には合わない上司になるでしょう。
こうした上司には、積極的に提案しても水の泡となってしまいます。
ですので、上司に歯向かわずに大人しくしておいて自己研磨に時間を使いましょう。
その上司が居続ける限り、きっと職場において華々しい快挙をとげることはできないでしょう。
⑥えこひいきする
6つめの特徴は、えこひいきをする上司です。
個人的な感情で部下をえこひいきしている上司とは仕事をしたくないですよね。
個人的感情ですから、仕事の成果や能力を公平に扱ってもらうことができません。
そのため同僚の中には上司の機嫌取りに時間や労力を使う人もいるでしょう。
もし敵と認定されてしまったら大変です。
しかし、自分を同じレベルに落としたくないという人にとっては大変な職場となるでしょう。
合わない上司の対処法3つ
上司と合わない故に、毎日の職場での仕事がストレスとなっているという人はたくさんいます。
しかし、どんな中でも努力して仕事を続けている人たちは本当に素晴らしいです。
そりが合わない上司がいる職場でも長く働くにはどうすればいいのでしょうか。
①すべての否定はしない
上司のすべてを否定しないようにしましょう。
上司も一人の人間です。
合わないタイプなだけでその人の人格すべてが悪いわけではありません。
その人なりの考え方や見方があるのでそれを認めましょう。
人間すべてを否定してしまうと、自分の心に余裕が無くなり、上司の行動すべてが目に付いて悪感情しか持てなくなってしまいます。
ですから、自分とは合わないな、と思っても目に見える部分で良いと思える部分を探すようにしましょう。
②苦しいときに助けてくれる人に感謝する
合わない上司と働くというのはストレスですし、苦しい状況であるといえます。
しかし、会わない上司と働くことから何かが得られると考えることもできます。
合わない上司と過ごすあなたの大変さを理解し、助けてくれる存在もできることでしょう。
上司との関係を嘆いていてばかりでは何も成長できません。
新しい人間関係で自分を磨き、その存在に感謝することは非常に大切です。
上司だけに目を留めず職場全体に、視野を広く持ちましょう。
③別の上司にアピールする
上司と合わなければ、その上司から真っ当な評価を得ることは難しいでしょう。
もしかしたら冷遇されるということも考えられます。
そのような精神的ストレスを感じながら仕事に励んでも、結果を出すことはできないでしょう。
ですから、別の上司に自分をアピールすることも考えましょう。
そうすれば今行っている仕事を評価してもらう機会も生まれることでしょう。
しかし、今の上司の面目を潰すような言動は控えましょう。
上司と合わない職場でもストレスを軽くする方法4つ
合わない上司と一緒に働くというのは大きなストレスの原因です。
上司は自分で選ぶことができないため、我慢するしかないのでしょうか?
ストレスが溜まりに溜まって、精神的にも身体的に追い込まれるなら転職を考える必要があるかもしれません。
しかし、自分の考え方次第、身の振りようでは、合わない上司がいる職場でもストレスフリーで仕事をできるようになるかもしれません。
そのための方法を4つご紹介したいと思います。
①上司の考え方を理解する
一つ目の方法は上司の考え方を理解する、というものです。
上司=悪い人間と考えるのはやめましょう。
上司の考え方、ものの見方など一人の人間の思考として認めるようにしましょう。
上司固有の考え方があることを認めて理解するよう努めましょう。
上司と合わない、と感じたときはどのようなタイミングだったのでしょうか。
入社してすぐですか?もう何年も働いたのちですか?
もしかしたらまだ上司についてよく理解できていないからかもしれません。
初めからはねつけ、避けるのではなく理解する努力も必要です。
②上司を学びの材料にする
上司を学びの材料としましょう。
自分の敵として避け続けることもできますが、それではストレスが溜まる一方です。
この上司から何を学べるだろうか…と考えることが大切です。
もしかすると反面教師になるかもしれませんし、上司のある働きは非常に勉強になるかもしれません。
業務中に「この人とは合わない」と感じることがあったとしても、その人から学べる点があるとしたら、学びの材料として尊敬できるので、そこまでストレスを感じなくなるはずです。
③正しいやり方を重視する
上司がどんな人か、上司の考え方は自分とは合わない、ということだけを考え続けないようにしましょう。
自分のやり方と上司のやり方が違う、ということはどの会社でも起こりえることです。
そのような時、自分のやり方を何があっても貫こうとするでしょうか。
上司も部下も譲らなければいつまでたっても敵対関係です。
自分の意見を押し通すよりも正しいやり方とは何か、ということを重視するようにしましょう。
上司のやり方に合わせることができるときはそうしましょう。
初心に帰れば意外とうまくやっていけるものです。
④囚われない心を作る
上司と合わない職場で働くことは、ストレスになることもありますが、学びの場となることもあります。
もしかするとその上司を今までは尊敬していたかもしれません。
ずっといい関係を保ってきていたかもしれません。
しかし、何気ない一言のせいで一変してしまうこともあります。
そのため、上司とはこういう人なんだ、という囚われた心を作らないようにしましょう。
上司がどうであるかではなく、自分自身の仕事への意欲を考えればいいのです。
上司が合わないことが原因で会社を辞めるメリット3つ
上司が合わないということは、のちのち精神的身体的なストレスになり、仕事に支障をきたすことになりかねません。
ですから、上司が合わないことを理由に転職するというのは、今の時代ある意味当たり前の行動です。
上司が理由で辞めるなんて、評判が悪くなる、弱い人みたいでなんだか嫌だ…と考えているかもしれません。
しかしそんな心配はいりません。
自らオープンにしない限り、前の会社での人間関係を転職先に知られることはないのです。
①人間関係のリセット
転職することによって人間関係をリセットすることができます。
仕事場の人間関係に疲れて仕事を辞めたり、転職することは一つの方法です。
転職することで一から人間関係を作り直すことができます。
上司や経営者を部下が変えることは絶対にできませんが、会社の中の人間関係をできるだけ良い状態に保つために努力することができます。
自分が変わるか、転職するかで、合わない上司を変えなくても快適な職場に移動できます。
②仕事がきちんと評価される
転職先では以前の会社での人間関係などは求めていません。
どんな仕事ができるのかという点を聞くはずです。
中途採用人材に関しては能力やスキルが求められています。
今の会社の上司と合わないからと言って、ずっとそこで働く必要はありません。
その上司のせいで封印していた自分のアピールポイントを、最大限生かせるようになるはずです。
今の上司から評価されていないことも、転職先でしっかり発揮して、新しい上司から高評価をもらうことができるでしょう。
③人間関係の合う職場を見つけ出す
職場の中での人間関係は、仕事の成果や効率に影響を与えます。
社風に馴染むことができればいいのですが、それが合わなければやっていけなくなるでしょう。
しかし、転職して自分に合った職場を見出すことができるかもしれません。
そして自分の仕事のスキルや効率をドンドンアップさせていくことにもつながります。
上司と合わないことが原因で転職する際の注意点3つ
上司が合わないので転職する、という皆さん。
ぜひ注意していただきたいことが3つあります。
転職という選択はあなたの人間関係において最善の結果となるはずですが、気を付けていないと自分の評価を落としてしまうことにもなるからです。
①メリット・デメリットを考える
転職することで心機一転し、新しい人間関係にリセットすることができます。
しかし、新しい職場でキャリアを一から築き、仕事を一から学びなおさなければなりません。
もしかすると転職先でも合わない上司がいるかもしれません。
そうしたデメリットとメリットの両方を分かったうえで転職するようにしましょう。
②「上司が嫌いだから辞める」はNG
辞めると決めたとき、いま勤めている会社に辞める理由を話さなければなりません。
しかしそのときにも「上司が嫌いだから辞める」とは絶対に言わないようにしましょう。
他にやりたい仕事ができた、などのポジティブな退職理由を述べるようにしましょう。
③転職面接時の退職理由の説明方法
転職面接時には退職理由を説明しなければなりません。
そのときにも上司への不満はぶちまけないようにしましょう。
新しい転職先でどのような仕事をしたいのかを伝えるようにしましょう。
不満を話すと低評価されること間違いありません。
新しい仕事への熱意や意欲を語るようにしましょう。
まとめ
・どうしても合わない上司のことが我慢できなければ辞めるのも一つの手段。
・辞める際の理由はポジティブな退職理由を述べる方が良い。
上司と合わないということは全然珍しいことではありません。
合わない上司との職場でもストレスフリーで仕事を楽しむことはできます。
しかし、どうがんばってもストレスが溜まってやっていけないのであれば、転職してしまいましょう。
精神的に病む前に決断することが大切です。