仕事での失敗で落ち込むことは誰しもあり、謝り方や立ち直り方次第ではその後の成長や成功に繋がります。
今回は仕事で失敗やミスした時の正しい謝り方&NGな謝り方、立ち直り方8つ、落ち込む気持ちの切り替え方6つを紹介します。
仕事でミス&失敗をしたときの謝り方の手順4ステップ
仕事でミスをしてしまった!ということはないでしょうか。
一回も失敗したことがないという方はきっといないことでしょう。
仕事でミスしてしまうと少なからず落ち込むと思います。
しかし、どれだけ早く立ち直って成長するかが大切です。
仕事のミスから立ち直って、失敗を糧に成長するために何が必要でしょうか。
まずは、謝ることが必要です。
上司に謝る時どうすれば誠意が伝わるでしょうか。
仕事のミスから立ち直るためにまずは誤り方から学んでみましょう。
誠意をもって謝る
まずは誠意をもって謝ることが大前提です。
自分に過ちがあった故に失敗してしまったことを認め、謝りましょう。
言い訳や弁明をしてから謝るというものはNGで、上司を怒らせてしまうことにもなりかねません。
素直に自分が間違っていたことを認めましょう。
そして、会社や上司に迷惑をかけてしまったことを認めて謝罪しましょう。
反省していることがしっかり上司に伝わるようにしましょう。
ミスの理由を報告する
2番目に、なぜそのミスが生じてしまったのか、理由を報告しましょう。
誠意をもって謝るだけでなく、なぜその失敗したのか事の経緯を話さなければなりません。
失敗には絶対に原因があります。
もし、原因がわからなければ素直にわからないことを伝えて、一緒に考えてもらうくらいの姿勢が必要です。
ミスの原因がわかっているのであれば、それが自分にとって都合の悪いことであっても正直に報告することが大切です。
改善方法を提示する
3番目に改善方法を提示しましょう。
失敗には原因があり、その原因がなければ失敗は起こらなかったはずです。
ですから、今後どのようにしてミスを回避するのかを説明しましょう。
失敗した時にはその解決策を学んで、次の仕事に生かすことがポイントです。
改善方法が間違っているかも、などどいらない心配をする必要はありません。
その場で自分の考えで、失敗の原因を根拠に考えうるすべての改善方法を提示しましょう。
そうすることで、二度と同じミスをしないように努力しているということを、上司に知ってもらうことができます。
最後にもう一度謝る
4番目に、もう一度誠意をもって謝りましょう。
一度心から謝罪し、原因と改善方法を提示したのち、もう一度心から謝罪しましょう。
そしてしっかりと頭を下げることが大切です。
この流れで真剣に謝ることで、上司に本当に反省していることが伝わるでしょう。
もちろん失敗を繰り返さないことが必要です。
しかし、何度失敗してもこの謝り方で心を込めて反省しているなら、上司に怒鳴られて信頼を失う、という結果は避けることができます。
逆にこの謝罪の仕方で怒鳴られるとしたら、取り返しのつかない本当に大きな問題を起こしたり、上司本人の機嫌が悪い時だったという可能性があります。
仕事でミス&失敗をしたときのNGな謝り方3つ
上記で説明した通り、誠意をもって謝ることで反省の意を伝えることができると思います。
しかし、もしそうではなくNGな方法で謝罪してしまうと、さらに上司を怒らせてしまうことになります。
上司に許してもらえるどころか、これからは重要な仕事を任せてもらえなくなるでしょう。
絶対にしてはいけない謝り方を知っておくことで、その危険を避けることができます。
上司が絶対に怒り出す、NGな謝り方を3つご紹介したいと思います。
①言い訳をする
1つ目のポイントは、言い訳をするというものです。
言い訳は謝るときに絶対にしてはいけません。
言い訳から始まる謝罪の言葉は、上司の許す気を失わせ、話さえ聞く気になれなくなるかもしれません。
言い訳を考えるのではなく、どれだけ反省しているかを伝えられるようにしましょう。
もし、自分の犯した失敗に関して伝えたいこと、言い分があるかもしれません。
それでも、まずは心から謝罪して許してもらうことに力を使いましょう。
②責任転嫁する
2つ目のポイントは責任転嫁した謝り方です。
この謝り方は100パーセント許してもらえません。
自分のした失敗やミスなのに人の責任にすることは、人としてなっていませんね。
その責任を転嫁した相手には見捨てられ、上司からも呆れられることでしょう。
もちろん、自分が100パーセント悪いわけではない、という時もあるでしょう。
しかし、自分がすべての責任を負って上司に許してもらうことができたなら、同僚との関係も良い状態を保つことができ、それが一番ではないでしょうか。
③ミスを隠ぺいする
3つ目の悪いポイントは、ミスを隠ぺいすることです。
ミスをしてしまうとどうしても気づかれないよう隠したい、というのが自然な考え方かもしれません。
怒られるのは人間誰でも嫌ですよね。
しかし、その隠したミスが後からバレたらどうなるでしょうか。
自分の力だけではミスをカバーできないかもしれません。
どうしようもなくなった時には、すぐに上司に報告するようにしましょう。
ミスを隠ぺいするというのは、自分にとっても会社にとっても悪い方向に向かうだけです。
絶対にしてはいけません。
仕事での失敗&ミスからの立ち直り方8選
仕事での失敗やミスは絶対にしてしまうものです。
しかし、その時にどのような行動に出るのか、どんな考え方をするのかによってその人の本当の姿があらわになるものです。
仕事でうまくやっている人たちがどのように仕事の失敗やミスと付き合っているのか考えてみましょう。
立ち直り方には8つの方法があります。
この失敗した時の立ち直り方をぜひ真似してみましょう。
ミスをしてしまったからといってすぐに解雇されるわけでも、人生終わるわけでもありません。
いくらでもこれから立て直せるはずです。
①話を聞いてもらう
まずは、話を誰かに聞いてもらいましょう。
落ち込んだときにハイスピードで這い上がるためには、他の人に話を聞いてもらうというのが最善策です。
男女関係なく一人で問題を抱えこもうとしてしまうと、問題は悪化します。
見栄を張ろうとするのではなく、落ち込んでいることを信頼できる友達か家族に話すようにしましょう。
アドバイスや励ますのが好きな人ではなく、ただただ話を聞いてくれる人が一番いいでしょう。
②ミスの原因を追究する
2つ目の方法は、ミスの原因を追究する、というものです。
先ほど謝り方のポイントにもありましたが、ミスしたからには何らかの原因があるはずです。
ですから、次またミスしてしまわないためにも、その原因を追究するようにしましょう。
問題そのものにクヨクヨするのではなく、割り切ってポジティブな見方をしましょう。
次のことを考えて、ミスから学べることに意識を集中させるのです。
誰だって間違えるので、その失敗の原因から学ぶ姿勢を貫きましょう。
③忘れる
忘れることも大切です。
ミスの原因を考えて再発防止策を考えた後は、忘れるのです。
ミスは避けては通れないものです。
しかし、だからと言って毎回どん底まで落ち込んでしまっては何の解決にもなりません。
落ち込めば落ち込むほど仕事への意欲が失われてしまい、さらにミスが増えてしまいます。
悔しさは忘れないようにしましょう。
時間はもう戻らないのですから、プラス思考が一番です。
④思う存分落ち込む
短時間の間、思う存分落ち込むという方法もあります。
ミスをしてしまった時は落ち込むのが自然の感情です。
一旦その気持ちに任せて落ち込みましょう。
いろんなネガティブなことを考えます。泣いてもいいのです。
冷静な考えができるようになるまで、しばし落ち込むのもいいのではないでしょうか。
しかし、とことん落ち込んだ後はポジティブな思考にちゃんとチェンジするようにしましょう。
時間がたてば、落ち込んでいることの理由を考えることができるようになります。
一人では難しいときには、信頼できる仲間と一緒に次への対策を考えるとよいでしょう。
⑤心を落ち着かせる
5番目の方法は、心を落ち着かせるというものです。
失敗してしまうとずっと気持ちがモヤモヤした状態になると思います。
何が間違っていたのか、どうしてこうなったのか、どうすればよかったのか…無限に考え続けてしまうかもしれません。
しかし、いったん考えた後は落ち着くことを心がけましょう。
同じミスをしないために、気持ちを落ち着かせるためにも、参考書籍などを探してくるのはいかがでしょうか。
運動するものおすすめです。
血流が良くなるのと同時に、ネガティブな考えもどこかに行ってしまうかもしれません。
⑥頭を切り替える
6番目の方法は頭を切り替える、というものです。
ミスをしてしまうと落ち込んでずっと引きずるという人もいます。
しかし、それをずっと続けていては自分のためにもなりませんし、周りの人の迷惑になります。
気持ちを切り替えましょう。
心の傷は時間が解決してくれます。
これから挽回できるように集中力を仕事に使いましょう。
絶対に前の失敗を取り返せるチャンスがやってくると考えましょう。
そのチャンスがやってきた時にどうするかを考えるのです。
⑦余裕を作る
自分で考える時間的余裕を作ることも立ち直る良い方法です。
他人といったん距離を取りましょう。
余計な助言やアドバイスなどを受けないためです。
他人の意見で気持ちをかき乱されないように、しっかり自分の時間をとって余裕を持ちましょう。
自分ができることを見つめ直してみましょう。
「明日からはまた大丈夫、仕事ができる」と気持ちを前向きに持っていきましょう。
そうすることで、自分のペースで自分の自信を取り戻すことができるでしょう。
⑧ポジティブ思考を意識する
ポジティブ思考を意識するよう心がけましょう。
ネガティブな思考は行動までもネガティブに追い込んでしまいます。
自分がしてしまったこと、できなかったことを考えるのではなく、次できること、学べたことを思い返すようにしましょう。
今回あなたがしてしまった失敗、ミスは、今後後輩がしてしまうことかもしれません。
その時あなたは最も良いアドバイザーになることができるのです。
そう考えるとミスも悪いだけのものではないですよね。
仕事の失敗&ミスで落ち込む気持ちの切り替え方6つ
仕事でミスをしてしまった気に落ち込むのは当たり前です。
しかしそこから立ち直ることはもっとも大事です。
気持ちを切り替えて、失敗から学んだことを生かし新しい仕事への意欲を沸かせる必要があります。
そのために役に立つ考え方をご紹介しましょう。
①失敗は誰にでもある
仕事でのミスは誰にでもあることです。
あなたのミスのせいで会社の経営が傾き、つぶれてしまい、多くの社員が仕事を失うのでしょうか?
そんなことはないはずです。
関係者にきちんと謝り反省していることを伝えたら、きっと後は上司がフォローしてくれます。
上司や先輩たちもあなたと同じようなミスを何回もしてきたのです。
失敗は誰もが経験することです。
ですから、その道を通ることでもっと成長できることを忘れないようにしましょう。
②失敗は成功のもと
仕事のミスはいつか成功するための糧となります。
上司にとっても先輩にとっても、彼らの過去のミスが今の資産になっているはずです。
一度失敗してしまったことは、次から原因と解決策がわかっているものです。
どんなことをすればどんな結果になるのか、もう経験済みなのです。
ですから絶対に後々役に立ちます。
後輩がミスをしたとき全力でサポートできるでしょう。
③失敗の次にできることを考える
失敗したことだけではなく、失敗の次に何をするべきかを考えるようにしましょう。
もちろん関係者全員に深くお詫びしましょう。心から謝る必要があります。
しかし、ただ謝るだけでは先が見えません。
いつまでも謝られる側も気持ちが暗くなってしまいます。
次同じような問題が生じたときに、どのように対応できるのかを説明するようにしましょう。
原因を突き止め、経験者に意見を仰ぎ、対処法を考えましょう。
そうすれば失敗そのものではなく次からは大丈夫、という自信に変わっていくことでしょう。
④怒られるのは良いこと
ミスをすると怒られますよね。
だからと言ってミスを隠ぺいすると深刻な大問題に発展します。
大人になって上司や先輩から怒られると惨めな思いをするかもしれません。
しかし、怒られるだけ良いこと、という見方をしましょう。
怒られるということは、あなたがまた成長してくれるということを信じているからです。
こいつに入っても無駄だ、と思われていればそれほど怒られることはないでしょう。
時間がかかってもしっかり話し合うことで、あなたが次は大丈夫、と思ってくれると期待されているからこそ怒られるのです。
⑤成長ポイントにできる
ミスをすることで仕事が遅れてしまい、周りに迷惑をかけることになります。
しかし、それを糧に成長することができます。
仕事でミスをしなくなると、想定外の事態が起きたときよりも成長が緩やかになります。
いろんな状況でどのように対応するかを、失敗するたびに学ぶことができるのです。
仕事の中身を意識しなくても、勝手に体や思考が動くようになるのです。
⑥周りはそれほど気にしていない
周りに多くの迷惑をかけますが、周りもミスをたくさんしてきた人たちです。
ですから、周りの人たちはあなたのミスや失敗に関してそれほど気にしていないことがほとんどです。
あなたを故意に攻め続けることはまずないでしょう。
しかし、あなたがその失敗にどのように対処していくのかには興味があるはずです。
ですから、あなたも人からどう見られているかを過度に気にするのではなく、次の仕事に目を向けるようにしましょう。
まとめ
・仕事でミスをしたらまずは正直に責任を認めて謝ること。
・謝る時にNGな謝り方をするとさらに火に油を注ぐ結果となる。
・ミスをして謝った後は引きずらないように気持ちを切り替えることが大事。
仕事でミスをしたとし、失敗してしまった時の謝り方、立ち直り方次第であなたの本当の姿が明らかになります。
この失敗を次に生かせるでしょうか。
落ち込んでいるままでは何にもなりません。
一人でクヨクヨするのではなく、周りの人たちの力を借りてどんどん成長していきましょう。