仕事がつらいとストレスになりがちですが原因や解消法を知ることで上手に乗り切ることが可能です。
今回は仕事でのストレスがつらい原因7つ、ストレスでつらくなりがちな人の特徴10&症状4つ、ストレス解消法15選を紹介します。
仕事でのストレスがつらい原因7つ
あるサイトが実施したアンケートによると、社会人の70パーセントを占める人たちが仕事関係でストレスを感じているようです。
あなたもその一人かもしれません。
仕事でストレスを感じているのはあなただけではありません。
日本に住むたくさんの社会人男性が、仕事に行きたくない、やめたいと毎日感じながらも体に鞭打って仕事に出かけているのです。
そうした努力が見えないところで行われていることを考えると、自分も頑張らなければ、という気持ちになるかもしれません。
しかし、そもそもなぜ、仕事上でのストレスが増えていくのでしょうか。
仕事がつらい、ストレスだ、と感じるようになる原因を7つ取り上げてみたいと思います。
①仕事の成果が出ない
まず最初に挙げられているのは仕事の成果が出ない、仕事ができないことが原因となって仕事がストレスとなっている人たちです。
ノルマがある職業ではそのノルマを全然達成できていない、言われていることが理解できなくて迷惑をかけまくっている、という意識がある人たちです。
自分の力が不足していることで、周りの人が被害を被るという現実は受け止めきれない重さがありますよね。
自分だけではなく、周りに迷惑をかけている申し訳なさは大きなストレスとなることでしょう。
②人間関係が悪い
2つ目の原因は人間関係です。
もしかすると上司とうまくいっていないのかもしれません。
同僚の中で仲間外れにされているのでしょうか。
部下が言うことを聞いてくれず仕事が前に進まないのでしょうか。
仕事場での人間関係は、人生でも、一日一日の中でも、最も共に過ごしている人たちとの関係になります。
その人間関係が悪ければ、職場に行くこと自体がおっくうに感じられるようになるでしょう。
自分のせいではなくても、自分の悪いところを責めるようになるかもしれません。
③社風が合わない
3つ目の原因は社風が合わない、というものです。
もしかすると社風が体育会系過ぎてついていけないように感じていませんか?
現場のことを全く分かっていない経営方針に、不安や怒りを感じているのでしょうか?
社風や経営方針に納得がいかないと、そこで仕事をしていくのは非常にストレスとなることでしょう。
そもそもそこが理想的で入社したのであれば、理想と現実とのギャップゆえにさらに激しく落ち込むこともあるでしょう。
④労働時間が長い
4つ目の原因は長い労働時間です。
経験値が上がるにつれ残業時間が増えるというところもありますし、新入社員だからこそ夜遅くまで仕事をしないと帰れない、ということもあるでしょう。
終電近くまで残業をして、休日にも出勤しなければならないそんな過酷な労働時間に不満を感じているのかもしれません。
体力や栄養が不足している体であればなおさら、労働時間ゆえに自分の限界を感じることもあるでしょう。
それがストレスとなってそもそも仕事に行くこと自体辛くなることでしょう。
⑤給料が低い
5番目の原因は、給料が低いことです。
同世代の就職した仲間たちと給料の話になったときに、自分が極めて低いことに気づかされることがあるでしょう。
ボーナスを出してくれない会社もあります。
労働に見合った報酬がないと仕事へのモチベーションはどんどん低下します。
どれくらい給料が欲しいのか、どれだけ頑張ってもこの会社ではその給料にはなれないのか、考えてみましょう。
転職などの選択肢が浮かんでくると余計に、今の職場で頑張り続けていく意欲が失われることでしょう。
⑥仕事がきつい
6番目の原因は仕事がきつい、というものです。
営業の数字にストレスがたまりますか?顧客とうまく話し合いが進まないでしょうか?
そもそも自分にはこの仕事は合っていなかったのでは?と考えるようになるかもしれません。
単に仕事がつらいだけなら、頑張る何らかの目標を立てればよいかもしれません。
しかし、見合った給料がもらえない、人間関係が悪い、効率が悪い仕事をやらされる、などの他の不満が重なっている場合ストレスは倍増することでしょう。
⑦自己表現ができない
7番目の原因は、職場で自己表現ができない、というものです。
人間は自分が成長していき、その過程を他の人に見てもらい、評価されることでさらに成長できるものです。
しかし、なかなかスキルが身につかず、自分が貢献できていないように感じるとストレスとなるでしょう。
この仕事をしていていったい何になるんだろう、この職場のお荷物になっているのでは、と考え始めると仕事をするのがつらくなるのもわかります。
今の環境では自分を最大限に表現できない、ということに気づくかもしれません。
仕事でのストレスでつらくなる人の特徴10
社会人になると、学生の時に感じていたストレスとは比べ物にならないほどのストレスにさらされることになります。
しかし、仕事がつらい、辞めたいと考え始める人と、楽しくつらい仕事も頑張っている人がいます。
この違いは何なのでしょうか。
これはストレス耐性です。
多くのストレスに耐える力が身についている人もいれば、少しの刺激にも耐えられない人もいます。
この個人差があるストレスの影響力ですが、ストレスを感じやすいのはどんな人なのでしょうか。
①周囲の視線が気になる
1つ目の特徴は、周囲の視線を気にする人です。
仕事中には同僚の目が、プライベートを楽しんでいるときにも周りの目が気になって十分に楽しめない、自分を出すことができない、という人がいます。
そういう場合は、いつも他人に監視されている気分になるため、どんな小さなことでもストレスを感じやすくなるのです。
長時間人の目にさらされている、という誤った自覚は精神的な病気へと人を追い込むことになります。
②神経質
2番目の特徴は神経質な人です。
周りの人に嫌われないようにしよう、という気持ちのあまり、気を遣いすぎるとストレスを感じやすくなります。
社内の環境が悪くなったり、人間関係が悪化すればすべて自分のせいだ、と思ってしまうからです。
③負けず嫌い
3番目の特徴は負けず嫌いです。
どんな仕事においても競い合おうとする人はストレスを感じやすいでしょう。
ずっと勝ち続けているのなら問題ないのですが、負けたときやミスを犯したときなどは特にそうです。
④自信がある
自分の行う仕事に自信がある人も、ストレスを感じやすいかもしれません。
仕事をミスしてしまった時、それで誰かに迷惑をかけたとき、自分の築き上げてきた自信が崩れてしまうからです。
些細なミスでも、本人にとっては致命的な大きなストレスとなります。
⑤責任感が強い
責任感が強いことは良いことですが、ストレスを受けやすい人でもあります。
自分のこと以外でも人の失敗や仕事において何でもかんでも自分が責任を持とうとするからです。
会社の中でも頼りにされ、悩みや相談を持ち掛けられてキャパオーバーしてしまうことでしょう。
⑥趣味化
仕事を趣味としてしまう人もストレスを受けやすいといえます。
仕事で重大なミスをしてしまった時、自分の楽しみとしていた仕事が失われたとき人生の目的を失うことになってしまいます。
趣味がなくなるというのは大きなストレスだからです。
⑦完璧主義
完璧主義者の人もストレスを受けやすいでしょう。
仕事へのこだわりが強ければ強いほど、その通りにできないことでストレスを感じるでしょう。
要求を満たすことができている間はいいのですが、完璧主義はよくありませんね。
⑧心配性
心配性で自信がない人はストレスを抱えやすくなります。
自分がどう見られているのか、どのように評価されているのかを過度に心配してしまいます。
その心配が余計悪い評価へとつながってしまい、ストレスは増えていくことでしょう。
⑨断れない人
断れない人はストレスをため込んでしまいやすいものです。
上司や先輩の言うことをきちんと聞くスタイルは極めて模範的です。
しかし、なんでも受け入れていると積極性がないと思われてしまうかもしれません。
自分の性格と実力の葛藤に苦しめられるかもしれません。
⑩お世話好き
お世話好きの人も優しすぎる人もストレスを感じやすい人です。
すべてを自分のせいにして責任を追い込んでしまうからです。
こうした人たちは引きこもりや精神病にもなりやすいため注意しましょう。
仕事によるストレスが原因の症状4つ
仕事がストレスと感じてしまうのはどうしようもないことですが、それを放置しておくと精神的に症状が現れ始めます。
仕事を辞めたいと思った時には、身も心もボロボロになってしまっているかもしれません。
仕事のストレスが原因でどんな症状が現れるのか4つの種類をご紹介したいと思います。
心当たりがあるならすぐに病院にかかりましょう。で
きるだけ早く対処することが必要です。
①朝刊シンドローム
1つ目は朝刊シンドロームです。
これは朝刊を読む気がしないほど気力も関心も失った状態です。
「朝はいつも朝刊を読む」という朝の生活スタイルが崩壊していることを示しています。
朝起きられない、何もする気が起きない、体がだるい、といった症状です。
②サンドイッチ症候群
2つ目はサンドイッチ症候群です。
これは中間管理職が陥りやすい精神症状といえるでしょう。
上司と部下の間に挟まれて大きなストレスを抱えることによって起こる症状です。
不安障害や神経症、そううつなどにつながることがあります。
③セルフナーバス症候群
セルフナーバス症候群は過度に評価を気にする症状です。
どう思われているのか他人の目を気にしすぎるあまり、神経過敏になってしまいます。
自分の評価や評判をこっそり聞いてほしい、という依頼を調査会社に出すほどまでになります。
④休日症候群
休日症候群は最も多いストレスの症状かもしれません。
休日の夕方になると気持ちが憂鬱になってきて、仕事に行きたくない、休みが終わってしまう、働きたくない、という気持ちになります。
それだけでなく、そもそも休日がやってくること自体が恐怖に感じたり、休日中に焦りを感じたり、イライラして落ち着かなくなります。
仕事がつらいときのストレス解消法15選
仕事のせいで不安やイライラを感じることがあるものです。
そのストレスをどのように発散していいのかわからず、溜め込んでしまっている人が大勢います。
仕事を辞める必要はないのに転職して、ずっとストレスを抱えているままの人もいます。
では、どうすれば仕事がつらいという気持ちと戦うことができるでしょう。
心を穏やかに保って辛い仕事と向き合い、ストレスフリーな生活ができるのでしょうか。
15のストレス解消法をご紹介します。
①趣味の時間を確保する
まず第一に、趣味の時間を確保しましょう。
仕事が終わったら趣味の時間を持つようにするのです。
運動でも歌うことでも寝ることでも、ゲームでも、何でもよいのです。
自分の好きなことをする時間をスケジュールに書き入れておきましょう。
②事前準備の時間をスケジュールに入れる
スマホでネットサーフィンをしたり、上司に仕事を邪魔されたり、気を散らされることが多すぎなのではないでしょうか。
仕事前に事前準備の時間を取って心を落ち着かせましょう。
スマホの電源は切り、SNSはチェックしないようにしましょう。
そうすることで少しストレスを軽減できるでしょう。
③情報選択に注力する
情報をできるだけ収集するのではなく、本当に必要な情報だけを選択することに力を注ぎましょう。
現代ではインターネットだけでも膨大な情報量がある中で生活しています。
すべての情報を網羅するのではなく、取捨選択するようにしましょう。
④助けを求めることは当たり前
自分一人で解決できる、我慢できる、と思ってはなりません。
せっかく社会の一員なのですから周りの人と助け合いましょう。
何か問題が起きたときには、遠慮せずに助けを求めるようにしましょう。
それが当たり前、と思うようにしましょう。
⑤深呼吸を日課にする
運動する時間を作るのが一番ですが、忙しすぎてその時間も取れないのであれば、深呼吸をするようにしましょう。
呼吸に全神経を集中させることでリラックスできるようになります。
⑥悩みを忘れる時間を数分でも作る
数分間でいいので、ネガティブなことを一切考えない時間を毎日儲けましょう。
今考えなければいけないことといったん距離を置きましょう。
自分の現実的な周りにあるものに意識を集中してみてください。
人や香り、声に心を集中させてみましょう。
⑦昼食時間は絶対に取る
昼食は絶対に抜かないようにしましょう。
人間にとって食事の時間はリラックスできる大切なものです。
静かでリラックスできる場所でゆっくりと昼食をとるようにしましょう。
ゆっくり食べて、おなか一杯にしてエネルギーを蓄えましょう。
⑧睡眠時間は完全にOFFにする
夜更かしがお好きでしょうか?
それならその習慣を今すぐやめて睡眠時間をしっかりとるようにしてください。
オンとオフは切り替えなければやっていけません。
きちんと寝る時間を決めて、その時間は寝ることを徹底しましょう。
⑨推測で判断しない
他人の言動から自分への評価などを推測で判断しないようにしましょう。
誤解はあらゆる問題を引き起こします。
わからないことは直接聞きましょう。
しっかり相手の目を見て、正しい情報を取り入れるようにしましょう。
⑩一つのことに集中する
脳は一度にたくさんのことをこなすことができません。
特に男性はそうです。
一度に多くのことをしなければならない、と考えるとストレスが溜まります。
一つのことだけに意識を集中して、順番に仕事を終わらせていきましょう。
それが一番効率的なやり方です。
⑪メモを取る
メモを取ることは不安解消に役立ちます。
何をするべきなのかをメモに書いておきましょう。
またスケジュールなどもメモに書いておいて、見返すことで今やらなければいけないこと、どれほど終わらせることができたのかがわかるようにしましょう。
進み具合や期限が分かり、ストレスにはならないでしょう。
⑫スケジュールはシンプルにする
スケジュールはシンプルを心がけましょう。
たくさんの予定を詰め込みすぎるとこなせなくなり、負担が大きくなります。
しなければならないことの優先順位を定めましょう。
⑬夜は単純作業をする
夜に単純作業を済ませておきましょう。
しなければならないことが多い朝にさらに仕事を詰め込むと、ストレスが溜まります。
イライラしないためにも簡単なことは夜に済ませておくのがベストです。
⑭ストレスは早めに解消する
ストレスが溜まっていることを自覚しているのであれば、すぐに解消するために行動しましょう。
イライラして不安な状態なまま仕事をしてはなりません。
失敗してさらにストレスが溜まるリスクが高まります。
心を落ち着かせましょう。
⑮視野を広げる
最終的なものですが、視野を広げるように意識しましょう。
自分の悩みは世界中にある大きなたくさんの問題と比べたら小さいものだ、と考えるようにするのです。
周りを見ることで、自分の問題を小さく思えるようになります。
まとめ
・ストレス耐性がない人は仕事でストレスを溜めやすい。
・自分なりのストレスを発散する方法を見つけるとストレスを溜めないですむ。
仕事に追われて忙しい生活を送っている現代人はみなストレスと付き合いながら生活しています。
やるべきことが多いから、人間関係でうまくやっていけないから、などたくさんの理由があります。
しかし、本当にやるべきことを見極め、本当に取り入れるべき情報のみを受け入れるようにすればかなりストレスは減ることでしょう。
仕事をストレスの原因、つらいものとみる前に、自分にできるストレス解消法を行ってみましょう。