「ぼっち」がつらい人急増中

「ぼっち」という言葉に抵抗がなくなってきている今の時代。

一人でいることがつらい、と感じる若い人たちは今とても増えています。

悩み相談サイトやTwitter上で、ぼっちであることを嘆いている言葉がよく目につきます。

そのいくつかをご紹介しましょう。

友達おらんから遠足行くか悩んでいる・・・。コミュ障ぼっちで辛い

まじで友達ほしい、休憩の時ぼっちはつらい

ぼっち弁。俺だけ一人で弁当食べるのめっちゃつらい。

今年はぼっちだなあ。つらいっていうとつらさ増すから耐えるしかないよね・・・

「ぼっち」とは？

ぼっちであることを悩んでいる人、つらくて悲惨である、と感じている人たちが増えていますが、いったい「ぼっち」とはなんなのでしょうか。

「ぼっち」を定義するように言われたときすぐに答えられる人がいるでしょうか。

一言でいえば「ぼっち」＝「ひとりぼっち」です。

つまり、親しい友達や交際相手がいないので、暇ができた時に一緒に過ごしてくれる友達がいない人のことを指しています。

「ぼっち」といえば軽く感じますが、実際は深刻に悩んでいる「ぼっち」は多いのです。

ぼっちになる原因6つ　【大学生の場合】

ぼっちになってしまうのはなぜなのでしょうか。

ぼっちになりやすい人の特徴・原因というものがあります。

ぼっちになる原因がわかっていれば、その原因を取り除くことによって、ぼっちの状況から抜け出せるかもしれません。

今回は特に、大学生活でぼっちになりやすい人の特徴、ぼっちになってしまう原因を６つご紹介したいと思います。

①性格に難あり

まず、1つ目の原因は性格に難ありだから、というものです。

第一印象は良くても長く付き合っていくうちにその人の本性、本当の性格が見えてくるようになります。

誰でも、性格が悪い人と一緒にいたいとは思わないはずです。

ですから、周りの人が遠ざかってしまう性格に何らかの難を抱えている人かもしれません。

最初は友達ができても徐々に友達が離れていってしまうのです。

そして、最終的にぼっちになってしまいます。

見た目よりも発言や言動に難ありの人程、ぼっちになりやすいのです。

②顔

２番目の理由は顔です。

これは正直どうしようもないことですが、性格が悪くなく、ファッションセンスも悪くないのに友達にしてもらえない原因は顔にあるのかもしれません。

これは外見が悪すぎるか、良すぎるかです。

イケメンすぎても同性から嫉妬の目で見られて、なかなか友達ができないかもしれません。

今の時代、顔ですべてを判断してしまうような人たちがたくさんいます。

外見がいかに人への接し方に影響を与えるのか、身にしみて感じますよね。

③猪突猛進型

３つ目の原因は猪突猛進型だから、という点です。

いったい何のこと？と思われたかもしれませんが、まるでイノシシが突進するかのような人生を送っている人のことを指しています。

自分が何をするべきなのか、何がしたいのかすでにはっきり決まっている人はこのようになります。

ある意味模範的なのですが、目標を達成するために必死に努力しているうちに友達が減っているということがあるようです。

バイトや課外活動学業に忙しすぎて、友達とどこかに行くという時間を作れないのが原因かもしれません。

④スタートが不利

編入生や浪人生などはぼっちになりやすいですね。

これはスタート地点がすでに不利だからです。

もうすでにグループが出来上がっている場合、そのグループに入るというのは非常に勇気がいることです。

しかも何年も浪人していたりしていると、年齢差によりジェネレーションギャップが生じてしまうことも。

どんなに仲良くなろうと頑張っても結局ぼっちになってしまうというパターンになります。

⑤紅一点

友達はいるけど、みんな異性。

これもぼっちになってしまう一つの原因です。

選んだ学科や研究室によっては、自分以外がみんな異性であるということもあり得ます。

そんな場合は、仲良くなれても性別の壁は越えられませんよね。

またいつも異性と一緒にいる人は、同性からすると近寄りづらく声がかけにくいものです。

ですから同性の友達ができず、異性の友達も彼氏彼女ができて離れていくと、最終的にぼっちになってしまうのです。

⑥あえてのぼっち

あえてのぼっちになっているということもあります。

まあ、そんな人はぼっちであることで悩みはしないでしょう。

大学で友達を作らなくてもそれ以外のところで自分の居場所を見つけ出し、充実しているのでしょう。

大学でみんなと仲よくしよう、友達を作って旅行に行こう、などは考えもしない、興味がないというタイプは大学ではぼっちに見えるでしょう。

ぼっちの特徴3つ

ぼっちになってしまう原因について考えてみました。性格や顔などもぼっちの原因に関係しているようです。では、ぼっちになる人の特徴をもう３つご紹介しましょう。もし自分に当てはまっているな、と感じたら今日から改善していくのはいかがでしょうか。

①目をそらす

一つ目の特徴は「人と話すときに目をそらす」というものです。

話す相手はあなたのしぐさや表情をよく見ています。

会話の際に目を合わせるのはある意味マナーです。

全く目を合わせてくれなければ、話していて楽しくないのかな、退屈なのかな、と相手は感じてしまいます。

仲良くできない人、何を考えているのかわからない人、と思われてしまうことにもなります。

本当はあなたは友達が作りたいのに、まるで友達がいらない人、ミステリアスな人であるかのように扱われてしまうことでしょう。

②受け身

いつも受け身のコミュニケーションをとっているとなかなか関係は発展しません。

これはよく恋愛関係において言われているものですが、友人関係においても同じことが言えます。

せっかく連絡先を交換しても、全くこちらから連絡しなければ友達になれないでしょう。

相手からの連絡を待ち続けていては、あっという間に疎遠になってしまいますので、自分から連絡するようにしましょう。

遊びや飲みに誘ってみるのはいかがですか。

あなたからの誘いをもしかしたら待っているかもしれませんよ。

③ぼっちのオーラ

ぼっちが好きであるというオーラを出している人もいます。

何でも一人でしようとする人、スマホやゲームをしている人、読書ばかりしている人などいつも一人で何かに集中しているには声をかけづらいものです。

周りの人は一人でいるのが好きなんだ、と勝手に思い込んでしまうでしょう。

ぼっちになりたくてそうしているのなら問題ありませんが、そうでなければ隙を作って話しかけやすい人になる方がよいでしょう。

ぼっちのあるある10選

ぼっちの人なら共感できるであろうあるある集１０選をご紹介します。

あなたもぼっちならこんな生活を送っているのではないでしょうか。

自分はぼっちではない、と思っていても、もし当てはまるエピソードがあれば要注意ですよ。

①一人でご飯を食べる

ぼっちの人に本当によく見られるのがこれ、一人でご飯を食べます。

学校の時も社会人になってからもお昼ご飯は一人で食べていますか？

周りにそのような人がいるでしょうか？

もちろん一人が好き、という人がいますが、誘われることもなく一人で食べる人はぼっちの可能性大です。

周りは友達や同僚とテーブルを囲んで楽しそうに食事をしているのに、自分だけ隅でさみしく静かにご飯を食べる…というのがぼっちあるあるですね。

②友達が少ない

２つ目は友達が少ない、というものです。

そもそもボッチの人には友達がいません。

学生として生活し、社会人になり仕事をしていれば何らかの人間関係が付きまとっています。

そのため、何かに誘われたりして交友関係は広がるはずなのですが、なぜか友達がいないのです。

これは社交的ではなく、人付き合いが苦手なぼっちの特徴が生んだ結果ではないでしょうか。

そうであれば、普段から誘ってもらえず、友達を作る機会を逃し続けているのかもしれませんね。

③読書かスマホで気を紛らわす

３つめは、ぼっちであることの寂しさを読書やスマホで紛らわす、というものです。

ぼっちであれば基本的にいつも一人です。

周りは友達や同僚としゃべっているのに自分だけ一人、つまり暇になるのです。

雑談をして時間をつぶす相手もいないので、スマホをいじったり読書をして時間をつぶし、気を紛らわそうとするのです。

これは、ぼっちの人なら本当に共感できるあるある話なのではないでしょうか。

④グループ作りで余る

学生の時からグループ作り、というのがずっとついてまわります。

そのたびに頭を抱えたくなるのが、ぼっちです。

グループやチーム作りが多い体育の授業がずっと嫌いだった、という方もいるのではないでしょうか。

普段から一人で行動していれば、グループを作らなければいけないときに誘う相手がおらず、自分も誘ってもらえない、つまり余ってしまうのです。

普段のコミュニケーションの影響力を考えさせられる場面となりますね。

⑤卒アルが真っ白

ぼっちならではの悲しいあるある、それは卒業アルバムのサイン欄が白紙である、というものです。

ほとんどの人はサイン欄にたくさんの友達や先生からいろんなメッセージを書いてもらっているはずです。

しかし、全く誰からも書いてもらっていないということは、それだけ友達が少なかったということになります。

さみしい学生生活を送ってきた、ということがわかりますね。

⑥結局一人が楽

ぼっちの年数がたてばたつほど、一人であることにさほど辛さを感じなくなってきます。

確かに他人と仲良くなりたいとも思うのです。

しかし実際は一人でいることに慣れて、一人でいることを楽に感じてしまっているのです。

コミュニケーション能力も本当はあるけど使うところもないし、無理して人と話す必要もないし、今のままでいいや、と諦めてしまっている場合もあるでしょう。

⑦休日はインドア派

ぼっちの人は友達がいませんから、休日の日もどこかに遊びに行く予定がありません。

ですから、外に出ることがあまりなく、家の中でごろごろする時間が多いことでしょう。

友達がいないのに出かけても、さみしさしか感じないからです。

家の中ならぼっちになるわけありませんから…。

行動的ではないゆえにインドア派の人がきっと多いことでしょう。

スマホいじりやネットサーフィンなどが休日の過ごし方ですね。

⑧趣味にはまる

ぼっちのひとは趣味にはまりやすい人たちです。

趣味にはまり過ぎて、他のことに力を注げなくなり、友達が減ってしまうのです。

強制されてもいないのにはまってしまった趣味は、何かを削ってでもそのために時間を使うようになります。

⑨他人と話すことに達成感

ぼっちは他人と話せただけで達成感を感じます。

生まれつき話すことが苦手、人付き合いがうまくいかないという人は話せた、ということだけで満足感を感じるのです。

もし、この自覚があるのであれば、もっと人との関わりを増やし、コミュニケーションをとる機会を持つことで、ぼっちから抜け出せるかもしれませんね。

⑩修学旅行はつらいイベント

ぼっちにとって修学旅行はつらいイベントです。

好きな者同士グループを作って自由行動する時間が、最悪なさみしい時間と化してしまうことでしょう。

普段からぼっちでいる人にとって、こうした時には友達がおらず、本当に困ってしまうことになるのです。

ぼっちにならないための対策7つ　【大学生の場合】

ぼっちにならないためにはどうすればいいのでしょうか。

７つの対策方法をご紹介いたします。

①清潔感を出す

まずは清潔感を出しましょう。

女性も男性も清潔感のある人となら話したいと思いますし、仲良くなりたいと思うものです。

ですから、まずは自分の身だしなみを整えましょう。

髪型も清潔感のある短髪にしてみるのはいかがですか？

②最初の一週間頑張る

入学時や入社時は最初の１週間が非常に重要です。

歓迎会などがたくさんあるため、それらすべてに出席して、いろんな人と話し、連絡先を交換しましょう。

そうすれば勝手に友達が増えていきます。

また、サークルに入るようにしましょう。

共通点を持つ友達ができれば、間違いなくぼっち生活とおさらばできます。

③開き直る

ぼっちになることをつらいと一人で悩むのではなく、開き直ってしまうこともよいでしょう。

すべての授業、すべての生活のシーンにおいて一人ではないということは無理です。

一時的にぼっちになってしまうことはどんな人でもあるものです。

ですから開き直って、自分は自由に動けるんだ、と思うこともいい方法になりますよ。

④SNSを活用する

SNSを活用して、あらかじめ仲のいい友達を作っておくこともよいでしょう。

個別にやり取りをしておいたり、懇談会などの企画に参加して顔見知りを作っておくと、入学、入社の時にぼっちにならなくて済みます。

⑤自然な話題で話しかける

友達を作るためには自然な話題で話しかけるのが一番です。

友達を作る方法がわからないという人がいるかもしれません。

次の授業がある場所を聞くだけでもいいのです。

いきなりプライベートなことを聞くと引かれますので、あくまでも自然な内容で。

⑥共通点のある人に近づく

周りにいる人の中で共通点のある人を探しましょう。

自分に似ている人がいれば話が盛り上がる可能性も高まります。

その方法の一つとしてサークルに入るというものがあります。

自分の気になるサークルに入れば、その共通点で友達を作ることができるでしょう。

⑦無理をしない

ぼっちなのが嫌だからと言って、友達を作るために無理をしてはいけません。

友達を作るために自分のキャラを作っても、いつか化けの皮ははがされてしまいます。

無理をして作った友達とは長続きしないでしょう。

本当に仲良くなれそうな人と友達になりましょう。

まとめ

ぼっちはせっかくの学生生活、仕事場での生活を悲惨なものにしてしまいます。

もともとぼっちが好きな人はともかく、友達が欲しいのにできない人は、今回ご紹介した７つの対策法をぜひお試しください。