若い男性の間で「ママ活」での危険やトラブルに巻き込まれるケースがあり、やり方や注意点を把握することが大切です。
今回はママ活の意味や相場、やり方3つ、危険やトラブルの事例4つと回避方法、逮捕の可能性をまとめてみました。
ママ活の意味とは
「ママ活」とは、若い男性がデートをすることでお金をもらえる年上の女性を探すことを言います。要するに「ママのような存在の女性を探す活動」を短縮して、ママ活と言うわけです。
基本的には性的な行為は含まれませんが、そこは男と女ですから、お互いが気に入れば肉体的な関係に発展することもあります。最終的には愛人関係となる場合もあります。
また、相手と恋愛関係になることもあるので、結婚することもあります。
しかし、一般的には先に説明したように経済的な援助をしてもらうために「ママ」を探すことをママ活と言います。
基本的には、経済力の弱い10代~20代前半の男性が行うことが多いです。ちなみに、女性がデートをすることでお金をもらえる年上の男性を探すことを「パパ活」と言います。
どちらも最近流行り出した言葉ですが、昔から一定数はいましたので、「近頃の若いもんは…」と嘆くのはちょっと違うかと思います。言葉の選択の問題でしょう。
ママ活の相場とは
ママ活の相場はどの程度なのでしょうか?
デートしただけでお小遣いをもらえるのですから、それほど高くはないと思う人も多いでしょうが、実はデート(食事だけ)で5000円~1万円程度はもらえるようです。
食事なんて1時間~2時間程度なので、バイトと考えると非常に割が良いと言えます。
なぜそんなにもらえるのかと言うと、払う側からするとホストよりずっと安いからです。
また、年齢を重ねた女性は、それくらい出さないと若い子が自分と喜んで食事してくれないことくらいは知っていますので、ある程度は出してくれるわけです。
定期で月に〇〇円という約束で会っている場合もあります。その場合、1か月のお小遣いは5万円前後と言われています。この他にも食事代や家賃などを援助してくれる場合も。
誕生日ともなれば、高価なプレゼントをくれるママもいるので、他のバイトに比べるととんでもなく割が良いと言えるでしょう。
ママ活のやり方3つ
非常に魅力的に思えるママ活ですが、どのようにママ活を始めたら良いのでしょう。
まずはママを見つけなければ始めりませんよね。では、どこでママを見つければいいのか、見ていきましょう。
① 出会い系
一番ポピュラーな方法としては「出会い系」です。
最近では「マッチングアプリ」などとも言われていますが、どちらも出会うことが目的なので、同じものです。
この出会い系は大抵の場合、登録だけは無料でできるものが多いので、まずは登録してみましょう。
そして、検索機能が付いていますので、35歳以上の女性を探します。
そして、プロフィールに「若い男の子が好き」「年下の男の子と遊びたい」などと書いてある女性にメールを送ってみましょう。そういう女性はママになってくれる可能性が高いです。
最初のメールから、ママ活をやっているかやお金に困っていることを書いても構いません。いや、むしろ書くべきです。
下手に気取って「単なる年上好き」と見られてしまうと、かなり年上の女性と恋愛前提で会うことになってしまいます。ここは躊躇せずに、お金が目的だとわかるように書きましょう。
ちなみに出会い系でママを探すのであれば、絶対に自分の容姿がわかる写真は必須です。
写真もない男性にお金を払って会おうとする女性はいませんので、写真は自分がもっともカッコ良く写っている奇跡の一枚を載せておきましょう。
② SNSでママを探す
SNSでママ活をすることも可能です。
試しにTwitterで「#ママ活」と検索をかけてみてください。無数のメッセージが検索結果に出ると思います。
その中で気になった人がいれば、ダイレクトにメッセージを送るだけです。
ただ、非常に簡単で便利な反面、Twitterのアカウントはいくつでも簡単に作れるため、相手がいたずらで登録している男である可能性もあります。また、騙そうとしている業者の場合も。
そもそも「ママ」と言われる年齢の女性が、SNSを駆使して若い男の子を探そうなんて思う確率は低いでしょう。
もちろんまったくいないわけではありませんが、それほど多いとは思えません。従って、SNSで若い男の子を探しているママは本物である可能性はかなり低いと言えるのです。
もちろん、手軽なので探しても良いですが、写真などを送る際や会う時には細心の注意を払う必要があります。少しでも怪しいと感じたら、やり取り自体を止めた方が良いでしょう。
③ 少し高級なバーに通ってママを探す
3つ目はインターネットに頼らずに、自分の足で探す方法です。
近くの高級バーに足しげく通って、そこでママになってくれそうな女性を探して、仲良くなっていくのです。
当然のことながら、この方法が一番時間がかかりますし、もしかしたら1年以上通っても若い男の子を探しているママが1人もいないかもしれません。
しかし逆に言えば、自分の腕さえあれば、若い男の子を探していない年上の女性を口説いてママにすることも可能なのです。要するに、需要を自分で作り出せば良いわけです。
さすがにバーにずっと通っていれば、ある程度の年齢の女性が来ることはあるでしょう。その時に声をかけるのです。恐らく年が離れていれば、あちらは警戒することはありません。
何度も同じ店で会って、少しずつ仲良くなっていけば、他の場所で2人で会うこともそれほど難しいことではないでしょう。
ママになってくれるような女性であれば、仲良くなって「焼肉奢ってくださいよ!」なんて言えば、奢ってくれる可能性も高いのです。
2人で食事に行くのを日常にし、さらに支払いを常にあちら持ちにすることが当たり前になれば、ママになってくれる可能性は十分あるでしょう。
まずは返せるくらいのお金を貸してほしいと頼んでみましょう。そのお金がうやむやになるようなら、お小遣いをお願いすれば応じてくれるでしょう。
この方法は面倒ですが、人柄を長く観察することができるので、大ハズレをひくことがないのが良い点です。
ママ活の心構え3つ
ママ活をやる上で、1つ覚えておかないといけないことがあります。
それは「ママ活は単にお金をもらうだけではない」という事です。どんな仕事でも、お金は「自分が行ったことの対価」です。
何もしていないけどお金をもらえた!なんて楽だ!アルバイトなんかよりよっぽど効率がいい!とだけ思っているのは危険です。
ママ活でもきちんと相手を楽しませる気持ちが大切です。
ママを楽しませることができた結果、対価としてお金をもらえるわけです。要するに、仕事としてきちんとプロ意識は持ちましょうと言うことです。
何もしていないのに楽だからママ活をする、というだけだと後々の自分のためになりません。
ママ活は若いうちしかできませんし、ママと結婚でもしない限りはいつかはママと別れることになるのです。その時に仕事というものを舐めていると自分で稼ぐ力も無くなります。
ママと別れた後、一気にお金に困ることになるでしょう。
また、男としての魅力を磨くことを忘れてはいけません。
ママが自分のことをいくら気に入っているからと言っても、結局はママはドキドキ感を味わえると思ってお金を出しているわけです。
男としての魅力が無くなった時点で、お金を出す価値が無くなったと思われて縁を切られてしまうでしょう。
ママ活は基本的に、仕事として行い、自分を磨くための努力もすること。この2つは必ず守るようにしましょう。
あとは、ママとは基本的には一線を引いたほうが良いでしょう。普通の恋愛と同じようになってしまうと嫉妬心などがママにも沸いてくるので後々に面倒なことになる可能性があります。
ママ活での危険やトラブル事例4つ
ママ活には危険やトラブルはないのでしょうか?
危険も何もなく楽に稼げるならそんな良いことはありませんが、やはりママ活でも危険やトラブルはあります。
しかし、危険やトラブルの事例を事前に知っていれば防げる場合も多いので、ここではその危険やトラブルを紹介しましょう。
まず1つ目は、前述の通り、ママがあなたのことを本気で好きになってしまって、束縛がひどくなる可能性があります。
お金を払っているんだから、あなたは一生私のもの…なんて感じになるわけです。
あなたに彼女がいれば、ママ活のことをばらされる可能性もあります。また、そこから逃げようとしてもママがストーカーになってしまう恐れもあります。
2つ目は妊娠の可能性です。もしママ活で体の関係まであったとしたら、相手は女性ですので、妊娠の可能性はゼロではありません。
相手が産みたいと言ったら、あなたは立派な父親になってしまいます。
相手が妊娠したからと言って結婚しなければいけないわけではないですが、結婚してないのに子供だけ生まれるというのは、世間的に言うと褒められたことではないでしょう。
3つ目は、相手に家庭があって女性の夫にママ活がバレた場合、慰謝料を請求されるかもしれません。
ママ活していただけとも言いにくいですし、言ったとしてもママの旦那さんがそれで納得してくれる可能性は低いでしょう。
お小遣いをもらおうと思っていたのに、何百万円の慰謝料を取られてしまったのでは割に合いません。
4つ目は、ママ自体が詐欺である可能性もあるということです。
体の関係を持ってしまったことを理由に、旦那と称する男が乗り込んできて金を要求する…典型的な美人局ですが、このような被害もあることを覚えておきましょう。
ママ活での逮捕の可能性とは
ママ活で逮捕というのはあり得るのでしょうか?
結論から言えば、ママ活をして逮捕されることはありません。ただし、ママ活をしている男性側が18才未満の未成年であった場合は、ママが逮捕されることはあり得ます。
また、18才未満の子も補導されることになるでしょう。実際にそのような事件があったので、それは確実です。
ただし、お互いが成年になっている場合は、逮捕はありません。
肉体関係があれば売春だと言う人もいるかもしれませんが、このあたりはグレーなところで、あくまでお小遣いと恋愛は別だと言い張れば通ってしまうのが現状のようです。
従って、ママ活で逮捕になる例というのは18才未満の未成年が関わっていた場合に限る、と思って良さそうです。
ママ活でのトラブル回避方法4つ
ママ活のトラブル回避方法を紹介しましょう。
まずは、相手があなたのことを本気で好きになってくるパターンのトラブルの回避方法です。
これは常にそのような可能性を用心して、ママに必要以上に個人情報を与えないことです。個人情報を聞かれたら、「お互いに個人情報は触れないようにしましょう」と提案しましょう。
それでも個人情報を知りたいと聞いてくるママには毅然とした態度で断り、これ以上聞くなら会えなくなることを伝えます。
目の前のお金が欲しいのはわかりますが、後々のトラブルを考えると距離を取っておいた方が絶対に良いでしょう。
あくまでもお金で割り切った関係ですから、そのあたりはビジネスライクにしたいものです。
次に妊娠の回避方法ですが、これは簡単です。要するに体の関係を持たなければ良いのです。
ママ活は愛人とは違うので、本来は肉体関係は無しでも成立します。肉体関係を持ちたくなければ断って良いのです。
また、気が合ってこちらもその気になった場合も、必ず避妊はしましょう。
相手が家庭を持っていた場合のトラブル回避方法は、1つ目と同じで自分の個人情報は教えないことです。相手の個人情報も訊かなければ、トラブルに巻き込まれる可能性は低いでしょう。
そして、ママ自体が詐欺の回避方法ですが、こちらも肉体関係を回避することでかなりリスクは軽減できます。相手も肉体関係がなければ脅すこともできません。
もし、ママと会ったらかなりの美人で、会った当日にホテルに誘われるなどしたら美人局を疑ってください。
まとめ
今回はママ活のやり方や注意点について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
・ママ活の相場は食事だけでも1回5000円以上のお小遣いをもらえる。
・ママ活のやり方でもっともメジャーなのは出会い系。
・ママ活は危険やトラブルも少なくない。
・ママ活で逮捕されることは基本的にはないが、18歳未満がママ活をするとママが逮捕されることもある。
ママ活は決して褒められたものではありませんが、やるならママをきちんと楽しませて、きちんとした対価を得るようにしましょう。
楽そうに見えて、実はママ活はそんなに簡単なものではないかもしれません。
自分磨きを忘れないようにしましょう。そうすれば、おのずと素敵なママが見つかるでしょう。また、くれぐれもリスクやトラブルもあることを知ってから始めるようにしてください。